「右」の諸君、米国が、戦前、日本、ひいては東アジアに対して犯した犯罪と戦後日本がその占領下にあることに憤れ。「左」の諸君、米帝国主義への憤りを忘れたのか、その米帝の植民地となっている現状に甘んじ続けるのか。日本独立に向けて決起を!〜作成中

日本(人間主義)記事のつづき

#6748(2014.2.10)

 デンマークの動物園がいらなくなった麒麟を殺し、批判されている。
 (日本でのイルカの撲殺と食肉を非難する連中だからこそこういうことを平気でやるんだよな。(太田))↓
 Anger Erupts After Danish Zoo Kills a ‘Surplus’ Giraffe・・・
 <園側は、ペットじゃなく野生動物なんだから問題ないでしょだと。↓>
 “A giraffe is not a pet; it’s not like a dog or cat that becomes part of the family,” Bengt Holst, the zoo’s scientific director, said・・・. “It is a wild animal.”
 <他の動物園から引き取りの申し出があったが、この麒麟はありふれた種類の麒麟なので、生物多様性を維持するために貴重な他の麒麟の居場所がなくなるだけなので断ったとさ。↓>
 Mr. Holst said he had decided against sending Marius to another zoo because doing so would have opened the door to inbreeding and potentially removed a place for a giraffe whose genetic makeup was more valuable in terms of future offspring in captive breeding programs. He seemed caught off guard by the public protest, calling it “totally out of proportion.”・・・
 <個人からも引き取りの申し出があったが、麒麟は群生なので断ったとさ。↓>
 As for individual offers, he said giraffes were social animals and could not be kept in isolation.・・・
 <ショットガンで殺し、見物客の前での解剖の上で見物客の前でぶち切りにされた麒麟の部位がライオンに提供されたとよ。↓>
 Officials used a shotgun rather than an injection to kill the giraffe so that his meat would be safe for the zoo’s predator animals to eat. After an autopsy that was open to visitors as an educational opportunity, parts of Marius’s remains were fed to the zoo’s lions ? and there is some left over.・・・
http://www.nytimes.com/2014/02/10/world/europe/ang...

 その関連で、英国のサファリパークで増えすぎたライオン6頭を殺したことが、批判に晒されている。↓
 One of Britain's most popular safari parks has come under criticism after it emerged that it had destroyed six of its lions because of a large increase in pregnancies.・・・
http://www.theguardian.com/world/2014/feb/09/longl...



#6750(2014.2.11)

<太田>(ツイッターより)

 興味深い事実が今頃報じられているのはなぜ?
 「イルカの追い込み漁…の歴史はあまり古くない。
 1969年開館の「町立くじらの博物館」でショーのためのイルカを捕ることになったのが最初。
 近年も、全体の数%にあたる100頭前後は生け捕りにして各地の水族館に販売する。
 追い込み漁の収入の半分以上を占めるという。
 浅瀬に追い込むのは、生け捕りしやすいためでもあるわけだ。…
 漁協は十数年前から牛の処分場を参考にし、長さ約30センチの器具で瞬時に仕留める手法に変更。
 「家畜同様、苦しませる方法ではない<」という。>…」
http://digital.asahi.com/articles/ASG2B5HCFG2BUTIL...

<UYWz7JNw>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫デンマークの動物園がいらなくなった麒麟を殺し、批判されている。(日本でのイルカの撲殺と食肉を非難する連中だからこそこういうことを平気でやるんだよな。≪(コラム#6748。太田)

 デンマークは、捕鯨国ですよ。(念のため)
http://www.amusingplanet.com/2011/11/mass-whale-hu...

 ある意味、デンマークは古典的なキリスト教的人間中心的価値観を持ってるって事なんでしょうかね。
 害が無い分マシな気がするけど、ドン引きしますな。

<太田>

 「デンマークと言っても、アイスランドとノルウェーの間にある北大西洋の孤島、人口4万8000人の自治州のフェロー諸島の事で、デンマーク本国と異なりフェロー諸島のみがEUに加盟していないのは捕鯨政策の違いが原因との事である。」(念のため)
http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-137.h...

 関連記事だ。

 麒麟のような野生動物と食用の家畜とは違うとロサンゼルスタイムスが、このデンマークの動物園を社説で批判した。
 (どっちもどっちだよ。)↓
 
 ・・・there is a difference between a zoo's responsibility toward domesticated animals, long raised for meat, and the commitment it should make toward its wild animals. The wilderness is a harsh place too, but at least the giraffe would have had a chance of escaping its predators there, rather than having its arbitrary death chosen for it.
http://www.latimes.com/opinion/editorials/la-ed-gi...



#6754(2014.2.13)

<太田>(ツイッターより)

 非難の嵐もなんのその、麒麟を殺したデンマークの動物園、今度雌の麒麟を入手したら、余っちゃう雄をもう1頭殺すと表明。
 そもそも、麒麟に名前すら付けてないんだね。
http://www.theguardian.com/world/2014/feb/12/secon...
 文明の違いを超えて、動物園とは何か、という問いが 突き付けられている。



#6758(2014.2.15)

 日本を初めて訪問したイギリス船の船長は、春画を持ち帰り、叱責を受け、危うくその全てを破却されるところだったとさ。(欧米の連中の歪んだ遅れた性意識の善導もまた、依然、日本の世界史的使命の一つだな。)↓
 ・・・The East India Company commander John Saris -- captain of the first English ship to reach Japan -- emerges as a significant figure, possibly accepting the map in lieu of a large trading debt. Saris was the man who first imported Japanese erotic shunga prints into Europe, which the horrified East India Company insisted on having destroyed, rebuking Saris for unleashing “a greate scandall”.・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/2/2fcfbffe-949b-11e3-...



#6766(2014.2.19)

<太田>

 下掲が米国版に載らないことが問題。
 誰が米国に言論の自由があるなんて言った?
 テキサス親父のユーチューブだって、日本向けだろ。↓

 「なぜイルカだけが特別なのか? 日本のイルカ漁をイタリア版「WIRED」が擁護・・・」
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/140218/wir1402...



#6774(2014.2.23)

 下掲のような文句で、宮崎駿の『風立ぬ』を絶賛しているコラムだ。↓
 Hayao Miyazaki’s final film has the sweep of a David Lean epic and the dreamlike quality of late Kurosawa.・・・
http://www.slate.com/articles/arts/movies/2014/02/...



#6776(2014.2.24)

 人間主義の影響は何とこのウクライナにも。↓
 「・・・独立以来国語教育に特に力を入れてきた、ウクライナの学習指導要領にはこうある。
 ▼「自然を描写して気持ちを表す日本人の国民性を学ぶことにより、ウクライナとは違った文化をもつ日本と日本人に対する尊敬の念を養う」。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140224/erp1402...



#6778(2014.2.25)

<太田>(ツイッターより)

 仮想環境で5分間でそんだけ行動様式が変わ<る>のなら、日本で生まれ育った人が人間主義者になるのは当たり前だな。
 いや、日本にやってきた外国人だって、頑迷な宗教原理主義者等、一部を除き、長年日本に住めば、みんな人間主義者になるってことだ。
 つまり、日本で人口減対策として移民を受け入れたとしても、基本的に問題はないと言えるのでは?
 「仮想環境のロールプレイでたった5分間、ヒーローか悪役を演じるだけで、隣人に対する態度が変化する…悪役…を演じると、より卑劣な人間になり、反対にスーパーマン役をやるとよい人間になる…」
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/140224/wir1402...



#6796(2014.3.6)

 諸君、僕の指摘通りのことを中共当局が考えているのはもはや明白。
 「…日本にとって米国は同盟国であると同時に、「対戦相手」でもある。日本が普通の国になるには、歴史を正しく認識し、区切りをつけると同時に、米国との関係をうまく処理する必要がある。厳密に言えば、日本は米国から離れられず、米国によるコントロールから抜け出すことはできない。外交、安全保障面で米国によるコントロールから抜け出せなければ、日本が普通の国になることは不可能だ。米国は現在調整・適応期にあり、日本に対する制約を緩める気がある。だが数年後、ひとたび活力を回復すれば、再び出てきて日本に対処するはずだ。米日摩擦、特に米国に対する日本の嫌悪と憎悪は中国に対する憎悪を遙かに上回る。米国が日本に与えた心理的傷は他の国を遙かに上回る。現在、米日両国は互いに必要としているに過ぎない。摩擦はまだ爆発していないが、いずれ爆発する。…」
http://j.people.com.cn/94474/8555961.html

 諸君の目の前で、東アジアにおいて、日本文明を枢軸として、世界史的地殻変動が起こっているんだぞ。
 このことに納得したら、ぜひとも、自分の家族や友人や知人に伝え、彼らを啓蒙してあげてくだしゃんせ。
 「官民の反省で大雪害を乗り切った東京都民…このスピーディーな反省と改善に、記者は深く感銘した。…わずか数日間で、個人から社会まで、彼ら全員がすみやかに効果的な各種の改善措置を講じたことは、本当に至極容易ではない。」
http://j.people.com.cn/94473/8553307.html

 和食が英国の食文化を根底からゆすぶりつつある、という記事だ。↓
http://www.theguardian.com/lifeandstyle/2014/mar/0...

 NYタイムスが珍しく親日的記事を載せた。
 戦時中の、杉原千畝等、多数の日本人がナチスドイツに迫害されたユダヤ人を救うべくいかに尽力したかを紹介している。↓
http://www.nytimes.com/2014/03/06/nyregion/an-evac...

<vUKwGqws>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 太田様は女性の社会進出をどうお考えですか?
 キリスト教圏が女性差別との事ですが、日本は女性の社会進出にまだまだ否定的な部分があるのではないでしょうか?

<太田>

 質問に対して質問で返されちゃったねえ。
 このトンデモ状況を見てごらん。↓

 「アジア女性管理職の比率 中国は高く日本は最低・・・」
http://j.people.com.cn/94476/8556365.html
 「日本の女性国会議員比率、先進国で最低 衆院8%・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASG347QK1G34UHBI...

 もともと日本は女性優位の男女同権・共同参画の社会なんだが、先の大戦で、政府が、女性を兵士にせず、生めや増やせよの担当としたことを奇貨とし、日本の女性は、戦後も政治や実業の前線に男だけを送り込み、家庭で主婦として財布を預かり、これら男達から搾取する地位に安住してきた・・最近の結婚しない女性は、実家の父親を搾取している・・ということなんだ、と最近考えるに至った。
 これは実にひどい話で、女性達は、子供はつくらないわ、家事は電化等で楽になるわ、であるというのに、この地位を死守して手放そうとしないんだな。
 だから、マジ、日本の男性達は、自分達の地位向上のためのゼネストを敢行し、女性に意識改革を迫る必要がある。
 そして、これと並行して、政治家や企業幹部に女性を登用するクォータ制を導入し、しぶる女性達の尻をぶったたいて政治や実業の前線に送り込む必要がある。



#6798(2014.3.7)

 前段については、悔悛させたいという人間主義の賜物でもあるんよ。
 後段については、我々は全員「いつ執行されるのか分からない」囚人だって観点がないねえ。↓
 「日本は「自白に頼りすぎ」 国連委員、改善求める・・・
 死刑制度についても、執行が直前まで本人に告知されないことを問題視。「いつ執行されるのか分からないまま何年も拘束するのは拷問だ」と話した。」
http://news.livedoor.com/article/detail/8605628/



#6802(2014.3.9)

<太田>(ツイッターより)

 歴史の歪曲は止めよう、日本を見倣おう、ということを、これほども韜晦して言わなければならない朝鮮日報哀れ。
 「…素晴らしいものも、またそうでないものも全てわれわれが守るべき大切な歴史だ…。伝統とは一瞬の最善ではなく、積み重なった最善を通じてあらためて形成されてくるものだ。日本の古城はこの当然の事実をわれわれに伝えてくれているようだった。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/201...

<say kitano>(同上)

 韓国の民が李承晩の呪縛から解き放たれるのはいつの日になるのでしょうか?w

<太田>(同上)

 彼らが李承晩の呪縛に陥ってるとは思わないが、日本が米国から「独立」すれば、いや、それ以前にも、中共は日本との抜本的な関係修復を行うだろうから、その時に韓国の国民は立ち直れないほどのショックを受けるでしょうなあ。



#6804(2014.3.10)

<say kitano>(同上)

≫<韓国の民>が李承晩の呪縛に陥ってるとは思わない≪(コラム#6802。太田)

 李承晩政権時、韓国独立の基本理念は反共と反日。
 反日を貫く為には数々の史実を抹殺、改竄することも厭わず今日まで来ていますよね?
 この一貫した流れ、反日の為には『なんでもアリ』の姿勢は李承晩以来のもので、これを李承晩の『呪縛』と言い表した積りです、ハイ。

<太田>

 だって、「解放後に新聞が行った各種世論調査において、李承晩は他の指導者に比べて圧倒的な支持を受けていた」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E6%89%BF%E6...
んだぜ。
 反共と反日は当時の韓国民の多数意見だったということさ。
 なお、当時の在日朝鮮人の多数もまた、(反共はともかく、)「反日の為には『何でもアリ』」的言動を行っていた。↓
 「日本の敗戦と共に、在日朝鮮人たちは各地で朝鮮人会、朝鮮人組合などの朝鮮人団体を結成し日本人との賃金格差撤廃などの運動を開始し、全国組織の在日本朝鮮人連盟へと急速に糾合されていった。在日朝鮮人たちは自らを「解放国民」「解放民族」と位置づけ、日本人よりも上位に置くような態度を示すようになり、敗戦にうち沈んでいる日本人との軋轢を生じさせることもあった。・・・
 終戦直後の混乱期、日本各地で在日韓国・朝鮮人が小規模な組織を作り、・・・徒党を組み、日本の警察や占領軍兵士の黙認のもとに警察類似行為を行った。これらの武装組織はやがて在日朝鮮人の青年組織である在日朝鮮民主青年同盟が1946年1月に設立した「自治隊」の下に統合、組織化が進められ、「解放民族」と称する、日本の統制下をはなれた軍事組織化を目指し、日本全土で多数の犯罪、また警察など公務員を対象としたテロ行為を行った。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E9...
 だから、李承晩の反日は、単に、当時のこのような内外韓国民の反日感情の忠実な反映に他ならない。
 そして、この反日感情は、(日本が強大であるように見える時期には潜在化するものの、)基本的に一貫して現在まで継続してる、と考えてよかろう。

<女性読者として>

≫もともと日本は女性優位の男女同権・共同参画の社会なんだが、先の大戦で、政府が、女性を兵士にせず、生めや増やせよの担当としたことを奇貨とし、日本の女性は、戦後も政治や実業の前線に男だけを送り込み、家庭で主婦として財布を預かり、これら男達から搾取する地位に安住してきた・・最近の結婚しない女性は、実家の父親を搾取している・・ということなんだ、と最近考えるに至った。これは実にひどい話で、女性達は、子供はつくらないわ、家事は電化等で楽になるわ、であるというのに、この地位を死守して手放そうとしないんだな。だから、マジ、日本の男性達は、自分達の地位向上のためのゼネストを敢行し、女性に意識改革を迫る必要がある。そして、これと並行して、政治家や企業幹部に女性を登用するクォータ制を導入し、しぶる女性達の尻をぶったたいて政治や実業の前線に送り込む必要がある。≪(コラム#6796。太田)

 <女性読者として、>これ↑を読んでとても嬉しかったです。
 これまでずっと、主婦が差別されて家庭に押し込められてるという考え方にどうしても納得がいかなかったからです。
 主婦や家事手伝いの女性に「お前らも働け!」というのも正しいし、「お金に余裕がありすぎるんだね、うらやましい」というのもまともでしょう。
 「お金が足りない」か「どうしてもしたいことがある」女性は働くんですし。

 あとイギリス。

≫「田舎で外国人を見たことの無い文字どおりの「田舎モン」の英人。未だに人種差別は酷く、通勤でクソガキに「国に帰れ!」と言われて雪をぶつけられる。「アジア人にクレジットカードを触られたくない」の罵る老人等。≪(コラム#6802)

 フランスの田舎に教師の嫁として5年位住んだことがありますが、こんな酷い差別的な扱いは一度もなかった。というかどんな差別も感じたことなかった。なさすぎてびっくりした位。

<太田>

 イギリス人は、自分達は先の大戦で日本に実質敗れた、日本によって大英帝国を瓦解させられた、と日本人に対して恨みを持っているのに対し、フランス人は、自分達による植民地統治そのものに罪悪感を(正しくも)持っている上、仏領インドシナ等の独立は、米英が日本と戦ったせいだと思っているのだと思います。
 フランス人については、アンドレ・マルローの特攻観(コラム#6803。未公開)などから、そのことが窺えます。

 それでは、その他の記事の紹介です。
 
 この本の著者センセ、西洋と東洋という荒っぽすぎる対置を行った時点でペケ。
 そもそも、この著者自身、「東洋」中の支那とインドを全く異なったものと説明しているじゃないの。
 他方、この書評子センセもペケ。
 対置されている一方の西洋について、著者がどう説明しているか、紹介してないじゃん。
 (「食物連鎖」以下は、また、別の話だ。)
 戦後日本の文系学者はいつまで経っても成長してくれないねえ。↓
 「・・・西洋と東洋の違いは何か? 著者は「贈与」というキーワードによってそれを考える。東洋における贈与は、中国のような広さへの意志をもつ皇帝権力と、その周辺王国の間では朝貢システムというかたちで現れる。
 一方、多数の自律的な集団で成り立つインドでは、カーストのかたちで現れる。そこにおいては王と不可触民はともに、自然界との贈与関係にかかわる神の子として、上下関係ではなく相補的な関係になるのだ。本書は日本に言及していない・・・
 食物連鎖としての贈与の連鎖を苦としてとらえ、その社会を許容した上でその外に出ようとするシッダルタに対し、そのような社会に敵対し革命しようとするキリスト・・・」
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/20140302000...

 部内向け諜報雑誌・・断じて学術雑誌ではない!・・に書いてあることを真に受けるバカセンセが、この世にいるとはねえ。↓
 「米陸軍軍事情報部は1942年から46年までほぼ月刊<の米>軍人に対<する>「Intelligence Bulletin(IB)」<は、>・・・日本軍は機関銃での射撃を重視し、体格差のある米兵との接近戦を嫌がる傾向があった・・・少しでも犠牲を減らそうと穴に籠もり、徹底抗戦を心掛けていた・・・兵士にはアメリカと戦う大義が感じられなかった・・・<と記している。>
 
→大義云々については、その真逆だったからこそ、米軍兵士達を逆洗脳する必要があったということなのよ。
 なお、体格差がものを言う接近戦なんて、先の大戦当時、殆んどありえなかったはずだよ。
 春秋戦国時代やギリシャ・ローマ時代じゃあるまいし。(太田)
 
 <また、>日本軍に医療体制の貧弱さや傷病者の軽視が見られる・・・
 
→日本軍に米軍ほどカネがなかったというだけのことよ。(太田)
 
 日本兵は上の決めたことには批判せず従うが、指揮官を失うとパニックになることも記されている。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20140303-OYT8T0...

→これも、その真逆だったからこそ、米軍兵士達の恐怖を取り除くために、こう言う必要があったのさ。(太田)



#6806(2014.3.11)

<MH>

 --イギリスブログネタの続き--

 --「イギリス毒舌日記」より(続き)--
http://ameblo.jp/wiltomo/

≫イギリス人は、自分達は先の大戦で日本に実質敗れた、日本によって大英帝国を瓦解させられた、と日本人に対して恨みを持っているのに対し≪(コラム#6804。太田)

 そんなことはないと思います。
 カーライルの英国人(の一部か殆ど)はアジア人(中国、アジア諸国全部)に対して差別意識丸出し発言が酷いです。
 やはりアングロサクソン自身が戦争責任や帝国崩壊と関係なく差別主義なのではないですか?
 『ブログ左のテーマ別「差別ばなし」より』
 
 「町に近づいた停留所で、1人の老人が降りようとした。
 私は「すいません」と声をかけ、狭くなってしまった通路について、老人に一応、侘びを入れた。
 すると老人は、「1人の中国人の子供と、1人のイギリス人の子供・・・狭いバスの通路を塞ぐと分かっているのなら、中国人が降りるべきだろう!!」と私に怒鳴って降りて行った。
 バスの中は静まり返り、運転手さんは「気にするな」と声をかけてくれた。」
 
 「(同僚の)おばちゃんが、昨日の夕方退社し、車を停めている駐車場まで歩いていた時の事。
 目の前を肌の黒い、恐らくインドかどこかのアジアの女性が通り過ぎた時にそれは起こった。
 その女性に向かって「汚い肌をさらすな」「早く帰れ」「その肌の色を、恥かしいと思わないのか」などと、罵り笑う声が聞こえた。
 振り返ると、15歳くらいの男女のグループが、その女性に向かって叫んでいたという。
 おばちゃんは、つい先日、私の身に起こった事(クソガキに雪をぶつけられた)を思い出し、怒りで自分を抑えられなくなり、吐き気がしたので、そのままグループの男女に向かって、「あんた達こそ、恥を知れ!!吐き気がするわ!!」と言った。」
(この方はまともな英人ですが)

 またこの話は余りに酷すぎる。
(彼女らはブログ主の職場の同僚)
 「1人の女が「タイ料理って何?」と聞いた。
 ともう1人の女が「ああ、中華料理のことよ。アジア料理は気持ち悪いから、私は食べた事ないけど、タイ料理もどうせ肌の汚い人が作ってるから、不潔に決まってるわ」と言った。
 それに伴い、他の女達も「タイ料理って汚いの〜?!」とゲラゲラ笑い始めた。
 その中に私が最も嫌っている女がいて、「だいたい、アジア人てアジア料理を食べて生きていられるのが不思議〜」と爆笑しながら言った。
 これで一同が爆笑したが、勿論、私は笑えなかった。
 呆れるとか、怒るとか、そういうレベルを超えてしまい、私の頭の中が真っ白になってしまった。
 こいつらは、私が日本人というアジア人であることを承知で、よくもこんな人種差別丸出しの会話が出来たもんだと、信じられなかったのと、あまりの無知に呆れてしまった。
 白人以外の人種は「肌が汚れている」と聞いたとき、私はそういう目で見られていたのかと知った。
 私はその日の帰り道、悔しくも泣いてしまった。
 そして初めて旦那に「日本に帰りたい」と言った。
 イギリス生活が辛いんじゃない。
 ただ、あまりにもレベルの低い人間と働いている自分に辛くなったのである。」

 太田さんは英国人が人間主義だと仰いますが、性根はアメリカ人と変わらないのではないですか。
 断っておきますがこれ今現在の話しです。
 ロンドン在住のメイロマさんはそんな目には合わないそうですが職場の黒人(スーダンやガーナ人)が白人から酷い差別を受けてるのを見て止めに入ってるそうです。
 それについては如何お考えでしょうか?

<太田>

 私はイギリスには、1958年、1976年に旅行者として行き、1988年には1年間滞在したわけですが、いずれもロンドンです。
 1988年の時は、留学先の学校の集団旅行や、個人的な旅行をしたけれど、訪問先は、軍等政府の施設と観光地なので、地方の地元住民と接触があったわけではありません。
 ですから、私のイギリス経験は、(多国籍大都市と言ってよい)ロンドン経験であり、接触相手は、インテリないし上中流階層の人々が殆んどであったことになります。
 また、ご承知のように、私が毎日読んでいるのは、ガーディアン、FTという高級紙です。
 あなたが引用した私のイギリス人の日本観は、あくまでも、その範囲のイギリス人、ただしイギリス全体を規定する人々、に関するものです。
 そのイギリスは、階層社会であり、地域社会の連合体です。(スコットランド、ウェールズ、北アイルランドはイギリスの中には含めていません。)
 有色人種差別言動が、特定の地方の地域社会の、しかも、下流階層の中にあっても何の不思議もありません。

<MH>

 --イギリス毒舌日記続編PART2--
http://ameblo.jp/wiltomo/

≫フランス人は、自分達による植民地統治そのものに罪悪感を(正しくも)持っている上、仏 領インドシナ等の独立は、米英が日本と戦ったせいだと思ってい るのだと思い
ます。≪(コラム#6804。太田)

 これも違うんじゃないでしょうかね?
 太田コラムに寄稿してきたフランスの方は偶々遭遇しなかったわけでブログには以下の体験談コメントもあります。
 「私は以前フランスの田舎に住んでいて、道で唾を吐きかけられたり、殴られたりした事が多々あります。
 私は「中国人」と言われて殴られたりしましたが、あきらかに日本人に見える日本人留学生の男の子は「日本人」と言われて殴られたそうで・・・結局、アジア人だからターゲットにされるんですよね。
 妊娠中、追いかけれて何度も殴られたり、当時3ヶ月の息子がベビーカーごと道で蹴り飛ばされた時は、もうこんな所では暮らしていけないと思いつめましたが、幸い主人の転職で大きな都市に引っ越して、今は大分落ち着いた生活ができています。
 人種差別主義者って死ぬまで直らないと思うんです。
 私はアジアが好きで、中国、韓国に留学していましたが、私の両親は未だに中国、韓国を嫌いで、これは私が何を言っても変らない様です。
 私の義父母もアジア差別が激しく、「日本なんて、貧乏で汚い国で、ビザがほしくてフランスにくるんでしょ」なんて平気で言う人たちです。
 自分の息子が日本で働き、フランスでのお給料の倍以上を日本で稼いでいたにもかかわらず。
 私に近い人達が、いまだにアジア差別をしているのに、道で会った知らないおじさんに私が一言言い返したくらいで、おじさんが改心するとも思えません。
 私も「中国人」と言われても言い返しません。
 「日本人です」と言い返して、相手に暴力でも振るわれたらその方が怖いので、変な人が来たらとにかく無視です・・・とくに子連れの時は。
 でも、悶々としたものが胸に溜まっていきますが・・」

 まあ何だかんだお互い言いたいことはありますが、海外に出ると東アジア人(日本、韓国、中国)は仲が良くなるそうですし、お互い仲良くして助け合わないとやっていけないという厳しい現実がありますから結束するしかないわけです。
 太田さんには「それが人間主義なんだよ!」と言われそうですが・・・・

<太田>

 フランスは、階級社会であり、地域ミニ国家の連合体です。
 イギリス流の階層社会とフランス流の階級社会の違いは、前者は意思と能力があれば、下流から中流、上流へと「上昇」できるのに対し、後者では基本的にそれが不可能なであること・・そもそも、上・中流と下流階級とでは「人種」が違う・・です。
 ミニ国家というのは、ブルターニュ、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3...
ラングドック、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3...
アルザス=ロレーヌ、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3...
等の、もともとは言語もフランス語とは異なっていた場合もあるところの、地域圏を指します。
 ですから、イギリス人の日本観について述べたことは、フランス人にはもっとあてはまるはずですよ。



#6808(2014.3.12)

<3u1dsmBk>(同上)

≫私のイギリス経験はロンドン経験であり、接触相手はインテリないし上中流階層の人々が殆ど…。…私が毎日読んでいるのはガーディアン、FT…≪(コラム#6806。太田)

 太田さんは社会人類学者であるとも仰っておられますし、英国の庶民階層の人々の意識も当然研究の対象になりそうですが。英国は民主主義国家ですし。
 日本の場合は暴力団に対するコラムもあります。
 英国の闇も追求して頂きたい。

<太田>

 私は、ご承知のように、世界中の動きをフォローしていることから、ある程度の省力化はやむをえません。
 イギリスは、もともと反民主主義国である(コラム#略)ところ、戦前〜戦中の日本「すら」当時のイギリス(英国)よりも民主主義が機能していたことを思い出してください。
 イギリスでは、エリート/上中流階層が政治・経済・社会を完全に牛耳っているのです。
 保守党、自由民主党、労働党等の、右派から左派までの歴代党首の学歴を見ても、チャーチル(但し、貴族の家に生まれ、ハーロー校卒)やメージャー等、一部の例外を除き、オックスブリッジの清一色ときています。
 ですから、私は、イギリスを論じるに当たっては、エリート/上中流階層の動き以外は捨象するという省力化が許される、と考えています。
 もとより、「庶民階層」による暴動やテロ事件等が起こった時は、それがイギリスの政治・経済・社会に影響を及ぼす限りにおいては、「庶民階層」にも目を向ける場合がありましたがね。



#6822(2014.3.19)

 永遠を瞬間に凝縮してとらえられる、世界で唯一の民族が日本人だとマルローが言ってるんだね。↓
 ・・・The novelist Andre Malraux, he said, had personally told him that the Japanese were "the only people who can grasp eternity in a single moment." Ishihara, blinking in his owlish way, went on, "The haiku is the shortest poetic style in the world. This was not created by the Chinese but by the Japanese."
 <しかし、FTのピリング、日本のユニークさと称されるものは、支那の影響を脱してからの江戸時代にまでしか遡れない、なんちゅうアホみたいなこと言ってるよ。↓>
 Much of what we today consider quintessentially Japanese originated from this period of breaking with China.・・・
 <そもそも、日本のユニークさと称されるものは、支那との違いを際立たせたいがためのでっちあげだというイアン・ブルマの言まで引いてるぜ。
 (ピリングちゃん、太田コラムを読みなさい!(太田))↓>
 Similarly, much of Japan's supposed exceptionalism was a modern construct, said Buruma. "The reason the Japanese nativists describe their own culture as completely different from China was a form of defensiveness."・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2014/03/17/w...



#6824(2014.3.20)

 FTのピリングちゃん、ぜひこの館長のインタビュー記事を書いて、勉強してちょーだい。↓
 「・・・人間が自分に似せて、土で形をつくる。人形作りは、太古から続く人間の業だが、縄文の土偶は世界で最も古いものかもしれないそうだ▼いや土偶だけではない。大英博物館のマクレガー館長は『100のモノが語る世界の歴史』(筑摩書房)で縄文時代の壺(つぼ)について書いている▼<世界で最初の壺は日本でつくられた>。そしてそれを使って煮炊きした日本こそは、<どうやらスープの発祥の地であり、シチューの祖国のようだ>と・・・
 館長は、こうも書いている。<ほとんどの国は海外で自国を紹介するときに、帝国時代の栄光や侵略軍だった時代を振り返る>。だが経済大国日本は、驚いたことに太古の技術の高さと美的洗練を紹介する。<これはじつに説得力がある>と。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK...



#6826(2014.3.21)      

 6年前にダライラマの寄付で、スタンフォード大に「同情心と利他主義研究教育センター」・・要するに人間主義研究教育センターができてたんだね。
 ・・・ Six years ago, the Dalai Lama helped establish and fund the Center for Compassion and Altruism Research and Education (CCARE), an institute at Stanford's School of Medicine that defines its mission as undertaking "a rigorous scientific study of the neural, mental and social bases of compassion and altruistic behavior." The Dalai Lama's contribution, $150,000, was the largest donation he had ever made to a non-Tibetan cause.・・・
 <同センターは、8週間のチベット仏教的手法を用いた同情心訓練プログラムを提供している。↓>
 CCARE's researchers have developed an eight-week compassion training program based, in part, on Tibetan Buddhist practices and principles of social psychology.・・・
http://mag.newsweek.com/2014/03/28/work-compassion...
 ↑前にも示唆したが、成人になってから人間主義の訓練を施したって、訓練を受けて「悟った」少数者が、非人間主義環境で生きて行くのは容易じゃない。
 小さい時から大部分の人を人間主義者であり続けるように育て上げなきゃダメなんだよ。
 それには、日本社会そのものを研究する必要がある。
 スタンフォード大学は、このセンターを日本研究教育センターに衣替えすべきだよ。

 さて、米国では、大恐慌の時、当時のフーヴァー大統領は、政府に頼るな、と自助を説いた。
 現在も、長期かつ構造的不況の下、自営業が増えているが、悲惨なことになってるようだね。
 (繰り返すが、こんな社会で成人に人間主義の訓練を施そうにも、希望者は少ないだろうし、ハゲタカみたいな利己主義者群に囲まれて、人間主義者は嬲り殺しの目に遭うだけのこっちゃ。(太田))↓
 ・・・In 1928 on the eve of the Great Depression, Herbert Hoover coined the phrase "rugged individualism" to encourage Americans to help themselves and not look to government for assistance. Whether by choice or by circumstances, more Americans today are heeding Hoover's advice when it comes to work.
 <米国じゃ、2007年から2011年にかけて、1人自営業は4%増え、通常形態の被雇用者は6%減った。↓>
 During the Great Recession and its immediate aftermath, a four-year period from 2007 to 2011, the number of single-person businesses increased 4 percent. During the same period, the number of people employed in traditional jobs dropped 6 percent.
 <この間、1人自営業者が80万人増えた勘定。↓>
 The figures are enormous. The number of single-person businesses increased by 800,000, from 21.7 million to 22.5 million from 2007 to 2011. Compared with companies with employees, nonemployer firms make up three-quarters of all U.S. businesses.・・・
 <1人自営業者は就業者の約15%だが、稼ぎはわずかに3%。↓>
 The number of single-person firms is about 15 percent of the workforce, but those firms take in only 3 percent of all business receipts.・・・
http://mag.newsweek.com/2014/03/28/economy-census-...



#6828(2014.3.22)

 ダニエル・ベルは1960年にイデオロギーの終焉を唱え、フランシス・フクヤマは(1989年に)自由民主主義イデオロギーの勝利による歴史の終焉を唱えた。
 (ベルはその意図せざる結果として正しかったが、フクヤマは間違ってた。
 現在、人間主義が勝利を収め始めており、その勝利でもって歴史は(復古する形で)終焉を迎えるが、人間主義はイデオロギーじゃないからな。(太田))↓
 ・・・"At the end of history," ・・・Francis Fukuyama・・・ wrote, "it is not necessary that all societies become successful liberal societies, merely that they end their ideological pretensions of representing different and higher forms of human society."・・・
 "What we are witnessing," he wrote, "is not just the end of the cold war, or a passing of a particular period of postwar history, but the end of history as such: that is, the end point of mankind's ideological evolution and the universalisation of western liberal democracy as the final form of human government."・・・
 Fukuyama distinguished his own position from that of the sociologist Daniel Bell, who published a collection of essays in 1960 titled The End of Ideology. ・・・
 Fukuyama claimed not that ideology per se was finished, but that the best possible ideology had evolved. ・・・
http://www.theguardian.com/books/2014/mar/21/bring...

 ロボットが自己再生産するようになり、太陽エネルギー等でロボットの駆動もタダになる時代は遠くないとし、そうなれば、社会は(私の言葉で言うところの)人間主義社会になる、と予言した本が英国で出た。↓
 ・・・ If the marginal cost of producing each additional item falls to essentially nothing, then everything becomes free. In their pursuit of profit, businesses will have irrevocably undermined their own margins: capitalism will have destroyed itself.
 <後期資本主義時代の物質主義的な個人主義からコミュニティー主義社会へ。↓>
 But don’t despair. Rising in its place, Rifkin argues, will be a civilisation based on a new and more fulfilling communitarianism, free of the hang-ups that have characterised the materialistic individualism of the late capitalist age.・・・
 <それは、協同、共感の社会だと。↓>
 Fulfilment, he argues, will come from building “social capital”. Freed from the need to earn a living, people will get closer to the things that really matter: collaborating − and empathising − with other people.・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/2/7713c7fc-b07a-11e3-...



#6834(2014.3.25)

 アフリカ第二の人口大国のエチオピアが、日本型政治経済体制のサブシステムである日本式経営・・カイゼン・・の普及に国家をあげて取り組んでんだね。
 国そのものを日本化させようとしている中共ほどじゃないが、人間主義は、非欧米世界を中心に世界の人々の心をとらえつつある。
 しかし、こういう記事をどうして日本の主要メディアは載せないのよ。↓
 <亡くなった前首相が2008年にこれを決意。↓>
 ・・・Kaizen, the workplace philosophy that helped guide Japan's recovery from the ruins of defeat in World War Two・・・so impressed the late prime minister Meles Zenawi that he adopted it as national strategy.・・・
 Mr Zenawi learned of kaizen at a 2008 Tokyo conference on African development - and its themes now feature in numerous Ethiopian projects supported by Japanese aid. ・・・
 <カイゼンとは・・。↓>
 at its heart are simple principles:
 <職場をきれいに。↓>
 Keep the workplace tidy
 <働き手達にカイゼン提案をさせよ。↓>
 Encourage workers to suggest innovations, rather than wait for instructions
 <地域の諸資源を活用せよ。↓>
 Work with local resources
 <エジプトやチュニジアにも一定の影響を与えつつある。↓>
 Japan later promoted the philosophy in emerging economies such as Egypt and Tunisia.
 <要するに、働き手達全員の創意工夫によって組織を発展させていく、ということ。↓>
 It's based on the creativity of all employees; it involves all employees in the improvement of quality and productivity of a company.・・・
http://www.bbc.com/news/business-26542963



#6836(2014.3.26)

<太田>(ツイッターより)

 朝鮮日報で人民網的記事が増えつつあることは嬉しい限りだ。
 韓国の再日本化の民間司令塔になって欲しいもんだ。
 「日本の輸出低迷は日本企業の競争力強化を意味…日本企業が市場シェア拡大よりも未来技術の確保に向けた投資に乗り出すなど長期成長のための布石を打っている…韓国企業も目の前の成果に満足するよりは将来の日本企業との競争に備える必要がある…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/201...
 「 「建築界のノーベル賞」に坂茂氏=日本人7人目…韓国人受賞者はゼロ…今回の受賞で、日本は同賞受賞者を最も多く輩出している国になった。…日本の伝統であるミニマリズムや環境にやさしい素材を引き継ぐ日本人建築家の受賞が多<くなっている。>…<また、>日本の企業が共に技術を開発し、社会もこうした試みを奨励し<ている。>…韓国からもプリツカー賞受賞者を出すには、こうした環境作りが必要…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/201...



#6836(2014.3.26)

 大学受験生やその父兄等はぜひ、この対談を読んで欲しい。↓
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/2014...

 ところがだ、このように、受験勉強の陥穽から自力で脱出したスンバラシイ(はずの)上田紀行・東京工業大センセが、余りにもくだらないことをのたまってるのには衝撃を受けたなー。↓
 「僕の処女作が『覚醒のネットワーク』という、一人ひとりが意識を目覚めさせてネットワークを作りながら世界を変えていくという、今読んでもなかなか良く書けた本があるんです。1990年当時、よく売れたんですが、この本が僕を仏教の世界に引きずり込みました。本を読んだ当時曹洞宗ボランティア会のトップだった有馬実成さんに「あなたこれはね、仏教そのものだよ」と言われたんです。・・・
 「あなた、仏教の神髄をよくこんなに易しい言葉で書けたね」と言われて、「あ、俺の考え方、仏教なんだ」と(笑)・・・ちょっとそれは衝撃的でしたね。・・・
 そして日本仏教を再活性化することで日本はもっと幸せになれるのではないかと<思うに至ったんです。>・・・
 なぜ日本から伝統的宗教が存在感をなくしてしまったのか? その原因の一つは、村社会のような共同体に代わる、新しい強固な共同体が戦後、日本でスタンダードとなったからです。・・・その共同体とは・・・会社です。会社という強固な共同体ができた結果、伝統的宗教がその存在意義を失ってしまったのです。いいかえれば、日本において、会社は神様仏様の代わりになった。実は、これが日本の問題の根っこにあります。」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/2014...

 仏教のことを・・神道についてもだが・・何も知らない自分が、仏教の本質を抉った本を書けたのはなぜか、を上田が考えた形跡がないのが、私には不思議でならない。
 (最後の段落に至っては、上田に日本史の最低限の知識すらないことを疑わせるものだが、その点はさておく。)
 それは、(仏教は人に己の人間主義性に目覚めさせる営みであるところ、)上田が人間主義社会である日本に生まれ育った人間主義者だからなのさ。
 下掲の記事を参照して欲しい。
 「<支那人の>趙暁さんは、小中学校における道徳の授業数の割合と、教科書の内容の写真を紹介したうえで、「嘘をつかないこと、礼儀正しくあること、お年寄りに敬意を払うこと、困っている人を助けること、環境保護、チームワークの大切さ、楽しい生活を送ることなどの内容が中心だ」と紹介している。
 趙暁さんの発言に対し、<支那の>ほかのネットユーザーからは、「日本の道徳教育は学ぶに値する」、「これこそ民度の教育だ。博愛、善良、人を助ける精神、礼儀をわきまえることに国境はない」など、日本の道徳教育を称賛するコメントが多く寄せられた。」
http://news.livedoor.com/article/detail/8667917/

 ただし、日本人は道徳の授業(だけ)を通じて人間主義者になるわけじゃない。
 人間主義社会に生まれ育ち、学校でもそれを更に醸成する教育が(道徳教育を含み)行われるからこそ人間主義者になるんだよ。
 上田センセ、分かったかい?



#6838(2014.3.27)

 ゼーンゼン不思議じゃないじゃん。
 天皇家は弥生人(渡来人)、新羅は渡来人の出身地の一つ、武家の棟梁は天皇家の子孫、そもそも武家は渡来人の子孫、神仏習合は渡来人と縄文人(原住民)の融合の表れ、だから原住民(庶民)が八幡神を信仰するのもまた自然。↓
 「・・・全体で79,355社ある神社のうち、八幡信仰にかかわるものがもっとも多い。その数、7,817社。・・・
 しかし、『古事記』にも『日本書紀』にも登場しない、日本神話とは無縁の八幡神がどうしてこれほどまで信仰を集めてきたのか?・・・
 八幡神は弥勒菩薩と合体して、長らく八幡大菩薩と称されていた。
 そしてさらに混乱するのは、八幡神がもともと新羅の神であった可能性が高いという点だ。渡来神ながら宇佐神宮に祀られ、弥勒ばかりか応神天皇とも習合して皇祖神にもなり、武神として武家が崇め、庶民にも広く信仰されてきた不思議。・・・ 」
http://book.asahi.com/reviews/column/2014032500001...



#6842(2014.3.29)

<9m1hVrDg>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 「ワタクシこの記事やTwitterのまとめ、日本の大手書店の店頭の写真をイギリス人やカナダ人、ドイツ人、フランス人に見せたんですけど、「はああ??」とびっくりしておりました。
 そして、下の様なコメントをくれました。
 「あの、大手の出版社がこういう本を出してしまって、大手のブックチェーンが店頭でこういうフェアやっちゃうの??
 日本のエスニックマイノリティーって確かコリアンジャパニーズやチャイニーズジャパニーズだよね。日本の大手企業の社長やエンターテイナーにも彼らは多いけど、色々困らないのかね」
 「こういう企業はエスニックマイノリティの顧客を失うことや、裕福なリベラル派のお客さんを失うことが怖くないのかなあ?
 自社になんとなく特別なイメージがついてしまうでしょ。チャリティやる場合のスポンサー探すのも大変になりそうね。
 リチャード・ブランソンみたいな篤志家から協力は得られないだろうなあ。貴族も嫌がるだろうね。あ、日本には貴族はいない?
 でもCSRのKPIが下がっちゃって、担当者が叩かれそうだよねえ。」
 「内容によっては、著者や出版社が訴えられちゃうかもね。だって特定の人種や特定の国の人を攻撃しているからね。
 本を書く前に全責任は著者が被るって契約書結ばないのかな、出版社と。訴訟起こされたら嫌だからこっちなら攻撃されそうな本は書かないかも
 ・・・(略)・・・
 トーキョーはロンドンよりはるかに大きな首都だけど、出版社や書店にエスニックマイノリティーや外国人はいないのかな。。。」
 こういう「愛国ポルノ本」がイギリスで売られていたらと仮定すると、こんな題名の本が並ぶことになるでしょう

・呆アイルランド論
・ウソだらけの近代イギリスーバングラデシュ史
・なぜ反英フランスには未来はないのか
・どうしょもないインド
・そして生き残るのはイギリスだけ
・イギリス人はいつからイギリスが好きになったのか
・南アフリカの人はなぜイギリスを尊敬するのか
・英米再逆転
・イギリス女子と愛国
・反英メディアの正体
・ドイツに舐められないために

 日本の書店には愛国ポルノが並ぶがイギリスでは「全然愛されてない場所を巡るイギリスの旅」という本が並ぶ」
http://wirelesswire.jp/london_wave/201402271812.ht...

 愛国ポルノとは良く言ったものだけど、今の太田コラムの愛国ポルノっぷりは・・・ネトウヨも裸足で逃げ出すレベルだよね。
 4、5年前くらいまでは戦後日本を愚者の楽園みたいに言ってたと思うけど、隔世の感がある。

 ・・・言葉足らずだったので補足を。
 昨今の愛国本の盛況ぶりを「愛国ポルノ」という言葉で表し、その「愛国ポルノ」という基準から太田コラムを見たとしたら、今の太田コラムは、(いいとか悪いとかは別にして)結果的にネトウヨ以上と見られるということね。
 和辻哲郎なんかも戦後、「文化ナショナリズム」だという批判が結構なされたようだけど、今後そういう批判があったとしたら、太田さんはどういう対応をするのかな、と。

<C98PhDc6>(同上)

 谷本真由美程度の世間話ライター引用して、何か意味があるのか?

<o/kzF3Gk>(同上)

 <9m1hVrDgクン、>心配する必要ない。太田閣下は、ネトウヨも裸足で逃げ出す反米主義者にして移民推奨派だからww。
 それに、「愛国ポルノ」という言葉で、日英比較はナンセンスでしょ。
 日本の場合、2012年に、中共様に官製デモで企業は焼き討ちにあってるし、韓国様は春になると、桜は韓国起源というデマを流すのが、趣味という素敵なお国柄。そんな国を韓流と称して、もてはやしていた救いがたいお人よしの国があったよね。
 英国様と日本とで、寛容さで十分、競えるとおもうぜ。

<9m1hVrDg>(同上)

 <C98PhDc6クン、>愛国商法が繁盛しているという現象と、ここ数年の太田コラムの方
 <o/kzF3Gkクン、>ネトウヨとは違う部分があるのは知ってるけど、重なる部分で、とんでもなく突き抜けてる部分があるわけじゃん?
 いくらネトウヨでも、日本文化は最上位の文化だ、とは言わないわけよ。
 論理的に突き詰めて、それを証明できるのならいいんだけど、専門家からの無数の指摘に最終的に耐えられる所まで来てるのかな。
 耐えられなければ、文化ナショナリズムとか言われてもしょうがないのかな、と。

<4dr2odLc>(同上)

>論理的に突き詰めて、それを証明できるのならいいんだけど、専門家からの無数の指摘に最終的に耐えられる所まで来てるのかな。

 せめて太田コラム読んでから意見しろよ
 もしくは読んだ上で最近太田さんへの反論者がいない太田ブログの状況に、あえて敵役になって盛り上げようってのか?

<4CPor68k>(同上)

 太田さん、人間主義の普遍性をもとに、一番人間主義的な国は日本だって言ってるだけじゃんか。
 それに対する反論があるなら、やれるもんならやってみなってところだろ。

 まぁ、人間主義を重視しないor理解しない人から、どういった部分に文明の先進性を感じるかは人それぞれだと言われる危険性はありそうだけど、ぶっちゃけ、そういう人間は人間科学的知見からの反論でも無い限り、須く無視して良いだろ。

<C98PhDc6>(同上)

>愛国商法が繁盛してるという現象<(9m1hVrDg)

 ハリウッド映画なんかアメリカ覇権主義の擁護ばっかりでしょ。
 今公開されてる「ローンサバイバー」もそうだし。
 愛国商法って言うけど、過去のマスコミによる反日記事はどうなの?

>専門家からの無数の指摘に最終的に耐えられる所まで来てるのかな?<(同上)

 無数の指摘を受けるにはまず著書の出版が必要だけど、太田さんは出版の意志がないようだから多数の指摘は来ない。
 だから、質問、特に人間主義についての質問は控えてる。

<PWQrPdgI>(同上)

 中共が数ある文化の中で、日本文化を選んでる事がどこの国よりも日本が優位であるか証明してるじゃん。
 毎日海外の記事を載せてるけど、中共の日本文化に対する注目・分析は半端ない。
 単純にお隣だから日本についての記事を載せてる訳じゃなく、(太田さんが言うように)中共は人民に啓蒙してるんじゃないの。
 それと残念んながら今の日本にはまともな専門家(安全保障や人文社会科学において)はいない、精々評論家どまり。

<OkGdET4w>(同上)

 海外にはいるの?

<C98PhDc6>(同上)

 太田さんは人民網からの引用だけど、最近の2chはレコードチャイナからの引用が多い。
 ここも以前と比べると格段に親日記事が多くなった。
 太田さんは中国が日本に事大するとお考えのようだが、どうだろうか。
 大国となった中国にはアメリカを始めとする白人先進国からの注文・叱責が増大するとみられ、今度は中国国内のナショナリズムが反西洋へと向かう可能性がある。
 これには日本を盾として西洋諸国からの批判をかわす狙いがあるのでは?
 東洋には東洋のやり方があるのだと。

<PWQrPdgI>(同上)

 <OkGdET4wクン、>「アングロサクソン・欧州文明対置論」<シリーズ>で紹介されたハンナンとかは専門家といえるんじゃないの。
 自国を理解して初めて他国を分析・批評できるわけだし。
 まあ個人的には(日本の)テレビや雑誌に出てくる連中は専門家とは言い難いとおもうがね。

<太田>

 諸君が、人間主義が嫌いで利己主義が好きだ、或いは人間主義が嫌いで利他主義が好きで双極性障害になることを厭わない、はたまた、米国が大好きだから大事なことはみんな連中に決めてもらっていいので日本の「独立」なんてくそくらえだ、などと思うのは完全に自由だ。
 だが、「今の太田コラムの愛国ポルノっぷりは・・・ネトウヨも裸足で逃げ出すレベルだよね。4、5年前くらいまでは戦後日本を愚者の楽園みたいに言ってたと思うけど、隔世の感がある。」はひでー事実誤認だな。
 下掲の引用参照。

 「<私は、>1971年当時、まだ続いていた経済高度成長に目をつけたわけです。高度成長をもたらしているシステム(体制)こそ、日本にとってユニークな、守るべきものであり、かつ普遍性のあるものなのではないのかと。(現在の私の考えは違います。当時はそう考えていたということです。(注))」(コラム#40(2002.6.12))

(注)コラム#113(2003.4.1)で初めてコラムに書くことになる人間主義・・日本型経済体制の根底にあって、より普遍性があるもの・・のことが、2002年当時には既に念頭にあったということ。

 「日本型経済体制が機能している現代日本において、軍事システムが機能していないことをどう考えるか。」(コラム#42(2002.6.23))(注)

(注)軍事システムが機能していない→だから日本の指導層が無能になり腐敗した/そもそも軍事システムが機能しなくなったのはなぜか?、という流れの話をコラムでその後よく書くことになるが、その伏線だ。

 以上は一例だが、少なくともコラムを書き始めた頃からの私の基本的スタンスは一貫しとるのよ。
 チーミ、もぐり太田コラム読者ね。



#6844(2014.3.30)

<太田>(ツイッターより)

 前者で日本人にエールを送り、返す刀で後者で自国批判を行う天晴な朝鮮日報。
 後者には苦しい論理の箇所も一部あるけれど、恐ろしいまでに痛烈な自国批判を逆説的修辞を駆使しつつ展開している。
 私のこの指摘の妥当性を、各自、この記事を読んでお確めいただきたい。
 桜は満開を迎えつつある。
 日韓関係にも本格的な春の到来が一日も早からんことを祈る。
 「フィギュア:ヨナ引退で真央の天下? 真央、ヨナの世界歴代最高点破る…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/201...
 「韓国ほど「歴史の清算」に執拗な国はない…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/201...

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