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【定義】

叢林の役職の一。廁(東司)を掃除し、洗浄水などを汲んで管理する役職のこと。読み方は「じんじゅう」とも「じょうとう」とも。廁は本来不浄の場所であるから、それを司る者は道心堅固でなくてはならないとされていた。そのため、敢えて「浄」の名を役職名に付しているのである。中国曹洞宗の天童如浄禅師には、この浄頭への就任をめぐって、師から公案を授けられたことが知られている。
有時因て浄頭を望む。時に竇問て曰く、曾て染汚せざる処、如何が浄得せん。若し道ひ得ば汝を浄頭に充てん。師、措くことなし。両三箇月を経るに猶ほ未だ道ひ得ず。 瑩山禅師『伝光録』第五十章・機縁

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