第65回TREEセミナー(2013年5月23日)
最終更新：
treeseminar 2013年05月24日(金) 16:09:36履歴
第65回TREEセミナー予定 
5月23日(木曜日) 17:00〜18:00
場所:理学部�更羇�2階5207教室（東邦大学理学部へのアクセス）
場所:理学部�更羇�2階5207教室（東邦大学理学部へのアクセス）
タイトル：モンゴルにおける干ばつ時の放牧戦略と土地荒廃の関係
柿沼 薫 Kakinuma Kaoru
(東京大学大学院 農学生命科学研究科 特任研究員)
要旨
乾燥地に住む人々は、その気候の変動性の高さに対応した牧畜システムを発達させてきた。
とくに干ばつ時の牧民は、資源の空間的なばらつきを、移動しながら利用することで家畜を維持している。
このような牧民の放牧戦略は、放牧圧の空間的分布と密接に関わっており、そのメカニズムを明らかにすることで放牧圧がもたらす土地荒廃の解明につながる。
そこで本研究では、牧民の資源選択に関わる意思決定、およびその意思決定が植生へ及ぼしている影響を明らかにし、
気候変動性が高い環境下における放牧地管理について議論する。
調査対象地はモンゴルのマンダルゴビとした。
現地牧民への聞き取り調査および植生調査の結果、
�ヾ海个鳥�に重点的に利用される群落が局所的小スケールで分布し�△修里茲Δ雰架遒任和召侶架遒鉾罎拱�牧圧が高く、植生の変化が大きかったことから、土地荒廃が起こる可能性が高いことが示された。
本研究は、干ばつが頻発する地域においても、干ばつ時に利用される資源では、家畜数の制限といった放牧圧のコントロールが必要であるという放牧地管理上重要な知見を提供した。
ポスター:第65回
尚、セミナー終了後に1時間ほど、懇親会もございますので、そちらにも是非ご参加下さい
(東京大学大学院 農学生命科学研究科 特任研究員)
要旨
乾燥地に住む人々は、その気候の変動性の高さに対応した牧畜システムを発達させてきた。
とくに干ばつ時の牧民は、資源の空間的なばらつきを、移動しながら利用することで家畜を維持している。
このような牧民の放牧戦略は、放牧圧の空間的分布と密接に関わっており、そのメカニズムを明らかにすることで放牧圧がもたらす土地荒廃の解明につながる。
そこで本研究では、牧民の資源選択に関わる意思決定、およびその意思決定が植生へ及ぼしている影響を明らかにし、
気候変動性が高い環境下における放牧地管理について議論する。
調査対象地はモンゴルのマンダルゴビとした。
現地牧民への聞き取り調査および植生調査の結果、
�ヾ海个鳥�に重点的に利用される群落が局所的小スケールで分布し�△修里茲Δ雰架遒任和召侶架遒鉾罎拱�牧圧が高く、植生の変化が大きかったことから、土地荒廃が起こる可能性が高いことが示された。
本研究は、干ばつが頻発する地域においても、干ばつ時に利用される資源では、家畜数の制限といった放牧圧のコントロールが必要であるという放牧地管理上重要な知見を提供した。
ポスター:第65回
尚、セミナー終了後に1時間ほど、懇親会もございますので、そちらにも是非ご参加下さい
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