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出ハント事件

ではんとじけん

ワシデラ収録後のFM福井前で起こった事件。
アメリカンミスファーの間で起こった。

■歴史上初めての「出ハント」であり、事件性も最も高い。


■概要


2006年5月18日(木)、アメリカンの2人は毎週のごとく収録後の一時をFM福井前で過ごしていた。
ニッシーのあのボケ、最高だったよ」とトモハルが切り出すと、すかさずニッシーも「あのボケが生きたのもトモハルの最高のツッコミがあったからだよ」と返す。この時間はアメリカンにとってお互いが相方の素晴らしさを再確認しあう大切な時間だ。

笑いながらワシデラ収録後の時間を大切に過ごす2人の耳に通りすがりの若者の会話が入ってきた。
「おいっ、あの車って、…チームYGRのリーダーじゃね?」
「本当だ、やべっ。早く逃げようぜ」
チームYGR、、、聞き覚えのない名前だ。アメリカンはお互い顔を見合わせたが、何の事か解らず首を傾げていた。

その時だった。
「グゥォァァアアアアン!ギャギャギャギャーーーーン!」
轟音と共に1台の車が二人の目の前に迫り、ドリフト停車してきたのだ。

「シュゥゥゥゥゥ・・・・・」
不気味な音が辺りに響く。
中が全く見えない窓、煙草が入らないほどの車高、竹槍マフラー、筋肉襦袢のようなフルエアロ、ダッシュボードに輝くパトランプ、後部窓には「TEAM YGR」と書かれた巨大ステッカー、ショッキングピンクに輝くその異様な鉄の塊は、、、、セルシオ。
「な、何だ?」
アメリカンが訝しげにそのセルシオを見ていると、運転席の窓が降りた。
「ヴィィィィィィィィン」
運転席にはアメリカンも見覚えのある女性が乗っていた。

ミスファーだよね?」ニッシーが問いかけた。
そう、セルシオに乗っていたのは間違いなくミスファーだった。第7シーズンの晩餐以来だから10ヶ月ぶりくらいか。少し印象は変わっていたがミスファーであることに間違いはなかった。
「久しぶりぃ。何、俺たちもしかして出待ちされちゃった?」シャレまじりでニッシーが続ける。
ニッシーミスファーとの再会を素直に喜んでいた。
しかし、その時トモハルは何とも言えぬ不安に襲われていた。

そして、その不安は現実となる。

「誰が汚れじゃ、ぐぉらぁ!!」
それがミスファーからの再会の挨拶だった。さらにミスファーが続ける。
「おいトモハル。誰が汚れか言うてみろや!」
戸惑うニッシー、怯えるトモハルアメリカンは声を失っていた。
「何で何も言わへんねん!何で答えへんねん!!お前が言うとるんちゃうんか?お前がワシのこと汚れや、汚れやって言うてけつかっとるんちゃうんか!!」
怯えながらトモハルが小声で答える。

「けつは買ってません」
火に油を注ぐとはこのことだ。

「ぶっちーんってきた。ワシ、ぶっちーんってキターーー!」
明らかにさっきよりもブチ切れの顔でミスファーが続ける。
「もう一回聞くけどな、だーれーがーよーごーれーでーすーかー?おいっトモハル!答えろや!!んでニッシー!お前はとりあえずワシの腹もめや!!」

ニッシーはとりあえずミスファーの腹をもんだ。
言われるがままにもんだ。わけもわからずもんだ、もみ続けた。
もみながらも目の前で起こっている出来事が理解できなかった。いや、理解したくなかったのかもしれない。
それもそうだ。あのミスファーが、可愛い乙女だったミスファーが、自分の目の前でヤ○ザの方言でトモハルに詰め寄っている。
「人はみなダンデライオン」が口癖のニッシーがそれを理解したくないのは最もだった。

トモハルは決心を迫られていた。
「けつは買ってません」と思わず言ってしまったものの、このままでは自分はただではすまない。それどころか自分だけじゃなくニッシーまで害を被っている。もみたいわけじゃないのに腹をもまされている。もまされ続けている。大好きなニッシーが害を被ることはトモハルには死ぬよりツライことだった。
今ならまだ間に合うかもしれない。
意を決してトモハルは言った。

「ぼ、僕です。よ、よ、汚れは僕です」
ミスファーの質問に、トモハルはそう答えた。
「あぁ〜ん?もう一回言ってみろや!もう一回言ってけつかってみろや!デカイ声で言ってけつかってみんかい、ワ〜レ〜!!」

「汚れは僕です!汚れは僕、青木智晴です!!」
通りがかりの人たちが振り返るくらい大きな声でトモハルは叫んだ。
「汚れは僕です!汚れは僕、青木智晴です!!」
「汚れは僕です!汚れは僕、青木智晴です!!」
「汚れは僕です!汚れは僕、青木智晴です!!」
何度も、何度も、何度も何度も、、、トモハルは叫び続けた。

「うっさい!そんな何度も言わんでええんじゃ!!わかったらええわ!!お前もいつまでもんどんねん!はなせや!!」
ミスファーはそう言って腹もみ中のニッシーの腕にドスを突き立てると、ピンクのセルシオの運転席(土禁)に戻っていった。
「ええか!お前もう2度とワシのこと汚れって言ってけつかるんじゃねぇぞ!!オドレの寿命はワシが握っとるーゆー事忘れんなやっ!!」
トモハルにそう残して、TEAM YGR、、、TEAM YO・GO・REのセルシオは夜の闇に消えていった。

この日アメリカンは、もう2度とミスファーのことを「汚れ」と言うのはやめようと決めた。




 
2006年06月07日(水) 02:34:33 Modified by usa_tomoharu




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