【定義】
瑩山禅師は、自ら開創した永光寺について、まずは法嗣である四門人の中から選んで住持を出し、更にその孫弟子と続いていくように遺言した。また、もし四門人の系統から住持が出せないようであれば、後二人の系統を入れて六兄弟とし、力を合わせて永光寺を守るように願った。その時に選ばれた六人(四人含む)を称して、四門人六兄弟という。
瑩山禅師は、自ら開創した永光寺について、まずは法嗣である四門人の中から選んで住持を出し、更にその孫弟子と続いていくように遺言した。また、もし四門人の系統から住持が出せないようであれば、後二人の系統を入れて六兄弟とし、力を合わせて永光寺を守るように願った。その時に選ばれた六人(四人含む)を称して、四門人六兄弟という。
正中二〈乙丑〉七月二日、当山住次の尊宿、先ず瑩山の法嗣中、嗣法の臘次を揀び、住持興行すべし。吾に四門人有り、又た一人の孫弟法嗣有るがごとき歟。又た住持闕如せば、六兄弟の中、力を励んで篾を束ねて、興化利生すべし。是れ山僧現存悉知、尽未来際、法孫相続するは、各人の興法利生に依るべし。唯だ願くは法孫の歴代、仏に代わって化を揚げよ。化を揚ぐること断絶せざれ。 明峰、無涯、峨山、壺庵(以上、四門人)、孤峰?、珍山(ここまで六兄弟)。 『洞谷記』
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