子育ての失敗を広く浅く、ゆるやかに追跡。

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『音楽の聴き方 聴く型と趣味を語る言葉』(中公新書)

 


目次

まえがき i

第1章 音楽と共鳴するとき―「内なる図書館」を作る 3
 音楽の生理的次元
 相性のメカニズム
 「内なる図書館」と人の履歴
 「好み」の社会集団性
 突き抜けた体験
 時間の共有としての音楽体験

第2章 音楽を語る言葉を探す―神学修辞から「わざ言語」へ 35
 「鳴り響く沈黙」とドイツ・ロマン派の音楽観
 神の代理人としての音楽批評
 聴衆は信者か公衆か?―ストラヴィンスキーのバイロイト批判
 鑑定家としての音楽批評?
 音楽を「する」/「聴く」/「語る」の分裂
 音楽は言葉で作られる?
 「わざ言語」について
 「地元の人」の言葉
 教養主義と日本固有の問題
 「わざ言語」を作り出す

第3章 音楽を読む―言語としての音楽 85
 「音楽の正しい朗読法」―一八世紀の演奏美学
 音楽/言語の分節規則
 音楽の句読法と民族性
 音楽のセンテンスを組み立てる
 多楽章形式について
 音楽の意味論
 「音楽は国境を越える」というイデオロギー
 アーノンクールの近代批判と「言語としての音楽」の崩壊
 「ケージ以降」への一瞥
 言語的聴取の退化?

第4章 音楽はポータブルか?―複文化の中で音楽を聴く 137
 再生技術史としての音楽史
 演奏家を信じない作曲家たち
 壊死しつつある「音楽の意味」の救済―アドルノのフルトヴェングラー論
 完璧主義の実存不安―アドルノのトスカニーニ批判
 音楽の解釈とは何か
 ポリーニのショパン<<エチュード集>>をどう聴くか
 未知のものとして音楽を聴くということ

第5章 アマチュアの権利―してみなければ分からない 175
 音楽は社会が作る/音楽が社会を作る?―パウル・ベッカーのテーゼ
 音楽は政治的にうさんくさい?―「感動させる音楽」の恐怖
 音楽を中断するということ―アイスラーの<<ハリウッド・ソング・ブック>>
 「聴く音楽」と「する音楽」―ハインリッヒ・ベッセラーの二分法
 アマチュアの領分
 「聴く」から「する」へ

おわりに 207
文献ガイド 218
あとがき 226

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