特徴

• 伝統として守備がすごくうまい。守備の堅さがゴール前に鍵をかけたようなことから、「錠前（じょうまえ）」を意味する”カテナチオ”と呼ばれる。一説によれば、ゴール前の守備を固めるスタイルになったのは、イタリアは路地などでの草サッカーが盛んで、建物から建物の間もしくは物などを置いてその間をゴールに見立てていたためゴール前を固めないと遠目からシュートを打たれて簡単にゴールを決められてしまうからだと言われている。

• 1点を先制して、あとは守備に徹して1-0で勝ちきる勝ちパターンで有名である。その勝ち方があまりにもキレイであることから”1-0（ウノ-ゼロ）の美学”とも評される。

• ファンタジスタの存在も有名である。厳密な定義はないが、一般的には一人で状況を変えられる選手、観ている者をワクワクさせることのできる選手のことを指す。イタリアの環境はファンタジスタが育ちやすいと言われている。なぜなら、イタリアのサッカースタイルではどうしても攻撃にかける人数が少なくなるため、一人（もしくは少人数）で試合を決定付けるプレーのできる人間が必要になるからである。