曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

住持が天皇からの勅宣によって定められる道場のことで、官寺のことである。出世道場は特に、紫衣の着用が認められており、臨済宗では五山、曹洞宗では両大本山などがそれに当たる。

特に日本曹洞宗では、一寺院の住持となる前に、永平寺、または總持寺に上山して転衣の儀式を行い、さらに朝廷から綸旨を賜る制度があり、それは明治初年まで続いた。これを本来は出世、或いは瑞世という。今日では、伝法を終えた者が、両大本山に上山して、瑞世の儀式を行うことになっている。この瑞世をする僧侶を瑞世師といい、または一夜住職ともいう。

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