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【定義】

仏門出家し、仏の戒を受けることを意味する。対義語は「授戒」。
道元禅師の『正法眼蔵』の巻名の一。95巻本では94巻、12巻本では2巻。説示場所、時期はともに不明。

【内容】

戒法には、五戒・十戒・四十八戒・二五〇戒などがあるが、日本曹洞宗では三帰戒三聚浄戒十重禁戒十六条戒をもって戒法としており、道元禅師は『正法眼蔵』「受戒」巻や、『仏祖正伝菩薩戒作法』『教授戒文』にて内容を明示している。

「受戒」巻では、冒頭に『禅苑清規』を引用しながら、受戒の重要性を説かれる。なお、この冒頭部分は『正法眼蔵』「出家」巻との関係も考察すべきである。そこで、修行の最初として「西天東地仏祖相伝しきたれるところ、かならず入法の最初に受戒あり。」としておられ、仏祖としての存在は必ず戒を受けなくてはならないとし、その戒は仏戒であるとされ、仏戒如来から相承し受持すべきことを説かれる。
成仏作祖、かならず正法眼蔵を伝持するによりて、正法眼蔵を正伝する祖師、かならず仏戒を受持するなり。仏戒を受持せざる仏祖、あるべからざるなり。

そして、いわゆる曹洞宗の系統に連なる祖師方は、全員仏戒を受けてきたこと強調しているが、道元禅師在世時、その事実を知らなかった僧を批判している。
いま仏々祖々正伝するところの仏戒、只嵩嶽曩祖まさしく伝来し、震旦五伝して曹渓高祖にいたれり。青原・南岳等の正伝、いまにつたはれりといへども、杜撰長老等、かつてしらざるもあり。もつともあはれむべし。

また、本来の僧侶はインド以来の二五〇戒の比丘戒(具足戒)を受けなくてはならないとする批判があったと思われ、それに対する見解として、丹霞天然や薬山の高沙弥等を例に挙げながら、比丘戒を受けない僧侶があっても良いが、十六条の菩薩戒は必ず受けなくてはならないことを示す。
この受戒の儀、かならず仏祖正伝せり。丹霞天然・薬山の高沙弥等、おなじく受持しきたれり。比丘戒をうけざる祖師あれども、この仏祖正伝菩薩戒をうけざる祖師、いまだあらず。かならず受持するなり。

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