【定義】
道元禅師は、
知事に対して、供養された食べ物の扱いを通じて、
薬石について認める見解を提示した文書として知られる。
【内容】
同文書は、岐阜県の妙応寺に所蔵され、
面山瑞方は『訂補
建撕記』にて、この文書を収録している。内容としては、午後に檀那からの供飯があった場合、本来は翌日まで待つべきところを、例外として、麺餅菓子・粥などは、
薬石に充てて良いことを通告している。さらに、雪の日には寒いため、薬石を行って良いとしている。
本山版『
正法眼蔵』の「
示庫院文」巻末尾にも収載。また、春秋社『
道元禅師全集』第7巻に収録。
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