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【定義】

―仏を供養して善業を積むこと。
道元禅師の『正法眼蔵』の巻名の一。95巻本では87巻、12巻本では5巻。説時・説所は不明。

【内容】

道元禅師は、衆生成仏するためには、これまでの仏祖に必ず諸仏への供養があったことを指摘しながら、その必要性を強調される。
過去の諸仏を供養したてまつり、出家し隨順したてまつるがごとき、かならず諸仏となるなり。供仏の功徳によりて作仏するなり。いまだかつて一仏をも供養したてまつらざる衆生、なにによりてか作仏することあらん。無因作仏あるべからず。

そこで、その供養の方法について、転輪聖王が行ったものを紹介されながら、誰であっても金銀の財宝や、香木、そして様々な華などを供養する必要を説く。なお、最近の日本では、このような供養について功徳が信じられず、いたずらに拝金主義などと批判することがあるが、それはあってはならないことである。あくまでも衆生が自ら成仏するための因縁を諸仏が提供してくれているのだ。
おほよそ供仏は、諸仏の要枢にましますべきを供養したてまつるにあらず、いそぎわがいのちの存せる光陰を、むなしくすごさず供養したてまつるなり。たとひ金銀なりとも、ほとけのおほんため、なにの益かあらん。たとひ香華なりとも、またほとけのおほんため、なにの益かあらん。しかあれども、納受せさせたまふは、衆生をして功徳を増長せしめんための大慈大悲なり。

さらに、供養の方法については、草座・石蜜漿・然燈という三種の供養を行うことや、十種供養の内容を詳しく提唱されている。それは、正しい供養の方法を示すことで、正しい功徳を得させるためであった。仏像を建て、舎利の供養塔(塔婆)を建てて、そして実際に供養するには、その方法を正しく伝えている仏祖の指示を仰がねばならないのである。
形像舎利を安置し、供養礼拝し、塔廟をたて、支提をたつる儀則、ひとり仏祖の屋裡に正伝せり、仏祖児孫にあらざれば正伝せず。またもし如法に正伝せざれば、法儀相違す。法儀相違するがごときは、供養まことならず。供養まことならざれば、功徳おろそかなり。かならず如法供養の法を、ならひ正伝すべし。

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