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【定義】

日本の禅宗寺院で、住持職が短期間に交代し、輪次に住持すること。対義語は独住制

【内容】

特定の祖師や、弟子を多く残した師が残した寺院を護持するために、そこでの住職争いや門派の分裂を避けるために取られた住持の選抜方法である。例えば總持寺などでは、古くから山内に作られた五院住持が交代で住持職を務めていた。

その住持の期間や選抜方法などは、輪住制を取った各寺院によって異なっているが、狭い意味では住持を出す寺院や門派の順番が定められており、期間も数年から数十日というような規定がある場合は、特に輪番制ともいう。

なお、この制度は官寺ではなかった林下の日本曹洞宗で多く発生し、基本的に十方住持制?である五山十刹では起こらないとされる。
奧州登米陽雲寺の仏光力生は、師と郷交なり。卍山和尚得法す。陽雲、時に相州最乗寺?の子院・報恩院の輪住に丁れり、緇介の請状至る。 『見聞宝永記

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