つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 冬暖夏冷
【定義】

冬に暖かく、夏にすずしく、の意味。坐禅を行う時に環境を整えることを示す言葉。道元禅師が用いた「冬暖夏涼」に対応する。
且く参禅は、亦、坐禅なり。坐禅せんと欲せば、先ず静処宜しく、茵褥は須く厚く敷くべし、風煙をして入らしむること勿れ、雨露をして侵さしむること勿れ。膝を容るるの地を護持し、打坐の処を清潔にせよ。昔人、金剛座に坐し、盤石の上に坐するの蹤跡有りと雖も、亦、坐物有らざる無し。坐処は当応に昼は明らかならず、夜は暗からず。冬暖夏冷、是、其の術なり。 瑩山禅師坐禅用心記