時間停止(タイムストップ) - カチコチ魔法少女 2
「少しは人の話を聞きなさい!!」
悪魔が変身中のまなに向けて、瓶の液体を投げつける。
本来ならまなの変身中は、全ての攻撃を弾く筈…だったのだが、その液体は何故か弾く事は無い。
「リリカルまじかる……。」
勇ましい表情で詠唱するまなの体を、液体がすっぽりと包みこむ。
刹那、光が晴れ…… 中から、全裸のまなが登場した。
勇ましい表情で、大きく口を開けながら、空中で動かなくなった全裸の少女が。

悲鳴を挙げる暇も無く、彼女の時間は止められてしまったのだ。

「……人の話を聞きなさいよ〜、もー!!」
そして、悪魔の少女が、かなり感情を露わにする。
「最初から悪魔と決めつけて暴力で解決するような…そういう子はお仕置き!
……この時の精霊「ラプラス」が、 マジカルマナウィングにお仕置きするわよ!!」

まなの変身は、まず、自分の着用している衣服を異世界に移動させて、その後魔法装束を自分に装着させるというものだ。
そして今彼女は、その、着用していた制服を異世界に移動させた「時点」で、「時の水」というものにより時間を止められた。
「時の水」というものは、それを浴びたものの全ての時間を停止させてしまうという、魔法の水だ。
まなは変身中にこの水によって時間を止められ、固まってしまった。
彼女だけではない。彼女が入り口で見た女子児童達も皆、この水により身体の時間を奪われ、ここまで運ばれてしまったのだ。
そしてその後、パンツを盗まれてしまったわけだが。

「……さて、全裸で固まってくれたのは好都合ね。
これならお仕置きもすぐできるし。 ……本当人の話聞きなさいよ。」
ため息をつきながらも、悪魔はまなに近づく。
彼女は瞬きもせず、変身中の途中のまま、空中で静止している。
自分が憎むべき悪魔の少女に、全裸をじーっと見つめられても、彼女はずっと静止しているのだ。

悪魔はまず、尻尾をまなのお尻に突っ込んだ。
「んん!! …… な なんという締め付け…!
流石女子小学生! 美味しそうなお尻だからと突っ込んだ私が…やばい!!」
尻尾はずぶずぶとまなの中に入っていく。
まなの小さな体は、そんな侵入者を拒むかのように、それを締め付ける。
その締め付けが、悪魔にとっては快楽の元だというのに。
「……んく! こ ……ここが奥ですね……!」
長い指のようにしなやかに動く尻尾は、まなのお尻の「奥」にたどり着き、そこを撫でる。
まなの体の時間は止まっているのに、彼女の中は温かい。
「くぁ!……あ……んぅ!!」
そして悪魔の尻尾は、非常に敏感に出来ている。 特に彼女の場合は「弱点」だ。
可愛い女の子に尻尾を握られるだけでイッてしまう悪魔だ。
女の子の中に入れたとなれば、その快楽は普段感じる事のない、強いものになる。
「……ごめ!! も… イッちゃ……んんん!!!」
そして悪魔は激しく体を揺らせ……、そのまま倒れこんだ。
尻尾を突っ込まれたまなはまだ、魔法少女になる事も出来ず、全裸で勇ましい表情をしていた。

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