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耳かき 奈々子 sage New! 2009/09/29(火) 03:09:53 ID:dRDmzxKK


 奈々子の内側、軟らかい肉の壁を竜児は丁寧になぞっていく。最初は入り口の近くの
浅いところから。かき回すように満遍なく壁をなぞりながら、徐々に奥へ奥へと竜児は
侵入していく。
 ぞくぞくとした、これまでに味わったことの無い感触が身体の内側から伝わってきて
奈々子の肩が震えた。撓わな胸のふくらみがそれにつられてふるふると揺れる。

「んっ」
 光沢のあるふっくらとした唇が緩くひらいて息を漏らす。
「た、かす…くん」
 奈々子はうっすらと瞼を開けて竜児を見た。
「ん、おぅ。痛いのか?」
「だいじょうぶ」
「動くなよ」
「う、うん」
「中の具合なんて、みんな似た様なもんだと思ってたんだけどな。結構、違うもんだ」
 竜児は奈々子の小さな入り口を覗き込みながら呟いた。
「たかすくん、なんか、いやらしい」
「んなことねぇ」
 竜児は慎重に奈々子の奥の部分に触れた。すこし引っかかるような手ごたえがあり、
そこを撫でるように指先を動かした。
「んくっ、はぁぁ」
 ほんの少しだけ強くこすられて胸が疼くような快感が湧き上がる。
「ここだな」
「だめ、はずかしぃ」
「んなことねぇって。誰だって溜まることはあるからな」
「そんな、露骨にいわないで…んぁっ」
「…もうちょっと濡らした方がいいな」
 そう言って竜児は引き抜いていく。
「はあぁ…」と、奈々子は切なげに息を漏らす。
 あまり強引にやってはいけない。なにせ敏感で繊細な部分だ。
 竜児はローションを垂らしてそれを湿らせて奈々子の中に沈めていった。

 もう一度、さっき触れた部分を攻める。竜児はその部分に濡れた棒の先で触れた。
「…んっ」
 奈々子の反応を見ながら竜児は慎重に動かしていく。たっぷりと湿らせて、擦り付け
るとぬるっとした感触が伝わってきた。
「んふっ、ぁあっ…はぁ…」
 竜児は口元に笑みを浮かべながら、ゆっくりと引き抜いた。引き抜いた物を竜児はし
げしげと眺めてティッシュで拭った。奈々子はその様子を視界の端で見ていた。
「そんなに、見ないで」
「恥ずかしがる様なもんでもねぇだろ」
「デリカシーが無いのね」
「そ、そうか。そりゃ悪かったな」

 竜児は入り口の周りのやわらかい肉に指をあてがって広げた。
「ぁん」
 思わず声が漏れる。そこだって、普段、人に触れられるような部分ではないのだ。
「うごくなよ」
「ぅん」
 竜児はもう一度、ローションで湿らせて奈々子の中に侵入していく。奥へ、奥へと
奈々子の内側を探っていく。やわらかい壁に触れる様に撫でまわす。

「あ、ふっ、んん…」
 奈々子は目を閉じて身体の内側を弄られる感覚を味わっていた。底知れない恐怖と、
でもそれと対になっている快感に酔いしれる。ただの同級生の男の子に身を任せ、まるで
落ちていく様な、堕ちていく様な感覚に侵されて、その背徳感に理性を嬲られる。

 おとうさんが見たら泣くわ…

「…ん、っあ」
 奥に触れていたモノが抜かれていく。奥から入り口へと擦り上がっていく、その感覚に
奈々子の唇はゆるく開き、溜息にも似た熱い息が漏れ出した。

「…よし、香椎。反対側」
 奈々子はゆるゆると身を起こし、蕩ける様な目で竜児を見た。
「高須君、本当に上手ね。耳かき」

「ちょっと、あんた。時間かけすぎなんじゃないの?」
 竜児の正面で様子を見ていた大河が正座に腕組みという時代劇みたいな格好で竜児を
睨んでいた。
「あん? 普通こんなもんだろ」
「あたしの時なんか、この半分もかかんなかったわよ」
「そりゃお前の耳に傷がついてたからだろ。治ったらやってやるって言ったろうが」
「ぐぅっ…」

 などと言っている間に奈々子は反対側の耳を上にして竜児の右膝に頭を乗せていた。

「な、なんだってあんたエロボクロの耳掃除なんてしてんのよ」
「はぁ? お前が連れて来たんだろうが!」

 そうなのだ。大河はすっかり竜児の耳かきにハマってしまったのだが、一抹の不安が
あったのだ。ひょっとしたら自分と泰子は異常なんじゃなかろうかと。結論を出す方法
は一つだけ。新たなる被験者を用意することだった。

 と、言うわけで大河の口八丁手八丁で連れてこられたのが香椎奈々子だった。

「高須君、はやく…きて…」奈々子は催促する。
 いや、『きて』じゃなく『して』じゃねぇの、と竜児は思いつつ綿棒を手に取った。

 大河はすっと立ち上がり竜児のすぐ近くでぺたんと座った。
 そして唐突にころんと寝転がり竜児の左膝に頭を乗せた。竜児は左膝に大河の頭を
乗せたまま、右膝に頭を乗せている奈々子の耳かきを始めた。大河はブツブツと文句を
言っていたのだが、奈々子の耳かきが終わる頃にはすっかりおとなしくなり、すぅすぅ
と寝息をたて始めていた。

「香椎。もういいぞ。完璧な仕上がりだ」
 奈々子はゆっくりと身体を起こした。
「静かになったと思ったら寝ちゃったのね」
「まったく、勝手なもんだよ。何様のつもりなんだか」
「ふふ、でも、楽しかったわ。じゃあ、私、帰るわね」
「悪いな、なんかもう、大河の我侭に付き合わせちまって。悪いついでにその膝掛け
とってくれねぇか」
 奈々子は部屋の隅に畳まれていた膝掛けを取って竜児に渡した。竜児はそれを丸く
なって寝ている大河の身体にそっと掛けた。

「じゃあね、高須君」
「おぅ。気をつけてな」
 軽く挨拶して、奈々子は高須家を後にした。心に一つの疑念を抱いて。
「あんなになるなんて、私、ちょっと変なのかしら。それとも…」

(つづく?)

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