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【定義】

江戸時代の学僧面山瑞方師が若狭永福庵?にて行った普説法語、詠んだ偈頌などを集成して、侍者の慧玄が編集して刊行した物。題は寛延2年(1749)に書かれ、寛延4年に刊行された。全1巻。詳細な題は『若州永福面山和尚結夏語録』という。『面山広録』には、従来刊行された単行本は収録しないけれども、本書も収録されていない。また、『永福結夏録事考』という、恐らくは典拠を渉猟した文献が存在していたようであるが、不伝とのこと(永福会編『面山瑞方禅師二百二十回小遠忌紀要』参照)。

【内容】

この語録に収録された永福庵での結制は、寛延元年(1748)、面山66歳の時であったらしい。具体的な内容は、目次を参照して以下に示す。

上堂
小参
普説
頌古
拈古
・賛
小仏事
偈頌
・銘
・歌
・記
・訓

本書を、後に面山本人が参照していた例もある。
大師釈尊、是れより仏法正伝の由来を叙ぶ。つけきとは、付の字じゃ。付属のこと、拈華微笑の話なり。此話も解し損じがある。宝慶記に依て合点するがよい。手前の永福結夏録の中に、拈華瞬目の普説と云を載て置た。看読するがよい。 『正法眼蔵弁道話聞解

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