【定義】
「曹洞宗教育規程」で定めるところ、曹洞宗の僧侶(教師)養成のための機関であり、特に宗務庁?(これを、宗立専門僧堂という)、または各寺院が設置した修行道場を、専門僧堂(比丘尼に対する僧堂は専門尼僧堂。内容は同じ)という。両大本山に設置されたものを「本山僧堂」という。また、専門僧堂は、「曹洞宗●●寺(院・斎・軒・庵)専門僧堂」という名前になり、専門尼僧堂の場合には「●●(都道府県名)専門尼僧堂」となる。
【内容】
基本的に、所得可能な資格或いは履修学科などの面で、本山僧堂と専門僧堂との違いはない(詳細は「本山僧堂」の項目を参照)。他に特別僧堂がある。資格については、要はどれくらいの期間在籍していたかということと、僧堂以外の教育機関(例えば、駒澤大学を始めとする教育機関)での履修状況などを考慮して、得られる教師資格は異なる。
なお、専門僧堂には、以下のような役員が置かれなければならない。
・師家(1人)
・准師家(1人)
・堂長(1人。僧堂を代表し、職務を統理する)
・堂監(1人。教務及び掛搭僧を監督する)
・監事(1人。教務を処理する)
・講師(若干人。学科を指導する)
・副監事(若干人。監事を補佐する)
【各地の僧堂に修行に行く方法】
掛搭資格については、「曹洞宗教育規程」第19条に、「本宗の僧侶であって中学校卒業以上の者」と定められているため、義務教育が終わり、更に出家得度を終えた者に限られていることとなる。なお、道元禅師が『正法眼蔵』「安居」巻で、掛搭を志願する日付について厳しく論じられているように、各僧堂では、掛搭志願が可能な日付が決まっている(大体は、夏安居・冬安居が始まる50日前くらいが掛搭受付の目安であろう。志願はより以前からも可能)。よって、各僧堂から「掛搭志願書」を取り寄せて、そして必要事項を書いて志願し、許可をもらった者だけが掛搭できる。詳細は各僧堂に尋ねなくてはならない。当項目は、出家した者が自らの修行のために赴くことを前提にしている。
ただ坐禅修行の体験を希望する在家の参禅者は、「坐禅会」を参照せよ。
【全国各地の僧堂】
現段階(令和4年3月時)の僧堂について確認していないため、本山僧堂のみ表記する。
・大本山永平寺特別僧堂(福井県吉田郡永平寺町)
・大本山永平寺本山僧堂(上記と並立)
・大本山總持寺特別僧堂(神奈川県横浜市鶴見区)
・大本山總持寺本山僧堂(上記と並立)
「曹洞宗教育規程」で定めるところ、曹洞宗の僧侶(教師)養成のための機関であり、特に宗務庁?(これを、宗立専門僧堂という)、または各寺院が設置した修行道場を、専門僧堂(比丘尼に対する僧堂は専門尼僧堂。内容は同じ)という。両大本山に設置されたものを「本山僧堂」という。また、専門僧堂は、「曹洞宗●●寺(院・斎・軒・庵)専門僧堂」という名前になり、専門尼僧堂の場合には「●●(都道府県名)専門尼僧堂」となる。
【内容】
基本的に、所得可能な資格或いは履修学科などの面で、本山僧堂と専門僧堂との違いはない(詳細は「本山僧堂」の項目を参照)。他に特別僧堂がある。資格については、要はどれくらいの期間在籍していたかということと、僧堂以外の教育機関(例えば、駒澤大学を始めとする教育機関)での履修状況などを考慮して、得られる教師資格は異なる。
なお、専門僧堂には、以下のような役員が置かれなければならない。
・師家(1人)
・准師家(1人)
・堂長(1人。僧堂を代表し、職務を統理する)
・堂監(1人。教務及び掛搭僧を監督する)
・監事(1人。教務を処理する)
・講師(若干人。学科を指導する)
・副監事(若干人。監事を補佐する)
【各地の僧堂に修行に行く方法】
掛搭資格については、「曹洞宗教育規程」第19条に、「本宗の僧侶であって中学校卒業以上の者」と定められているため、義務教育が終わり、更に出家得度を終えた者に限られていることとなる。なお、道元禅師が『正法眼蔵』「安居」巻で、掛搭を志願する日付について厳しく論じられているように、各僧堂では、掛搭志願が可能な日付が決まっている(大体は、夏安居・冬安居が始まる50日前くらいが掛搭受付の目安であろう。志願はより以前からも可能)。よって、各僧堂から「掛搭志願書」を取り寄せて、そして必要事項を書いて志願し、許可をもらった者だけが掛搭できる。詳細は各僧堂に尋ねなくてはならない。当項目は、出家した者が自らの修行のために赴くことを前提にしている。
ただ坐禅修行の体験を希望する在家の参禅者は、「坐禅会」を参照せよ。
【全国各地の僧堂】
現段階(令和4年3月時)の僧堂について確認していないため、本山僧堂のみ表記する。
・大本山永平寺特別僧堂(福井県吉田郡永平寺町)
・大本山永平寺本山僧堂(上記と並立)
・大本山總持寺特別僧堂(神奈川県横浜市鶴見区)
・大本山總持寺本山僧堂(上記と並立)
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