証明001

「証明001」

甘い果実の二割引
声と音と神聖なる人々が
笑い泣き怒り哀しむ
全ては小さな島から
いずれは大きな時となり
やがて奏でられた旋律は
喜びの唄になるだろう
剥き出しのコンクリートを
寒々しく感じるのも
隣家の庭に生い茂る芝生を知るからで
何も知らない小さな命は
真実を比べて評価しない
感じるのだ感性で
受け止めるだけで何もしない
それが全てでそれ以上を求めない
息をするから死ぬ理由を尋ねても
老いで若返る秘術を思い立っても
ただ闇雲に乳房を捜し
時が経てば忘れてしまう
デリンジャーの引き鉄を弾け
散々たるちりとりを恨め
少なくとも蛾が飛ぶ夜に
明かりを燈す意味を
考え空が白む様を見ることはなくなるだろう


スレNO.26
レスNO.206
投稿者: 抑揚 ◆YqmVtwkwAs
ID:8kznIgba



この作品への批評

273 :清掃局の者 ◆6P3vWUZtcI :2005/05/09(月) 22:53:07 ID:CkGBLijr
(前略)
>206
B-
俺は言葉に無駄が多いと言う。
あなたはそれでも良いと思う。
それで良いんでないかい?立派な詩だよ。これは作者のファンファーレだよ。
「受け止めるだけで何もしない 」って素晴らしさを謳ってるのか?そう勝手に俺は解釈。
相変わらず好悪が入り乱れていると感じたけど、それを振り払って進んでゆくのが素敵だった。
(以下略)
2005年10月08日(土) 19:26:50 Modified by hon_gwhnf6




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