【定義】
住持の補佐を行う役職の僧侶のこと。時代によって、五侍者が定められるなど、その数や職責にも違いがあるが、理念としては道元禅師が以下のように示している通りである。
また、道元禅師の元では、詮慧禅師・懐弉禅師・義演禅師などが侍者として『永平広録』を編集したことが知られている。ただ、それでも特に懐弉禅師が専門的に侍者を務めていたことが明らかになる。
住持の補佐を行う役職の僧侶のこと。時代によって、五侍者が定められるなど、その数や職責にも違いがあるが、理念としては道元禅師が以下のように示している通りである。
随順是師学は、猶是侍者の古蹤なり、参究すべし。この正当恁麼行李時、すなはち得見の承当あり。 『正法眼蔵』「見仏」巻
また、道元禅師の元では、詮慧禅師・懐弉禅師・義演禅師などが侍者として『永平広録』を編集したことが知られている。ただ、それでも特に懐弉禅師が専門的に侍者を務めていたことが明らかになる。
聴許ありしより後、相随ふて一日も師を離れず、影の形に随ふが如くして二十年を送る。設ひ諸職を補すと雖も、必ず侍者を兼ぬ。職務の後は又侍者司に居す。 『伝光録』懐弉禅師章
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