最終更新: text_filing 2009年11月01日(日) 23:43:23履歴
勝手にチワドラP 修学旅行前の日常編(後編) 2009/11/01(日) 19:27:13 ID:L3QCGW3q
「その、そういう風にされると、非常に恥ずかしいだが…」
「そう?でも、今更そんな事言っても聞かない。」
シたい様にする。と宣言した亜美は、仰向けに寝る俺のスネを尻に敷き、一言
「見せて」と言い放った。何をか。亜美によれば、
「だって、興味あるんだもん。あたしには付いてないモノだし。
漫画や動画で見た事はあるけど、生で見たいの。」
と、いう事らしい。
それで、俺から衣類を剥ぎ取り、爛々とした好奇の目をこちらに向けている訳である。
「そんな目で見る様なモンじゃねぇだろ?」
「確かにね。モノ自体は確かに汚物だよ。グロイ。」
「う…それはそれで傷つくな。」
「でもね、好きな人の、竜児のモノだったら…不思議と愛着っていうのかな?
可愛いとか、愛おしいとか、そんな風に思えるのよ。」
サラリと嬉しい事を言ってくれる。だが、だからと言って、俺の羞恥心が消えるかといえば、それはまた別の話であって。
良いじゃない。見せたって減るモンじゃないんだし。と、言われようとも、
俺の人としての大切な何かは、確実に喪失されている訳で…
「ココとかどうなってんの?」
「‐ッ!?」
「あはははは。ピクッてなったぁ〜面白〜い。」
裏側の筋を、亜美の長く細い指先が這えば、もはや俺の意志等は関係なく…
「もしかしてぇ〜弱点発見?もっともっと、色んな反応が見たいなぁ〜
ココはどうかな?あぁ〜ホントに二個あるんだぁ〜へぇ〜あれ?何かパンパンに膨らんできたよ?
あはは。先っちょから何か出てるよ?どれどれ。あ、にっがぁ〜い。
マズイ。もう一杯!!絞れば出るかな?あはははは。出る出る。何か、すっげえ楽しいかも。」
「うう…ぐ……う」
気が付けば…俺は泣いていた。
悔しかったのだ。男というよりは、モノ扱いされている様な感じがして。
そして、それでも気持ち良くなってしまう自分が情けなくなって、泣いてしまった。
自然と涙が出てきて、必死に止めようと思ったんだけど、そう思うと、余計、泣けた。
止めないと、と思えば思う程、涙が溢れて零れた。
そうして…次に気が付いた時…俺は亜美の腕の中にいた。顔を胸に埋めていた。
「ごめん。ごめんね。調子乗りすぎた。あたしが悪かったから。もう、シないから。大丈夫だから。」
よしよし。先程、散々俺を虐めた魔手が、俺の後頭部を優しく撫でていた。
「その…スマン。何で泣いたのか、自分でもよく解らねぇんだ。スマン…」
気マズイ。ただただ気マズイ。
亜美に慰められて、どうにか立ち直ったが、冷静にさっきの事を考えると、情けなくて。
「ごめん。」
その上、彼女に謝られると、余計情けなくなるって言うか…
「いや、別に嫌って訳じゃ無かったんだ。気持ち良かった。
ただ、勝手に涙の奴が出てきて。亜美のせいじゃないんだ。」
「…きっと、向いてなかったんだよ。あたしも、もっと上手く出来たハズなんだ。
ねぇ?あたしにも同じ事してみて?泣いちゃう位…ムチャクチャに。」
「な、何言って…何を言ってるんだ。そんな事、出来る訳ねぇ。
俺はお前にそんなヒドイ事したくねぇ。」
「ううん。シて。もしかしたら、あたしにはその方が、あってるかもしれないから。
意外とあたし、そっちのが良いのかも…責めは向いてないや。」
「普通にするっていう選択肢はねぇのかよ?」
ヤバイ。亜美の奴、何かとんでもない方向に爆進しようとしてる。
なんとか、軌道修正しないと、こいつには思い詰めるっていう悪い癖が…
「ダメ。もう竜児にヒドイ事しちゃったもん。だから、罰は受けなきゃ。
それに、もしかしたら、ご褒美になるかもしれないんだし。
あたしが泣いても喚いても、竜児は気にしないで…最後までシてくれたら良いの。」
俺が亜美を虐めて気持ち良いかどうか…それを、全く考えてないトコが何とも亜美らしい。
相変わらず、俺の都合は無視かよ。…もう慣れたけど。
はぁ…まあ良いか。例え、亜美を傷つけてしまっても…慰めてやれば良い。さっき俺がして貰ったみたいに。
とはいえ、俺に亜美を泣かせる事が出来るかどうか…その点は大いに疑問だが。
ともかく、精一杯、虐めてみるよ。それで、良いか?亜美。
俺の選択は、お前の恋人として間違えていないか?
ちゃんと、お前を理解出来ているか?
「おう。わかった。それで、亜美の気が済むなら良いよ。」
「うん。ごめんね。手間かけさせて。」
「手間って言うか…本当はオイシイんだけどな。ヤラセて貰えるんだから。
ただ、ちょっとした葛藤があるだけで。」
「葛藤?」
「お前が亜美じゃなかったら、こんなに悩まず、飛びついたかもしれねぇ。」
「どういう…意味?」
「好きだから。大事に思うから、二の足を踏むんだろうな。」
「竜児は優しいね。けど、今だけはダメ。優しくするの厳禁。
それに…初めてじゃないんだから、そんなに気を遣わなくても良いじゃん?」
「おう。そだな。よし俺も男だ。
せっかくだから楽しませて貰う。覚悟は良いな?」
「うん。」
まず俺は仰向けに寝る亜美のジーンズを脱がせた。
今更なんだが…足長ぇ…身長は同じか、もしくはちょっと勝ってると思うんだが、
足の長さは絶対負けてるな。流石、モデル…地味に…悔しい。
全くの余談ではあるが、俺は亜美の私服の中でこのタイトなジーンズが一番好きだ。
すらっと長く、しなやかに伸びる脚の付け根にしっかりと肉のついたヒップラインが…
いや、やめておこう。この事についてはまた今度にしておこう。
ともかく、コレにちょっと高めのヒールがついたブーツを履いてくれれば、きっと最高だ。
ただ、並んだ時にただでさえ微妙な身長差が、完全に逆転するのが難点なのだが…
………違った。そういう事じゃなく。いや、コレも結構、重要な要件だが、今は違う。
「…お前。何で、下履いて無いんだ?」
「ん?健康法。」
「嘘付け。」
「嘘じゃないよ。ノーパン健康法ってホントにあるんだよ?
…まあ、嘘なんだけど。」
「…意味が解らん。」
「つまり、ノーパン健康法は確かにあるけど、あたしがノーパンなのは違う理由があるって事。
ほら、シやすいでしょ?こっちのが。
それにこうなった以上履いてなくて良かったんだよ。」
「何で?」
「だって、こういう時は下着破るのがお約束でしょ?ビリビリって。
その方が気分出るじゃん?もしくは、丸めて口に押し込むとかさ。
けど、竜児の事だから、絶対MOTTAINAIとか言って破る訳無いし
いきなり口に押し込むのは、ハードル高いって言うか…ね。だから、最初から無い方がイイかな?って。」
「ああ…そう。」
前から思ってたけど、コイツってかなりどうしようもないレベルの変態なんじゃ…
ていうか下着って素手で破れるのか?ビリビリいくのはタイツだろ…MOTTAINAIから絶対やらねぇけど。
「そういう訳で履いてないの。」
「けど、直接ジーンズなんか穿いたら、肌が擦れて痛くないか?」
「うん。実は内股がヒリヒリして痛い。次からは、スウェットにしとく。」
「おう。なるほど。謎が解けた。」
「は?謎?」
「その剛毛は肌が擦れるのを守る役割があったんだな。ふんふん、なるほど。」
初めて拝観した日から思っていたが、亜美は意外にも毛深い。
以前、大河が言っていた『ぶぅおおん』は、この事だったのだろう。
俺としては、特に気になるトコロではないのだが…亜美的には気にしていたらしく
「な…!?どこ見て言ってんのよ?こんなの個人差があって当然だし。
てか、亜美ちゃん別に毛深くねーし。標準だもーん。これで標準なの。
今は冬だから、そんなに気合い入れて手入れしてないだけ。
てか、見た事あるの?あたし以外の女の子のを見た事があって、それで、あたしの方が毛深いっていうの?
」
どうせ無いでしょ? フフン。あんたはあたしのしか知らないんでしょ?
的な視線と口調に、ちょっと悔しさを覚え
「おう。ある。」
と、答えてやった。
「は?マジで?え、誰の?ま、まさか…タ…タイ…」
「待て。今、何を口走ろとしやがった?
違う。俺だって『肌色の多い雑誌』位見た事あるっていう意味で言ったんだ。」
「…えぇ〜〜〜。そんなの見た事ないのと一緒じゃん。
それに、あの人たちは撮影前にちゃんと手入れしてるんだから、それと一緒にしないでよ。
所詮、作りモノじゃん。偽物じゃん。フェイクじゃん。オーバーボディじゃん。」
「おう。お前が言うかよ?てかオーバーボディは違うだろ。
それなら、お前の手入れは俺がしてやろうか?」
「げ。それって、亜美ちゃんの毛を剃りたいって事?うわ。変態じゃん。」
変態……。変態…ね。何を言う男は皆、変態だろう。
「おう。変態じゃねぇよ。仮に俺が変態だったとしても、それは、陰毛の濃い女好きという名の紳士だ。」
「つまり…変態じゃん?」
「…。ま、それよりもだ。剃毛だっけ?良いぜ。やってやろうか?」
「え……マジ?」
「マジ」
「毛の濃い女が好きって言ったじゃん。今。」
「言った。でも剃毛にも興味ある。」
「……女の子の毛を剃りたがる男ってさぁ〜独占欲強いらしいよ?
竜児はさぁ、亜美ちゃんを独占したいの?」
「おう。当然だ。」
「###。そ、そこまで言うなら…剃らせてあげても…良いよ。」
なんて、営業用の甘ったるい声で言いつつも、亜美の頬はしっかりと紅潮していた。
俺がこの時どんな顔をしていたのかは…亜美曰わく
「ふふ。竜児ってば顔真っ赤。自分で言って照れてんの?」
だ、そうだが。生憎手鏡は持ち合わせていなかった。
「結構、恥ずかしいなぁ〜。これ、丸見えじゃん?」
毛を剃りやすい体勢になってもらえば、当然ながら、色々な穴が丸見えになる。
「っと。剃ってる時は危ないから、動くなよ?」
良く考えて見れば、映像以外で女性自身を直視するのは、これが初めてなんだっけ?
先ほどの亜美ではないが、自分に無いものだし、ちょっと…いや、かなり気になる。
開かれた亜美自身は、例えるなら、肉の花だった。
スーパーの精肉コーナーで売られている焼き肉セット。一パック1480円。
その中心に咲き誇る上モモ肉の花。肉牡丹。
「ひっ。変なトコ引っ張んないでよ。」
ブニブニとしか感触が、なんとも心地良く
「変なトコってドコだよ」
なんて意地悪も自然と俺の口から漏れていた。
「ドコ…って…その…ビラビラ摘まないで。」
恥ずかしさに消え入りそうな亜美の声が、俺の加虐心に火種を落とす。
その火種が炎となって燃え上がるのに、時間はそれほど必要なかった。
つづく。
「その、そういう風にされると、非常に恥ずかしいだが…」
「そう?でも、今更そんな事言っても聞かない。」
シたい様にする。と宣言した亜美は、仰向けに寝る俺のスネを尻に敷き、一言
「見せて」と言い放った。何をか。亜美によれば、
「だって、興味あるんだもん。あたしには付いてないモノだし。
漫画や動画で見た事はあるけど、生で見たいの。」
と、いう事らしい。
それで、俺から衣類を剥ぎ取り、爛々とした好奇の目をこちらに向けている訳である。
「そんな目で見る様なモンじゃねぇだろ?」
「確かにね。モノ自体は確かに汚物だよ。グロイ。」
「う…それはそれで傷つくな。」
「でもね、好きな人の、竜児のモノだったら…不思議と愛着っていうのかな?
可愛いとか、愛おしいとか、そんな風に思えるのよ。」
サラリと嬉しい事を言ってくれる。だが、だからと言って、俺の羞恥心が消えるかといえば、それはまた別の話であって。
良いじゃない。見せたって減るモンじゃないんだし。と、言われようとも、
俺の人としての大切な何かは、確実に喪失されている訳で…
「ココとかどうなってんの?」
「‐ッ!?」
「あはははは。ピクッてなったぁ〜面白〜い。」
裏側の筋を、亜美の長く細い指先が這えば、もはや俺の意志等は関係なく…
「もしかしてぇ〜弱点発見?もっともっと、色んな反応が見たいなぁ〜
ココはどうかな?あぁ〜ホントに二個あるんだぁ〜へぇ〜あれ?何かパンパンに膨らんできたよ?
あはは。先っちょから何か出てるよ?どれどれ。あ、にっがぁ〜い。
マズイ。もう一杯!!絞れば出るかな?あはははは。出る出る。何か、すっげえ楽しいかも。」
「うう…ぐ……う」
気が付けば…俺は泣いていた。
悔しかったのだ。男というよりは、モノ扱いされている様な感じがして。
そして、それでも気持ち良くなってしまう自分が情けなくなって、泣いてしまった。
自然と涙が出てきて、必死に止めようと思ったんだけど、そう思うと、余計、泣けた。
止めないと、と思えば思う程、涙が溢れて零れた。
そうして…次に気が付いた時…俺は亜美の腕の中にいた。顔を胸に埋めていた。
「ごめん。ごめんね。調子乗りすぎた。あたしが悪かったから。もう、シないから。大丈夫だから。」
よしよし。先程、散々俺を虐めた魔手が、俺の後頭部を優しく撫でていた。
「その…スマン。何で泣いたのか、自分でもよく解らねぇんだ。スマン…」
気マズイ。ただただ気マズイ。
亜美に慰められて、どうにか立ち直ったが、冷静にさっきの事を考えると、情けなくて。
「ごめん。」
その上、彼女に謝られると、余計情けなくなるって言うか…
「いや、別に嫌って訳じゃ無かったんだ。気持ち良かった。
ただ、勝手に涙の奴が出てきて。亜美のせいじゃないんだ。」
「…きっと、向いてなかったんだよ。あたしも、もっと上手く出来たハズなんだ。
ねぇ?あたしにも同じ事してみて?泣いちゃう位…ムチャクチャに。」
「な、何言って…何を言ってるんだ。そんな事、出来る訳ねぇ。
俺はお前にそんなヒドイ事したくねぇ。」
「ううん。シて。もしかしたら、あたしにはその方が、あってるかもしれないから。
意外とあたし、そっちのが良いのかも…責めは向いてないや。」
「普通にするっていう選択肢はねぇのかよ?」
ヤバイ。亜美の奴、何かとんでもない方向に爆進しようとしてる。
なんとか、軌道修正しないと、こいつには思い詰めるっていう悪い癖が…
「ダメ。もう竜児にヒドイ事しちゃったもん。だから、罰は受けなきゃ。
それに、もしかしたら、ご褒美になるかもしれないんだし。
あたしが泣いても喚いても、竜児は気にしないで…最後までシてくれたら良いの。」
俺が亜美を虐めて気持ち良いかどうか…それを、全く考えてないトコが何とも亜美らしい。
相変わらず、俺の都合は無視かよ。…もう慣れたけど。
はぁ…まあ良いか。例え、亜美を傷つけてしまっても…慰めてやれば良い。さっき俺がして貰ったみたいに。
とはいえ、俺に亜美を泣かせる事が出来るかどうか…その点は大いに疑問だが。
ともかく、精一杯、虐めてみるよ。それで、良いか?亜美。
俺の選択は、お前の恋人として間違えていないか?
ちゃんと、お前を理解出来ているか?
「おう。わかった。それで、亜美の気が済むなら良いよ。」
「うん。ごめんね。手間かけさせて。」
「手間って言うか…本当はオイシイんだけどな。ヤラセて貰えるんだから。
ただ、ちょっとした葛藤があるだけで。」
「葛藤?」
「お前が亜美じゃなかったら、こんなに悩まず、飛びついたかもしれねぇ。」
「どういう…意味?」
「好きだから。大事に思うから、二の足を踏むんだろうな。」
「竜児は優しいね。けど、今だけはダメ。優しくするの厳禁。
それに…初めてじゃないんだから、そんなに気を遣わなくても良いじゃん?」
「おう。そだな。よし俺も男だ。
せっかくだから楽しませて貰う。覚悟は良いな?」
「うん。」
まず俺は仰向けに寝る亜美のジーンズを脱がせた。
今更なんだが…足長ぇ…身長は同じか、もしくはちょっと勝ってると思うんだが、
足の長さは絶対負けてるな。流石、モデル…地味に…悔しい。
全くの余談ではあるが、俺は亜美の私服の中でこのタイトなジーンズが一番好きだ。
すらっと長く、しなやかに伸びる脚の付け根にしっかりと肉のついたヒップラインが…
いや、やめておこう。この事についてはまた今度にしておこう。
ともかく、コレにちょっと高めのヒールがついたブーツを履いてくれれば、きっと最高だ。
ただ、並んだ時にただでさえ微妙な身長差が、完全に逆転するのが難点なのだが…
………違った。そういう事じゃなく。いや、コレも結構、重要な要件だが、今は違う。
「…お前。何で、下履いて無いんだ?」
「ん?健康法。」
「嘘付け。」
「嘘じゃないよ。ノーパン健康法ってホントにあるんだよ?
…まあ、嘘なんだけど。」
「…意味が解らん。」
「つまり、ノーパン健康法は確かにあるけど、あたしがノーパンなのは違う理由があるって事。
ほら、シやすいでしょ?こっちのが。
それにこうなった以上履いてなくて良かったんだよ。」
「何で?」
「だって、こういう時は下着破るのがお約束でしょ?ビリビリって。
その方が気分出るじゃん?もしくは、丸めて口に押し込むとかさ。
けど、竜児の事だから、絶対MOTTAINAIとか言って破る訳無いし
いきなり口に押し込むのは、ハードル高いって言うか…ね。だから、最初から無い方がイイかな?って。」
「ああ…そう。」
前から思ってたけど、コイツってかなりどうしようもないレベルの変態なんじゃ…
ていうか下着って素手で破れるのか?ビリビリいくのはタイツだろ…MOTTAINAIから絶対やらねぇけど。
「そういう訳で履いてないの。」
「けど、直接ジーンズなんか穿いたら、肌が擦れて痛くないか?」
「うん。実は内股がヒリヒリして痛い。次からは、スウェットにしとく。」
「おう。なるほど。謎が解けた。」
「は?謎?」
「その剛毛は肌が擦れるのを守る役割があったんだな。ふんふん、なるほど。」
初めて拝観した日から思っていたが、亜美は意外にも毛深い。
以前、大河が言っていた『ぶぅおおん』は、この事だったのだろう。
俺としては、特に気になるトコロではないのだが…亜美的には気にしていたらしく
「な…!?どこ見て言ってんのよ?こんなの個人差があって当然だし。
てか、亜美ちゃん別に毛深くねーし。標準だもーん。これで標準なの。
今は冬だから、そんなに気合い入れて手入れしてないだけ。
てか、見た事あるの?あたし以外の女の子のを見た事があって、それで、あたしの方が毛深いっていうの?
」
どうせ無いでしょ? フフン。あんたはあたしのしか知らないんでしょ?
的な視線と口調に、ちょっと悔しさを覚え
「おう。ある。」
と、答えてやった。
「は?マジで?え、誰の?ま、まさか…タ…タイ…」
「待て。今、何を口走ろとしやがった?
違う。俺だって『肌色の多い雑誌』位見た事あるっていう意味で言ったんだ。」
「…えぇ〜〜〜。そんなの見た事ないのと一緒じゃん。
それに、あの人たちは撮影前にちゃんと手入れしてるんだから、それと一緒にしないでよ。
所詮、作りモノじゃん。偽物じゃん。フェイクじゃん。オーバーボディじゃん。」
「おう。お前が言うかよ?てかオーバーボディは違うだろ。
それなら、お前の手入れは俺がしてやろうか?」
「げ。それって、亜美ちゃんの毛を剃りたいって事?うわ。変態じゃん。」
変態……。変態…ね。何を言う男は皆、変態だろう。
「おう。変態じゃねぇよ。仮に俺が変態だったとしても、それは、陰毛の濃い女好きという名の紳士だ。」
「つまり…変態じゃん?」
「…。ま、それよりもだ。剃毛だっけ?良いぜ。やってやろうか?」
「え……マジ?」
「マジ」
「毛の濃い女が好きって言ったじゃん。今。」
「言った。でも剃毛にも興味ある。」
「……女の子の毛を剃りたがる男ってさぁ〜独占欲強いらしいよ?
竜児はさぁ、亜美ちゃんを独占したいの?」
「おう。当然だ。」
「###。そ、そこまで言うなら…剃らせてあげても…良いよ。」
なんて、営業用の甘ったるい声で言いつつも、亜美の頬はしっかりと紅潮していた。
俺がこの時どんな顔をしていたのかは…亜美曰わく
「ふふ。竜児ってば顔真っ赤。自分で言って照れてんの?」
だ、そうだが。生憎手鏡は持ち合わせていなかった。
「結構、恥ずかしいなぁ〜。これ、丸見えじゃん?」
毛を剃りやすい体勢になってもらえば、当然ながら、色々な穴が丸見えになる。
「っと。剃ってる時は危ないから、動くなよ?」
良く考えて見れば、映像以外で女性自身を直視するのは、これが初めてなんだっけ?
先ほどの亜美ではないが、自分に無いものだし、ちょっと…いや、かなり気になる。
開かれた亜美自身は、例えるなら、肉の花だった。
スーパーの精肉コーナーで売られている焼き肉セット。一パック1480円。
その中心に咲き誇る上モモ肉の花。肉牡丹。
「ひっ。変なトコ引っ張んないでよ。」
ブニブニとしか感触が、なんとも心地良く
「変なトコってドコだよ」
なんて意地悪も自然と俺の口から漏れていた。
「ドコ…って…その…ビラビラ摘まないで。」
恥ずかしさに消え入りそうな亜美の声が、俺の加虐心に火種を落とす。
その火種が炎となって燃え上がるのに、時間はそれほど必要なかった。
つづく。
タグ
コメントをかく