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SSなど061215001

228 書初め(遠山金さん) 2006/12/15(金) 00:37:25.06 ID:9UcwAe5C0
金「さあまずは守りを固めましょう、ここは穴g・・・」
銀「美濃囲いで行きましょう!」
金「なにを・・・ここは相手の振り飛車相手に持久s・・・」
飛「攻めたいッス、暴れたいッス」
金「こ・・・コラ!王を守るのがさk・・・・」
香「ハァハァ・・・田楽ぶっこ抜きぃぃぃ!」
金「あ!香車は一歩でじゅうぶ・・・ちょっと角!どこ行くの!」
角「王は私が守ります、さあ飛車行きなさい・・・欲望の赴くままに」
金「だから穴熊に・・・」
王「うはwwwwwww俺様w全w方w位w攻w撃wwwwww最強すぎwwwwww」
金「あぁぁああぁぁぁぁぁ!」





237 猪(甘党) 2006/12/15(金) 01:19:04.17 ID:vXDZXNk00
玉「イヤなのじゃー! 今日は飛車と一日中遊ぶのじゃー!」
銀「王様。わがままを言ってはいけません。飛車もお仕事なんですから」
玉「イヤじゃイヤじゃっ! もうずっと前から約束しておったではないか!
  今日は一緒に遊ぶと言ったではないか!」
飛「……申し訳ございません」
玉「飛車はいつもそうじゃ! 仕事、仕事! ちっともわらわに構ってくれぬではないか!」
飛「……」
玉「もう飛車なんて知らん! 勝手にどこにでも行ってしまえばいいのじゃっ!」
飛「玉将っ……」
玉「飛車なんて……大嫌いなのじゃ!」
飛「……玉、将」
銀「飛車……彼女は私に任せて。貴方は、もうそろそろ行かないと」
飛「……ああ、そうだな。
  玉将。この戦いが終わったら、今度こそ一緒に遊びましょうね……」

王飛車接近すべからず






284 猪(倉庫係り) 2006/12/15(金) 10:40:16.96 ID:mn91ljCiO
どのようなスレであれ、人が集まるということはそれだけ引きつける何かがあるということさ
保守がてらに投下

 私は刀。いかなる敵すらも切り払う、王のための刃。
 この在り方に疑問を持ったことはない。ただ仕えるべき君主のために、私は今日も戦に赴く。
「我が名は銀将! いざ、参らん!」
 私は銀将。いかなる敵すらも切り払い、王に仕える将。

>200をベースに書いてみた。何か違う気もするが。






317 シイタケ 2006/12/15(金) 19:22:48.23 ID:qiL2CEqL0
保守を兼ねた駄文投下。


玉「ぬくぬくじゃー♪ コタツぬくぬくなのじゃー♪」
銀「王様、またそんな首まで埋もれて……だらしないですよ」
玉「だらしなくていいのじゃー、今日は寒いから出たくないのじゃー。
  今日は一日中こーやってミカン食べたりしてだらだらするって決めたのじゃー」
金「……はあ。判りましたよ。もう勝手にしてください」
玉「へへー、あったかいのじゃー♪」

  (6時間後)
玉「の、のど渇いたのじゃ……暑い……誰か、助け……」

穴熊の姿焼き





330 初夢(ピザった夢) 2006/12/15(金) 21:42:39.91 ID:9zzKuA4Q0
桂「……暇ー…。飛車さんと角行さんばっかり動いて、私ら動かないー……」

香「……同感。もうちょっと、動かしてくれてもいいんじゃないかなぁ」

大駒に魅せられて、香車や桂馬を使わなかった最初の頃。
懐かしいね。






341 猪(停学中) 2006/12/15(金) 22:30:21.91 ID:VUmOc+W10
何か計画性無さそうなんだけど、気がつくといつの間にか敵に大打撃倒とかな。

▼玉将 「飛車ぁ!わらわは疲れたぞ。飛車は進むのが速すぎるのじゃ!」
▼飛車 「また付いてきたのですか?ここいらは危険なのですから少しは自重していただけませんか?」
▼玉将 「なにぃ?飛車の癖にわらわに意見いたすか?ええぃ、わらわ怒った!銀将にいいつけてやる!」
▼飛車 「そんな玉将様…、どうかご理解くだ…」 …ヒュゥゥゥ…ン …
△桂馬 「ちょ、ちょ、ちょ〜おおおっと、どいて!どいてぇ!」
▼飛車 「ん?」

ぐしゃぁ


王飛車接近すべからず






355 初夢(猿の夢) 2006/12/15(金) 22:52:09.74 ID:9zzKuA4Q0
>333の銃のイメージを流用。忍者で銃なんて、どこのアークザラット2な忍者だろう。まぁいいや。

 草陰に隠れる。気配を殺して風景と同化する。それが、第一歩。
 バレない様に火打石で銃に火を点ける。それが、第二歩。
 情報を元に、目標が射線に現れるのをただ待つ。それが、第三歩。
 ガサリッ。視界の先の草場が揺れ、現れるのは人影。
「積み」
 引き金を引く。響き渡る銃声。
 ……任務、完了。

「桂馬ー! おっつかれー!!」
「あぁもう。鬱陶しいから、抱きつかないでよぉ〜……」
 香車ってば、鎧着てるのに抱きついてくるから、鎧が当たって痛い痛い……。
「で、でもでも、けーまさん、スゴいですよー!」
「ありがと。でもま、歩兵もその内、これくらい頑張ればできるようになるかもよ?」
 私の言葉に喜んだのか、歩兵は奇声あげながら私らの周囲をチョロチョロと走り回る。っていうか、任務から終わったばっかりなんだから、少しは休ませてよ。……いやまぁ、こういう歓迎も嫌いじゃないけどさぁ。


俺の中の桂馬は、戦場と日常で二重人格な日常ではあまりに忍者らしくない忍者なイメージなんだぜ?





362 初夢(二日酔い) 2006/12/15(金) 23:00:38.03 ID:9zzKuA4Q0
>358

香「トンファーキkk……いや、なんでもない」

桂「ほほぅ(トンファー片手に」

香「アッー!!」

歩「……(ガクガクブルブル」

歩兵談:オニは、ほんとーにいるんだな、っておもいました。






408 愛のVIP戦士 New! 2006/12/16(土) 00:15:13.06 ID:WMd2JC5C0
やっぱ桂馬は天然やボケてるって言うよりも
思考がぶっ飛んだキャラってイメージがあるな

桂「わかった!」
角「……何が?」
桂「玉が一番偉い理由」
角「ああ、前にそんな事言ってたな」
桂「金や銀よりももっと大切な(検閲削除)」
角「わーっ! ストップストップ!!」
桂「?」
角「いや、何で止められたかわかんないって顔すんな!」
桂「え、だって(検閲削除)」
角「だからやめいっ!」

飛「桂馬……なんて恐ろしい子なの」






425 猪(カビ) New! 2006/12/16(土) 00:57:07.91 ID:Ew99avzL0
歩「けーまさんって何か悩みってあるんですか?」
桂「目の前の歩を……避けることしかできない」
歩「え、あの…」
桂「避ける……事しか……」
歩「あの……泣かないでぇ」
桂「ぅ……」
歩「どどどどどうしよう」
角「うぅ……」
歩「!?」





434 書初め(あの子にアタック) New! 2006/12/16(土) 01:25:49.71 ID:YVZiL3710
「あ、桂馬」
 銃の手入れをしていると、急に香車が声をかけてくる。
「アンタ、また一仕事あるみたいね」
「んー? まぁねー。とはいえ、他の人はみーんな偉いから、疲れる。貴女にはわかんないだろーけど、ねー」
 銃身が曲がってないか確かめるように、壁に向けて銃を構える。……うん、バッチリ。
「あっはっは。アンタね、それは嫌味か。嫌味なのかぁ〜!?」
 そう言いながら首を絞めてこようとする香車の腕を、スルリと抜けると、私はその場を立つ。
「……私に対して極めようだなんて、まだ後十年は研鑽を積みなさい」
「ちぇ〜……」
 笑いかけながら去る私に、香車も笑い返してくれた。


「歩兵隊、前へ! 敵兵を食い止めろ!!」
 金将の号令が飛び交う。
 前に立つのは、歩兵たち。
「……桂馬、どうしたの?」
 自陣の中から歩兵を見ていた私は、そんなに変な顔をしてたんだろうか。角行が私の顔を覗き込んでくる。
「いえ、大丈夫です。お気になさらず」
「……そう? ならいいけど……」
 そう、大丈夫だ。これは戦。たとえ、昨日まで話していた友が将の指示で捨て身をしようとも、仕方のないこと。それが、戦だ。

 ……でも。でも願えるなら。また、他愛のないことを話そう? 今度は、金将たちも交えて。



苦労人設定、書くのムズカシス。






445 書初め(あの子にアタック) New! 2006/12/16(土) 01:47:55.33 ID:YVZiL3710
>438-439
共にクナイ・短刀ということで、武器をそちらに変更して一作軽いのを。

香「そういえば、よく銃使ってるけど、アンタって忍者らしく手裏剣とかって使えるの?」

桂「手裏剣の類なら一通りはね」

香「へー。ね、ね。試しにどれくらいの腕前か見せてよ。アンタのは銃弄ってる姿しか見たことないのよ」

桂「……ま、いいけど…ねっ(ヒュッ、とクナイを自分の横に投げる」


歩「おにぎりおにぎr(大事そうに手に持ってたオニギリをクナイが吹っ飛ばしてく」


桂「……あんなもんの腕前。ちなみに彼女は無傷よ。心以外(吹っ飛んだおにぎりを見てさめざめ泣いてる歩兵指差して」

香「…………アフターケアは?」

桂「………………考えてなかった」


歩「おにぎりぃぃ〜…………」






454 愛のVIP戦士 New! 2006/12/16(土) 01:57:32.35 ID:WMd2JC5C0
>446
だがそれがいい

香「私が徐にこんな所に配置されたって事は、このままあの歩へ突撃して行って後ろの銀辺りにぷちっとやられて来いって事なんですね? そうなんですね、そうに違いないんだわっ!」
飛「まあ落ち着いてください。屍は拾ってあげますから」
香「あんまりだあぁぁ!」

CV:後藤邑子





467 愛のVIP戦士 New! 2006/12/16(土) 02:29:41.25 ID:WMd2JC5C0
桂「あっちには銀が居て……こっちは角が居る。むー……動けない」
香「仕方ないですよ。それに皆さんが戦う為の足場を固めるのも私たちの立派な役目です」
桂「……みんな死んじゃえば良いのに」
香「……え?」
桂「……え?」






469 猪(アイドル) マジゴメン New! 2006/12/16(土) 02:33:55.01 ID:XrgQAIsUO
銀「さっさといきなさいよぉ」
角「さって今回は私?それともあなた?」
飛車「どちらでも構わない…少しでも勝率が高い方に賭けるのが得策。場合により二丁飛車を取る可能性も…」
歩「私が行きます……私が死んでも…変わりはいるもの」
金「ごめんなさい銀がうるさくて。私と銀でご主人様を御守りしますから」
香車「暇ですぅ…しっかし銀のワガママりっぷりはアホ極まりないですぅ」
銀「なーにか言った?出場は殆どない香車?」
香車「うるさいですぅ!今回はご主人様が穴熊をやるようなので最終防衛ラインをやるですぅ!」
銀「穴熊ですってぇ?!あんな弱っちいの駄目よぉ!銀やぐらにしなさいよぉ!」
桂馬「そのへんにしなさい」
銀「あんたは一回も動かない可能性のほうが高いんだから寝てなさいっ!」






470 猪(2ch中) New! 2006/12/16(土) 02:37:36.70 ID:Ew99avzL0
>469
おまいはローゼン見過ぎだ





473 猪(アイドル) New! 2006/12/16(土) 02:45:07.85 ID:XrgQAIsUO
金「あら…珍しく端歩ね」
銀「そのようね。下手したら危ないかもね…あら?」
歩「我々の志は、広報の主力に受け継がれる!」
金「歩が散ったのね…あれ?香車!やめなさい!!」
香「グゥレイトォッ!一気に行くぜぇっ!」
桂馬「悪い癖ね…」






480 書初め(今年こそデート) New! 2006/12/16(土) 02:52:54.46 ID:YVZiL3710
>458を頑張って文章にしたが、長くなりすぎたんだぜ?
というわけで、先に言っとく。連投すまんね。

1/2

「銀、戦線維持を心がけて! 飛車殿は正面で持ちこたえてください!」
 金将の怒声にも似た叫びが飛ぶ。
 戦線はガタガタ。いつ防衛線を突破されても不思議じゃない。
 ……多分、友人もたくさん死んだ。
 でも、それでも金将も、王将も、上の人だって皆頑張っている。

 皆、必要な人なんだ。

 私は独り、誰にも察されないように姿を消す。
 恐らく今、一番、あの場にいらなかった私。ならきっと、こういう判断は間違いじゃない。
 ――死んでも、必要な人たちを生かしてみせる。
「ア"ァァァァァァ!!」
 柄にもなく、吼える。
 小太刀を構え、すれ違いざまに敵兵を切り払う。
 銃はすでに捨てた。あんなもの、この中では無意味!
「まだまだぁぁぁぁぁぁ!!」
 切り払い、斬撃をいなし、死体の山を重ねていった。

482 書初め(今年こそデート) New! 2006/12/16(土) 02:54:10.68 ID:YVZiL3710
 どれほど斬っただろうか。数えるのが面倒になるほど倒した気もするし、まったく倒していないような気もする。でも、周りにはまだ生きている敵兵はたくさんいる。
「次ぃ!!」
 新しい敵へと走ろうとする矢先、足に激痛が走る。
 歯を食いしばり、足を睨む。
 一本の矢。
 その場に私を縫い付けるように、見事にふくらはぎを貫通した矢が、そこにあった。
 あえてそれを無視し、それを射った張本人を、矢の刺さっている向きから探す。
 ……居た。
 すでに新しい矢を番え、私へと向けている。ここから、この状況を挽回しうる手を数手、頭の中で考える。
 ダメだ。どれも実現するには、不可能に近い。……私はここで、終わりか。
 矢が射られた。世界が急にゆっくりになった気がした。
 近づいてくる矢、未だ痛みを訴える足。……そして、私の前に躍り出た影。
 矢は、影によって甲高い音を立てて阻まれる。
「…………何を一人で突っ走っているの?」
 角行……。
「防衛線は立て直したわ。戻りなさい」
「角は…………?」
 角は私に微笑みかけると、すぐに先ほどの弓手に鋭い視線を向ける。
「アレを殺したら、すぐに戻るわ」
 いつもと違う角の表情。それはどうしようもなく怖くて、でも、今の私にはとても心強かった……。


長くなりすぎもよくないから、とある程度で切ったら、どうしようもなく尻切れっぽい?
機会があったら後日談的な続きを書くかも。





497 愛のVIP戦士 New! 2006/12/16(土) 03:04:35.26 ID:WMd2JC5C0
歩「おいすー。速攻でやられちったw」
玉「おいすー。ああ、ベンチ入りした所悪いんだけど早速出てくれる?」
歩「マジで!? 休み無し?」
玉「うん、無し。しかも捨て駒だからすぐに向こう側に行くと思うよ?」
歩「忙しいなぁwまあ行ってきますwww」
玉「いてらー」

彼女たちは遊びで戦ってるイメージなのでこれくらいのノリしか思い浮かばないw






523 1/2 New! 2006/12/16(土) 03:53:17.66 ID:Ew99avzL0
「はぁ……はぁ……」
 息がやけに上がっている
 味方は次次とやられ、私のところからはもう味方が見えなくなった
「やぁ!」
 敵の角は私をあざ笑うかのように逃げ去っていった。
 王は……敵の大将はどこだ。
 ふと遠くの方に味方の姿が見える。
 あれは……銀か!!!
「私が敵の機を引き付けます」
 いきなり近くで聞き覚えの無い声が聞こえる。
 見ると、金になった歩だった。
 たしかに敵が私に気づいた様子は無い。
「敵の陣は一見強固なものだけど、かならず穴はあるはず」
 と金の目は、覚悟を決めたものだった。
「わかった、気をつけろなんて言わないからな」
 と金は薄く笑みを浮かべた


524 2/2 New! 2006/12/16(土) 03:53:47.71 ID:Ew99avzL0
「とぉ〜〜〜〜〜」
 叫びながら敵陣に切り込むと金。
 それに伴って敵の陣形は崩れていく。
 銀もこちらに気づくと、少し笑みを浮かべてと金の援護に回った。
 今しか……チャンスは無い。
 と金が陽動している間に、私は敵角の隙を突いて回りこむ。
「来てくれたんですね!」
 突然聞きなれた声が聞こえた。金将だ。
 味方はほとんど死んだと思ったが、まだこれだけいたのか。
「このチャンスに全てをかける」
 私は敵陣の隙間から王を狙う。
 王もその側近も、まだ私に気づいた様子は無い。
 いける。いける!
 全て……一撃で終わらせる!!!
「あっ――――」


525 猪(vipper) New! 2006/12/16(土) 03:54:12.72 ID:Ew99avzL0


┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│__│__│__│__│__│__│__│__│__│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│__│__│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│__│△と│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│△銀│▼角│▼王│__│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│▼歩│▼歩│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│△金│__│__│__│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│△角│__│__│__│▼飛│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│__│__│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│__│__│
└──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘
先手持ち駒 なし
後手持ち駒 玉と盤上以外全部

一手です








541 1/2 2006/12/16(土) 05:17:59.49 ID:Ew99avzL0
 さっきからずっと足の震えが止まらない。
 周りの味方はどんどん死んでっちゃった。
「死になさい!」
「きゃぁ!!!」
「香さ〜んっ!!!」
 敵の角が馬となり、私の背後で暴れまわっている。
「くっ!」
 銀さんが必死に抵抗している。
 私は……無力だ。
「大丈夫!?」
 うずくまり、震えていたら馬になった角さんが助けてくれた。
「は……はい?!」
 声が裏返っちゃった。本当に私、情けない。
「……フフ」
 馬となった角さんは、そんな私を見て笑った。
「大丈夫。あなたには、あなたにしかできない事が必ずあるから」
「私にしか……できないこと……」
 そうだ。こんな私でも、いや私にしかできない事があるんだ。
 馬になった角さんは私が自信を取り戻したのを見て、ポンと頭に手を乗っけた。
 そしてまるで風のように敵陣へと向かっていった。
「今は状況として苦しいけど、お互いがんばりましょう!」
 銀さんはそう私に告げると、戦場に去っていった。
 そうだ。私もがんばらないと。
 角改め馬さんは、敵の馬をけん制しつつ一気に敵の本懐に飛び込んだ。
 しかし……。


542 2/2 2006/12/16(土) 05:18:23.06 ID:Ew99avzL0
「させないっ!!!」
 突然現れた敵の飛車。
「危ない!!!」
 そう叫んだのは私じゃなく、銀さんだった。
 銀さんはいつのまにか角改め馬さんと王を挟み撃ちにしていた。
 でも、このままじゃどっちもやられちゃう。
 こんなとき……どうすれば……。
『あなたには、あなたにしかできない事が必ずあるから』
 ふとさっきの角改め馬さんの言葉を思い出す。
 そうだ、私にも出来ることがあるはず。
 気がついたら足が自然と前に進んでいた。
 敵は王と飛車。私なんかじゃ絶対勝てないけど、私一人じゃない!
「貴方……」
 隣に銀さんがいた。
「私にしか、出来ないこと。ありますよね?」
 銀さんはそれには答えなかった
 その代わり銀さんは微笑んで「頼りにしてるわよ?」と言った。


543 猪(ボーカル) 2006/12/16(土) 05:19:13.95 ID:Ew99avzL0
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│__│__│__│__│__│__│__│△馬│__│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│__│▼香│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│▼飛│▼王│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│__│__│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│△銀│△歩│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│__│__│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│__│__│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│__│__│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│__│__│
└──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┘

先手持ち駒 なし
後手持ち駒 盤上と玉以外全部
また一手でつ







568 1/2 2006/12/16(土) 15:04:46.01 ID:Ew99avzL0
 血の臭いで鼻が焼けそうだ。
「はっ!」
 返り血が生々しく私の頬に跳ね返る。
 また一人、敵とは言えど戦場から人が消えた。
「危ない!」
 近くにいた桂馬が飛び込んできた。
 何事かと思ったら次の瞬間、私の目の前で槍が彼女の体に穴を開けた。
 一瞬頭の中が真っ白になった。
 そして次の瞬間には、いつも私の後ろで銃を手入れしていた桂馬と過ごした時間が頭を駆け抜けた。
「ぁああああっ!!!!」
 そこから彼女を貫いた香車を討つまでにそれほど時間はかからなかった。
 すでにモノと化した桂馬を私は連れて行きたかった。
 しかし、ここは戦場。私の将としての心がそれを許さなかった。
「きゃぁっ!」
 突然の悲鳴で私は目が覚めた。
 見ると、遠くで歩が敵の馬に襲われそうになっている。
「させない!!」
 私の奇襲に、敵の馬は退いた。


569 2/3 スマン一個増えた 2006/12/16(土) 15:05:35.25 ID:Ew99avzL0
「……大丈夫か?」
 歩は目をパチパチとさせ反応が無い。
 ダメだ、我を失っている。
 私は歩の頭を軽くポンと叩いた。
 軽くしたつもりだったが、歩は頭を押さえて縮こまってしまった。
「す、すまん。手加減したつもりだったんだが……」
 歩はあきらかに震えた声で「だ、大丈夫ですぅ」と言った。
 突然近くがざわめき始めた。
「ハッ!」
 聞きなれたこの声は、角か。
「私は角の援護をしてくる。出来れば援護して欲しいが、無理強いはしない。」
 歩にそう声をかける。
 歩はさっきよりもしっかりとした顔をしていた。
「御武運を」
 それから私は一気に敵陣の中を駆け巡った。
 どこをどう走ったのかはわからない。だがいつのまにか敵の大将の目の前に出ることが出来た。
「飛!来てくれたの!」
「飛さん!」
 二つの声が聞こえる。
 一つは角、もう一つは角の近くに仕えている銀だった。
「一気にしとめる!」
 敵は手薄。
 今しか機は……。
「させるかぁああ!」



570 3/3 2006/12/16(土) 15:05:51.59 ID:Ew99avzL0
 どこからかさっきの馬が現れた。
 馬は角の後ろに回りこむ。
 くっ……いきなり敵の戦力が増えるとは。
「わああぁ!」
 この声は、さっきの歩か!
 大丈夫。数の上では同数。
 ここは冷静になれば必ず王を討つことができる!
 馬を倒すか、それとも王を倒すか……。
 そんな私の頭に、唐突に桂馬の顔が浮かんできた。


571 おせち(12,000円) 2006/12/16(土) 15:06:14.99 ID:Ew99avzL0
   9    8    7    6    5    4    3    2    1
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│__│__│__│__│__│__│__│△銀│▼香│ 一
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│△飛│__│__│ 二
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│△角│__│▼玉│▼歩│ 三
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│▼馬│__│__│__│ 四
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│__│__│__│__│__│__│__│△歩│__│ 五
├──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤
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先手持ち駒 なし
後手持ち駒 盤上と玉以外全部
三手でつ






600 凧(ぱしり) 2006/12/16(土) 19:29:22.17 ID:0xCUU3bh0
「ゴゥウゥッ――グウウルルッ!」
 甲冑の隙間から肉の腐れたような黒い血がぼたぼたと垂れ落ちる。
 兜から漏れる音は獣の唸り声のような呼吸音。
 もはや内側が人の形をしているかすら怪しいその鎧は、それでもなお鉄塊のような剣を握り締める。
 相対する金将が震えている。目の前の飛車に恐怖している。
 しかしそれでもまた双剣を持ち上げることが出来る理由は仁義か気迫か経験か。
 金将とて決して無傷でないということは、彼女の足元を濡らす血溜まりの深さが教えてくれる。
 次にぶつかれば確実に死ぬ。金か飛か。いや恐らく両方――

 ――私は待っている。
 いや、それは単なる言い訳で、実はただ震えて動けないだけかもしれない。
 しかし私に与えられた任務は一つ。
 金将の後ろで震え上がる玉将の命を奪うこと。奴さえ殺せば戦争が終わる。
 早すぎてはならない。早すぎては逃げられる。
 しかし遅すぎてもならない。
 玉将の後ろに小さく見える二つの銀将、奴らが来るまでに終わらせなければならない。
 今、玉将を取り逃して陣の奥に逃げられては、二度と……
 私には万全の機会を見定め、茂みに伏せる伏兵に突撃の合図を出すという役目がある。
 だから決してここを動くわけにはいかない。
 しかし――


601 凧(ぱしり) 2006/12/16(土) 19:30:31.69 ID:0xCUU3bh0
「ウォ、オォオオオォ―――――!」
「来るがいい化け物! これで決着だ!」
 飛車の咆哮。金将も体勢を低く構え、迎撃の用意をする。
 しかし、このままでは――飛車が死ぬ。死んでしまう。
 彼女をここで殺すのはあまりにも惜しい。その武力も執念も。
 何より彼女の笑顔を。悪鬼のような彼女の時折見せる笑みは、ここで消し去ってはならないものだ。
 何とか、しなければ。
 伏兵を突撃させるか?
 いや、まだ早い。今出ても奇襲は成功しない。
 では――私が行くか?
 位置は遠い。今私が飛び掛っても恐らく容易く金将に討ち取られるだろう。
 だが隙は出来る。
 その瞬間を狙えば飛車は安全に私ごと金を殺せる。
 私と飛車、どちらが死ぬべきかといえば私が死ぬべきだ。だから――私は懐の匕首に手を伸ばす。
「――」
「ッ!!」
 飛車の眼が私の方を向いた。気のせいだったかもしれない。しかし私の呼吸は止まった。
 ――そうだ。急いてはならない。
 目的は玉将を討つ事だ。
 あれだけの傷を負った飛車に、金将を討った後、更に玉将を追うことが出来るとは思えない。
 それに、伏兵には誰が合図を送る?
 ここで私が出てはいけない。いけないんだ。
 最適なのはきっと、飛車をここで見殺しにすること。
 ――見殺しに――
 くそっくそっ! 兵が足りない! せめてあと一人、あと一人誰か来てくれれば!
 何か、何か手はないのか!?





668 猪(検便中) 2006/12/16(土) 23:45:35.97 ID:8EAsoRUO0
「ここで・・・やられるの?」
すでに敵の金将が私に刀を向けている。
敵の大将に詰め寄っている味方はあまりに少ない。援軍も望めない。
そのとき後ろから声が聞こえた。
?「大丈夫よ。」
「今の声は・・・飛車さん?」
飛「私が行く・・・あとは頼むよ?」
「飛車さん・・・」
飛車さんが・・・私を助けてくれる。
「・・・わかりました。」
ごめんなさい・・・ありがとう。
大丈夫、次で決めてみせる!


669 猪(検便中) 2006/12/16(土) 23:46:05.51 ID:8EAsoRUO0
   9    8    7    6    5    4    3    2    1
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│__│__│__│__│__│__│__│__│▽香│ 一
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│__│__│__│__│▲角│▽金│▲銀│▽桂│__│ 二
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│__│__│__│__│__│__│▽歩│__│__│ 三
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│__│__│__│__│__│__│__│▽桂│▽玉| 四
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│__│__│__│__│__│__│▲飛│__|__│ 五
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│__│__│__│__│__│__│__│▲歩│__│ 六
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│__│__│__│__│__│__│__│__│__│ 七
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│__│__│__│__│__│__│__│__│__│ 八
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│__│__│__│__│__│__│__│__│__│ 九
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持ち駒 なし

3手


流れ読まずに詰め将棋。
なんとなく作ってみたかった。
穴があったらすいません。
つまらん問題ですいません。
2006年12月29日(金) 23:28:45 Modified by ID:GD4z93ce4g




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