【定義】
道元禅師に参じていた
学人の一人で、この者の
出家を喜んだ道元禅師から『
正法眼蔵』「
法華転法華」巻を授けられた。
仁治二年辛丑夏安居日、これをかきて慧達禅人にさづく。これ出家修道を感喜するなり。ただ鬢髮をそる、なほ好事なり。かみをそり、又かみをそる、これ真出家児なり。今日の出家は、従来の転法華の如是力の如是果報なり。 「法華転法華」巻奥書
この一節からすれば、道元禅師の下での出家以前に、『法華経』を学んでいたかとも思われるが、詳細は不明。また、慧達という名前は、同巻の主題である六祖慧能とその弟子法達から一字ずつ採った可能性が高い。
このページへのコメント
> ぽん さん
コメントありがとうございます。
御指摘の「美濃出身の慧達」ですが、平安時代初期の薬師寺の僧侶を指しているかと思います。それは、慧達違いで、当方の記事は鎌倉時代初期の僧侶を指しています。僧侶の世界には、同名の場合、決して珍しくないので、ご理解いただけましたら幸いです。
http://seesaawiki.jp/w/turatura/
慧達さんは、美濃出身で秦氏を祖とすると記述されているホームページがありますが事実ですか?