無題 ikaika

238 :ikaika ◆YffIGX9Bno :04/12/18 05:11:41 ID:aXqoloEO
愛を身ごもったまま死んでいった
ライオンがある日
天国から風船をいっぱいつけて降りてきたんだ
僕はそれを見上げて
必死にスケッチしようとした
でもうまく書けなくて
そうしてる間にライオンは僕に
「こんにちわ 人間さん」って
日本語で挨拶をしてきた

それどころか僕にさ
今身ごもってる子供の面倒をみてくっれいうんだ
しかたないから僕はそのライオンの子供の面倒を見ることにした
その子が大きくなる前にそのライオンは
また風船いっぱいつけて空へ帰って行ったよ

僕はその姿を必死に散文詩にしようとした
でも書き上げた散文詩には風船とライオンの絵しかなかったよ
そうしてる間にライオンは空高く昇ってしまって
手を振っている

彼女が残していった子供は
今路地裏で9回の裏
ツーアウト満塁のバッタボックスに立っている


239 :ikaika ◆YffIGX9Bno :04/12/18 05:13:08 ID:aXqoloEO
>238
バッターボックスな。


307 :号泣市 ◆v7WfAqqSvk :04/12/19 01:45:36 ID:1KcdY7dY
(中略)
B-
おまいの詩は本当に解りにくい
いやそもそも、解る必要などあるのだろうか、それすらも解らなくなる
「ライオン」に一体何を仮託しているのか、多様な可能性に溢れまくってしまっている
から本当に困るのだ。俺なんぞが評価しようとするのがそもそもの間違いだ。
だが、そんな俺でもこの散文詩が完璧に近い構成をされているのは解るし、
何故極めて明確な言葉だけでこの様な世界を表現できるのか、もう宇宙だね
ネオユニヴァースだねってことで、サンクス、バイバイ。
2005年11月03日(木) 00:28:30 Modified by shi44




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