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聖夜祭も多少問題があったが成功し、色々あった高校二年の二学期が終わった。
『あの日』を境に高須君の私を見る目が変わったと思う。
熱っぽい感じ。そして大河や実乃梨ちゃんに向けているのと同じ優しい瞳。
彼女達と同じラインには並び立てた様だ。
でも…多分、高須君とは並び立ててない。
ほんの少し手を伸ばせば届くのに…。
その手を伸ばす機会が無かったのだ。
年末年始は仕事で海外に居たから…あの日の一回で止まっている。
いや…ね。スコアを競う訳じゃないけど、回数は重ねた方が親密になれるし。
でも『ただの一回きり』の逢背とはいえ、私達の中に互いの『味』はしっかりと刻まれた。
だから帰国して大河に土産を渡した時、
高須君が実乃梨ちゃんにフラれたと聞いて私は内心『チャンス』だと思った。
『大怪我した訳だ』
と、高須君と大河に言い放って、今が蒔いた種を芽吹かせる機会だと行動に移す事にする。
ここで蒔いた種の意味を教えてあげるね。
それは
『何も考えずに甘えれる存在』
と思わせる事。
意識はしなくても潜在的に感じさせたのだ。
彼は我慢強い。
そして誰より優しくて脆い。

聞いた限り、彼は告白すらさせて貰えずに轟沈。
更に大河も一緒に居る事は無くなったらしい。
母親は仕事に出掛けて、寂しい夜を一人で過ごしている筈。
あ…あのブッサイクなインコは居たっけ?
ともかく、人ってのは今まで側に居た人間が居なくなると寂しくなるものだ。
特に高須君は…ね。
一人で居る事に馴れているとはいえ、急に大河が来なくなったら喪失感みたいなのは有るよね。
じゃあ…私が大河のポジションに入って、優しく包み込んであげたら………
徐々にでも惚れていってくれるかな?
実乃梨ちゃんに対する想いを抑えられた辛さ、大河が居ない寂しさを私が癒してあげれたら…。
辛い時に優しくされると嬉しいよね。
それは誰だって同じ。あの日、高須君の中で生まれたかもしれない私への『情』をまた燃やしてあげれば……私だって。
そう自室で想いを巡らせて私は携帯を開く。夜の七時…まだ大丈夫。時間が遅いからって断られる事も無い筈…。
メモリーの中から彼の番号を捜してダイヤルを押す。
呼び出し音が三回、四回。五回目の途中で繋がる。
「もしもし。今、電話大丈夫?あのさ……………」

さて、私は彼のアパートの目の前に立っていた。
仁王立ちである。
その手にはコンビニの袋。
アップにした髪の尻尾を軽く梳いて大きく深呼吸。
彼の家に上がり込む口実は
『買い過ぎたスイーツを一緒に食べて欲しい』
なのだ。
おうっ!と、二つ返事で言ってくれたので、私は準備もそこそこに来た訳である。
って…何で説明口調な訳?
あ〜…まあ建前はそんな感じで本音は
『あの日の続き』
といった所。
身体で誘惑する?
ん〜…私にとってベストなのは高須から求めてくれる事だから。
そう誘導はしてみる……けど、あくまで彼次第。
私個人は期待しまくっている。
ぶっちゃけ欲求不満気味…かな?
言うのは恥かしいけど…あの甘い味を思い出したら……疼いちゃって…泊まっていたホテルでちょっとだけ
『一人でしちゃった…』
ちょっとだけ…ね。
蛇足だね。ごめん。
弱みに付け込んで再び関係を持つのは卑怯かもしれない。
でも言葉で慰めるのにも限界がある。
だから……ねっ?察して?
階段を上って部屋の前で身だしなみを整え、二度ノックする。

「おう。上がれよ」
扉を半分開いて、ノブに手を掛けたまま高須君が中に入る様に促してくれる。
「お邪魔しまぁ〜す」
そう言いながら、玄関先で靴を脱ぐ。
これで四度目だね。
一度目はストーカーから匿って貰った時。
二度目はそのストーカーを退治した時。
三度は祐作がヤンチャ(笑)になった時。
「そこら辺に適当に座っててくれ」
通された居間の卓袱台にコンビニの袋を置いて行儀良く正座する。
台所でお茶を入れる彼を待つ私は手持ちぶさた。
何気なく部屋の中を見渡してみる。
何も変わらないね。
…でも『大河』が残っている。
例えば、置いていったまま忘れたのであろう私物。
ティーン向けのファッション誌や可愛らしい小物。
この部屋には似合わない物の筈なのに、自然に溶け込んでいる様。
それを羨ましいと思ってしまった。
「待たせたな。まあ飲んでくれ」
私と卓袱台を挟んで対面に座った彼が差し出してくれたティーカップを受け取って、様子を伺う。
ちょっと元気が無いね。
病み上がりとは聞いたけど、それより心に負った怪我が原因だろう。
その怪我は初めの内はチクチクしてるだけ。でも段々とズキズキしてくる。
彼もそうなのだろう。

今はズキズキになっている頃かな?
「ありがとう。急に押しかけてごめんね?
流石に買い過ぎちゃって、食べても食べても減らなくてさ」
そう言いながら、私は行きしなに買って来たスイーツを台上に広げる。
チョコ菓子からケーキまで、まあ適当に選んだんだけど。
レジ袋にして二つ分。
彼が見たら卒倒する位の勢いで籠の中に放り込んで…この有様だよ。
「お、おうっ!すげぇ量…生菓子から優先して食わねぇとな。
って…木原や香椎を誘えば良かったんじゃねぇか?
甘い物好きそうだし」
MOTTAINAI×2的なオーラを漂わせながらプリンの蓋を開けている高須君を見やる。
「あ〜…。ほら麻耶も奈々子もダイエット中だから協力出来ないって言われたんだ」
ごめん。嘘。
心の中で謝って、人差し指で頬を軽く掻く。
今、考えついた事をさも真実かの如く言って、ケーキの容器を開ける。
卓袱台の上に山積み…では無く、丘積み?位はあるスイーツとの戦いが始まった…。
.
戦闘開始から二時間が経ち、気が付くと私達は卓袱台に突っ伏していた。
苺の乗ったショートケーキ。
こだわり卵の蕩けるプリン。
…だめだ。
もう甘い物は当分見たくない。

三分の二は片付いたが、残りは無理。
「うっぷ……。川嶋…もう食べれねぇ。ギブ…」
「う…、私も限界。は…苦しい」
最初の内は良かった。
雑談しながら食べる余裕もあって、
『こうやって向かい合わせて食べていると彼氏彼女みたい〜』
とかアホな事を考えていたりした。
だが時間が経つにつれ会話が減り、自分との戦いになっていったのだ。
内容は省くけど、その結果が今に繋がる。
「…高須君。ちょっと聞きたい事があるんだ」
そして次に進む為に私は本題を切り出すことにする。
「実乃梨ちゃんにフラれたって本当なの?」
そう問うと彼の顔に僅かだが陰りが差す。
「ああ」
遠い目をした高須君が呟く様に返し、続けて口を開く。
「フラれた…より、告白させてくれなかった……だな」
そう。ここまでは私も知っている。
「うん。やっぱり悲しい?」
傷を抉る様な気分。
もしかしたら高須君にとっては考えたくない事かもしれない。
でも聞きたい……彼がどう思っているか。
もし黙秘されたら、そこで終いにしよう。
誰だって言いたくない事はある。
そう彼が言っていたのを覚えているから…。

「分からねぇ。自分でも辛いのかなんて分からねぇよ、
…でも複雑な気持ち…だ」
彼は『悲しい』とか『辛い』とか言わない。
何故なら言ってしまえば実乃梨ちゃんが悪者になってしまうから。
「何故かは知らないけど、近頃は話しても煙に巻かれてた。
櫛枝は俺の事……好きじゃなかったのかもな
俺が勘違いして舞い上がっていただけなんだ」
と、彼がネガティブな事をポツリポツリと呟く。
「んな訳ねぇし。
アンタの事を嫌える奴なんかいないもん。
誰より優しくて繊細。
知れば知る程に惹かれるんだから。
実際、惹かれた奴がここに居るじゃない…この私が……」
最後の一言だけは小さく呟く。
他と同じトーンで言うとうっとうしいからだ。
彼は私の想いを知っている。
だから、わざわざ声を大にして言う必要はない。
「…そうなのか、な。その後は寝込んでしまって何で櫛枝にフラれたのか考える余裕なんて無くて、
今更モヤモヤした気持ちになるんだ。
で、明日からは学校だろ。
櫛枝とどう接したら良いのか分からねぇ」
長い溜息を吐いて彼が額に手を添える。
まあ、うん…そりゃあそうだ。
フラれた相手と今まで通り接するなんて不可能だわ。

もし実乃梨ちゃんが高須君に今までと同じ態度で接するとしたら…本当に卑怯。
ううん。良い面の皮してる奴だと思う。
上手く誘導した挙句に手を離す。
そして射程外からニッコリってか?
あの娘がそんな奴だとは思ってないけど、まさか…ね。
それは高須君からしたら針の筵に座らされているのと同じ。
彼女にとっては『最善』でも彼にとっては『最悪』
「……実乃梨ちゃんに邪険に扱われたら…って考えちゃって怖いんだ?」
頬杖を突いて指で前髪を巻きながら聞いてみる。
自分でも突っ込んだ質問だとは思うけど、
溜まっている『モノ』は吐き出してスッキリさせてあげたい。
「ああ。普通に考えたら、今まで通りなんて出来っこねぇ。
出来たとしてもギクシャクする。
なぁ川嶋、お前が櫛枝の立場なら俺がそんな事したらどう思う?
やっぱり…ウザいか?」
「ウザ…くは無いけど、そんな事されたら心が痛むよね。
いっその事、無視された方が…って思う。
でも実乃梨ちゃんはどうかな?
多分、高須君の告白を無かった事にして"今まで通り゛でいたいんだよ」
最後に
『そうなら酷いよね』
と、付け加えて締めくくる。

余計な一言?
そうだね。
けど事実だから、あえて濁さずに言ったの。
過程はどうあれ高須君は傷付いてしまったのだ。
想いを告げる前に断られたのだ。
彼女は恐らく『大河の為に〜』とか何とか考えたんだろうね。
そして大河は『みのりんのため〜』って。
譲り合いの精神ってやつ?
おままごとでもしてるつもり?
二人でグルグル空回りしてるだけだし。
そこに『高須竜児』の意思は無い。
彼を振り回しているだけじゃん…。
「櫛枝は…多分そう思ってる。
いや決め付ける訳じゃねぇけど、川嶋の言ってる事は…」
そう言った後、彼は絞り出す様に一言呟く。
「ふう。いいや………今は何も考えたくねぇ」
「高須君」
私は高須君の横に移動する。
膝立ちになり彼の頭を胸の中へ引き寄せて優しく抱き締める。
「忘れちゃいなよ。辛い事は…さ」
優しく頭を撫でながら私はそう呟く。
「誰にも言わないから、甘えても良いんだよ。
辛い事は全部、亜美ちゃんが持って行ってあげる。
明日からは笑っていようよ」
幼児をあやす母親の様に優しく優しく…。
そこまで言うと、高須君が私の背中に手を回す。

膝立ちから正座に体勢を変えて背中を擦り、ポンポンと軽く叩いてあげる。
流石に泣いたりはしていないけど…高須君は心地良さそうにしている。
顔が見えなくても分かるよ。
何も考えずに甘えれるんだから…。
十分…二十分。
ずっと彼を抱いていた。
「ねぇ、高須君」
私は前述の誘導に入る事にする。
「おまじない…してあげよっか?」
顔を上げて私を見詰める彼の頬を両手で撫でながら微笑み、言葉を紡ぐ。
「嫌な事を忘れられる"おまじない"…」
「おまじない…?何だよ、それ」
そう言う彼の頬を撫でながら右手の親指で唇をなぞる。
誘惑してるんじゃない。
言葉で慰めれない所を慰めれる方法は一つしかないから。
他の方法を私は…しない。
何か嘘っぽいもん。
例えばカラオケにでも行くとか、遊びに行くとか…そういうのって気分転換であって、結局は忘れる事なんて出来ない。
辛い事を忘れるには人肌…だよね。私はそう思うんだ。
「ふふっ、何だろうね?」
彼を優しく押し倒し、その上に多い被さって額同士を重ねる。
「か、川嶋?」
「分かってる癖に…」
問いに答を返さないまま私は紡ぐ。

「今だけは…全部忘れちゃおうよ。実乃梨ちゃんや大河の事は…。
亜美ちゃんが癒してあげる…。ねっ?」
高須君はようやく私の言ってる意味を理解したのか目を泳がせている。
嫌なら私を振りほどくよね?
でもそれをしないのは、心の奥底では『おまじない』を望んでいるから。
でも理性が邪魔しちゃう。
だから…外してあげるね。
そこまでしても拒むなら…いいよ。
それが彼の答えなのだから…。
「う、で、でも……」
身体を密着させ、彼の腕を手で押さえて甘く囁く。
「モヤモヤ…消しておかないと明日からギクシャクしちゃうよ?
そんなの嫌だよね。
だから高須君…しよっ?」

私は彼の頬を優しく撫でる。
手の平で形を確かめる様に何度も何度も…。
互いに見詰め合って、鼻先でつつく。
「ん…。良いよ、高須君がしたい様にしても」
そして彼が迷いつつも背中に回した手。
…それは高須君が私と触れ合いたいと勇気を出して伸ばしたサイン。
「ん…。ん、んう。ふ…、あ」
それを感じて私は高須君の唇を啄み、
重ねた唇で彼を誘い出す。
『カッコつけたり、気を使わなくたって良いんだよ?
私に高須君の弱い所を見せて…』
と言わんばかりに、言葉では無く行動で示す。
甘く吸い、続けて唇でノックする。
高須君が私にノックを返してくれるまで繰り返す。
「あ…ふ、んむ…んっ。ん…んん」
しばらくすると高須君が恐る恐るながらノックを返してくれる。
母親に縋りつく幼児の様に私を抱き締めて…。
私は顔を少しだけ横にずらして、彼の口内に舌を潜り込ませる。
「ふっ…ちゅぷ。くちゅっ」
それを受け入れてくれた高須君が愛しくて、彼の頭をしっかり抱く。
そして奥へ奥へと侵入させると、私の気持ちが徐々に高揚していく。
暖くて甘酸っぱい高須君の味。
先程食べていた物の味だと分かっていても……甘い。

「ちゅっ…く。ん…ふ、あ…、ちゅっ!ちゅぷっ」
舌を絡ませて、ゆっくり彼の口内を蹂躙していく。
『私はここに居るよ…』
そう分かる様に舌の表明で頬肉、歯茎までねっとりとねぶる。
教わった訳ではないのに、こうやったら安心させてあげれると知っている。
同時に唾液も送る。
以前、私に彼がしてくれた様に…今度は私が教えてあげるの。
これが川嶋亜美の味。
甘えん坊になれる味だよ。
ってね。
「んっ…んんぅ。ちゅくっちゅっ。ぴちゃ…」
その次は舌先で彼を絡め取って唇で甘噛みする。
『守ってあげる。だからおいでよ』
と、更に強く抱き締めて優しく吸い付く。
時折息継ぎをしながら、時間を掛けて彼の理性を外していく。
良い意味で…ね。
「ちゅっ!………んっ。高須君、お部屋に行こう?」
最後に一回、短く舌に吸い付いて私は先程した様に額を重ねて囁く。
「お、う…」
蕩け始めた顔で返事を返す彼の手を握って起こし、そのまま手を引いて部屋の中に入る。
カーテンが閉められ、暗い部屋。
綺麗に整えられたベッドの上に彼を座らせて跪く。
私は部屋着のスウェットの中に手を入れて身体を撫でる。

「暖かいね。トクントクンってしてる…」
お腹から脇腹へ…何往復もさせて擦った後、
その手を背中に回して胸に頬を寄せて呟く。
ぎこちない手付きだけど、高須君を想いやる気持ちが自然と私をつき動かしていく。
本能で知っているのだ。
相手を慈しむ時の気持ちを…。
そして、そのまま両手でスウェットの上を脱がす。
露わになっていく男の子の胸板…カッコいいね。
「ちゅっ!ちゅっ!…あ、ふ…」
私は甘く口付けをする。
まずは鎖骨の下。
求愛の印を刻む為に…。
でも公には出来ないから…本当は首とかにしたいけど…ここなら良いよね?
「んっ…!ふっ…、ちゅっっ!」
そこに舌を這わせて数度啄んだ後、強く強く吸い付く。
同時に両手を背中に回して強く抱き締めて、そのまま押し倒す。
「ふ…あ、あむっ。ちゅくっ」
「っ…う。うぅ」
続いて舌を下に這わせる。そこは可愛い可愛い高須君の乳首…。
焦らす様に一舐めすると高須君が甘い吐息を洩らす。
男の子もココ気持ち良いんだ…、それとも高須君は特別弱いのかな?
ちょっとした発見に私は嬉しくなる。
また一つ高須君の事が分かっちゃった。

「ちゅっ!ちゅっ!ちゅぱっ」
彼の足の間に身体を割って入りイジメ続ける。
唇で甘噛みし、舌先でチロチロ。
こうされたらゾクゾクってしちゃうでしょ?
おちんちんが段々おっきくなってきて、お腹に当たってるもん。
優しく吸いながら左手を背中から胸に滑らせて、指先で乳首を転がす。
今だから言うけど、一人でしちゃった時のオカズは…こうやって高須君をイジメる事を想像したんだよ。
「っふ。ちゅくっ。んん…ちゅ」
それを思い出すと私の身体が熱を帯びる。
また高須君に愛し合えるんだ。
あの痺れる甘味を貰えるんだ。
って、お腹の中がジンジンと疼くの。
「んう?…ふふっ。ちゅぴ…ぴちゃぴちゃ」
高須君が私の頭を撫でてくれる。暖かい大きな手で…。
御褒美を貰って私は嬉しくて愛撫にも熱が入る。
爪先でコリコリになった乳首を弾き、印を刻んだ時と同様に強く吸い付いて、舌で溶かす。
そしてお腹でおちんちんをスリスリ。
すると高須君がヒクンッてなる。
「か、わしま…っくふ。気持ち良い…ぞ」
その言葉を聞いて私は次の段階に進む。
彼が『寂しさ』や『辛さ』から逃避したくて、
私と触れ合っているんだと理解はしている。

でもね…心がポカポカと暖くなる。
大好きな彼と戯れ合う事が出来て嬉しいんだ…。
だから二回目なのに…大胆になれる。
淫乱の様に…。
「んっ…おっきくなってるね」
そう言いながら左手を胸からスウェットに動かして、おちんちんを撫でる。
「川嶋の舌が…気持ち良いから…おぅっ」
人差し指を上から下にツツッと滑らせて根元を摘んで揉む。
「そっかぁ…。じゃあ、もっと気持ち良い事してあげるね」
元気になったおちんちん形を確かめる様に手の平で優しく撫でる。
一回、二回…何回も愛情を込めて揉みしだく。
そして、スウェットを下着ごと脱がした後…私も衣類を脱ぎ捨てて下着姿になる。
淡い水色の下着…フリフリなレースも付いてて可愛いでしょ?
高須君の為に、一番のお気に入りを穿いて来たんだよ…。
「ん…ふ。ぴちゃ…ちゅく」
「…はぁ。んん…、ふっ」
手でおちんちんの根元を支えて、下から上へ舌を這わせ、
ジワリジワリと強く…舌の表面で可愛いがる。
高須君の腰が微かに跳ねた。
「ぴちゃぴちゃ…。っん…、ちゅくっ」
おちんちんの頭の下まで達したら、舌先で小刻みに舐め回す。

先っちょや張り出した所、そういった敏感な部分をペロペロと愛撫してあげるの。
そう…この前は時間が無かったから、今日はたっぷり時間を掛けて溶かしてあげる…。
嫌な事なんて忘れてしまえる様に…。
「ふ…っ、ちゅっ。ん…う」
竿を横笛を吹く様に甘く吸いながら、舌を絡ませてみる。
唾液を含ませた唇を滑らせて、あむあむと食べてあげると高須君…堪らないって…。
押し殺した声で喘いでいる。
「…ほらぁ、逃げちゃ駄目だよ。ん、ん」
快感から思わず腰が引けてしまっている高須君。
その腰を手で引き寄せて、おちんちんの先に口付けする。
でも支えが無いから焦点が定まらない。
仕方無しに片手で腰、もう一方の手でおちんちんの根元を揉みながら支える。
「川嶋…なんかエロい……っう!」
その様子を見ていた高須君がそう呟くので、私は
「高須君はエッチなの…嫌?」
と聞いてみる。
凄く甘えん坊なチワワの声で、ね。
「い、や…どちらかと言うと好き……だな。
…川嶋がしてくれるから…っ…良いのかもな」
「ふふっ♪高須君はお世辞が上手だねぇ?…実はね、こういう事…また高須君としたかった」

おちんちんの先を舌先で優しく舐めた後、私は続ける。
「だから高須君がして欲しい事、いっぱいしてあげる。
もっと…私にエッチな事教えて。ねっ?」
そう言うとおちんちんがヒクンッて…可愛くなっちゃうの。
「お、俺も…川嶋の事知りたい…」
素直に言えた御褒美に口内に、おちんちんの頭を含んで、ねっとりとねぶり回す。
予想していた以上に、彼は私を見ていてくれたと分かったから…。
「ちゅぷっちゅ…ぷっ。ちゅくっ!ちゅぱ!」
徐々に吸い付いて、おちんちんを呑んでいく。
少し進んでは戻り、また奥へジワジワと…。
「ちゅぷっ、ちゅくっ!ちゅっ!ちゅぱ」
舌で絡め取り、彼の体液を啜る。
我慢出来なくて漏れたエッチな男の子の味…。
ちょっと苦い……けど嫌いでは無い。
何より高須君のだもん。
『美味しいよ…』
「ちゅぷっ!ちゅぱ!ちゅっ!ちゅうううっっ!!」
「っくあっ!あ、ああぅ…か、川嶋ぁ…あ!」
おちんちんを上顎にズリズリ擦り付けて、頭の下を舌で蹂躙する。『高須君のエッチなお汁…もっと頂戴』
って強く強く吸っておねだりしてみる。
そして私はこの状況に発情していく。

アソコがジンジンと熱くほてって、
下着を濡らしていっているのを感じ、太股をモジモジと擦り合わせて我慢。
頑張ったら、きっと御褒美をくれる。だから我慢しよう。
ブラの中で乳首が痛い位に硬くなっているのも分かる。
一度サカリがついちゃうと…切なくなる、覚えたてのキモチイイ事をして貰いたくなるの。
「ちゅばっ!んん…ちゅばっ!ちゅっぷ!ふ…じゅっ!」
激しく抽出し、ねぶり、愛情たっぷりの愛撫で高須君を溶かす。
「っうあぁ!!も、もう…で、そう!」
息も絶え絶えに高須君が訴える。
だからラストスパートに目一杯呑んでおちんちんを包み、舌でチロチロ。強く吸って、擦ってあげる。
「ちゅくっ!ちゅぱっ!ちゅぱっっ!ちゅっ!っん!ん…ん、んう…」
高須君が達して私の口内に射精する…。
熱い…。
結構勢いがあるんだ…。ちょっと噎せそうになる。
かと言って途中で口を離したくはない、全部出しきるまで舌で舐め続ける。
だって高須君の精液だもん…。
教えてって言ったんだもん…。
ふふっ…こんな事してあげるのは高須君だけだよ。
私は手でおちんちんの根元を扱いて手伝ってあげる。断続的に愛撫しながら…。

レディコミだか何かでこうしていたのを思い出して、同じ様に後戯する。
出る物が無くなってもヒクンヒクン…。
おちんちんの頭に一回優しく口付けして、私は……口内で精液を転がす。
粘り気が強くて熱くてほんのり苦い…何だかエッチぃ味…。
確か飲んであげると男の子って嬉しいんだよね?
私は喉を鳴らして精液を咀嚼する。
喉に絡み付いて、なかなか飲み込めない。
でも、ゆっくりゆっくりね、う…苦い。
「んくっ…。っは…あは、飲んじゃった」
何て言うんだけ?
ああ…『ゴックン』だ。
それを高須君に見せながら私は微笑む。
唇から零れた残滓を指で掬って、悪戯っぽい上目遣いで彼を見ながら舌で舐め取る。
「はあっ…、ふ。わざわざ飲まなくても…」
身体を起こした彼が私を惚けた顔で見詰める。
「え…でも男の子はゴックンした方が嬉しいって聞いたんだけど……駄目?」
もしかしたら高須君は嫌だったのかもしれない。
はしたなかったかな…。
ちょっと心配になったので聞いてみる。
「いや…。あれだ……嬉しいけど…マズいだろ?多分…。でもありがとうな…」
そう言ってくれてくれたので私は堪らなくなる。
喜んでくれた…。良かった。
と…。

「ふふっ♪高須君…」
私はベッドによじ登り、彼の膝の上に跨がる。
「頑張った御褒美を頂戴。何しても良いよ?…高須君のしたい事しても良いから」
対面し、彼の首に腕を回して御褒美をおねだりしてみた。
「おぅ。ちょっと寝かせるぞ、よっ…と」
私は彼に抱えられベッドに寝かしつかされる…。
今更だけど、やっぱり恥かしい…。胸がドキドキしてる。
乳首を硬くし、濡らしているのを知られたら…高須君どう思うんだろう?
「あ…」
だがそんな事はすぐに霧散してしまう…。
彼が頬を優しく撫で、唇に口付けをしてくれたから…。
ほんの僅かだけど大河にだけ見せていた優しい顔で、
実乃梨ちゃんにだけ送っていた熱の込められた瞳で……私を見てくれた。
そして…自分から進んで私に口付けしてくれた。
その事実に私は目の前にピンクの霞が掛かり、思考がトロトロに蕩けていく…。
一番の御褒美だよ…。
「ん…ふぅ。んっあ…、は……ふ」
口内に侵入しようとする舌を迎え入れて、積極的に絡める。
先程より甘く…身体の奥が痺れる快感。
愛撫されている訳じゃないのに、疼きが増して堪らなくなる。

『発情期のばかちー』
に私はなってしまう…。
視界がトロンと蕩けて、夢中で彼を追う。
「っふ!…んん、あ…。んっ!」
口内で小刻みに彼が私と戯れる。
それを私は舌に甘く吸い付いて返す。
そうすると彼が…私の唾液を啜る。
そして…ブラを外される。
器用に片手を背中に潜らせてホックを外したの。
母親の物も洗濯してるから構造とかには馴れているのだろう。
…ちょっと妬けるね。それが母親だといっても…。
首から背中に手を動かし、軽く爪を立てて八つ当たりしてみる。
痛くない様にほんの少しだけ…。
そうやって『気付いてよ』と訴えかける。
別に彼女でも無いんだから妬くのは筋違いだよね。
分かってる…。仕方無いもん。
けど妬いちゃうのは女の本能だから…大目に見て。…ねっ?
「んっ、あ…あぁっ。ひうっ」
乳首を親指の腹で転がされる。ピリピリと痺れる刺激。
反対の胸に顔を埋めて、優しく舐められる。
我慢して刺激に飢えた身体に彼が愛撫してくれ、熱く蕩けていく。
「あ…、っくふ!やあぁっ…っん!」
小刻みにペロペロ舐められる、待望んだキモチイイ事。
快感に少し背中が反ってしまう…。

「ひあっ!…あうぅっ…、あんっ!」
乳首を摘まれて転がされ、ちゅぱちゅぱと反対の乳首を吸われる。
手の平で胸を揉まれ、時折噛まれる。
その度に私は甘く啼いて身体を捩らせる。
『そんなに吸ってもおっぱいは出ないよ…』
母性をくすぐられ、ふとそんな事を考えてしまう。
彼の頭を抱いて、髪を手櫛しながら背中から沸き上がる震えを耐える。
「あっ!はっ!はっ!…んうぅ!あはぁ…」
強く吸われ、舌で激しくねぶられる。揉みしだかれて乳首を弾かれる。
私は蕩けきった声で啼く。
胸だけでこんなになっちゃった…。
欲求不満とか以前に、やっぱり高須君がしてくれるから、気持ち良くて堪らなくなるのだ。
「んあっ!あ…っひ!あっあっ!ら、め…!」
続いて反対の乳首が吸われ、同じ様に愛撫される。
切なくて太股を擦り合わせて耐えているのは先程と同様。
だが御預けを食らっている気分になる。
下も触って欲しい…。
でも『好きにして良いよ』と言った手前、おねだりはしちゃいけない。
私は切なげに啼いて、彼の愛撫に身を任せるしか出来ない。
高須君の身体の下で必死に求愛の喘ぎを洩らすだけ…。

「はっう…っ!っん!んんっ!」
乳首の先がジンジンする。いっぱいして貰っているのに…
『まだ足りない』
と高須君に自己主張している。
暖かな柔らかい舌が這い、絡め取って、唇で摘まれ、強く吸われる。
胸に五指を埋め、思うままに揉みほぐされ、搾られる。
快感の波が絶え間なく襲い、身を捩らせて蕩けきった顔と声で喘ぐ。
「ひあぁ…やっ!っん!あっ!あっ!」
熱に浮かされて彼に抱き付き、瞳に涙を浮かべてしまう…。
彼の庇護が欲しくてわざとしている訳じゃない。
ただただ切なくて疼いて…彼に甘えるのが精一杯で…。
汗ばんだ身体を寄せて、高須君の腰に足を絡ませる。
高須君の辛い事を全て受け止めて、少しでも分かち合おうと彼のサインを拾う。
『上手…だよ。気持ち良い…』
と紡ぐ代わりに頭を撫で、首を反らして浅い呼吸で啼く。
チワワはチワワでも、つがいのチワワの気持ちで…可愛い高須君を褒める。
それは態度と仕草で…。
「っくふうっ!!っん!ん…、……あ」
乳首を噛まれ、身体に電気が走る…。
その電気を私は知っている。
達した時に流れる甘く痺れる電気だと…。
軽くだが達してしまった…。

一瞬だけ目の前が白くなって息が詰まる。
私はそれを自慰した時に知った…。
「お、おい…大丈夫かよ?」
私の反応が変わった事に驚いた高須君が問い掛けてくる。
乱れた呼吸を調えつつ、渇いた喉を唾液を飲み込んで潤す。
彼に達せられた事が堪らなく嬉しい。
「ん…高須君が上手だから……
亜美ちゃん、ちょっとだけイッちゃった…」
彼をしっかり抱き締めて優しい声で囁き、頭に頬を寄せて撫でる。
「……おぅ。川嶋…って暖くて…良い匂いだし、柔らかいな。
なあ…少しだけで良いから、このまま撫でて貰って良いか?」
高須君が進んで甘え始めた。
私は天にも登る気持ちを抑えて
「良いよ…甘えちゃえ」
と、更に強く抱いて頭を撫で、手櫛を続ける。
寄せた頬を擦り付けて、右手でポンポンと軽くあやして…。
造り物では無い慈愛の心で包んで癒す。
だけど高須君が見て無い所で、私はほてった身体を持て余していた。
そう。自分の身体を焦がす強い欲求に耐えながら…。

「よしよし…。甘えん坊さんだね…可愛い。クスクス」
行為を通じて彼と私の距離は一気に縮まる。
普通は男の子って
『可愛い』
とか
『甘えん坊さん』
って言われると否定するよね?
でも高須君は否定せず、心地良さそうにしている。
母性がくすぐられて堪らなくなり優しい気持ちになって…。
だから十分位かな?
また彼と甘えん坊タイムに突入した。
気分は『お母さん』
でも身体の奥はジンジンと疼く熱を秘め続けていた…。
『エッチぃお母さんだね…』
何よ?別に良いじゃん惚気の一つや二つ…。
これはお互いの"おまじない"なの。
私にとっては高須君との距離が縮まる"おまじない"
高須君にとっては嫌な事を忘れて癒される"おまじない"
凄く尊くて大事な事…。
素の私を見てくれる彼と仲良しになりたい寂しがり屋なチワワからの…背伸びした"おまじない"
「ん…う…っ。は…あ、……んくっ!」
彼の手が徐々に背中からお腹へ、そして更に下に滑っていく。
「俺、川嶋に気持ち良くなって貰いたい。だから…良いよ、な?」
そう高須君が頬を赤く染めて問い掛ける。

「んう?…あは、お願い。亜美ちゃん切ないや…、いっぱい溶かして……、ふっ」
もちろん、私が拒む事等有り得ない。
高須君になら何をされても良い。
恥かしい事も、無茶な事だって何だって…。
「んっ!あっ…ん、はっうぅ」
下着の上に指があてがわれ、一瞬だけ動きが止まる。
バレちゃったかな…濡らしている事。

人差し指と中指が緩慢な速さで、優しく秘部に沿って躍る。
「ふあぁあ…っ。んあ…っふ…、あふぅ」
一撫でされただけで下腹部からゾワゾワした快感が沸き上がる。
お腹の奥がキュンッて…やっぱりなっちゃう。
くちゅくちゅ…って鳴らさないで…?
ヤダ…恥かしいよぅ。
そう考えても身体は、高須君に愛されたくて勝手に守りを解いていく…。
身体を起こした高須君が、私を可愛がってくれる。
立てた膝が愛撫される毎に広がっていき、蕩ける快楽の海に溺れていく。
「っんん!んあぁっ…、あっ!」
下着の脇から忍び込んだ指が直接秘部に触れ、敏感な部分を転がされる。
シーツを足の指で挟み、ギュッと握り締めて堪える。
「んっ!うっ…んんっ!…ら…、あっ!」
腰が砕けそうな彼の指遣い。

軽く弾かれ、摘まれると目の前がトロンと蕩けてしまう。
それを何回も繰り返され、私はイヤイヤする様に首を反らして喘ぐ。
「やっあぁっ…、ひうっ!っは!」
指を押し付けて圧迫されながら擦られ、強い刺激に息が詰まる。
私は酸素を求めて喘ぎ、自分の欲求が高まっていくのを感じる。
「っふ…!ん…んくっ…、はあぁっ」
彼の愛撫が止まり、御預けされると思った瞬間、今度は下着を横にずらされて膣の入口を指先でくすぐられる。
この弱い刺激がもどかしい…。
蕩かされた身体が貪欲に快楽を欲して疼く。
だから…腰が動いちゃう。クイックイッて…。
高須君にサカってしまうの。
「おぅ。我慢させちまったな。すまん、じゃあ挿入るぞ?」
そう言って気遣ってくれる彼に、蕩けた微笑みを返す。
「あ…、あっ…ん…」
私の膣の中に指が挿入て来る。
膣壁を擦りながら、ゆっくりゆっくり…。
ちょっとゴツゴツしているけど、高須君の指…気持ち良いよ。
「んうぅ…、っん!っあん!あっ…」
奥へと拡がる甘い震え。
優しく掻きながら私を酔わせる。
何の抵抗も無しに美味しそうに高須君を…しゃぶってる……。

「川嶋、気持ち良いか?」
「んあ…い、いよぅ…。はふっ…、ひあっ!」
甘えた声で喘ぎながら返事をすると、高須君が御褒美をくれる。
指をね…くの字に曲げて、引き抜くの…。
凄くゾワゾワって…身体の力が抜けていくんだ…。
「はぁ…っん。あぁ…、は…ぅ」
指が根元まで挿入られて、小刻みに掻き回される。
身体も思考も淡く溶けていく。ヒクヒクと腰が震えて、頬が弛んでいくのが分かる。
「あっ…あぁっ…!ら…めっ…ひうっ!」
ゆっくり抽出し敏感な部分を圧迫され、強い刺激を与えられる。
「はっあっ!!ああっ!た、たかすくぅんっ!あんっ!」
抽出に抉る様な動きが加わり、速く、強くなっていく。
グリグリと膣肉を掻き分けて、指先で弾かれて…私の身体がビクンッと跳ねる。
弾かれるのは敏感な部分も…だ。
転がされ、弾かれ、摘んで揉まれる…惚けてしまう彼の情が込められた求愛…。
膣の奥がジンジンと熱く蕩けて、泣いて、甘える。
足の指がシーツを引っ張る。
強い刺激から逃れる為か…それとも逃げない様に踏みとどまる為か…分からない。
トロンって蕩けちゃってるから分かんないや……。

「んくっ!…は…、っ!んっ!っんう!」
抽出が速く、激しくなっていく。
ギュッと閉じた瞳の中で白い光が爆ぜて、身が竦む。
「はっ…は…!ん…。…ああっ!」
膣から指が引き抜かれ、呼吸を調えようとした瞬間、今度は更に痺れる刺激に襲われる。
中指と薬指が挿入ってきたのだ。
膣内を探る様に掻き回しながら…。
「ひっ!あっ!あふっ…だ、めぇ…そこゾクゾクしちゃう…んあっ!」
自慰していて見付けた膣内の弱い場所…。
指を挿入て第二関節の辺り、ちょっとコリコリした所があるんだ。
そこ…凄く気持ち良い。
高須君も見付けちゃって…優しく擦ってくれるんだ。
「おぅっ…わ、悪い。大丈夫か?」
でも私が『駄目』って言ってしまったから高須君やめちゃった…。
「ん…。はっ…ウソ…だよ……続けて欲しい…な」
身体を起こして、彼の手を取って催促する。
「じゃあ…続きをするから、もし痛かったら言えよ?」
高須君が優しく私を労ってくれる。
もしかしたら
『刺激に慣れていないのに無理してるんじゃないか』
…と、考えてくれているのかもしれない。
やっぱり優しいなぁ…高須君は…。

余計な心配は掛けさせたくない。
今だけ…ううん、出来ればこれからも私の前でだけは気遣いとか、やめて欲しい。
だから恥かしいけど…言ってしまおう。
「大丈夫…。痛くなんてないよ。そこ…好きなんだ…。
ひ、一人エッチ…する時に触るし…」
最後の方は小さな声で…。
「お、おぅ。…これ、気持ち良いか?」
そう言って私の背中を腕で支え、
高須君は、また私を溶かし始める。
「っん、…うん。気持ち…いい、よ。ふあ…」
愛でる様に指先で触れて、ゆっくり擦られる。
その蕩ける甘い疼きに絆された私は、トロンと熱に浮かされた笑みで彼に紡ぐ。
彼の胸元に頬を寄せ、浅い呼吸で喘ぎ、汗ばんだ身体を擦り寄せる。
高須君の気持ちをないがしろにした娘達の『匂い』…消してあげる。
新しく亜美ちゃんの匂いを刻んであげるから…忘れない様に…消えない様に…。
「あふっ…、あ…あ、はぁ…あっ…。くふぅんんっ!」
奥へ奥へと侵入する指が膣肉を撫で、ゆっくり引き抜かれる。
印を切る様に組んだ指が弱い部分まで戻って、膣肉を弾く。
翔んだ様なフワフワした快感。
背中も首も反ってしまう程に…。
切なさが増していく…。

「あっん!ふっ…!んうぅっっ!やああぁ…、あっ!あっ!」
根元まで一気に貫かれ、膣壁を小刻みに掻き回される。
そして、微かに指を曲げて膣肉を絡め取りながら抽出されて、発情しきった啼き声をあげる。
何回も何回も…意地悪な悪戯をされて、私は堪らず腰を使って甘える。
「川嶋にしてやりたい事があるんだ」
しばらくすると、不意に愛撫する手を止めて高須君が言った。
ボーッと蕩けた私は荒く息をしながら彼を見詰める。
「口でしても良いか?…川嶋もしてくれたし。俺もしたい」
そう言われた私は、ただでさえ熱い身体が更に熱くなっていくのを感じる…。
「で、でも…イヤじゃない?…んっ」
「俺がしたい事しても良いんだろ?
川嶋をもっと気持ち良くさせたい…。
してやりたいんだ」
心臓がバクバクしている…。
して貰いたい…でも恥かしいよ。
耳も頬も…顔全体、いや頭が沸騰しそうな程、カッと熱くなって……羞恥心が襲う。
だけど…良いよ。
私は勇気を振り絞って頷く。
言葉を紡ぐ事…余裕なんて無くなる。
…ちょっとだけ前進した…かな。

私を…今までより見てくれているって事…なんだよね?

だって高須君が私に、そういう事を…恋人同士しか出来ない様なスキンシップをしてくれる。
『したい』って言ってくれたのだから…。
…亜美ちゃんは幸せ者だよ…。
私はベッドに身を横たえて、高須君を待つ。
膝を立てた私の前に彼が蹲った。
下着に手が掛けられ、丁寧に脱がされる。
そして膝小僧を持たれ、足を大きく広げられて…顔が下腹部に埋められる…。
「んあ……、んっ!…ふ…っあ!」
まず柔らかくて暖かい舌が焦らす様に、ゆっくり秘部を下から上に這う。
「ふっ!あん!っん!んうぅ…!」
舌の表面でねっとりと舐めあげられて、私は身体を震わせる。
ヌルヌルな高須君の舌が…気持ち良い。
敏感な部分に当たる鼻息がくすぐったい。
「は…ぁん。ふあっ…。あくっ!」
なぞる舌が敏感な部分に触れ、私は微かに跳ねる。
すると高須君が、そこを舌先でチロチロ。
速く、弱く…クリトリスだけをイジメられるの…。
「あはぁ…!だめぇ…弱い所ばかり、っう!舐めちゃ…んんっ♪」
そう甘えた声で言うと、今度は速さはそのままで強く強く舐められる。
私を悦ばせようと頑張る高須君が愛しい…。
ああ…そっか…。分かったよ。

『嫌な事』を忘れるには私だけが押し付けたら駄目なんだ…。
『私がしてあげる』
じゃなくて
『私と頑張ろう』
なのだ。
触れて、戯れ合って、重なって…そうしたら高須君を癒す事になる…。
その過程で少しづつ『嫌な事』を拾って、持って行ってあげれば良いんだ…。
「んんっ!!あっ!!あんっ!…くふぅっっ!!」
だから私は彼に
『もっと愛して』
と、腰を使っておねだりする。
『気持ち良くて堪らないよぅ…』
そう伝える為に喘ぎながら…。
二人で甘えん坊になって…溶けちゃおう?
「ああっっ!!はっ…うぅっ!!んあっ!!」
その想いを感じ取ってくれたのか高須君が優しく吸って、返してくれる。
秘部を指で拡げて、心地よい甘さでクリトリスを吸ってペロペロ…。
刺激を貰えて敏感になっていた身体が…私を更に熱く疼いて、酔わされる。
「んうっ!!やぁ…あぅ…ひあうぅっ!!!」
クリトリスを唇であむあむ甘噛み、吸い出されて舌先でコリコリ…。
強い快感に私は高須君の頭を両手で押さえて啼く。
熱くほてった身体を彼に押し付けて…貪欲に求めてしまう。
「きゃふぅっっ!!たかすくぅんっっ!!ら、らめぇっ!!…んくっっ!!!」

荒く息をしながら、高須君の頭を押さえ付けて腰をフリフリ…発情期の雌犬の様にサカってしまう。
紡ぐ言葉とは真逆な私の行為。
多分…私は好きなんだ。
スケベな事が…。
でもね、それは高須君とだから…だよ?
大好きな高須君にだけ見せてあげれる『仮面を被らない川嶋亜美』の一面。
「はっ!んはぁぁ…ああっ!!ひうぅ…っ」
高須君が私の手を掴んで拘束し、強く啄む。
荒々しくしゃぶり回して、身体に彼の味を覚えさせられる。
私は汗ばんだ身体を捩らせて乱れる。
彼の為に躍る。
「ん…川嶋ってすっげぇエロい。良い匂いだし…」
舌で舐めあげた後、そう言って再び顔を埋める。
「っ!…やあぁ、そ、そんな所…嗅いだら、っふ!だ、だめだってぇ!ひあぁ!!」
鼻がヒクヒクって…私の雌の匂いを嗅がれる。
愛液ってさ、お世辞にも良い匂いなんかじゃ無いよ…。
生々しい匂いだし…。
恥かしい…駄目だって、ねぇ高須…く、ん。
「あぁんっっ!!ひっ!あっ!!あっ!!」
そう思っていても、私は更に興奮していく。
これ以上は無い程に高揚していると思っていた気持ちが、もっともっと高まっていくの…。

「っう、んん!!あっ!!ふ…っ!!」
吸われ、ねぶられ、私は顔を横に向け、指を噛んで酔い痴れる。
足の指でシーツを絡め取って手繰り寄せて、トロンと蕩けてしまった秘部から伝わる甘い痺れを堪能する…。
「は…。なあ川嶋」
しばらくの間、口で愛撫された後、高須君が顔を上げて呼び掛けてきた。
「っふ…。は…あ……。ん…?」
「そろそろ…挿入ても良いよな?…準備も出来てるから…」
身体を起こし、口元の私の残滓を腕で拭いて、高須君が囁く。
私はコクリと微かに頷いて、身体の力を抜く。
「ん…、ふあ…。んっ…んう」
私の膝を割って入った彼が秘部をおちんちんでなぞる。
ゆっくりゆっくり…挿入しやすい様に愛液を絡めていく。
硬いおちんちんが擦れ、私は期待に満ちた声で啼く。
「んう…。っんう?ふふ♪……んっ!…っは、ああぁ…」
滑って捕らえどころが無いのだろう。
挿入しようと試みて、失敗した彼に微笑みを返し、
熱さを湛えたおちんちんを持って膣口に誘導する。
そして一瞬、膣口に圧迫感を感じた後、私の中におちんちんが挿入ってくる…。
「っひあ……っ!!んんっっ、ん…あ」

硬くて太いおちんちんが私の膣肉を押し拡げて、ゆっくり…探る様に……ううん味わう様に挿入される。
「っふ…。あ、暖かい…蕩けそう、だ」
彼が心地良さそうに呟いて、そのまま腰を進める。
下腹部から背中へ登ってくるゾワゾワした震え。
二回目だからかな?
ほんの少しだけ痛くて…でも身体の奥から沸き上がる熱を伴って疼く衝動…。
前にも言ったよね?
『私達は生き物』
だって…。
彼に抱かれる悦び。
そう、雌の本能が…燻って疼く。
「た、かすくん…ギュッてして?」
その疼きを我慢し、彼が根元まで貫いた後、私は両手を広げておねだりする。
「か、わしまっ…!」
彼が伸し掛かって私を強く抱き締める。

唇を荒々しく重ねて、強く突き上げられる…。
「んむっ!くちゅっ!ひあっ!!ちゅぷ!っくふ!!っあ!!あっ!!」
それを契機に高須君が膣の奥にガツガツと力強く打ち込む…。
その乱打に私の身体が彼の下で悲鳴をあげる。
一撃される毎に目の前で白い光が爆ぜて、強い快感に気を失いそうになる。
「っう!!ちゅぱっ!ふ!あっ!!ああっ!!た、たかすくぅんっ!!もっと優し、…んくっっ!!んっっ!!ふっ!」

息継ぎをしようと唇を離し、彼に懇願すると…再び口付けされる。
「んっ…ふ、くちゅ。ちゅっ!」
だが荒々しさは抑えられて今度は願い通り、優しく愛してくれる。
舌を彼の口内へ手繰り寄せられ、甘噛みされながら吸われて、
円を描く様な腰遣いで、膣肉を掻き分けて…グリグリされる。
「んあ…。くちゅっ…、ふっ!んうぅ…、ふ。ちゅくっ、ちゅくっ………あふぅ」
舌で互いの唾液を含ませ、啜り合う。
高須君が唇を離して、緩く、緩慢に抽出しながら私の頬を撫でる。
「すまん…。川嶋が可愛いくて…堪らなくなっちまった。
もう乱暴な事はしないから…ごめんな?」
私が彼の理性を外す原因を作ったのだから仕方無い。
そんな事より、今さ…
『可愛かった』
って言ってくれたよね?
うん。聞き間違いではなく、確かに…。
それだけで私、堪らなくなっちゃうよ…。
大好き…。
「ん♪…良いよ、気持ち良かったもん。
でも、ちょっとでも永く高須君を感じていたいから…優しくして欲しい、な」
高須君の耳元で甘ったるい声を出して、目一杯甘える。
気取った口調とか余計な事は考えず、素直に…女の子らしい甘えん坊になるんだ…。

「っう…どうだ?」
彼がスケベな腰遣いで、膣内をねっとりと掻き回しながら問う。
『川嶋のキモチイイ所を教えてくれ』
って、意味かなぁ…?
「はぁ…、はぁあ…。もっと奥でぇ…グリグリしてぇ……んうぅ」
硬い張り出しに膣肉を絡め取られて、私はうっとりとしてしまう。
でも、もっともっとゾクゾクしちゃう所…『女の子の大切な部分』をほぐして…。
「うっあ…、すげぇ吸い付いて…っはぁザラザラ…っふ」
そう身体と声を震わせて高須君が私の『具合』を伝える………スケベめ。
「んあ…亜美ちゃんの中…ザラザラ?んんっ……ウソだぁ」
甘ったるい声で私は返す。
だって膣壁がザラザラって何よ?
自分で…ゆ、指を挿入ても……そんな所無かったもん。
「ここだよ…っう、おぉぅ。…ほら」
そう言って、彼が膣壁をおちんちんで擦る。
この感じは、おヘソから数cm下の辺り…。
そこをズリズリと斜め下からイジメられる。
「んあ…ぅ。そんなの…わかんなぁ、い。あ…っん。だからいっぱい…教えて?」
短い感覚で抽出される心地良さは、身体が縮こまっていく様な感じ…。
それは宙に浮いた足の指が、虚空を掴もうと開いてしまう程の、淡く微弱な痺れ…。

「あ…っ、んくっ…。ふ……、ああぁっ…。っ!ひぁっ!」
抽出が始まる。
ゆっくり挿入て、ちょっと速めに抜く…。
おちんちんの頭が抉りつつ押し拡げてくると、切ない疼きが和らぐ。
そして引き抜かれると、浮遊感と熱くほてった疼きが燻る…。
離したくない…って言ってるみたいに、キュンッて大事な所が切なそうに締まる感覚。
時折、思い出した様に力強く突き上げられると一瞬だけ息が詰まって、身体がビクンと跳ねる。
太いおちんちんが膣壁を擦りながら、硬い頭がコツン…。
私は、それを受け止めてモミモミ。美味しそうに食べている。
覚えたての彼の形と味が欲しくて、夢中で甘える。
「あはぁっ!!…っふ!んんっ!!ひうっ!!たかすくぅ、ん!っあ、ひ…!」
私達は溶けて一つになる。
背中に回した手で強く抱き締め、腰を捩らせて耳元で喘ぎ、首筋を舐めて求愛する。
そう、高須君とキモチヨクなる為に躍る。
「あんっ…、あっ!!んんっ!!あぁ!!くぅっ…んっ!!」
だから私も…したいな。
「は…、あっ!たかすくぅんっ!あ、亜美ちゃんもしてあげたいっ…、あっ!ねっ?はあ、させてよぅ」

私は高須君に抱き起こされる。
「じゃあ…してみるか。川嶋、ちょっと我慢しろよ」
私達は繋がったまま、器用に足を組み替えてみたり、押したり引いたり……、簡単に言うなら絡まり合いつつ体位を変えていく。
「ん…、あふぅ…。中で暴れて、る…。ひゃっ」
「お、おおぅ…擦れる。それに…キュッて…」
とか互いに呟きながらグネグネと…。
「うん…じゃあ続き、しよっか?ほら高須君寝転がって…、ん」
何とか体位を変え、胡座をかいた彼の上に跨がった私は、そう言って肩をポンと軽く押して寝かせる。
高須君の上に馬乗りになっちゃった…。
…これ、何だかやらしい…。
さっきより…深く挿入っちゃってるし、攻め側だから…。
「ん…あ…。くっ…ふ…あ」
私は高須君の胸に手を置いて、ゆっくり腰を前後させる…。
凄い…気持ち良い。
強い刺激で腰が蕩けちゃいそ、う…。
上手く動けないよぅ…。
「あ…。んくっ!…ひ、あぁ…。あ…」
膣の奥をおちんちんでスリスリ…。
トロンとした甘い痺れに私は夢中になる。
「は…あ、はあ。はっ…、はっ!」
続いて腰をくねらせてみる。
さっきより、疼きが増してピリピリした電気が走る。

「あっ…、んうぅ。んっ!は…うぅ」
膣内でおちんちんが大きくなった。
高須君も良いんだ?
じゃあ…これは?
「んあっ!…ふあ!んっ!んっ!」
彼に覆い被さり、抽出を始める。
高須君がしてくれたより、ほんの少し速く。
跳ねてしまう身体を彼に預けて膣肉で搾る。
「んあっ!は…!あっ!!あっ!!あんっ!!」
彼の頭を抱き締めて、強く、激しく踊る。
膣内がトロントロンに溶けて…切なさが痺れと入れ替わり、
腰砕けになる強い快感の海に呑まれていく…。
「あっ!!あんっ!!キ、、キモチイイ?たかすくぅんっ!あっ、あっ!!」
私は発情しきって蕩けた声で問う。
「っくぅ!お、俺もキモチイイぞっ!はっ!うあっ!!」
すると高須君が私を抱き締めて返してくれた。
私を強く突き上げながら…。
「んあっっ!!だ、めぇ…バ、バカになっちゃうっ!んうぅっっ!!!腰がバカになっちゃうよぉ!!ああっ!!」
お尻を掴まれて、大事な所が壊れてしまうと思う位、奥へ奥へ…おちんちんを激しく叩き込まれるの。
私は彼を夢中で貪る。
私は腰を前後に振って…、高須君は力一杯突き上げる…。

獣みたいに荒々しく求め合って、登り詰めていく…。
「あっ!!イ、イッちゃいそう!!ああっ!!らめっ!!イッちゃうよぅっっっ!!!」
目の前で星が輝いて、息があがる。
私は酸素を求めて喘ぐ。
「あっ!!あっっ!!あっ!!あ、あんっ!!は、あぁっ!!んあっっ!!!!」
高須君の乱打が激しくなり、私は目の前が真っ白になって…一瞬だけ身体の筋肉が硬直する
そう…雌豹の様に身体を反らしながら達してしまった…。
「くぅっ!!!」
と、同時に高須君が呻いて、私のお尻を持ち上げて、おちんちんを引き抜く。
そして…お尻に熱い飛沫が掛かって…。
全身から力が抜けて、ボーッと蕩けた頭が、それを何処か遠くで行われている事の様に知覚する…。
高須君も…イッちゃったんだ……。
熱い……、あ…お尻におちんちんが当たってる。
ブルッと大きく身体を震わせながら、心地良い事後の甘さを堪能する。
高須君の胸元に頬を寄せながら…。
.
「なあ川嶋」
高須君と抱き合って互いの体温を感じながら、幸せな気持ちで事後の余韻を噛み締めていた。
すると、彼が私に問い掛けてきた。
「ん…なぁに?」

「…俺、川嶋と居たら嫌な事を忘れてしまえるけど…溺れてしまいそうなんだ。
いや、もう溺れてしまってる」
そう言って高須君が私を抱き締める力を強める。
「俺は川嶋に惹かれている…んだと思う。でも…これで良いのかってのも思うんだよ。
櫛枝が好きだって想いを…自分の事を否定してるみたいだから……さ」
「…実乃梨ちゃんを好きな気持ちが本当なのか…分からなくなってるんだ?」
しばらく考えた後、高須君が呟く。
「ああ…。俺は自分が惚れっぽい訳じゃねぇと思ってる。
でも…揺らいでしまう。
もう言っちまうけど、俺は川嶋の事、好きだ…。
じゃあ櫛枝の事は?
って……なるよな」
高須君が言ってくれた言葉…
『好きだ』
を、私は頭の中で反復させて天に舞い上がってしまいそうな気持ちになる。
でも高須君は真面目な話をしている。浮かれている場合ではない。
「……自分の心を見詰めてみたらいいじゃん」
私は返す言葉で、そう紡ぐ。
これは私の率直な意見。
「焦ったら…後悔するかもよ?いっぱい悩んで、考えて、試してみて…さ。時間が掛かっても見付けれたら、その時に決めなよ」

心に迷いがある今なら、高須君の事を引き寄せれる。
でも、私はそれはしたくない。
高須君がしっかり自分の心に問い掛けて、自分の気持ちとしての答が欲しいから…。
「私も…一緒に考えてあげる。
実乃梨ちゃんや大河とも普通に接して、私とも過ごしてみて見付けようよ。
そうして最後に高須君の"たった一人の大切な人"に答えてあげれば良いんじゃないかなぁ?」
私は微笑んで、彼の頬を両手で撫でて続ける。
「だから……協力させてよ。明日から放課後は亜美ちゃんと一緒に居よう?」

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