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事件と生理は忘れた頃訪れる。




その日、駅前のファンシーショップの店先に、憂いのある視線を泳がせた川嶋亜美。
別にいい大学を目指す必要もない亜美は、三年のこの時期になっても余裕をぶちかましていたのだが、
流石に奈々子も麻耶も、亜美と一緒になって遊んでいられる状態ではなかったので、仕事の無いこんな日は暇を持て余していた。
特に何か用があるわけでもなく、何となく送った視線だったが、それがピタリと止まった。
亜美の視線の先にあったのは…
黄色いもこもこした不思議生物のぬいぐるみ。
黒いリボンで結わえられた黄色いツインテールと、つぶらな?白目。
「………かっ、かわいい〜♪♪」
驚いたことにその不思議生物は、川嶋亜美のハートをがっちりゲットした。

抱き上げ、もふもふとした感触を味わう亜美。
小さな手らしき部分を掴んではバンザイさせてみたり、頭を撫でてみたり…
大橋駅から2駅離れた街角ということもあってか、亜美はすっかり油断して、実に無邪気にぬいぐるみで遊んでいた…。

しかし…

「むむ、みのりんレーダーに感! 左前方200nmに美少女発見!」
「おお。でかしたみのりん!」
「…陸上なのになんでノーチカルマイルなんだよ…。」
「いやいや、高須、航空機ならば陸上でもノーチカルマイルを使う。あながち間違いとも言い切れんぞ。」
「…いや、飛んでねーし。 って、あれ、川嶋か?」

「こんな所でなにやってるんだろ、あーみん。」
「…なんだかぬいぐるみで遊んでるように見えるわ。」
「うむ。たしかにそのようだな。 亜美にしては珍しい。」
「うおぉーーい、あーみーん。」
ぶんぶんと手を振って声を掛ける実乃梨。
だが、びくりと肩を震わせた亜美は、そのまま動かなくなった。
「あ。 固まった。」
とたとたと近づく4人、あと5,6歩というところで、亜美はおもむろにぬいぐるみを棚に置くと…
しゃらーーーん、という効果音と星がキラキラちりばめられそうな感じに髪をなびかせ、流し目をくれる。
「「「おおおお。」」」「………」
その美しい所作に目を奪われ感心する2人の女と1人の男。 そしてもう一人、呆れる男。
そんな彼らを尻目に、亜美はモデル歩きで数歩あるくと……… 脱兎の如く走り出した。
「あ、逃げた。」
「大河!追いかけてしょっぴくぜぃ! ついてきな!!」
「がってんだ! みのりん親分!」
「うおぉぉぉ!」

「まてまて、あーみーん……」
「ちょ、こっちくんなーーーーー………」

「むう。 行ってしまったな高須。 どれ、俺達も追いかけるとするか! ははははははははははっ。」
「お、おい待てよ北村! って、いっちまった……なんだかなぁ……。」

******

「ぜい…ぜい…ぜい…」
「な、なんとか逃げ切った…  それにしても、なんでよりによってあんな恥ずかしい所に…… あーもう!最低!」
逃げ込んだ小売店のトイレ。 ふと鏡を見るとバサバサに髪が乱れていた。
亜美は髪を整え、乱れた服を整えて、鏡に向き直る。

「…うん。 よし!」
「亜美ちゃん、今日も可愛い♪♪」

            〜 亜美ちゃんの平凡な一日 〜                            どっとはらい。



58 名無しさん@ピンキー sage 2010/06/05(土) 00:13:44 ID:iPpXJzFq
いじょ。

ところで、モラトリアムでまったりって…
いったいどんなのなんだーーーw 抽象的過ぎて難易度高杉ww

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