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【定義】

現行の「檀信徒喪儀法」の一作法。「入棺諷経」が終わると維那は棺を前に、引き続き念誦を唱える。そして、十仏名を唱え、『舎利礼文』三返してから、回向する。亡くなられた方が、迷わず死後の世界へと旅立てるように、諸仏・諸菩薩へと願う儀式といえる。

【念誦文・回向文】

まず、念誦文は以下の通りである。
切に以れば、生死交謝し寒暑互いに遷る。其の来るや、電、長空に激し、其の去るや、波、大海に停まる。是の日即ち新帰元某甲〈信士信女〉有って、生縁?已に尽きて大命俄かに落つ。諸行無常なることを了って寂滅を以て楽と為す。恭しく現前の清衆を請して、謹んで諸聖の洪名を誦す。集むる所の鴻福は、覚路?荘厳す。仰いで聖衆?を憑んで念ず。

また、回向文は以下の通りである。
上来、念誦諷経する功徳は、新帰元某甲〈信士・信女〉に回向す。伏して願わくは、神、浄域を超え、業、塵労を謝す。蓮は上品の華を開き、仏は一生の記を授く。再び清衆を労して念ず。

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