曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

仏祖正伝の大戒を伝授すること。伝戒と授戒とは、同じ意味でも用いられているが、日本曹洞宗では区別している。授戒は、僧俗を選ばずに行われるものだが、伝戒は嗣法が可能なほどに参究が進んだ者のみに行われる。また、伝戒をしてくれた師を伝戒師といい、本師と同義で用いる。
参学して堂奥に至り、然る後に乃ち請するなり。 『仏祖正伝菩薩戒作法

特に、伝法の加行は7日間で行われるが、5日目の夕方に伝戒式が、『仏祖正伝菩薩戒作法』によって行われ、さらに、6日目の夜半に伝法式が、『伝法室内式』によって行われる。また、伝戒と授戒との違いについて、面山瑞方師は、授戒作法の授受の有無に求めていたりする。さらに、道元禅師も、授戒作法については以下のように指摘される。
その応受菩薩戒の儀、ひさしく仏祖堂奥参学するもの、かならず正伝す。 『正法眼蔵』「受戒」巻

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます