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161 名無しさん@ピンキー sage 2010/04/14(水) 18:24:03 ID:OmInQujd





手乗りタイガー。それが私の学校での仇名。

別に私はその仇名を好きでも何でも無かった。むしろ嫌い。

虎の英語読みを連想させるような名前と、私の…認めたくないけど、小さい身長。

別にそれだけで手乗りタイガーなんて言う、ふざけた仇名が付いた訳じゃないらしい。

入学したての時の私に、見た目だけで発情した犬どもが、告白してきて、片っ端からぶん殴ってやったら、気づいたらそんな仇名が付いてた。

ほんと、冗談じゃなかった。

けど、最近はその仇名が嫌いじゃ無くなった。

*****


大橋高校の二大番長。

片方は……考えただけでも腹が鳴るけど、私らしい。

そして、もう1人の番長は高須竜児。

そいつと始めて会ったのは、2年生に進学した日のことだ。

出会い頭に、拍手を打って手乗りタイガーと言いやがったわ。だから私は言い切る瞬間にぶん殴ってやった。

HRが終わって、クラスのやつらがいなくなってから、私はきっ…北村君の鞄に、らっ…らぶ…らぶれたーを入れたのよ。

けどあの時の私は馬鹿だったわ……何でちゃんと鞄を北村君の物と確認をしなかったのかしら……

鞄にラブレターを入れた瞬間に、教室の引き戸が開いたわ……。

私はびっくりして掃除用具入れに飛び込んだわ。けど思いっきり飛び込んだ所為か、掃除用具入れが倒れてそのまま転がり出ちゃったのよ。


引き戸を開いたのは竜児だったわ。竜児は私の事を見なかった事にしたかったみたいで、「さあ、鞄鞄」とか何とか言って、鞄を取りに行ったわ。

正直口封じでもしてやろうかと思ってたけど、あいつが持った鞄を見た瞬間にそんな気は失せたわね。だってあいつが持った鞄は私がラブレターを入れた鞄だったんだもん。

えっ…なんで?

そんなことを思った瞬間に私の体は、動いたわ。

鞄を取り返さなきゃ!

唯ひたすらに鞄を引っ張り続けたわ。あいつが「これは、俺の鞄だ!」って言われるまではね……。

言われた瞬間、私の頭の中は真っ白になったわ。ついでにくしゃみも出た。

そのおかげで、鞄を放していたわ。

私は馬鹿!っといって、教室を出た。

ああ……どうしよう?あれを見られたら死ぬしかない……でも死にたくない……どうしよう?

そして考えたの、どうすればいいのかを……簡単にその答えは出た。

そう!闇討ちを掛けるのよ!木刀で頭を引っぱたけば、今日の記憶ぐらい無くなるでしょう!

うん!凄く良い考え!今日実行しよう!

幸いあいつの自宅を私は知っている。なにせ、あいつの家は私の家の隣のボッロいアパートなんだもん。

ふふっ♪そうね…決行は早朝の3時位で良いかしらね?その時間なら流石に寝てるでしょうしね。

必ず成功させなきゃ!今日の…明日のために帰ったらすぐ寝よう!



ピピピピピピピピピ……

「んん〜」

今の時間は……

AM:3時

よし!丁度良い時間だわ!

私は愛用の木刀を持ってあいつの家のベランダに飛び移り、鍵の近くのガラスを割り、部屋に忍び込んだ。


スッ…


襖を開ける音がした。

やばいっ!

ガラスを割った音にきづいたのか、あいつがおきてきた。

私は咄嗟に身を隠そうとしたけど、隠れられそうなところも無かったから、そーっと、あいつの後ろに回ってやった。

そんで、思いっきり振りかぶって、木刀を振り落としたんだけど、転んで当たらなかった。ちっ…

あいつは部屋の電気をつけた。

またくしゃみが出た…。

ティッシュ…無いわね…仕方ないから近くにあった服でふいてやった。あいつはなんだか怒ってたけど……


ぶんっ!ぶんっ!ぶんっ!


縦振り…横振り…突き…どれも当たらない…

むかつく…いくら振っても当たらない…心なしかふらふらして来たし…

これで止めだー!

見たいな気持ちでいたらいろいろ喋っちゃった。

とうとう壁際まで追い詰めたわ…いあままでのよりもきついのをお見舞いしてやろうと思ったら、「あの手紙…中身が入ってなかったんだあぁぁぁぁ!」

言われた瞬間、力が抜けたわ。おなかもなった…

そんで倒れた。あいつは「待ってろ」って言って、お腹すいて倒れた私のために、あいつは炒飯を作ってくれた。



私のために。



その炒飯の味は、今まで食べてきたどんな料理よりもおいしかった。

私が北村君のことをすっ…好きだっっていったら、その…手伝ってくれるって言ってくれた。ん?言わせたのかしら?



結局、竜児の家を出たのはAM:4時だった。



朝起きてすぐに、私は竜児の携帯に電話を掛けたんだけど、私はあいつが来る頃には寝てた。

カチャカチャ聞こえるから、起きた。

枕を抱えて台所のドアを開けたら、良い匂いがしてきた。

いつもの様に、何かが腐ったような匂いがしなかった。

部屋も綺麗になっていた。テーブルの上には美味しそうなご飯が用意されていた。

私はびっくりして、そのまま竜児に話しかけられるまで放心してしまった。

うれしくて、つい意地を張った言い方をしちゃった。けど竜児は気にしないと思う。

やっぱり竜児の作ったご飯は美味しかった。


それから、色々頑張って作戦とか立てたりしたんだけど、まったく成功しなかったわ。

ああ、1回成功したわね。ただ木原だっけ?まあどうでもいいけど。そいつには生贄になって貰ったわ。ふん、北村君とパスするなんて、あと100年早いわ!

けどその1回からどんどん失敗が増えて言ったわね。



極め付けはクッキー作戦ね。けど後悔はしてないわ。



あの時は間違えて、クッキーと入れ忘れた手紙の中身一緒に渡しちゃったんだもん。包装紙として……

あれは流石にやばっかったわ。

ただ、幸い手紙(?)の内容が、校舎裏に来て欲しいだからまだ弁解の余地があったんだけど(普通は無いけど……)、私は勢いのまま告白して振られたわ……。

それで心配してみてたのか、竜児が階段のところから出てきた。

竜児は私の手の平の上にあった、クッキーの袋を取った。

さっき振られたときに、これは受け取れないって言って、北村君が返して行ったのだ。

竜児は1枚袋から取り出して、それを食べた。飲み込んでから竜児は「次は必ず食わしてやろうな」そう言った。


けど私は怖かった……振られるのが……

だから「きっと無「俺は竜だ」え?」

「竜は昔から虎と並び立つ物だと言われてる。だから並び立っているはずの虎が怪我をしていたら、治してやるのは竜の仕事じゃないのか?」

「俺はまだ竜には成れてないかもしれない。けど、怪我した虎を奮い立たせることぐらいはできる。」

「大河、俺は竜として、お前を支え続けてやる」


うれしかった


すごくうれしかった


私は返事の変わりに、蹴りをくれてやった。

この時の蹴りは唯の照れ隠し。多分竜児もそれを分かってる。

私は足を抱えて悶絶してる竜児を放って、昇降口まで歩いてく。

私は竜児から見えないことを確認してから、顔を綻ばせた。



*****



支えてくれる人がいる。

一緒に居てくれる人がいる

少し前…竜児の家でご飯を食べたりするより前は、すごく寂しかった。

「ただいま…」響くのは私の声だけで、返事は返ってこなかった。

けど、今は違う

「ただいま!」そういうと返事が返ってくる。竜児の家はあたたかい……。とても…とてもあたたかい。


竜児があのときに言った竜が虎を支えてやるって言葉。




ちゃんと……守れてるからね。



                   〜おわり〜



168 名無しさん@ピンキー sage 2010/04/14(水) 18:33:43 ID:OmInQujd

終わりです。

続くかもしれないです。

書くなら今度はほかの人の視点で書きたいです

感想を聞かせてもらえたらうれしいです


159 名無しさん@ピンキー sage 2010/04/14(水) 18:21:02 ID:OmInQujd
大河×竜児を投下してみたいと思います。

エロはなしです。

苦手な方はスルーでお願いします。

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