最終更新: treeseminar 2008年08月06日(水) 02:36:04履歴
10月26日(金)15:00〜16:00
場所:東邦大学理学部V号館5207教室 (東邦大学理学部へのアクセス)
長谷川 克
筑波大学大学院 生命環境科学研究科 保全生物学研究室
要旨
同一種内においても性選択を受ける形質が異なる場合がある。ツバメは、ヨーロッパにおいては尾長に、北アメリカにおいては羽毛の色に性選択を受けるという。長い尾羽、赤みを帯びた羽毛がそれぞれの形態的特徴である。このことは両地域の形態的な差異が性選択の違いによってもたらされた可能性を示している。もし性選択の違いによって形態の地域差が形成されるのならば、上述の2地域以外の地域においても形態の発達と性選択を受ける形質が一致するはずである。本研究では喉の赤いパッチ部分が大きいことが特徴である日本のツバメにおいて、どの形質に性選択を受けているかを調べた。調査は2005年、2006年の4月から9月にかけて上越市高田で行った。雌雄間ではオスがより赤い喉の色を発達させていた。また繁殖回数、繁殖成功も喉の色が赤いオスほど高い成績を示した。
セミナー終了後に懇親会を予定しております.奮ってご参加ください.
2007年10月26日のポスター
場所:東邦大学理学部V号館5207教室 (東邦大学理学部へのアクセス)
長谷川 克
筑波大学大学院 生命環境科学研究科 保全生物学研究室
要旨
同一種内においても性選択を受ける形質が異なる場合がある。ツバメは、ヨーロッパにおいては尾長に、北アメリカにおいては羽毛の色に性選択を受けるという。長い尾羽、赤みを帯びた羽毛がそれぞれの形態的特徴である。このことは両地域の形態的な差異が性選択の違いによってもたらされた可能性を示している。もし性選択の違いによって形態の地域差が形成されるのならば、上述の2地域以外の地域においても形態の発達と性選択を受ける形質が一致するはずである。本研究では喉の赤いパッチ部分が大きいことが特徴である日本のツバメにおいて、どの形質に性選択を受けているかを調べた。調査は2005年、2006年の4月から9月にかけて上越市高田で行った。雌雄間ではオスがより赤い喉の色を発達させていた。また繁殖回数、繁殖成功も喉の色が赤いオスほど高い成績を示した。
セミナー終了後に懇親会を予定しております.奮ってご参加ください.
2007年10月26日のポスター
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