竹宮ゆゆこスレ保管庫の補完庫 - Lovers.-How you like me now-(中編)


257 ◆KARsW3gC4M sage New! 2010/03/07(日) 05:00:49 ID:iWLRntF5





[Lovers.-How you like me now-(中編)]





「っ…くふ、ふぁ…ふっ……っ」

俺は暖かく柔らかい彼女の胸の中に抱かれたまま夢中でしゃぶりつく。
刺激で張り詰めた乳首を口に含んでも母乳なんて出やしない…解ってる、でも止められない。男なら解るだろ…『楽しい』んだよ。
何で楽しいのか? 知るか…ともかく楽しいのだから仕方無い、彼女が抑えた声で喘ぐからより楽しくなる。
心地よい柔肌の感触、甘い彼女の匂い、愛撫に身体を震わせて抱き締める仕草…そんな魅了される要素は言い出したらキリが無い。
しゃぶって、吸って、次に試したいのは少しアブノーマルなこと。実乃梨のサクランボを前歯で甘噛みしてみる。

「う…ぅんっ! あ…あっ、くぅ…っ、は…っう!? コラァッ…だぁめ」

甘く啼いていた彼女がビクッと肩を震わせて小さく可愛い悲鳴をあげ、俺の頭を軽く小突く。

「もう…りゅーじくん悪戯なんかしちゃダメだよ、…ねっ? くすくす 」

実乃梨は優しい言葉でそう紡ぐとスッと耳元に唇を近付けて囁く。

「おっぱい美味しい?」


「おぅ…やっぱりいいもんだな、落ち着く…」

俺がそう返すと彼女は胸を押し付けて左右にグリグリと擦り付ける。



「んふふ〜っ♪ うりゃうりゃ、それならサービスしちゃろう」

と…嬉しそうに言いながら。
ほんのり汗ばんだ柔肌が俺の顔面を覆いむにゅむにゅと潰れて押しつけられる。ほんの少し前までなら胸元で微かに感じていた感触を直に味わう。

「ん…、くふっ。 本当に好きなんだね、ひぅっ…あ、おっぱいちゅぱちゅぱするのが…」

でも感触を味わうより俺は…。途中で中断させられた『ちゅぱちゅぱ』の方をすぐに再開したくて…唇に当たる乳首を含んでしゃぶる。
すると彼女は子供をあやす時のように優しく甘く問い掛けてくる、発情した艶を混じらせた喘ぎを漏らして。

「う…んんっ、は…っう、んふっ! や、ぁ…」

乳首を唇で引張って離す、また含んで摘んで…今度は大口を開けて飴玉を舐めるようにねぶり回す。
左手は背中に回して、右手は再び尻へと伸びる。触れるか触れないか…微妙なタッチでゆっくり撫でて、不意にワシ掴みしてみると

「あんっ」

と、実乃梨が微かに悲鳴をあげる、これは良いものだ。下着に隠された触り心地良い柔肌に五指が埋まる。
何処まで指が沈むか試してみたくもある、しかしやり過ぎるとまた怒られるから遠慮はしている。



でも、だ…ただ撫でるだけで俺は満足出来ない。実乃梨への興味は尽きずに一つ知れば新たな感覚を求めてしまうものだ。
だから思い切って強行する、迷うより行動…すぐに実行。一年間無意味にシミュレーションしていた訳じゃない。
会話から始まってデートの時に行く場所、ドライブで聞く音楽、彼女を想って綴ったポエム…そこまでなら実乃梨も知っているのだ。
大河のヤツがバラしやがったからな…。
『みのりん、このエロ犬はこんな物まで作って日々妄想して悶々としていたんだよー』
というニュアンスの事を俺の部屋で彼女に告げ口して証拠の品まで見せて…、その時は目の前が真っ暗になった。
意外にも実乃梨は引かずに興味を示して
『そんなに好かれてたんだ…ふふ〜照れちまうよ』
と満更でもなさそうにしてくれたから助かった訳だが、一歩間違えば破局の原因にも為りかねない出来事だった。
まあ…それでも隠し通した物はある、こればっかりはネタも無い、あるとするなら俺の脳内。
つまり…ナニをナニする時のオカズ、エロ本でも無ければDVDでも無い、豊かな想像力でシミュった彼女との…………。



「なあ実乃梨、ちょっと身体の向きを変えよう」

俺は彼女の胸から口を離してそう提案する、それは何を意味するか…俗にいう『恋人座り』をしようと言いたいわけだ。
あぐらをかいた男の膝を椅子代わりに女が座る…今の俺達で例えるなら向き合った実乃梨が180°身体の向きを変え背中を俺に預ける。

「ふ、んぅ? どういう向き?」


「こうだよ」

トロンと陶酔した彼女は甘えた声で聞き返す。俺は答えると同時に実乃梨の尻を両手で僅かに持ち上げて身体の向きを強引に変えようと試みる。
察した彼女は自ら身体を動かして俺の膝の上に腰を落着けた後、背中を預けてくる。指示なんて必要無い、実乃梨は導かれるまま身を委ねる。
彼女を背後から抱き締めて左手で胸を揉みしだく、強く優しく…強弱を付けて。

「んくっ…、ふあぁ……あ、んん…」

そして右手は締まった太股へ。これまた尻の時と同じく触れるか触れないか…そんな触り方で撫でる。
実乃梨はくすぐったそうに身を捩らせて僅かに前屈みになり逃げようとする、俺は彼女の首筋に顔を埋めて鼻を鳴らす。

「やだぁっ…嗅いじゃ…だ、め…だよぅ、汗かいてい、るから…くふっ!」



そう告げる実乃梨の言葉は震えていた、だが羞恥から来る声色ではなく媚びた艶声なのを俺は見逃さない。
硬くなって自己主張する乳首を摘んで強く転がしながら、しっとり吸い付く太股を五指でくすぐる。

「あ、ぅ…んあぅ、りゅーじくん、ん…あぁ…ん」

身体を震わせる彼女を熱情で焦がしていく、他の誰でもない俺が…だ。甘えきった声で俺の名を呼び…もどかしそうにモジモジ。
否応にも興奮は高まっていく、今まで見た事の無い彼女の『サカり』がついていく様を見せつけられて、そしてムスコに押しつけられた尻の感触に注意が向いてしまう。
彼女は気付いていない、スカートが捲れて下着越しだがムスコが尻の割れ目に挟まっているのを…いや本当は気付いているのかも知れない。
分かっていて『気付かないフリ』をしてくれている気もする。それを確かめたくて試しにムスコを擦り付けてみる。

「んんっ…ふっ、はあは…あ、んくっ…」

擦り付ける動作に合わせて実乃梨が恥かしそうに呻き、一度だけ喉を鳴らして生唾を飲み込んだ。
あてがった手の平の中で彼女の胸がドキドキしている、やっぱり気付いているんだよな…多分。


どうせバレているなら少し大胆な事をしても…いいよな? 最後には見られるというか、コイツが実乃梨の膣内に入る訳だから…。
まだ恥かしいから見せるのは勇気が要る、だから『感触』くらいなら…と言い訳してみる。実際にはズボンの中で苦しそうにしているムスコを『解放』してやろうと思ったのだ。
更に言うなら『手だけじゃなく敏感な部分で実乃梨の柔尻を感じてみたい』という欲求が首を擡げてきたんだ…かなり変態じみているよな、否定はしない。

「なあ…ここ触ってもいいよな? …触りたい」

その前に彼女の緊張を和らげた方が良いかもしれない、同時に俺自身も触れてみたいし見てみたかった。実乃梨の股間を下着越しに撫でてみる。
彼女に紡ぐ言葉は本心の発露でもあった。

「え…っと、う…うぅ〜、ちょいと待っておくれぇ…そのさ…初めに言っておくけどあまり"いいもの"じゃないよ?
りゅーじくんがどんなものを"想像"をしているかは分かんないけど…多分、幻滅するかも……そ、それでも…良いの?」

実乃梨は恥かしそうに少し顔を伏せて恥じらう、その言葉を紡ぐ唇は震え、うわずって途切れ途切れに…。



だけど…嫌そうでは無い、さっきも言ったように恥じらっているだけ。
『誰にも』見せたことが無い、自分の『女の部分』を晒すのだから当然だよな。

「実乃梨、大丈夫…俺はそんな…大切な恋人の身体に"幻滅"とかしねぇよ」

そう返すと彼女は頷き
『だよね、りゅーじくん…ごめん』
と小さな声で呟く。そしてもじっと一回だけ腰を捩らせた後、実乃梨の両手が俺の右手を包み込む。

「…触って?」

緊張した様子が読み取れた、でも精一杯に甘えた声で一歩を踏み出す。
それは初めて見る彼女の『いやらしいおねだり』 口付けの時はワクワク顔で…ハグの時はウットリとした顔で…そして今のこれは……だな。
ほんのり桜色の頬で目元をトロンと蕩けさせ、はあはあ…と発情した吐息を漏らしながら…。
俺を魅了する煽情的な表情だ、おもわず生唾を飲み込んでしまう。高鳴っている心臓が更にドキドキと脈打つ。
恐らく俺はこれから先、実乃梨のこの『表情』を何度も見る、その毎に……こんな想いをするのだろうか?
シミュレーションでは初体験に戸惑い強張っている姿を想像していた、実際に目にするのは俺に対して身を委ねてくる実乃梨で…ああいかん、勝手な妄想は捨てろ。

「ん…ふっ!」

壊れ物に触れるように優しく彼女の秘部に触れるとピクンと肩が跳ね、直後にブルッと一回身震いする。
太股をピッタリと閉じ、俺の愛撫を無意識の内に彼女は抗う。それは仕方無いこと。
俺は気落ちする余裕なんてない、何故なら感動と羞恥と興味に絆されていたから。
人肌より少し暖かく、いや熱いと言っても過言ではないプニプニ柔らかい感触、そして…下着に滲む『実乃梨の涙』を感じたから。
AVで見たような『濡れ濡れのグチョグチョ』とか…そういうもんじゃねぇ、ほんの少し…少しだけだけど埋めた中指の先で感じたんだ。

「うぅ、んん…はっ……はっ…。あ…」

人差し指、中指、薬指、三指の腹で揉む。秘部に沿って撫でるように掻くように…くすぐるように。逸る気持ちを抑えて繊細に。
その愛撫とはとても言えない稚拙な指遣いに彼女はフルフルと身体を震わせて返してくれる。
僅かに聞こえる衣擦れの音と押し殺した喘ぎ、そして興奮しきった俺達の息遣いだけが部屋を支配する。

「あっ、くぅ…っ、ああ…ぁっ、あっ…」

中指をくの字に曲げ秘部に少し強く擦り付ける、残った二指でその周囲を撫でる。



すると次第に彼女は弛緩していく、抑えきれなくなった喘ぎは甘く甘く…啼き声に変わる。それに比例して下着に愛液がジワジワと染みていく……。
添えられるだけだった彼女の手に力が入りギュッと掴む。次いで

「ふっっ…くふっ! ゾ、クゾク…するよぅ…何か変な…ひぅっ…気持ち」

と、微かに呟く…。

「それは"気持ち良い"って事か。じゃあ、よう…聞くけど触られてどこが一番気持ち良い?」

俺はうわずった声でそう質問してみる、それにはもちろん下心もある、あるに決まっている。だが彼女を更に悦ばせたいという想いもある。

「ん……ここ、かなぁ? んん、ぅ…分かんないよ、りゅーじくんが触ってくれるところ…全部が気持ち良いんだよぅ」

しばしの間を空けて実乃梨は俺の手を誘導する、そこは…膣口。
そこへ彼女は俺の指を押し付けるように教えてくれる、言葉と行動、そして身体の変化で…。
熱を帯びた身体より熱く、溢れた愛液をくちゅりと鳴らして、初体験は『濡れにくい』なんて聞いた事がある。
俺だって初めてだから全然分かんねぇよ多いのか少ないかなんて、だけどこれだけは分かる、間違いなく実乃梨は俺の稚拙な愛撫に『濡らして』いる。


個人差はあるだろう、しかし下着に染みた愛液が指先にくちゅくちゅと纏わりつく感触、これだけで俺は嬉しくなるんだよ。

「おぅ…これ以上は下着が汚れてしまうし脱がせてもいいよな」

『おぅ』からは一息に言い切って彼女の返答を待つより先に手が動いてしまう。両手の指先は下着の脇に掛かる、落着き払っているつもりでも焦ってしまうのだ。

「りゅーじきゅんは"あわてんぼーさん"だぁ…ふふ、なんだろ…言ってもいいかな?
言っちゃおうか、うん…かなり可愛いよ」

実乃梨は振り向いて微笑んだ、続いて前へ向き直し俺の手を下着から引き剥がして一瞬だけ動かなくなり…腰を僅かに持ち上げる。
白い指が下着に掛り…ゆっくりずれて衣擦れの音を残して太股…ふくらはぎ…足首へ。
俺は見てしまった、脱ぐ一瞬にツツッと愛液が糸を引いていくのを…初めて目の当たりにした生々しい『実乃梨の女の涙』を…。

「恥かしいけど…私も勇気を出す、セックスって一人じゃ出来ないから…大切な人と…りゅーじくんとするものだって想うんだ」

赤面して俯いた彼女は自分に言い聞かせるように言って両手の指でスカートを摘んで持ち上げる。



「……やっぱり恥かしい、けど…その……もっとして貰いたい、な?」

彼女は『おねだり』して俺の膝の上で開脚する、背後からじゃよく見えないが丸見えなんだよな絶対に…。
緊張もほぐれたよな、そろそろ…俺も。

「な、なら実乃梨もしてくれよ。俺…我慢出来ねぇ…頼む、おまえが出来るって思う範囲でいいから」

ああ…言った後でなんだが直球だよな、さり気なく…なんて無理、考える余裕が無い。

「あー…それってつまり、うぅ…ナニをナニして欲しいってことだよね? は、初対面…しちゃうわけだ」

実乃梨はモジモジしながら俺の顔をチラチラと盗み見てゴクリと喉を鳴らす。

「じゃあ…一緒にしよっか? よいしょ」

彼女は戸惑いながら右手を自身の背後に回して俺の股間に手を伸ばし…恐る恐る触れる。

「お、おぉお…でっっか……こんなに硬いんだ」

人差し指と親指がムスコの形を探る、摘んで上下に擦られて時折もみもみ…、実乃梨が触れている…俺のムスコにっ! も、もう駄目だ!

「どうせなら直に触ってみろよ、ほら俺もおまえのアソコに色々するんだし遠慮するなって」



興味を示した彼女を見てこれ幸いとばかりにベルトのバックルを外しチャックを下げて硬直したムスコを握らせる。

「ひぇっ…な、何…ビクビクして、る? てか…熱いっ…し? お、おぉ〜」

控え目な力でムスコを擦る彼女は感嘆の声を洩らし、再びゴクリと生唾を飲み込む。

「ね、ねぇ…んくっ、私がりゅーじくんの上に座ってたら一緒に触りっこ……出来ないよね?
ほら後ろ手じゃ難しいし、んぅ…う…ちゃんと顔を見ながら"しこしこ"してあげたいし…はぅ…あ……そ、そっちでしよっ?」

ギュッとスカートを握り締め真っ赤な顔を伏せたままの実乃梨がベッドを指差す。
俺は彼女の秘部を中指の腹で上下にゆっくり擦りながら聞き返す。

「あのベッドは見ての通りシングルだから狭いぞ、それでも大丈夫か?」

あとお世辞にも心地よいとも言えないのだ、この時期はマットを敷かないからな…薄い敷き布団だけだ。

「いいよっ…その方がりゅーじくんと密着出来るじゃん、それに…セックスをする時は私の上にりゅーじくんが"の、乗っちゃう"から…狭くても大丈夫だよ、きっと…」

彼女はそう言っていそいそとベッドまで移動し俺に手招き。



「おいでよりゅーじく、ん…」


「おぅ…」

緊張を隠しきれないが、優しい笑みを浮かべた彼女に俺はフラフラと引き寄せられる…。
ずり下がるズボンを持ってベッドの端に腰掛けた彼女の横に座ろうとしたら手で制止された。
ちょうど実乃梨の眼前に仁王立ちする形、もちろんムスコは手で隠してはいる。

「ちょいと見せてよ、おっきくなったおちんちんって見たこと無いんだ…」

と言って手を引き剥され……実乃梨はムスコと真の意味で初対面。

「こ、こんにちは…だぁ…あはは…」

目を見開いた彼女は恥かしそうにそう呟き、ジーッとムスコを凝視する。ちなみに実乃梨は記憶から消し去っているようだが夏に北村のムスコを目撃している。
『ワカメ』がどうとかなんて誤魔化していたがモロに見たのだろう、複雑な気持ちだ。
北村と一度スーパー銭湯に行ったことがあるがアイツのムスコはなかなか立派なものだ。
太さは恐らく俺の方が勝っている、しかし北村は長さが凄い…マジマジと見た訳じゃ無いがそれはハッキリしている。
勃起した状態でないから(見たくねぇ)アレだが、少し劣等感を覚えたのだ。
興味深々に注視する彼女に『比べ』られているように思えてしまうのは仕方無い。


「これが入っちゃ…うんだよね」

彼女の興奮した吐息すら感じる至近でマジマジと見られると恥かしい、だが隠そうとは思わない。
いずれは見られるのだ早いか遅いかの違い、ならばと腹を括る。

「くふっ!」

指先が敏感なムスコの頭をつつき、続いて優しく手の平の中へ包まれる。
ソフトボールをしているからって彼女の手は硬くはない、やっぱり女の子な訳で…ぷにぷにと柔らかい。
先程したようにもみもみ…と揉まれ、包皮を二度三度と戻され剥かれ…人差し指と親指の輪は根元まで滑る。
扱かれるよりは優しく、擦られるよりは強くといった感じだが気持ち良い。
確かに自分でした方が気持ち良いそれは認める、だが気持ちの問題だろ?
実乃梨にムスコを愛撫されている、それが重要なのだ、好奇心が愛情に変わっていく様子がひしひし伝わってくる。

「男の子ってしこしこ…したら気持ち良いんだよね、こうかな? 気持ち良い?」

興奮のあまり腹に引っ付きそうな程に反り上がったムスコへ愛撫しながら彼女は問う。

「あ、ああ…凄く…、ぅ…う」

ムスコから発生した快感の痺れは腰を通って背中へ流れる、絆されて夢中になる。



だから気付かなかった、次第に彼女の顔が俺の方へ近付いてきていることに…。

「ふっ!? うっ!」

それは突然に沸き起こった…、目を閉じて彼女にされるがまま心地よい刺激を甘受していて、急に感じた腰砕けになりそうな痺れる強い電流…。
手の平なんか比較にならない程の柔らかさ、熱くてぬるぬるしていて、それでいてザラザラ。不思議な感触。

「ちょっとしょっぱい…」

下腹部に目を向けると同時に実乃梨が照れ笑いしながら呟く。
そう…彼女の舌がムスコの頭を一舐めしたのだ……、目が合うと悪戯っぽくそして艶を出した笑みに変わる。

「…りゅーじきゅんが女の子の身体に興味深々なら私だって男の子の身体に興味深々なんだ、ごめんよぅ…痛く…はないよね?」

と…今度は遠慮無しにぺろぺろ…小刻みに舌先が躍る。ムズムズする、腰が引けそうになるが男はムスコを掴まれたら動けなくなる。

「ぴちゃ…ちゅっ、ぴちゃぴちゃ」

おもわず彼女の頭を引き離そうとした手は虚空を掴み、ズボンを握り締める事で代わりとする。

「やっぱり慣れない事をしたら駄目だね、舌が疲れちゃった…」

一分かそこらの短い時間、だが途方もなく永く感じた。


彼女は愛撫を止めて、ベッドの中心へ座ったまま後退りし寝転ぶ。そして両手で紅潮した顔を隠してモジモジ。

「うっわ…やっといて今さらだけど…はずっ!」

身悶えする彼女を見つつ俺は途方に暮れる。焦らすように少し舐められて、ちょっと期待していたのだ…口の中で愛撫されることを…。
お預けを食らって欲望に身を焦がされ、彼女の横に寝転がって見詰め事で無言の抗議をする。

「ごめんようーマジですまんっ! ま、またしてあげるから…ぺろぺろはこれくらいで堪忍しておくれやすっ!」

だが届かない、なら仕方無い…これはサプライズだったのだとポジティブに受け止めて、膝を立てた彼女の膝頭を持ってグイッと大きく開脚させる。
それに前後して覆い被さるように身体を少し起こして肘で支える。

「んっ! もしかしてお、怒ってる? 期待させて…すぐに止めたから怒ってる?」

なんだよ…確信犯か…まあお互いに初めからあれこれ出来る余裕は無い。だけどいつかは出来るようになる、それでいい。

「怒ってねぇから心配するな、ありがとうな実乃梨」

そう紡いで微笑み頬を撫でると彼女は肩から力を抜いて安心したように胸を撫で下ろした。


人差し指を秘部に沿って下から上へ滑らせる、一回目はゆっくり…二度目はほんの少し速く、三度目はそれより速く…と徐々に指先を躍らせていく。

「あっ、あぁ…んくっ! あ…ひぅっ!!!」

彼女の啼き声も徐々に大きくなっていき切なさが見え隠れし、トロントロンに蕩けた表情で色香を漂わせる。
指先でクリトリスをつついてみると足を閉じられ太股に腕を挟まれる。

「だ…め、そこ……だめ……アソコがキュンてな、るか…ら、ひぁんっ!!」

そう言われたら当然だが俺はまたしたくなる。今度は指の腹を押し当てて優しく転がす。

「あんっ……っ!! や、…やぁっ!! だめぇ…らぁ…め……くふんっ!」

小さな小さな突起をクリクリと転がす毎に彼女の身体がピクンピクンと跳ね、掲げた右手で俺の身体を押し返そうとする。
だめ、と口走りながらも快楽の虜になっていく姿に俺は理性が弾け飛ぶ。

「実乃梨っ…」

俺は彼女の抵抗を押退けて艶やかな唇を貪る、思うままに舌を絡ませて唾液を絡ませ奥へ奥へ…。

「っんむ! ふっ! ふっ…くふっ!! あっ! ちゅくっ!」

実乃梨はすぐに順応して俺と口内で戯れる、抗わずに熱と愛情を以て互いを高めていく。

甘噛みして、されて、唾液を啜って、啜られ、強く吸われると離してくれない。
口元がベトベトになっても構わない、背中に回された左手が掻き抱いてきて鈍い痛みが走っても気にしない。
伸ばされた彼女の右手がムスコをゆっくり扱き、俺の右手はクリトリスを摘んで弾く。

「あふっっ!!」

彼女が背中をのけ反らせ甘えた声で啼いて身体を擦り寄せる、そして熱っぽく見詰めて唇に一回吸い付いて耳元へ顔を近付ける。

「りゅーじきゅんのスケベ……"だぁめ"って言ってんじゃん、っは…ふっ。おイタしたから"おしおき"だよ…」

と満面の笑みでムスコの頭を逆手で握って、ゆっくり手の平の中で上下に扱く。

「うあっ! まっ…待て!」

『潤滑』の無い愛撫は俺に痛みと快感…二つの刺激を与える、腰を引いて逃れたくても出来ない、何故なら実乃梨が足を腰に巻き付かせて組み付いているからだ。

「待たないし止めない、りゅーじきゅんが敏感な所をイジメるなら…私はおちんちんをしこしこ…してお返し…ですよん」

彼女はしてやったりな顔で笑みを浮かべ、太股で挟んでいた腕を解放し再び開脚する。


そしてポツリと呟く。

「…なんちゃって、へへ…嘘ぴょん」

語尾にもはや死語となった一言を添えて彼女は俺と額を重ねる。

「こっちの方がいいって言ったじゃん、…ねっ? りゅーじくんが今イジメてる所は本当に敏感なんだ…痛気持ちいいっていうか、まだ慣れない」

あやすように諭すように…それでいておねだり、実乃梨は右手をムスコから俺の右手へ動かして愛撫する指を膣口へ誘導していく。

「だから今日はこっちから慣れさせて欲しいかなぁ〜って、我儘だけど…お願い」


「お、おぅ…悪かったついつい…な、その…指挿入ても…」

俺は『おねだり』されてドキドキしている、さっき実乃梨が言っていたが『セックスは一人じゃ出来ない』それを体現してくれているから…。
胸の奥がジーンと暖かく幸せな気持ちになるのだ、俺に合わせて無理しているのでは無く身も心も一つになろうとしてくれている。
それがどんなに嬉しいかなんて言葉で言い表せない、したくない。代わりに愛情を載せて贈る。それが考え付く『最大限』だと思う。

「うん、挿入て欲しいな」

実乃梨はジッと熱を込めて見詰め、ムスコを扱きながら誘う。



「あ…ふ、う…ん…んん、は…っ」

人差し指で膣口を探る、ここで合っているのか…挿入るのか…指を受入れられるくらいには濡れているのか…。
そんな不安に囚われ、指先で掻くように撫でる、なかなか先へ進めない。
実乃梨は焦れているのか身を捩らせて切なそうに微かに喘ぐ、 キシッとベッドが軋み呼吸に合わせて上下する胸が揺れている。
その様子を見て俺は迷いを捨てる、意を決して人差し指を慎重に膣内へ挿入ていく。

「あ、んぅ…ふっ…ふぅっ、ひあ…ぅ」

彼女の膣は暖かくて…潤っていて指に柔らかい柔肉と共に纏わりつく、ねっとり絡み付いて…それでいて少し芯があって…。
ああ…これが女の…と妙な感慨を覚え、高まった興奮で息遣いが荒くなってしまう。
俺は生唾を飲み込んで比喩無しに狭く閉じられた膣を抉開けていく、探るように指先で膣壁を撫でながら埋めていく。

「は…っ、は……っ。あん、ん…んぅ? ひぅう…やぁあ…」

根元まで挿入終わり絡み付く膣肉を押してみると彼女はピクンと腰を震わせ、蕩けた瞳をこちらに向けて微笑む。
『痛くないよ…気持ちいい』
そう伝えている…。
だから彼女をもっと悦ばせたいという欲求が生まれる。


スッと指を引き抜く時に抵抗はさほど感じない、だが挿入るとまた柔肉に包まれて絡み付かれ押し潰さんばかりに圧迫してくる。
緩やかな抽送で、その未知の感覚を味わう…甘く啼いて素直な反応を返す彼女を見ながら…。

「あ…あぁっ、あんっ…ん、んく…ふあっ」

指を目一杯挿入て優しく掻き回してみると、腰を落ち着き無く震わせてキュンと膣内が収縮する。これが『締まる』という事なのか?
汗ばんだ肢体を密着させ愛しそうに彼女の手がムスコを根元から絞る、時折親指が鈴口をこねる。
それは誰かから教わったわけでは無く彼女が順応していっている証、無意識に…している。
愛撫に互いの身体を震わせて喘ぎ、発情し甘受して絆されていく。俺なんか必死だし焦ってるし…彼女はどうなんだろう?
多分、俺と一緒だ。いっぱいいっぱいなんだ、でも勇気を振り絞って慈しむ。
抽送を速め繋がる時に少しでも苦痛を和らげたいと膣肉を慣らす、愛液が絡むやらしい音と雌の匂いにクラクラしていく。

「はぁ…はあ、……ああぅ! ら、めぇ……。お、お腹の中がビリビリ…するよぅ」

人差し指と中指…膣内へ二指を挿入直して拡げていく。


相当気持ちいいのだろう彼女は俺への愛撫を止めて『いやいや』と頭を振って甘える。
全身がほんのり桜色になり乱れ髪が枕の上で躍る、身体が硬直してすぐに弛緩し…ビクンッと跳ねて膣で指を締め付ける。
こんな姿を見てしまったら誰だって魅了される、この姿を見るのは俺だけ…。繋がりたい気持ちと愛撫し続けていたい気持ちで心が揺れる。

「りゅーじくんんっ!! き、気持ちいいよぅっ…ふあっ!! ああっ!」

と…彼女がギュッと閉じた瞳から涙を流して歓喜している様を見て情愛を激しくしていく。
濡れそぼった膣へ叩き込むように抽送し、内部で抉り、重ねた二指をピンッと弾く。
こうしたら彼女は悦ぶ、と…知ってしまった俺は埋めた指で掻き回し、これらの動作を不意に行なう。
そして親指でクリトリスを撫で回してみると実乃梨はゾクゾクと身体を震わせ可愛い声を出す。

「お、おりぇ…俺っ! してぇよ…挿入たい…っ!」

ここで俺は欲求に負ける、一つになりたいと彼女に懇願する。

「んっ…は、はあは…あ、う…う、うん」

少し間を開けて彼女は薄ら目を開け、両腕で俺の頭を抱き寄せて強く頷く。



続く




268 ◆KARsW3gC4M sage New! 2010/03/07(日) 05:17:34 ID:iWLRntF5
今回は以上です、次回で完結ですので今しばらくお付き合いください。
書き終えたらまた来させていただきます
では
ノシ


256 ◆KARsW3gC4M sage New! 2010/03/07(日) 04:59:56 ID:iWLRntF5
皆さんお久しぶりです。
長々とお待たせしてすいません、[Lovers.-How you like me now-]の続きが書けたので投下させてください。
前回の感想をくださった方々、まとめてくださった管理人さんありがとうございます。
※この作品はみのドラで性的描写があります、苦手な方はスルーしてやってください。
それでもよろしければ読んでやってください。
では次レスから投下します。

【田村くん】竹宮ゆゆこ 29皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1266...