【定義】
詳しくは『元祖孤雲徹通三大尊行状記』と言い、永平寺の初祖道元禅師・二祖懐弉禅師・三祖義介禅師の3人の伝記としては最古のものとされる『三祖行業記』の異本。長い年月にわたり、書写伝承される間に字句に異同が生じたものと推定されており、基本的には同一。成立年代については奥書も識語もないため不明で、撰者についても「門人集記」とされているものの、詳細は不明。
また、『三祖行業記』などでは、各祖師の名前を比較的おとなしめに「初祖道元禅師」「二祖弉禅師」「三祖介禅師」と表記されるだけだが、『三大尊行状記』ではそれぞれ「越州吉祥山永平開闢道元和尚大禅師行状記」「永平二代懐弉和尚行状記」「大乗開山義介和尚行状記」と厳かなものになっているのが特徴である。
そして、内容も『行状記』の義介禅師は、永平寺・大乗寺両寺にまたがる記述であるともいう。
【テキスト】
・『曹洞宗全書』「史伝?(上)」巻
・河村孝道編『諸本対校 永平開山道元禅師行状建撕記』
詳しくは『元祖孤雲徹通三大尊行状記』と言い、永平寺の初祖道元禅師・二祖懐弉禅師・三祖義介禅師の3人の伝記としては最古のものとされる『三祖行業記』の異本。長い年月にわたり、書写伝承される間に字句に異同が生じたものと推定されており、基本的には同一。成立年代については奥書も識語もないため不明で、撰者についても「門人集記」とされているものの、詳細は不明。
また、『三祖行業記』などでは、各祖師の名前を比較的おとなしめに「初祖道元禅師」「二祖弉禅師」「三祖介禅師」と表記されるだけだが、『三大尊行状記』ではそれぞれ「越州吉祥山永平開闢道元和尚大禅師行状記」「永平二代懐弉和尚行状記」「大乗開山義介和尚行状記」と厳かなものになっているのが特徴である。
そして、内容も『行状記』の義介禅師は、永平寺・大乗寺両寺にまたがる記述であるともいう。
【テキスト】
・『曹洞宗全書』「史伝?(上)」巻
・河村孝道編『諸本対校 永平開山道元禅師行状建撕記』
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