第17回TREEセミナー（2008年12月8日）
最終更新：
treeseminar 2008年12月01日(月) 20:03:53履歴
１２月８日（月） １６：００〜１７：００
場所：東邦大学理学部�更羇曖毅横娃袈擬次�東邦大学理学部へのアクセス）
異なる時空間構造をもつ食物種分布に対するジェネラリストの集合的反応
場所：東邦大学理学部�更羇曖毅横娃袈擬次�東邦大学理学部へのアクセス）
異なる時空間構造をもつ食物種分布に対するジェネラリストの集合的反応 
片山直樹 Naoki KATAYAMA
東京大学農学生命科学研究科 生物多様性研究室
要旨
捕食者は、食物のスケール依存的な時空間構造に対応するため、異なる空間スケールで異なる採食戦略を用いることがある。しかしジェネラリスト捕食者にとって、異なる食物種はしばしば異なる時空間構造をもつ。このときジェネラリスト集団は、異なる食物種分布に異なる空間スケールで反応する可能性がある。
本研究は、水田地帯を採食地とするチュウサギ集団とその食物分布を、複数の空間スケールにわたって調べた。その結果、主な食物であるドジョウは持続性が高く、オタマジャクシはドジョウよりも豊富だが持続性が低かった。そしてチュウサギ集団は、広域スケールではドジョウに、局所スケールではオタマジャクシ分布に一致した。これらの結果は、チュウサギ集団が、広域スケール（コロニーから飛び立つ時？）では過去の記憶を用いて持続性の高いパッチに、局所スケール（歩いて探索する時）では短時間の採食経験を用いて食物の豊富なパッチに集まったためだと考えらた。
ポスター：第17回・第18回ポスター
東京大学農学生命科学研究科 生物多様性研究室
要旨
捕食者は、食物のスケール依存的な時空間構造に対応するため、異なる空間スケールで異なる採食戦略を用いることがある。しかしジェネラリスト捕食者にとって、異なる食物種はしばしば異なる時空間構造をもつ。このときジェネラリスト集団は、異なる食物種分布に異なる空間スケールで反応する可能性がある。
本研究は、水田地帯を採食地とするチュウサギ集団とその食物分布を、複数の空間スケールにわたって調べた。その結果、主な食物であるドジョウは持続性が高く、オタマジャクシはドジョウよりも豊富だが持続性が低かった。そしてチュウサギ集団は、広域スケールではドジョウに、局所スケールではオタマジャクシ分布に一致した。これらの結果は、チュウサギ集団が、広域スケール（コロニーから飛び立つ時？）では過去の記憶を用いて持続性の高いパッチに、局所スケール（歩いて探索する時）では短時間の採食経験を用いて食物の豊富なパッチに集まったためだと考えらた。
ポスター：第17回・第18回ポスター
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