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けいとらっ!Fパート◆9VH6xuHQDo

んんっ…実乃梨は息が苦しかった。竜児はキスを続けている。舌を絡めてくる。
でも、キスが嫌と思われたくない…。んっふっ、なんとか呼吸し、キスをし続ける。
あんっ、声が漏れ、唇が離れる。竜児が実乃梨の胸を触って来たからだ。
自分で触っても何ともないのに、竜児に触られると…敏感になる…あんっ、あはっ、
…はっ、恥ずかしいっ…でも…もっと…触って欲しい…
「竜児くん…もっ…」
危うく実乃梨は求めてしまう所だった…初めてなのに…わたしってエロいのかな?
「実乃梨…直接…触りてえ」
竜児は背中から侵入してきた。触られる場所に電気が走る。あっ、反応する。
実乃梨の首に、竜児は吸い付く。そんな事された事ない実乃梨は、カラダを収縮する。
んっ!と…溶けそう…なんでこんなに…竜児くんっ…感じちゃ…の?…あふっ…
竜児の指がブラジャーのホックに辿り着く…ああっ、わたし…ヤラれるんだ…そう思う。
しかしよく考えたら汚い。竜児くんじゃなくて、わたし。やばい。臭いかも。
ソフトの練習終わって、軽くシャワー浴びただけだった。我に返る。

「あっ、ねえ竜児くん、わたしシャワー浴びたいんだっ、あんっ!ちょっ、うふっ」
ホックを外した竜児は、胸の先端に触れていた。快感に、カラダの制御が出来ない。
理性は、なんとか快感に打ち勝ち、竜児を実乃梨のカラダから、ひっぺがした。

「おねがい、竜児くんっ、初めてなのっ、せめて…シャワー浴びさせてほしいのっ!」
おうっ、すまん…竜児は冷静さを取り戻したかに見えたが…
「じゃあ、実乃梨。…いっしょに入ろう」
絶対言うと思った…

***

「うわ〜、急げ、急げっ」
実乃梨は急いでいる。あと3分後に、竜児がバスルームに入ってくるからだ。
こんな風になるなら、合宿先のペンションでちゃんと髪の毛洗うんだった。
調子に乗って、ヘッドスライディングとかしちゃうし…あと臭いそうな所…
あっ、ここ…すげー濡れてるし…う〜っ恥ずかし〜っ…実乃梨は洗い始めた。
「実乃梨っ、入ってもいいか?」
「え?マジ?わわわ、わたし裸なんだけど…あっ、電気!電気消して!プリーズっ!」
「電気?…いやだ」
「だめーーっ!消して消して!グハーーーッ!でんこチャーーン!!」
…わかった…消す。やっと了解した竜児はパチッと明かりを消してくれた。
「おうっ、暗いな。実乃梨っどこだ?」
「うん。わたしは湯船。竜児くんも洗う?…そうだっ!背中流してあげるよっ!カマン!」
見えないから安心したのか、全裸の実乃梨は、全裸の竜児の後ろにひざまずく。
「ゴシゴシゴシっと…へえ広いね。男の人の背中って。ゴシゴシゴシッ〜、痛くない?」
「おうっ、丁度いい…実乃梨っ…また直球投げていいか?」
「…いいよっ、なーに?カマン!」
「おっぱいで…背中洗って欲しい」
「え?おっぱい?おっぱいで?あーあーあーっ!!…想像だけでヤバい気がしますが…」
「…やっぱダメか?」
え〜っ、風俗っぽい…っといいつつ、実乃梨は承諾…竜児くん…エロい…いいけど…ね…
ボディシャンプーを胸に付け、泡立てる。竜児の背中と、実乃梨の乳房が、触れる。
ぬるりという感触、なんともいえない感触。実乃梨は乳房で背中をまさぐりはじめる。
快感に頭が沸騰する。これは…想像以上に…ヤバい…、実乃梨は竜児に奉仕を続ける。
「実乃梨っ、キスしてえ…」
竜児は正面を向いて、抱きしめてきた。実乃梨のやわらかい乳房が竜児の胸板に触れる。
押しつぶされる。そして…竜児自身が…接触してくる。その熱さに実乃梨は驚く。
実乃梨の指先は、知らぬ間にその熱いモノを握っていた。堅い…、想像より…太い…
「おうっ、そこ…はあはあ…」
やっぱり気持ちいいんだ…実乃梨は、ヌルヌルの手で擦る。竜児の実乃梨を抱く力が強くなる。
はうっ…実乃梨は背中に爪を立てられたが…痛くはなかった。竜児は射精した。

「なんか…すまねえっ」
よく考えたら竜児は初めてだ。実乃梨もそうだ。おっぱいで背中を洗わせる…
いくらなんでもやりすぎだった。もっと、普通に実乃梨を愛さなくては…
ボディーシャンプーを流し、ふたりはバスルームを出る。お互いの身体を拭く。
「実乃梨…ベッドまで運ぶな」
竜児はふわりと抱き上げる。うわっと驚く実乃梨。見つめ合う視線が近い。
ベッドルームの、微かな明かりだけを頼りに、お互いの表情を確認する。
実乃梨は竜児の首筋に手をまわす。
「おねがい、竜児くん…」
目を瞑る実乃梨。しかし竜児は卵のようなおでこにキスをした。
唇を持て余した実乃梨は、竜児の頬にキスをする。
微笑む竜児は、ゆっくりと実乃梨をベッドへ導く。

竜児に抱かれ、空中を浮遊する実乃梨が呟く。 
…リテ・ラトバリタ・ウルス…アリアロス・バル・ネトリール…
天空のお姫様になった実乃梨。その呪文で、竜児のロボット兵を、起動させる。

***

竜児は、ベッドに横たわる実乃梨の髮を優しく撫でた。
こみ上げる愛情を、無垢な実乃梨を汚したい激情を、必至に抑えている。
「竜児くん、恥ずかしい…あまり見ないで…」
どこが恥ずかしいのか?こんなに可愛いらしく、いじらしく、可憐で愛しい実乃梨が…
実乃梨の形の良い乳房に、竜児の指先が埋まる。
そして、円を描くように、揉み上げる。先端を隆起させ、竜児は吸いついた。

あはん…我慢していた声が漏れる。竜児の舌先は、実乃梨の胸の谷間へ移動。
少し汗の味がする。そして、胸の谷間から、曲線を確かめるよう下降する。
縦長のヘソ。そして、柔らかな茂みに辿り着く。

「竜児くん…汚いよ…そんな…」
実乃梨の忠告も虚しく、竜児は、さらに深層部に迫る。
ペチャ…二人の吐息しか聞こえない沈黙の空間に、妖艶な音が響く。
「んっ…んはああっ、おかしくなっちゃうっ」
実乃梨は、竜児の髪を掴んだ。痙攣を起こしたみたいに、反応がとまらない。
そんな中、竜児は、少し冷静だった。悦びの吐息が漏れる箇所を、探っているのだ。
そして、見つける。
「あっ、あん、あん、あん…いやっ、あはっ…んっんっ…」
その場所は、どんどん潤沢になる。竜児は、それを舌で拭うが、追いつかない。そして…
「はあんっ!いっ…ちゃうっ」
実乃梨は、絶頂を迎える。

実乃梨は、頭の中が、ハートで一杯になって、パンクしそうだった。
竜児の全てが愛おしくなっていた。心臓がドキドキして、カラダ中がジンジンする。
わずかな理性が問い掛ける…愛しい竜児とはいえ、無防備なわたしを晒してしまった。
羞恥心…いや、相手は竜児…でも…だから…責任取ってもらいたい…な…
「実乃梨…流れで、こうなっちまったけど…俺…責任取るから」
その一言で、実乃梨のわずかな理性は脆くも崩れ去る。
「うん、竜児くん。わたし…竜児くんのお嫁さんになりたいっ!だからっ」
もういいんだ。実乃梨は、最後の鍵を開け放つ覚悟をする。全てを捧げる覚悟をする。
竜児に抱き付き、想うがままに口づけをする。本能が解き放たれ、野性になる、
激しい愛に、竜児は答えてくれる。大丈夫。竜児なら…実乃梨は、竜児を、求める。
「セックスして…」

***

「実乃梨…真っ直ぐで、正直で、諦めなければ…
 俺たちはずっと一緒だ…セックスはその誓いの儀式だ」
満ち足りた表情になる実乃梨…この愛しい恋人と、竜児はひとつになりたいと思った。
「竜児くん、大好き」
横たわる実乃梨は、両手を広げ、竜児を誘う。
自然な流れで、竜児は、実乃梨の胸に吸い込まれる。
そして、熱いキスをする。むさぼるような行為に、ふたりの交差する言葉は、
大好きから、愛してるに変わっていく。
「実乃梨…愛してる…」
何度も交わしたキスを再び交わし、竜児は、自分の先端を、実乃梨の下腹部を這うようになぞる。
その先端は、いちばん潤う実乃梨の入口で、一旦止まった。
「…ここ…か?」
「…うん…」
角度を探り、ある角度で、竜児は実乃梨に、挿入っていった。
「!!」
痛みが走るっ、しかし…我慢出来る程度だ。竜児が動き出す。
「痛っ、ねえっ、せめてゆっくりっ、おねがい」
「すまねえ…」
「竜児くん…あやまらないで…わたしこそ、ゴメン…」
ただ、竜児は充分だった。敏感なのは、竜児も一緒だった。実乃梨の中は、熱く、
溢れた粘液が竜児を締め付ける。
「こっ、こんなに…くう…実乃梨…実乃梨…はあ、はあ、実っ…」
実乃梨は名を呼ばれる都度、うなづく。竜児を、恋人を確認するように。
わたし…スゴい事…しているんだ…こんな…竜児くん…悦んで…
「…はあっ、はあっ、りゅっ、はあっ、じぃ、くふんっ…」
竜児にしがみつく実乃梨。竜児の腰が速い。痛みを堪える…やがて…
「おうっ」
誓いの儀式が終わる。

「うっわあああ!キレーイっ!竜児くんっ、宇宙旅行してるみたいだね〜。」
ホテルのベッドルームには、プラネタリウムが設置されている。
実乃梨は夜空が好きなんだそうだが、逆に嫌いなモノは何だろうか…
「そういえば、プラネタリウムって曲やるじゃん。ドラマの主題歌だったよね?」
「…知らねえ。そうなのか?」
「そうだよっ、キャットストリート。原作、花より男子の神尾葉子だよ?」
「花より団子…ことわざ…と違うのか?」
「んも〜っ、竜児くんの世間知らずっ…うふっ、チミは教え甲斐があるのぉ」
苦笑する竜児。写し出された夜空に、光が横切る。消えた。
「おうっ、流れ星!本物みたいだな…すげえ」
竜児は実乃梨を腕まくらしているのだが、実乃梨はたまに、竜児の臭いを嗅ぐ。
特に脇の下とか、かなり恥ずかしいが、竜児は何も言わなかった。
「ねえ竜児くんっ、あれが射手座。ほら、天の川の所。そそ。射手座の矢が、
 蠍座の方向いてるでしょ?蠍の心臓狙ってるの。心臓がアンタレスーって星。
 あっ、その真上にベガ!七夕の織姫星ねっ、彦星は分る?あれあれ。
 わし座のアルタイル…あっ、わし座って言ったら、もちろん、…魔鈴だよねっ?
 イーグルトゥフラーッシュ!!」
と叫んで、実乃梨は掛け布団を蹴り飛ばしてしまった。
裸のふたりは、クーラーの寒さに飛び起きる。無事掛け布団を回収する。
「えへっ、ごめんよっ、竜児くん」
「いいさ。そういう実乃梨が、俺は好きだ」
ほんと?  おうっ!
ほんとに? おうっ!
大和煮?  缶詰だろ…
ファンジニ?韓国ドラマだろ…
じゃあ…

…そうやって、ふたりは眠りについた…

「実乃梨っ、おつかれっ、着いたぞ」
バイクは櫛枝家に到着。実乃梨はヘルメットを取る。
「竜児くんっ、バイクの免許取りなよっ!ナイスライディングだったぜっ」
そうだな…と、同意をする竜児だったが、今この時でさえ、はたから見れば、うおらあああっ!
てめえら気合い入れろォっ!今日は青空集会っ!マッポなんざ、仏恥義理じゃあああっ!!…
と、伝説の総長に見えてしまうのだ。前向きに考えるだけにしておいた。

「帰るの?ケロケロ…」
実乃梨は寂しそうだ。…かわいい…
「一旦帰る。北村にバイク返さねえといけねえし…そんな顔すんなよっ、実乃梨…」

竜児は実乃梨を抱き寄せて、キスをする。
ちょっとのつもりが、名残惜しく…数分経過…そして…

「…嘘だと言ってよ…バーニィ…」
そこには、甲子園に行く前に、支度しに来た弟みどり…だけならまだ良かったが、
お父さん、お母さん、おじさん、おばさん、おばあさん、いとこ、はとこ、みどりの友人、
その他大勢…がいた。ざっと数えて20人程度。そして、その40の瞳は、櫛枝家の玄関で、
熱〜い…舌まで…キスをしている竜児と実乃梨を凝視していたのだった。
そういえば…今朝は、月曜日。家族が帰宅してくる日だった。
この世の終わりかと思ったのか、完全に故障した実乃梨。煙が出ているように見える…
「おうっ」
竜児は昨日、実乃梨に誓った。俺は責任を取ると。つまり、そういう事だ。

「あ…あの、俺!高須竜児と申します。実乃梨さんをっ、僕にくださいっ!!!」

土下座をする竜児。その隣にへなっと座り込む実乃梨。顔を見合わせる両親。
実乃梨の18年を知っている父親は、娘の選んだ男のにフッと苦笑。ゆっくり
父親は竜児の目線まで降りて来た。

「こんな娘でよければ…よろしく。高須くん」

数秒後、櫛枝家の周囲500mに、大歓声が響いた。

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