斎藤千和・無責任編集〜週刊うらGおふぁんたじーの情報を扱うwiki


魔法少女チャバネ第2話

サブタイトル「おじさまと魔法少女と時々ピザ」

シーン1 教室(千羽と理子)


(教室に入ってくる千羽。肩にはマミコンが止まっている)

理子 「おはよう、千羽ちゃん」
千羽 「おはよっ、理子!」
理子 「ねえ、千羽ちゃん、知ってる? 昨日、背水高に、変態少女が出没したんだって」
千羽 「そ、そうなんだ。へ、へー。知らないな。どんな子なの?」
理子 「高校一年生なのに、『魔法少女』って名乗ってて、胸がないのに、胸が開いた
コスプレしてて、ステッキを振り回して裏庭を破壊して、土下座と見せかけて、
攻撃してくる卑怯者で、美形の男の人を痛めつけるんだって」
千羽 「そ、そうなんだ。なんか、総合すると…や、や、厄介な人だね!」
理子 「ほんとにそうね。絶対に友達にしたくないタイプだな。千羽ちゃんも、
逢わないように気をつけて。じゃ、わたし、保健室に用事があるから!」

(理子は教室を出て行く。千羽の形相がブラックモードに変わる)

千羽 「マミコン…」
マミコン「な、なぁに、千羽ちゃん?」
千羽 「あんたのせいよ! あんたのせいでこんなことに! 私の人生、台なしよ!」

(千羽はマミコンの首を絞める)

マミコン「く、苦しい!苦しいよ、千羽ちゃん、離して!」
千羽 「だから…魔法少女なんかやりたくないって言ったのに!」
マミコン「ほとんどは、千羽ちゃんのもともとの性格が原因じゃない…」

シーン2 保健室


(保健室のベッドで寝ているガク)
(ベッドのそばには理子。女医は机に向かっている)
(うなされていたガクが目を覚ます)

ガク 「う…うう…うわっ!(ガバッ)」
理子 「気がついたのね。よかった…」
ガク 「ここは、どこだ? 俺は確か…そうだ! あの女を追わないと…うっ!」
理子 「ダメよ、動いちゃ。あなた、ひどい怪我だったのよ」
ガク 「怪我? ここは、保健室か?」
女医 「そうだ。まず、その子に礼を言ったらどうだ」
ガク 「礼だと? なぜだ?」
女医 「その子が、裏庭の花壇のところで倒れているお前を見つけてくれたんだよ」
理子 「そんな…私は…何も…」
ガク 「そうだったのか…ありがとう、理子」
理子 「え、なぜ私の名前を?」
ガク 「そ、それは…俺はやはり、もう行かなければ!(立ち上がる)」
理子 「待って。わたし、あなたのこと、知っているような気がするの」
ガク 「それは、きみの勘違いだ。君のように優しい人が、
 おれみたいな男と関わってはいけない」

(ガラガラ…ピシャッ。ガクが保健室を出て行く)
(ガクの立ち去った扉を見つめる理子)

女医 「んー? どうした、白亜、顔が赤いぞ。熱を計ってやろうか?」
理子 「せ、先生! からかうのは、やめてください!」
女医 「フッ。しかし、これは私からも忠告しておこう。あの男に関わるのは、
 やめたほうがいい。大きなケガをすることに、なりかねないからな…お互いに」
理子 「え…?」

シーン3 裏庭(ガクとミヤマ)


(雨が降り出す。濡れたまま歩いているガク)
(傘を指したミヤマが近づいてくる)

ミヤマ 「ガク様、探しました!…どうしたのです? そのお怪我は!」
ガク 「魔法少女チャバネとか名乗る女にやられたんだ…」
ミヤマ 「魔法少女チャバネ…? 何者です? そのふざけた女は?」
ガク 「わからん。わからんが、奴も魔法を使うことと、そして、この背水校の生徒であることは、間違いない…」
ミヤマ 「わかりました。その女の正体、必ずや突き止めてみせます。シーク団体には、
匂いを追跡するモンスターもいますから」
ガク 「わかった。おれのモンスターを貸してやろう。戦闘のあった花壇のところに、奴の匂いも
残っているはずだ…ただし! ふざけた奴だが、魔法能力は高い。
おまえではかなわない。奴の正体を突き止めたら、おれに教えろ。いいな」
ミヤマ 「はっ! ガク様…もう一つお聞きしていいですか?」
ガク 「なんだ?」
ミヤマ 「そのお怪我、誰が手当をしたのですか?」
ガク 「それは…おまえには関係ない」
ミヤマ 「お待ちください、ガク様!」
ガク 「くどいぞ!」
ミヤマ 「あっ!」

(ガクがミヤマを平手打ちし、ミヤマは水たまりに転ぶ。ころがる傘)
(ガクは去って行き、ミヤマはとり残される)
(ゴロゴロゴロ…と暗雲が立ち込め、ずぶ濡れのままミヤマはうっすら笑う)

ミヤマ 「…ガク様を傷つけた、魔法少女チャバネ…か。ガク様の傷の何倍、
何十倍もの傷を、与えてやる! 私のこの剣で!」

(「ガラガラガラ…ピシャーン!」ミヤマの背景で雷鳴がとどろく)

シーン4 バトル


(雨が上がり、虹が出る。とぼとぼと下校する千羽)

千羽 「あ〜、わたしの人生、終わったわ〜」
マミコン「元気を出して、千羽ちゃん。いつかは雨も上がるわ。ほら、綺麗な虹よ」
千羽 「ああ、そうね…ん?」

(千羽の周囲を、奇妙なモンスターが通り過ぎる)
(千羽の前にミヤマが立ちふさがる)

ミヤマ 「見つけたぞ…貴様か、ガク様を傷つけた虫けらは」
千羽 「あんた、誰!?」
マミコン「気をつけて、千羽ちゃん、あいつは、シーク団体の女幹部よ!」
ミヤマ 「魔法少女とか名乗っているらしいが…フッ、そのプロポーションでは、
少女というより幼女だな」
千羽 「うっせバカ! あたしだって好きで魔法少女やってんじゃねーんだよ!
 香水の匂い、ぷんぷんさせちゃってバッカじゃねーの!」
ミヤマ 「な…なんという下品な言葉遣い!」
マミコン「千羽ちゃん、変身よ!」
千羽 「わかった!」
2人 「ドミノッピ! ザーラッピ! ザハット!」

(「キュルルルルン」と千羽はチャバネに変身)

チャバネ「悪を一匹見つけたら、三十匹はいると思え! 魔法少女チャバ…あ、あれ?」

(チャバネとマミコンが足をふらつかせ、倒れる)

チャバネ「なんなの…手足がしびれて、う、動けない…」
マミコン「わ、わたしもよ」
チャバネ「まさか、変身、失敗したとか?」
マミコン「そんなはずは…わかったわ! 匂いよ! 匂いで攻撃しているのよ!」
ミヤマ 「そう。よく気づいたな。私の魔法は嗅覚を攻撃する。
 今、おまえたちの手足は、神経毒に冒され、自分の思い通りにならないのさ!」
チャバネ「そう…か…あの、香水の匂いは、そのカモフラージュ…」
ミヤマ 「その通り。おまえは、私に対面したその時点で、既に敗北していたのさ!」
チャバネ「く…くそ…」
ミヤマ 「ハハハ! 死にかけのゴキブリのように、手足をひくつかせ、這いつくばるその姿!
 滑稽という以外、形容できないわね! さあ…とどめだ!」

(「シャリーン」とミヤマは剣を抜く)

マミコン「チャバネちゃん、体が動かないのなら、召漢術を使って!」
チャバネ「わ、わかった! 渋いの召喚するよ、魔法少女、チャバネ!」

(「ドン!」と現われたのは、ヴァイオリンを持ったコバチェビッチだった)

チャバネ「あなたは…昨日、赴任してきた、音楽の先生?」
コバチェ「そうデスカヤ。私はジェリコ・コバチェビッチ。あなたのお母さんとの約束を
果たすために、ロシアからこの極東の地へやってきたんでスカヤ」
チャバネ「ママとの、約束?」
ミヤマ 「くらえーっ!」

(「ドシュッドシュッ」とミヤマが剣でコバチェを攻撃)

コバチェ「ぐわーっ!」
チャバネ「おじさまが…おじさまが…おじさまの服が!」
コバチェ「いやーんでスカヤ!」
マミコン「あ、魔方陣に引っこんじゃった。なんのために出てきたのかしら」
チャバネ「おじさまの、ぱんちら! ぐはぁっ」

(「ぶばっ!」「ドクドクドク…」とチャバネの鼻から大量の鼻血)

マミコン「しっかりして、チャバネちゃん。鼻血が瀧のようよ! ああ、もう、鼻血で衣装が
血みどろの魔法少女なんて、見たことがないわ! 早く鼻血を拭いて!」
ミヤマ 「その前に、この刃で切り刻まれる定めさ! くら…えっ!?」

(「ザザザザザザザ!」と、はいつくばって走るチャバネ)

ミヤマ 「なんだ、このゴキブリのような素早い動きは!
わたしの魔法を受けて、どうして動けるんだ!」
チャバネ「ブッ…わだじのずがだをみでぎづがないのが? みろ!ごのだいりょうのばなぢを!
いま、わだじば…ばながづまっているのだ!」
マミコン「そうか! それで嗅覚の攻撃が、解除されたのね!」
ミヤマ 「なんだとー!?」
チャバネ「わだじのおじざまをばずがじめだむぐい…うげるがいい!」
ミヤマ 「召剣! ソード・オブ・レイン!」

(「ザザザザザ!」と剣の雨が降り注ぎ、「チャキーン!」とチャバネのステッキが弾き返される)

チャバネ「うわ、わ、あぶ、あぶねっ! ど、どごがらだじだのよ、ごのげん!」
マミコン「無数の剣が、体を守っている!」
ミヤマ 「フッ…嗅覚への攻撃を防いだくらいで、図に乗るなよ? 私の本当の武器は、
 この剣…召剣術だ!」

(「チャキーン! チャキーン!」無数の剣がチャバネを襲う)

ミヤマ 「降りそそぐ剣と、剣の盾。見たか、この攻防一体の技を!
ガク様を傷つけた報い、おまえの体に刻んでやる!」
チャバネ「ぐっ、ぶぜぎぎれない…ごうげぎもできない…どうじだらいいの…?」
マミコン「チャバネちゃん、ステッキの重力を操作して!」
チャバネ「重力…? わ、わがっだ。ぐらえ、ヂャバネ・インパクド!」

(チャバネがステッキを振り回し、「グオオオオオ」ミヤマを吹き飛ばす。「ドカーン!」)

解説 「解説しよう、チャバネ・インパクトとは、ステッキの重さを限りなく軽くする事で、
スイングのスピードをアップし、打撃の際にステッキを重くすることで、
破壊力をアップする、チャバネの必殺技なのだ」
ミヤマ 「ぐわーっ!」

シーン5 女医とチャバネ


マミコン「すごい…剣の盾ごと吹っ飛ばした…」
チャバネ「ぶっ、みだが! ごれがわだじどあんだの、あいのおもみのぢがいよ!」
マミコン「かっこつける前に、鼻血を拭いたら、千羽ちゃん。はい、ハンカチ」
チャバネ「ありがど…ぶーっ! ふう、すっきり。ハンカチ、返すね」
マミコン「あ、うん。…あ、うん…」
チャバネ「ねえ、マミコン、さっき召漢した、音楽の先生、私のママを知ってるみたいだった
けど、なんでなんだろ?」
マミコン「そんなこと、私に聞かれても…それより、どうして千羽ちゃんはあんな高度な
 重力魔法を使えるの?」
チャバネ「んー、なんとなく」
マミコン「なんとなくって…」

(どこからともなくチェロの調べに乗せて、女医が登場)

女医 「まあ、血は争えない、ということだな」
チャバネ「あんた、誰? 敵! 敵ね! おっぱいの大きいキャラはみんな敵よ!」
マミコン「落ち着いて、千羽ちゃん。ますます人気がなくなるわよ」
女医 「今の戦闘を見せてもらった。フッ…デタラメな戦いっぷり、母親にそっくりだな…」
チャバネ「ママ? どうしてママのことを知っているの?」
女医 「時には味方、時には敵、恋人だったこともあった関係、とでもいっておこうか。
では、また逢おう」
チャバネ「待って! 最後に一つ聞かせて!」
女医 「なんだ」
チャバネ「私のママを知っているってことは…あなた……若く見えるけど、ほんとは40代…」
女医 「さらばだ!」

(女医は颯爽と、虹の彼方に姿を消す)

チャバネ「あ、逃げた」
マミコン「逃げたわ」

(※) 内容は魔法少女チャバネ第二話から転載

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