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【定義】

(・菩薩を見ること。或いは禅定に入り観相すること。観相三昧とも、観仏とも。転じて、自己の仏性を悟り、仏と一体になることも指す。
道元禅師の『正法眼蔵』の巻名の一。95巻本では61巻、75巻本では56巻。寛元元年(1243)11月19日、越前禅師峰にて学人に示された。

【内容】

通常の見仏は、目の当たりに仏を見ることであり、そのために様々な三昧によって仏を見ていたような祖師もいる(浄土宗の法然上人など)ほどであったが、道元禅師はそのような見仏を否定し、どこまでも実体のない事実そのものこそ仏であるとして『金剛般若経』の説を引きながら提唱されている。
釈迦牟尼仏告大衆言、若見諸相非相、即見如来。いまの見諸相と見非相と、透脱せる体達なり、ゆえに見如来なり。この見仏眼、すてに参開なる現成を見仏とす。

実体のない世界とは、自己を含めたこの尽十方界そのものであるとされる道元禅師は、まさにその尽十方界と一体となる禅定に入ることこそ見仏であるとされる。
尽界は深なり。十方仏土中なるがゆえに、これ広にあらず、大にあらず、小にあらず、窄にあらず。学すれば隨佗挙す、これを全収と道す。これ七尺にあらず、八尺にあらず、一丈にあらず、全収無外にして入之一字なり。この深入は禅定なり、深入禅定は見十方仏なり。

したがって、具体的ないわゆるの仏像的な仏ではなくて、この世界自体が仏であり、そこに非相即諸相を直観することこそ見仏であり、如来相なのである。また、同巻では『妙法蓮華経』「如来寿量品」との関係も考慮に入れて考察すべきである。

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