日本曹洞宗に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々を簡潔に示しています。日本曹洞宗に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

六頭首の一役職として、禅宗寺院の第一位を勤める者を「首座(しゅそ)」という。現在、本山僧堂専門僧堂ではない一般的な寺院の場合には、九旬安居一会の期間中、随喜衆の中で第一位を勤める者であり、「第一座」とも呼ばれる。

【内容】

別に、禅頭・首衆・上座座元立僧第一座第一頭などと呼ばれ、古来禅宗寺院が巨大なものだったときには、前堂首座・後堂首座・立僧首座・名徳首座の区別があった。

現在では、本来の首座の意味ほど強くはなく、住職晋山結制を置く際に、法戦式を行うが、そこで立職した者を指すのみである。なお、古くは、あくまでも大衆の中から選ばれる者であり、特定の僧侶でなくてはならないというものではなかった。頭首という指導者の他から、西堂や他の優れた僧侶の中から、特に修行に優れ、知識がある人を篤く拝請して、法を説いてくれるように頼むことを立僧といい、それで選ばれた者が首座となった。

道元禅師は叢林での首座進退について『正法眼蔵』「安居」巻で詳しく述べられて、まさに大衆第一座として進退する状況を示している。

また、道元禅師は自ら開いた修行道場である興聖寺最初の首座に、弟子の懐弉禅師を任じており、『永平広録』などの記述からは、懐弉禅師の他に以下の首座がいたことが知られる。

僧海(巻1・興聖寺、『御遺言記録』)
懐鑑(巻3・永平寺
義信(『三祖行業記』)

なお、首座については、配役上の首座と、戒臘牌に於ける首座とあったようで、それが語録に於ける修行僧の呼び名でどのように使い分けされていたかは、その都度考える必要がある。
かの牓、かく式あり。知事頭首によらず、戒臘のままにかくなり。諸方にして頭首・知事をへたらんは、おのおの首座・鑑寺とかくなり。数職をつとめたらんなかには、そのうちにつとめておほきならん職をかくべし。かつて住持をへたらんは、某甲西堂とかく。 『正法眼蔵』「安居」巻

コメントをかく


ユーザーIDでかく場合はこちら

画像に記載されている文字を下のフォームに入力してください。

「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

NINJAカウンター

角川書店『ねこ禅』



かわいい猫の写真とやさしく解説された禅語のコラボ本。【『ねこ禅』角川書店】からどうぞ。

OKかけじく

管理人のみ編集できます