【定義】
釈尊が摩訶迦葉に自ら座する場所の半分を分かって、自らの教えを嗣ぐべき者となした故事に基づき、
禅林の
住持に代わって法を説く
首座を立てることを、半座を
分座するという。
全座の場合には、当該
寺院の
住持職を譲ること。
あるひは迦葉、頭陀行持のゆえに形体憔悴せり。衆、みて軽忽するがごとし。ときに如来、ねんごろに迦葉をめして、半座をゆづりまします。迦葉尊者、如来の座に坐す。しるべし、摩訶迦葉は仏会の上座なり。生前の行持、ことごとくあぐべからず。 『正法眼蔵』「行持(上)」巻
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