日本曹洞宗に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々を簡潔に示しています。日本曹洞宗に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

寺と、その支院(院)とを総合した言葉。「てら」という言い方は、パーリ語のthera(テーラ・長老)、または朝鮮語の「チョル(礼拝所)」から来ているという。仏像を安置し、僧尼が居住し、道を修し教法を説く建物のこと。なお、中国語でいう「寺」とは、元々外国の使臣を遇するところの意。いわゆる建物としては「伽藍」或いは「梵刹」などという。
もし道場を建立し、寺院を草創せんには、仏祖正伝法儀によるべし。これ正嫡正伝なるがゆえに、その功徳、あつめかさなれり。 『正法眼蔵』「洗浄」巻

【内容】

寺院の建造物は、礼拝の対象(仏像など)を祀る堂塔と、僧尼が居住する僧房とに区分されるが、最初期の出家者が、一時的に定住する場所は「園」「住処」などと呼ばれた。また、都市部の郊外にある土地が僧伽に寄進されたところを、僧伽藍摩といい、これを略して「伽藍」と呼ばれるようになった。

出家者による遊行形態が衰退し、定住化が進むにつれて、僧院が形成され、そこには、精舎(ビハーラ)・平覆屋・殿楼・楼房・窟院の5種がある。また、信仰の対象としての仏塔(卒塔婆)は、始め在家信者によって護持されたものの、起塔供養の流行に伴い、僧院に受容されていった。塔への崇拝は次第に仏像への崇拝となる。それに伴い、建築様式なども次第に変容していった。

なお、【定義】でも述べたが、中国で「寺」というのは元々外国の使臣を遇するところであるが、西域の僧が中国に仏教を伝えた時に、鴻臚寺に滞在させ、後に白馬寺を建てて住せしめた。これ以降、この宿泊所に因んで僧の住処を「寺」と称するようになったという。「院」は、その寺の支院・別舎を指す。
摩騰・法蘭始て来し時、五岳の道士と通ろくらぶ。聖の教と外書とに火を付しに、聖の教は惣じて不焼、道士の外書は忽に焼く。其の時一千余人の男女、発信剃髪出家す。人多くして難摂故、鴻盧寺に始て十の寺号を付て、七には男子を居き、三には女を置く、是寺号の始也。 『興正菩薩御教誡聴聞集』「寺始事」

ここには、いわゆる「黄巻朱軸」の故事なども引きながら寺号の始めについて説かれている。

【現在の曹洞宗での定義】

現在の曹洞宗では、『曹洞宗宗制』「曹洞宗寺院規程」第1章第2条にて以下のような分類を行っている。

(1)両大本山
(2)両大本山別院
(3)一般寺院
(4)特別寺院

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