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イマダトアツシ

いまだとあつし

アメリカントモハルの双子の兄という設定だが同一人物の線が濃い青木智寛が在籍しているお笑いトリオ。


■メンバー




■結成に至る経緯

1998年、「福井テレビ秋の新番組キャンペーン」の広告にクロダクションがシャレで「架空のお笑いコンビを作りキャンペーン展開する」という企画をダメもとで提案したところ、クライアントである福井テレビ側からまさかのOKが出る。秋の新番組キャンペーンということで「夏は終わったけれど福井テレビはいまだにあつい」的なメインコピーから架空のお笑いコンビの名前は「いまだ」と「あつし」で「いまだとあつし」に決定。企画スタート時は荒木啓文青木智寛の二人が起用される予定だったが、クライアントである福井テレビから「広告代理店の人間はマズイ」と言われ、青木智寛から村瀬義和に起用変更となる。こうして「架空のお笑いコンビ」として「いまだとあつし」は誕生した。

当初は「福井テレビ秋の新番組キャンペーン」のために作られた「いまだとあつし」だったが、大人の思惑により「リアルなお笑いコンビ」として活動を始めてみないかと提案される。この提案に人百倍好奇心旺盛な村瀬義和は8つ返事で「やるてー」と了解したが、人百倍警戒心の強い荒木啓文は「リアルにやるなら村瀬義和と二人じゃ無理。青木智寛を加えた3人ならやる。てか、やりたい」と返答。この要請に人百倍どっちでも良い性格の青木智寛は「いいよ」と返答。そんな流れで「リアルなお笑いトリオ・イマダトアツシ」が誕生する。(この時を境にコンビ名を平仮名から片仮名に変更する)


コマンドZスタート決定に至る経緯

(以下、メンバーの名前は通称で表記)
こうして誕生したイマダトアツシのリアル活動第一弾となったのが福井県の某神社の祭りでの演歌歌手の前座。5分ほどのネタを披露したが見るも無残なダダスベリ。病院を舞台にしたコントでケイブンが患者、トモヒロが医者(老人)、ヨッシーが看護師(女)を演じた。ネタの内容は誰の記憶にも残っていないが、とにかくダダスベリだったことだけは関係した全ての人の脳裏に焼きついている。このダダスベリを受けてネタを封印することをイマダトアツシ本人・関係者ともに暗黙のうちに決意。その後はMC的なステージの活動がメインとなる。

その活動の一つに名古屋市内の祭(確か宵祭りという名前)での大野市PRステージのMCというのがあった。ステージをそれなりにそつなくこなした帰福の途中、クロダクションから突拍子もない質問が飛び出す。
「お前ら、ラジオに興味あるか?」
最初は「普段ラジオ聴くか?」的な質問と思ったイマダトアツシの3人だったが、話をしていくとどうやら違う。クロダクションの質問が意図していたところは、「ラジオで話してみたいか?」だった。
人百倍好奇心旺盛なヨッシーは9つ返事で「やりたいてー!」と返答。人百倍警戒心の強いケイブンと人百倍どっちでも良い性格のトモヒロも、高校時代に「ラジオとかで話すの楽しそう」と話していたこともあり「やってみたいっす」と返答した。
3人の返答に対しクロダクション
「そうか、わかった」
と一言だけ残し、その話は一旦終わる。

しばらくすると当時クロダクションの下で働いていたケイブンクロダクションから
「ラジオ番組やるから3人でどんなこと話したいか考えとけ」
という指示が出る。

こうして1998年12月コマンドZはスタートすることになる。


コマンドZスタート決定から第1回分録音直前までの経緯

クロダクションから話したいことを考えておくように言われた3人は、当時、一人暮らしをしていたヨッシーのボロアパード(家賃1万5千円)に集まって相談をする日々が続いた。しかし、いざ3人で相談してみてもなかなか具体的な内容が出てこない。そこで、誰からともなくデモテープを録音してみないかという案が出された。

最初に録音されたデモのテーマは「自己紹介」。これは第1回目の放送を意識したものでケイブンから提案されたテーマだった。
※別に3人で話し合ってリーダーを決めたわけではないのだが、こういったテーマであるとか、話の大まかな道筋などを、この後も自然にケイブンが決めていくことを考えると、ケイブンのリーダーとして持って生まれた資質というものは計り知れないのかもしれない。
録音したデモを聞いてまず3人が引っかかったのは「訛り」をどうするか。おいおい内容じゃないのかよ、というツッコミはごもっともだが、この時3人が最初に引っかかったのは間違いなく「訛り」だった。ケイブントモヒロは気を張っていれば、福井の人の耳を誤魔化す程度の標準語を話すことは何とか可能な程度の訛りだったが、ヨッシーの訛りは改めることは不可能と感じられた。しかし、岐阜→福井→横浜→福井と渡り歩いたことでヨッシーの訛りはどこのそれとも言えない訛りだった(ベースは岐阜訛りではあるが)ため、これは逆に「味」であり「武器」になると判断したケイブンヨッシーに無理な矯正を強要せず自由に話すことを薦める。
※この判断は後のことを考えれば明らかに正解であったと言えることを考えると、ケイブンの持って生まれた先見の明には甚だ感心させられる。
「訛り」に対する引っかかりを解消した3人は一晩かけて「自己紹介」のデモテープを完成させた。ラジオ番組に関して明らかに素人である3人はその内容の良し悪しを判断することは不可能だと思いクロダクションにデモを聴いてもらうことにした。それがコマンドZ第1回録音の一週間前のことだった。

デモを聞いたクロダクションは一気に顔色を変え3人に怒鳴り声で問いかけた。
「お前ら、コレのどこが面白いんやがい!」
クロダクションの言う「コレ」とは3人の中の誰かが自分の自己紹介の中で言った「日本人とフランス人のハーフのフィリピン人です」という言葉だった。
「お前ら、フィリピン人を馬鹿にしてるんやがい!」
クロダクションの言わんとしているところは、つまり、「日本人とフランス人のハーフのフィリピン人です」ということを面白いと思って言っているということは、フィリピン人は日本人やフランス人より下の存在であると3人の中で定義しているということになる。それをフィリピン人が聴いたときどう思うか。放送に誰かを傷付ける権利は無い。

、、、もっともだった。

それから一週間後に迫った第1回録音に向けて3人は「フィリピン人だけは言わないでおこう」と心に決めた。




■余談

  • 因みに青木によると「活動休止中」であって「解散」はしていないらしい。
  • 因みに青木の名前がイマアツでは青木智寛なのにアメリカンでは青木智晴となっている理由だが、今となっては大した理由ではない。とにかく99%同一人物である。
  • ニッシーの結婚式の司会をした。そしてその司会ぶりは楽しくも酷いものだった。


■リンク

イマアツドットコム http://www.imaatsu.com/


 
2006年05月20日(土) 12:14:08 Modified by usa_tomoharu




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