【戦闘】強い悪の女戦士を屠るスレ 2【やられ】
1 :名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 00:58:56 ID:SWF8swLa
悪の組織その他、悪辣な女悪役が、
正義役に屠られるってのが基本ライン。

・創作/二次創作、どちらも歓迎。ただし実在人物はNG。
・エロ・グロ表現の有無・程度は書き手の任意。
・スレタイは「屠る」となっていますが、
 屠るかどうか(死 or 戦闘不能)も書き手次第。
・雑談や感想レスなど、書き手が投下しやすい環境を心がけましょう。
・特殊属性につきsage推奨。

◆前スレ
 ★強い悪の女戦士を屠る創作スレ★
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/...

◆関連スレ
 悪の女をつかまえて
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/...
               悪の女との「えっち」がメインの場合はこちらに。


2 :名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 01:05:21 ID:fc/zB1w7
>1 乙&GJ

テンプレまでしっかりと流れをおさえるとはやるな。
しかし、正直このスレが2を迎えることができるとは夢にも思わなかったよ。


3 :名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 01:11:30 ID:SWF8swLa
>2
確かに。しかも雑談で埋まるのではなく容量いっぱいで、だからなあ。
マイナー属性としては快挙だ。

では住人の皆さん(どれだけいるかは知らんけどw)、保守よろしく。


4 :名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 01:42:29 ID:J7fRZJwq
1乙です。
ゴッドの降臨を待ちつつ保守。


5 :名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 14:22:43 ID:rQjVAoAl
神待ち


6 :『剣士カイリの受難』:2006/07/07(金) 01:53:23 ID:axreRAH8
1.

カイリが左右を深い森に囲まれた峠道を越え、谷間の村に辿りついた時、
目の前に広がっていたのは、この世の地獄とも思えるような光景であった。
槍で股間から串刺しにされた女、首や手足がありえない方向に折れ曲がり事切れている少年。
身体が真っ二つにわかれた白髪の老女、脳天から短剣を刺されたままの青年……
カイリの視界には惨たらしい死体が山のように散乱していた。

ざっと数えて二十人ほど。村の規模から考えてほぼ全体の五分の一程度だろうか。
飾り物が村中にみられる。中には仮装したままの亡骸もあった。
時期から考えて、収穫祭か何かが行われていた矢先に襲われたのかもしれない。
カイリはこの残虐非道な行為を前に怒りに震えながらも、村に足を踏み入れた…………

刹那、全身を舐めつくし飲み込まれるような感覚に襲われる。
経験したことのない、不快な症状に思わずよろめくカイリ。
(この感じは一体? 何だっていうんだ……盗賊か山賊が村人を殺したってわけじゃないのか……)
全身にまとわりつくような邪気を追い払うかのように頭をブンブンと左右に振っていると、
遠くの方からかすかに、若い女の話し声が聞こえてきた。


7 :名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 01:55:53 ID:axreRAH8
「これで、終わったかな」
「いや、まだ隠れている奴がいるかもしれないよ。」
「しっかし、これだけ一方的なんて快感ね。自分の命をチップにしないで好き放題殺れるなんて。
 団長もいい仕事みつけてきたもんだわ。報酬もいいし、
あ、あとで色々漁ろうよ。宝石とか隠し持ってた奴もいるかもしんないし」
血に濡れた剣を持ち、鎧を着込んだ若い三人の女が、
むせかえるような血臭のたちこめる場を平然と歩いてくる。
鎧といっても戦争時のような重装備ではなく、動きやすさを重視した軽装である。
それぞれ形状は異なるが、ほとんど胸と股間だけにしか装甲がない。
二人は鎧の下に、肌に吸い付くようにフィットしたインナースーツを着込んでいるが、
残る一人はその鎧の下には何も身につけておらず、日に焼けた小麦色の肌を晒している。
三人とも細身ながらも鍛え上げられた身体である。
会話に夢中になっていた彼女たちの眼に、
村の入り口に立っているカイリの姿がやっと飛び込んできたのか、
くだけた雰囲気をガラッと変え、剣を構えて走りよってくる。

二十を過ぎたかどうかといった年齢、幼さの消えた精悍な顔だち、
金属製の鎧に身をつつみ、腰に長剣を携えている。
一目で剣士であると推測できるカイリをみては、彼女たちが警戒するのも当然であった。


8 :名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 02:00:20 ID:axreRAH8
カイリは剣を抜かず、じっと女たちを睨みながらそばに来るのを待った。
剣が届くか届かないかの間合いで、三人は散開しカイリを囲む。
「……おまえたちがやったのか」
「そうよ、剣士様。こいつらを殺したのは、あ・た・い・た・ち。
 そしてこいつらの仲間入りをするのがあんたってわけ。」
小麦色の肌を露出した女がカイリを挑発するように云う。
カイリは顔をしかめながらも彼女たちに問うた。
「なぜ、こんなことを……村の人たちに、ここまでされる咎があったというのか」
「さぁ、知らなーい。あたいたち雇われただけだもの。」
「なるほど、盗賊も最近は雇われる時代なんだな」
挑発でもなんでもなく、カイリにとってはただの素直な感想であったのだが、
その言葉は彼女を怒らせるには十分な効果があった。
「盗賊なんかと一緒にすんじゃないよ!あたいたちは誇り高き傭兵さ。
 セナイラ傭兵団っていやぁ、あんたも聞いたことあるだろ」


9 :名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 02:02:23 ID:axreRAH8
……確かにカイリも聞いたことがあった。
『セナイラ傭兵団』――団長の名を冠したその傭兵団は、女だけの集団で、
その構成員はあまり多くなく、四十人に満たないという。
彼女たちは戦争屋というよりは何でも屋で、金さえもらえれば、
どんな非道なことでも引き受けることで有名であった。
『誇り高き』などとはとてもいえない集団で、実際の戦争に参加するより、
領主にしたがわぬ領民の虐殺など、道義的に避けるようなものがとにかく多い。
それも喰うため仕方なくというわけではなく、
団長はじめ団員は好んで 汚れ事を引き受けるという噂である。
眼の前の惨状をみて、どうやらその噂は本当のようだとカイリは思った。
「ああ、聞いたことがあるな。じゃあ……どうせ俺も殺すつもりなんだろう。
 そうだ、最後に聞かせてくれ。誰に頼まれたかは知らないが……こんなことをして罪の意識はないのか」
冷静をよそおいながらもカイリはそう彼女たちに訊ねる。
その回答いかんで、彼女たちの運命が決まるのだがそんなことは、もちろん知る由もない。


10 :名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 02:03:45 ID:axreRAH8
クスクスクス。忍び笑いが三人の女傭兵の口元からこぼれる。
そして我慢できなくなったのか、それがひどい嘲笑にかわる。
「あひゃひゃひゃひゃっ。あんたどこのお坊さんだい。罪の意識ぃ?
 それって何なのかしら。あたいはね。すべてを思うままに奪うのがモットーなの。
 しかも、報酬をもらいながらなんて最高じゃない。何度も言うけどあたいたちは傭兵。
 盗賊なんかと一緒にしないで。ちゃんと雇い主の役に立ってるんだから」
……この三人の中ではリーダー格なのだろう。
さっきから不快な物言いをする小麦肌の女の言葉で、カイリは腹を決めた。

シュッッ
すさまじい速さの踏み込みとともに、長剣が鞘から振り抜かれた。
傍目からは、ただ女傭兵との間にある空間を薙いだようにしかみえない。
挑発していた女傭兵も、何が起こったかまるで認識できずにキョトンとしている。
「な……なに。驚かすんじゃないよ。もういい、さっさと死にな」
少しどもりながらもカイリへ斬りかかろうと剣を振り上げる。


11 :名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 02:06:00 ID:axreRAH8
カイリは微かに苦笑を浮かべただけで、避けようともしない。
女傭兵がその薄笑いに激昂し、カイリを斬り殺そうと剣を振り下ろそうとした時、
彼女の胸の中心にあった鎧の止め具が真っ二つに割れた。
鍛え上げられた肉体には不似合いな、脂肪がたっぷりと詰まった豊満な乳房が、ブルンッと勢いよく飛び出す。

大きな谷間が消え、重力に逆らえず横に流れるように乳が垂れる。
「えっ?」
女傭兵は驚き、おのれの身体に生じた異変に初めて気付く。
彼女の眼がとらえたのは下腹部から首のしたまで続く一筋の赤い線。
「ひぃっ!!」
短い悲鳴をあげる小麦肌の女傭兵。
ブシュゥゥゥゥッ
女傭兵の身体の中央を走る切り口から血飛沫が地に、空にむけてほとばしる。
失血のためかどんどん、眼は虚ろになっていく。
「な、なんでぇっ。いやっ……」
信じられぬといった表情のまま、膝をついたかとおもうと、
前のめりに、程よく肉のついたお尻を突き出すように崩れ落ちた。


12 :名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 02:08:27 ID:axreRAH8
目の前の光景が信じられないのか、残った二人の女傭兵は動けない。
その隙を見逃すカイリではなかった。
左にいた肩まであるボサついた茶髪の女傭兵の首を、その髪ごと斬り飛ばす。
「ヒィッ」惚けた表情のまま、ゴロゴロと転がる頭部。
遅れて、首から膨大な量の血が間欠泉のごとく不規則に湧き出てくる。

「さて、と。残るはおまえ一人だな」

ゆっくりと、カイリは呆気にとられたままの女傭兵へとふりむく。
彼は親友の仇である盗賊団を壊滅させた頃の、まだ幼さの残っていた彼ではない。
幾多の決死の冒険をくぐり抜け、著しい成長をとげていた。
変わらぬのは、罪なき者を苦しめる悪党を憎む心である。



13 :名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 02:09:33 ID:axreRAH8
「あ、ああっ……」
まだ幼さの残る顔におびえを浮かばせる女傭兵。
剣はなんとか構えているだけで、腰はひけている。
あまりの圧倒的なカイリの業にすでに戦意を喪失していた。
「おいおい、今の今までおまえらがやってきたことだろう。
 それが巡って自分の番になっただけ……
 武器も何も持たない村人をこれだけ殺ったんだ。
 報いは受けるべきだろう……なんだ、戦う覚悟もないのか」

ゆっくりとにじり寄るカイリ。女傭兵−ミリのひきしまった太ももを伝う黄金色の水。
力量の差は歴然。もし逃げて背中をみせようものなら一瞬にしてやられるだろう。
進むも退くも待つのは死。恐怖で彼女が失禁してしまうのも無理はない。
『セナイラ傭兵団』に入団してまだ日が浅く、今回のような一方的な殺戮のみで、
実際に殺し殺されるという「戦」を経験していないミリにとっては無理からぬことであった。


14 :名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 02:11:16 ID:axreRAH8
「なんだ、お漏らしか。……仕方ないな」
そう云うとカイリは構えていた剣を鞘におさめる。
「俺は剣を使わないでやる。これならおまえにも可能性があるんじゃないか、さぁっ!」
あからさまな挑発。しかし、ここまでされてはミリもひきさがるわけにはいかない。
「ふざけないでぇっ!」
そう叫ぶことでミリはおのれを奮い立たせ、カイリに襲いかかる。
振り下ろした剣はあっさりとかわされ、体勢を崩したミリの腹にカイリの重い拳がめり込んだ。
「ゴブゥッ」鍛え上げられた腹筋の上からもズドンッと響く一撃。
くの字に身体を歪ませ、持っていた剣を落とし、腹をかかえてしゃがみこむ。
「グヒィッ、ハヒィ、ハヒィ……」
呼吸も困難なのか必死で息を整えようとする。
「苦しいか。これが戦うってことだ。弱い人々を蹂躙するだけしか、してこなかったんだろう?
 しっかりとその身に痛みを刻んでからあの世に行け。」
そういうと、皮のブーツで再び腹を蹴りこむ。
「アギィィィッ ヒィン……ヒィィィッ……許…し…て」
痛みと恐怖で涙をこぼし、紫色に変色した腹をさすりながら、なんとかミリは命を乞おうとする。


15 :名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 02:24:25 ID:axreRAH8
カイリは、いたぶるようなことは好きではない。
相手がどんな悪党であろうと、こういった行為には嫌な気持ちになる。
しかし、そうも言ってられなかった。
『セナイラ傭兵団』を殲滅させると心に決めたのだ。何よりも情報がいる。
「命が惜しいなら教えてくれ。まずおまえら傭兵団は総勢何人だ。」
「は、はひぃ。あ、あの私たちを…いれて…戦闘要員は……さ、二十八人です。」
完全に戦意を喪失したミリ。仁王立ちするカイリを見上げながら、腹の痛みをこらえ必死で答える。
「誰に、どんな依頼を受けてこんなことをしている。」
誰に雇われたか。恨みを買いやすい任務ばかりの『セナイラ傭兵団』にとって、
それを他者に話すことは最大のタブーとされたが、
もはやミリにはそんな決まり事など、どうでもよくなっていた。
「あの、その交渉事は団長がされているので……あの黒い服を着た女の人です。
 えっと、り、理由はよくわからないんですけど、皆殺しにすることで悪……」
ビュンッ ブシュゥ
そこまでだった。風を切る音とともにどこからか放たれた矢がミリの腹を貫いたのだ。
「なん…で」まるでわからないとばかりに目を見開き、その理由を問うかのようにカイリをみる。
カイリは既にミリどころではなかった。剣を抜き、周囲を警戒する。予想通りカイリを狙って次々と矢が飛来した。
幸いにも一方向だったことで何とか長剣で切り払いながら走り、石造の家を盾に身を隠す。
残されたミリは身体中を矢に貫かれ絶命していた。

「やれやれ、これで三。あと二十五か。骨が折れるな」
そう一人つぶやくカイリ。近接戦闘だけなら自信もあったが、
弓という遠方からの射撃と組み合わさるとなんともまずい。
(さて、どうしたものかなと……)
カイリは呼吸を整えながら、この状況を打開するために考えを巡らせた。
                                    
                                                                 つづく


16 :クレイバンの人:2006/07/07(金) 02:32:09 ID:axreRAH8
>1乙です。

完成させてからとも思いましたが、とりあえずスレに弾みをと、途中までですが投下しました。
いやぁ、新スレですね。なんか嬉しいです。このスレも完走できるよう盛り上がりたいですね。

前スレの未完SSについては、なんとかしたいなと思ってます。
実はどれも八割方完成してるんですが、
エロ&やられ描写だけで「つなぎ」の部分が書けなくて投下できない……

相変わらず不定期ですが、よろしくお願いします。


17 :名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 02:39:22 ID:4CrftXfs
おおクレイバンの人だ!GJです。雑魚さんの悲哀が良ひ。
クレイバンの人の作品が読めて嬉しいよ。

前スレラストのスレ住人の嗜好会話はすごい濃いなw


18 :名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 10:05:28 ID:neP8Ly86
おおっ!(巨乳盗賊に筆下ろししてもらった)カイリ君ネタですか!
嗜虐心たっぷりのエロ傭兵萌え。
中堅〜団長がどんなエロい散り様を見せてくれるのか期待です。


19 :名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 14:48:30 ID:f4yIu+KW
やられ情報。

某所で紹介されてた、「NORA -ノラ-」の蛇女めあてに月刊少年ジャンプ読んだんだが、
敵ボスの盾→敵ボスに役立たずと殺されるというコンボで個人的には萎えた。

ただ今月からはじまった「動乱」って和風ファンタジーマンガは期待できるかも。
十二将っていう中ボス系の敵が出てくるんだが、その中の二人が女性キャラ。
一人は花魁系巨乳姐さん、一人はチャキチャキ江戸っ子風姉ちゃん。

もちろん、一話なので十二将の野郎が一人やられただけだけど、
主役の復讐心や、十二将が死ぬ予言などといった設定もあるし可能性がある。

特に花魁系巨乳姐さんは絶対改心しないっぽい悪系美女顔(好み)なので有望株。



20 :名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 06:21:45 ID:7P+3BHtE
今度創刊される「月刊ヴァルキリー」(キルタイムコミュニケーションズ)は
全ての漫画が「戦うヒロイン」ものらしいので

や ら れ の 意 味 で 期 待 し て い る !!!


21 :名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 17:40:43 ID:JIthXMfb
前スレ含めて、エロゲの「やられ」ってあんまし話題に出ないけど、
皆が推す「やられ」のあるエロゲって何?

ちなみに俺は「七巴の剣」がかなりハァハァできる。
悪の女とのHはほとんどないのに、やられは必ずあるという仕様。(ま、どちらともあれば最高なんだが)

該当キャラ
下忍(覆面をした紫色の忍服をきた集団、乳だけはゲーム中一番大きいかもというくらいの爆乳)
椿幻之丞(分身の術を使用する戦士系お姉さん)
弁財天水鴎(江戸っ子風元気系お姉さん)
金色夜叉(普段は着物を着たお姉さん、変身すると黄金色の素裸獣人)
浄瑠璃翠玉(鎧を着た金髪巨乳お嬢様、エロシーンもあり)
烏羽玉天女(乳首がはみ出した薄手の衣をきた巨乳お姉さん)
吹雪(悪側だが裏切ったり、敵に殺されたり、主人公と恋の逃避行したりとかなり微妙な大人しめの少女、EDあり)
冥府魔道皇萬劉亞(ラスボス。角が生えた熟女、EDあり)

お姉さん率といい、死亡率といい、
やられ絵がなくテキストだけなキャラが数名いるって欠点をのぞけばかなり俺好み。
エロシーンはほとんど主人公とヒロインである七巴のHばかりです。




22 :名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 19:31:48 ID:mGhMIh7y
>21
猛烈に気になるな。やられ絵はあり?


23 :名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 20:13:09 ID:JRFtZy3X
冥府魔道皇萬劉亞さんが気になるお。


24 :名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 20:13:30 ID:rGekHJRl
あ、ごめん。
「テキストだけなキャラが数名」ってことは、それ以外はやられ絵があるのか。
自問自答スマソ


25 :名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 21:37:20 ID:JIthXMfb
HDDからアンスコして、今手元にないので、記憶で書く。
曖昧な部分があるが、大体間違っていないと思う。

下忍: やられ絵あり(※ただし忍者コスのままはなし)  
         何体も雑魚キャラとしてやられる。
         画像は立ち絵、上空から襲いかかるCG、村娘に変装して近づき返り討ちにあうCG

椿幻之丞:  やられ絵なし 鉤爪で身体を裂かれて死亡(だったかな)
         立ち絵のみ
   
弁財天水鴎: やられ絵なし   鉤爪で身体を裂かれて死亡(だったかな、両方いっぺんにやられる)
         立ち絵、顔アップでヘヘンと笑っているCG

金色夜叉: やられ絵あり   臍に手裏剣、股間から頭まで刀で真っ二つ
         立ち絵、攻撃CG、臍に手裏剣CG、股間から頭まで刀で真っ二つCG
         膝をつく七巴に立ちはだかるCG、主人公を焼き殺すCG(こいつ多いな)

   
浄瑠璃翠玉: やられ絵なし   やられ1、鎧を七巴に斬られ、裸体を晒したあと逃げる。
                        2、リベンジと時限爆弾で殺そうとするが、失敗。
                          逆に手が届かない鎧の背中部分にとりつけられ、あわてふためく。
                          七巴その場を去る、遠くから爆発音……
         立ち絵、ホホホ笑いCG、アーマー破壊され裸体を晒し驚くCG、
         主人公の少年に放尿CG、主人公の少年に足コキCG、


烏羽玉天女: やられ絵あり   目玉に手裏剣を投げ入れられる。
                    そのあととどめをさしたか、手裏剣に毒が塗ってあったか…記憶が曖昧。

         立ち絵、彼女の攻撃手段である髪の毛で縛り付けてるCG、眼に手裏剣が刺さるCG


吹雪:やられ絵(あったかどうかも記憶なし…)
    CGもどうだったか……裏切ったり、主人公の少年と愛の逃避行したり……悪女といいがたいのでパス。


冥府魔道皇萬劉亞:やられ絵なし  やられたはずだけど、記憶にない……ひょっとしたらやられてない?   
         立ち絵(ふたなり、超巨大男根)、笠をかぶり変装した姿で七巴に接吻を求めるCG、
         笠をかぶり変装した姿で七巴をイかせるCG、少年の母を犯すCG、
         自信に満ちた顔で野望に燃えるCG、吹雪に男根を舐めさせるCG
         七巴の秘所をまさぐるCG、真剣白刃どりするCG、少年に犯されるCG(数枚)
         少年と祝言をあげるために輿に二人で乗っているCG


こんな感じです。個人的なオススメは浄瑠璃翠玉と烏羽玉天女。
椿幻之丞と弁財天水鴎はせめて一枚くらいHかやられのCGが欲しかった。


26 :名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 10:49:03 ID:HksdB+XJ
>25
超・乙!(頭の悪い表現で悪いが…)
体験版は触った記憶があるなぁ。今はメーカー(rouge)が亡くなってるみたいだな。
サイトも閉鎖されてしまってる。

とりあえず攻略メモ発見。

ttp://www5d.biglobe.ne.jp/~rodemass/game_k/gk_nanaha.html


27 :名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 11:13:23 ID:HksdB+XJ
じゃあ俺もエロゲでのやられを探すとするか…既出ばかりだが…

・ガンブレイズ(PC98/SS)
私的に聖典。薔薇十字軍という組織の幹部がほぼ全て女。首領も女。
倒すとエロCGと共に陵辱シーン後に死亡(淡白)。実はバランスが極悪で難しい。
自分なりに補完しないと満足は出来ないだろう。小説版は必須か。

・穴座悪奴(Win95・98)
どう見ても上記の作品を参考にしてます。謎の教団テロリストとの攻防戦。
女幹部が3人。いずれも倒されると陵辱シーン後、死亡。
こっちはさほど難しくは無い。古いものだがCGは悪くない出来。

・鋼の鬼(Win95〜)
「やられ」のために生まれてきたような…エロゲなんだろうか(疑問)
くの一部隊との戦い。最終ボス含め一定の解法があり倒すとやられCGが拝める。
文章が濃厚だがCGが追いついてない感がある。惜しい。

・ランスVI(WinXP)
アリスソフトの看板の一つ。やりこみ系RPG。バランス絶妙。
やられとしてはライトだが魅力的なキャラが多いので楽しめるはず。
"やられ"の点で見るなら「鬼畜王」のほうも見逃せない。

他にやられがあったものを列挙する。
「アンビバレンツ」「ブランマーカー2」「闘神都市II」「HEART WORK」
「Fate/stay night」「対魔忍アサギ(外伝も出ているようだ…)」


28 :名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 23:43:13 ID:4f33IYoU
ネットをひたすら巡って「悪の女」が登場する作品をピックアップしてみた。
このなかで、「やられ」があるかどうかを諸兄に聞きたい。
みんなで情報を集めまくれば、いいデータベースができると思うんだよね。

開運戦隊巫女サンレンジャー(アクアハウス)
開運戦隊巫女サンレンジャーりべんじ(アクアハウス)
特命戦隊ユズレンジャー(ANIM)
超昂天使エスカレイヤー(アリスソフト)
デアボリカ(アリスソフト)
流聖天使プリマヴェール(エスクード)
機動少女プリティ・ギア(M-pure)
超光戦隊ジャスティスブレイド〜秘密結社でGo!〜(MAIKA)
超光戦隊ジャスティスブレイド2〜世界制覇へのカウントダウン〜(MAIKA) 
ジュエルナイツ・クルセイダーズ(ゼロクール)
レベル・ジャスティス(ソフトハウスキャラ)
人妻戦隊アイサイガー(ディスカバリー)
特捜天使シェルセイバー(TinkerBell)
光臨天使エンシェル・レナ(Triangle)
ダイブボカン〜お仕置きだガメ〜(女体光学研究所)
みらくるツインズ〜恋の魔法をあなたに〜(フューチャー)
フーリガン(フロントウィング)
魔法少女沙枝(ミルフィーユ)
サムライジュピター
鳳凰戦姫 舞夢
御魂〜忍〜
ライディ
〜魔将の贄〜
戦乙女ヴァルキリー
黒の歌姫
けがれた英雄 〜邪淫聖女狩〜
乳忍者 〜摩天楼に乳ボンバー〜
MinDeaD BlooD(Black Cyc)
蟲使い(Black Cyc)
HEAVEN 〜Death Game〜(M na RED)
Dangel(ミンク)
Danger Angel〜異常進化〜(ミンク)
ASSASSIN Ann(Active)


29 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 00:08:29 ID:tcSrlxzj
ちなみに実際に俺がやったなかで、>>27が挙げてないものを簡単に紹介

野獸戰隊シバルカン:やられあり 戦隊モノ。宇宙犯罪組織の女怪人・女幹部を犯し殺していく。
   
VIPER・V12:やられなし     宇宙刑事モノ。ゲル大佐という露出度・ルックスともに、
                      個人的にはかなり上位の女幹部が登場。主人公をフェラのみでやられなし。 

VIPER・F50:やられあり     宇宙刑事モノ。ゲル大佐が再び登場。ただし、露出度・ルックスともに減。
                     ラスボスとしてやられるが……ちょっと萎える形態になる。
                     両作品ともにゲル大佐とのHが皆無なのが残念。
      
松島枇杷子は改造人間である。:やられあり  戦隊モノ。いくら改造され悪事を働いているとはいえ、
                              正義面してクラスメイトの女の子を惨殺していくヒロインは正直、微妙。
                              女怪人のHもある。体験版があるので大丈夫だったら製品版で。

重装皇女メタルプリンセス:やられなし      露出度高のお姉さん系女幹部、男装系女幹部、ロリ系女幹部が登場。
                              正義側で「捕まえてH」、悪側で「ご奉仕H」の二種類がある。
                              「やられ」はないけど、悪の女とのHが楽しみたいなら良作かも。




30 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 11:18:36 ID:ZbM8tEvT
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|Д゚) ……ミンナニハナイショダヨ
⊂)
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つ【苺は甘い?30】 ok2226.zip 七巴(敵CG詰め)

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|  サッ
|)彡
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31 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 13:57:30 ID:ZbTFVuM5
アリガトウアリガトウウンババー。
金色夜叉のやられ顔が良ひ。ラスボスの角が折られて力が出ない的なのも良ひ。
なんか桜大戦みたいだ。


32 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 19:09:41 ID:bJQtqJst
アンビヴァレンツは自分的には最高のシチュエーションだったなー。
主人公の精液が相手にとって強力な毒で、しかもやられたあと霧状に掻き消えるとか…
以前どこかで、こういうシチュエーションのエロゲーは結構あるなんて書き込み見かけたけど、
自分が知ってる限りだとトワイライトゾーン4しか知らない…
なんでも、敵の美少女宇宙人の弱点が「地球人の精液」で、何度かぶっかけると耐え切れなくなって死ぬとか?
実際にプレイしたことないし、検索してもさっぱり情報がないから、これまた以前どこかの掲示板で見かけた
情報でしか知らないんだけども…
本当によくあるのかね?S○Xで殺しあうみたいなエロゲーって。
「これはそういう感じのゲームなんじゃね?」っていうのあれば教えていただけないだろうか。

>28
ちと細かいとこの記憶が怪しいかもしれないけど…

人妻戦隊アイサイガー(ディスカバリー)
 女怪人三人、幹部一人やられあり。
 ディスカバリーのHPの紹介で見られるけど、クモ女、ネコ女、蝙蝠女と、あと娼婦みたいなやつ。
 もう一人の女幹部(剣士風)は、確か改心しちゃうんじゃなかったかな…
 残念ながら全部やられる瞬間の絵は無し。幹部の娼婦みたいなやつはひょっとしてあったかも?

Danger Angel〜異常進化〜(ミンク)
 敵の女妖魔3,4人やられあり。やられシーンの絵は無し。
 たしかメリッサとかいう海賊に変装するヤツが、自分的に一番良かったと思うなー
 戦闘で倒した後、「〜様バンザイ…ぐああぁ…」みたいなこと言って消えていった記憶があります。

ライディシリーズでは、女敵は倒した後でエッチなお仕置きして終了。
女敵からは死人出なかったと思う


33 :名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 00:37:27 ID:f7rXS6Je
>30
ありがとう、ありがとう(*´Д`*)
これで今夜のおかずに困らなくてすむよ。


34 :名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 01:13:31 ID:qyjNsH7V
>32
アンビバレンツは最高だよな。シチュもストーリーも大好きだ。ヒロインは大嫌いだがw
「やられ」でイチオシはやっぱドゥルガー。
露出度高いコス(乳出しボンデージ)に金髪。性格は高慢、サディスト。けど、油断してすぐやられるお馬鹿さん。
戦闘不能になった彼女が命乞いし、いやがりながらも喘ぎ、絶頂を迎え、そして消滅するシチュは何度もお世話になった。
次点で赤髪長身巨乳戦士のフェンリルかな。ディアドラ様は別格、「やられ」だけでなくキャラとして最萌えの一人。


アイサイガーの情報サンクス。女怪人がやられるのは体験版で知ってたんだが、
好みのヴィズネラがやられるかどうかわからなかったんで結局、買うの見合わせてたのよね。
今度、みかけたら買う決心がついたよ。


あと、やられエロゲ情報も一つ。
フロッピー時代なので手に入らないかもしれないが、「bacta2」ってADVは、
主人公のおふさけ探偵が、褐色の全裸妖魔達を拳銃やバルカンでバンバン迷いなく撃ち殺していく。


35 :名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 15:14:23 ID:AOaSK/H7
アンビバレンツって言葉をどこかで聞いたことあると思ったら、
小学校においてあったパソコンに体験版として入ってた奴だ。


36 :名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 23:46:37 ID:KciGSKv4
スゲー小学校だww


37 :名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 02:07:19 ID:miDE/z/W
ヒロイン系スレの隆盛をみてると思うんだが…
あいつらと俺たちの違いって大体は幼少の頃に正義と悪どちらに性を感じたかなんだよな。
そして、圧倒的にヒロイン(またはそのピンチ)に萌えた奴らが多かったと。
特にリョナとか、腹責めとかどっちでもOKなはずなのに悪の女が対象にほとんどならないってのが、
如実にその比率を物語っていると……まぁ分析したところで現状は変わらんわけだがw


38 :名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 02:19:35 ID:dexmuPYu
>37
逆に言うと、ヒロインは滅多にボコられたり殺されたりしないからそっち系が貴重と感じるんだろうな。
でも悪のほうがコスや振る舞いは絶対的にエロ度が高いわけで、なんで俺らがこんなに希少種なのか不満を感じる。
それこそ愚痴ってもしょうがないんだけど。
まああれだ、ここの人間は作品世界が一方的に押し付ける『正義』に納得しなかった、知能の高い人間だと言う事かな。
ひねくれてるだけかもしれんがw


39 :名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 02:35:01 ID:miDE/z/W
まあ大っぴらに俺たちの嗜好が認められる世界なんてのは狂ってるので、
日陰でやってるのはいいんだが、あともう少しくらい増えてもいい気がするな。

けど、「悪女やられ」がほとんど特撮や深夜外のアニメで登場しない現状をみると、
これからもっと幼少時の「目覚め」がなくなって、先細りになっていくかもw


あと悪女好きの人間が何故「やられ」にこだわるのが多いか考えたんだが、
皆がそれぞれ持っているだろう悪女との邂逅には「やられ」が付随している事が多く、
そして彼女たちの最期の苦しみや喘ぎが脳内で「性欲(欲情)」にリンクされちゃったんだろうなぁなんて思ったりw。


40 :名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 03:19:55 ID:a6fnlP62
>39
「やられ」自体をP○Aがだめ出しするしなw
この趣向の人は、潜在的にはソコソコいるとは思うけど。

そんな俺は両方イける混沌野郎。


41 :名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 08:42:04 ID:0M3KLUMU
>40
に・・・兄さん?


42 :名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 11:06:31 ID:JKzVPGiL
時々真面目な考察をするこのスレが大好きだ


43 :名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 23:07:02 ID:miDE/z/W
聞いてみたいんだけど、
両方イける人って、純粋に女へのリョナ(フェイタルなのも含む)が好きってことなの?。
俺なんかだと『悪の女』という属性にハァハァなので、行為そのものはHでもやられでもいいんだけど。
まあ、どちらもあれば最高だが。


44 :名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 10:32:56 ID:xLIHkA1b
>43
悪の女は大好きだ。陵辱でも殺害でも勃起する。
敗北後に生存してしょんぼり閑居してるのを見るのも最高だ。
味方やられも好きだが、ヒロインだけは死んでくれないと興奮しない。

そしてヒーローはとことんカッコイイのがいい!
どうせ消すからその前に、叩き非難覚悟で晒しておきますw
ttp://bbs8.fc2.com/php/e.php/DG-BBS/
ムシャクシャしてやった。見てもらえるだけでよかった。今は反省している。

ところで絵板の需要ってありますか? リョナ絵2号板と同じの。
ここのためだけに有料版借りてもいいと思ってるんだけど……
板さえあれば、そのうち神絵師が降臨してくれるかもしれないし。
お返事待ってます。


45 :名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 23:26:03 ID:qE5Wn12j
うーん。ヒロインはイマイチ…。やっぱあくどいキャラが好きだわ、俺。
ちなみにどうでもいいことだが、「リョナ板」が「やられ板」に名称変更したらしい。
ややこしいな…。
>44
gjー。
絵板の需要はどうなんだろう。
悪女やられ系は画像掲示板はあっても「絵板」ってまだ無い(と思う)し、
一定の需要はあるかも。…俺は描けないけどorz


46 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 01:02:32 ID:KkEFhlQX
>43
気付いたら軽度のリョナリストだった。


47 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 11:35:18 ID:3+Ut9j7F
>44
Good Job。手書きをスキャンしたものかな?
…そういえば前スレが落ちたな。


48 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 11:45:07 ID:3+Ut9j7F
よぅし、暑いし、なんか書くか。
設定とか考えずに短編書くぜ。反省はしない。


49 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 11:49:35 ID:3+Ut9j7F
…なぜ、こんな判断を。
そう思った時はもう遅かった。
眼前の男の持つビームセイバーが私に向けて振り下ろされる。
「馬鹿なヤツだ…」
男がマスクの下からのくぐもった声で言う。ため息混じりに、だ。
私は再び、悔しい思いに駆られた。
全身を真紅のボディアーマーで包んで顔も見えない、
こんな変態ルックの正義面にこう言われるのは屈辱の極みだ。

だから許せなかった。

こんな変な格好のやつに自分の部隊を全滅させられたことが。
カワイイ部下がヤツの剣の錆びに――光子の刃には付かないか。
…とにかく、全て斃された。みなその辺に屍となって転がっている。
そして私も一閃で屈する羽目になったのだ。己の鞭もすでに千切れた。
圧倒的強さ。床に染みていく自分の赤い血が恨めしい。悔しい。

こんな男に…!この私がッッ!
激情に駆られて爪を尖らせて立ち上がった時には奴が振り被る体勢をとっていた。
一瞬で、私が奴の元に向かう刹那に相手の剣が閃くのだ。
こんなことなら一撃を受けて倒れた時に動かなければよかった。
だが後悔してももう遅い。もう、遅いのだ。

刀が、振り、下ろされる―――……頭頂部から侵入する熱と違和感を感じつつ、私は逝った。


50 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 12:01:27 ID:3+Ut9j7F
「がっ……!」

目前の女が自分の光子刃によって刻まれる。
俺はそれを愚かだとしか思わなかった。

自身の目的は「悪を斬る」。それだけだ。
世界征服を企む秘密結社を倒すことが俺の任務だ。
今回も交通機関を掌握するために暗躍していた魔人どもを
己の剣で打ち倒した。当然、殺すつもりだ。

だが死にかけている奴に剣を突き立てるほど、俺は優しくない。
戦えないのなら別に生きていても構わないし、奴らの痛みは悪事を働こうとした報いだ。
だから動けなくなった者は放っておこうと思ったのに…こいつは向かってきた。

「馬鹿なやつだ」

ごとん。女としてそれなりに熟れた体が血を撒き散らして倒れる音を
背中で聞いて、俺は剣を収めて携帯電話のボタンを押した。

「任務完了。全てを屠殺した。これより、帰還する」

〜終〜


51 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:36:11 ID:yRdgwa9T
イイヨイイヨー。GJ!
「それなりに熟れた体」とか「屠殺」とかの表現が無情すぎて逆にエロかった。

どうでもいいが「屠殺」って放送禁止用語なのな。ATOKでも変換できなかった…


52 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 22:45:57 ID:64jiOZuJ
>51
サンキュー。
「屠殺」はご存知の通りNGだ。
俺が最初に知ったのは北斗の拳のケンシロウvsハート前の会話だったりする。
後に「屠殺場」から「ブタ小屋」に差し替えられた。

さて、ここからは本番だ。帰る途中に考えついて「これイイ!」と思ったネタ。
前に言っておくがオチで女戦士が死なない。それだけ勘弁な。



53 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 22:46:28 ID:64jiOZuJ
「ぁ……ぁ……ん」
ギシギシと悲鳴を上げるベッドと女の喘ぎが重なる。
冷やりとした女の柔肌も今は熱を持ち汗ばんできている。
触れ合うような前戯を済ませ、俺は上になっている肢体に手を回す。
両脇から背を通り、肩を優しく握ってこちらへ手繰り寄せる。
女も誘いに乗って俺の身体にもたれかかってくる。
その大振りな胸が俺の厚い胸板と合わさり、軽く潰れる。
「ん…」
それに感じたのか女が吐息を漏らした。その甘い息が俺の頬を撫でた。
女はそのまま、俺と強く抱き合ったままゆっくりと悶え始める。
眼前で淫らに蠢く女の頬へ左手を伸ばして顔を寄せ、口付けをする。
数秒、女の瞳と俺の眼の視線が交じり合う。唇も、舌も重ね合う。
そしてどちらともなく淡い結合を解き、唾液の糸もすぐに空中で溶ける。
「ふふ…」と女が妖艶に哂う。俺も少し気分が良かった。
「貴方って、ほんっと無愛想なのね〜」
「なんでだ?」
「だって、始める前からずっと無表情なんだもの。変わんないから逆に面白いの」
「つまらない、とか思わないのか?」
「ううん。全然♪」
そう言うと女は翡翠色の長髪を揺らして俺に抱きつき、自分から俺を求めに来た。
いよいよ、か。俺は脳裏でそう考えた。

だがそれは…この流れに乗るものではなかった。
俺はこれから――この女を殺さなければならないのだ。


54 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 22:57:33 ID:64jiOZuJ
――女を抱きたくなる。正義の味方にだってそんな時はある。
たとえ相手が、敵側の戦闘員であろうとかまわない。

…俺は今、半分"任務"でこの女を抱いている。
『組織の末端から情報を聞き出す』そう言われた。
"ウチ"の組織が何処からか嗅ぎ出したのだ。
詳しく聞くと"結社の雑魚が身体を売っている"。そういう内容だった。
「お前、行ってきたらどうだ?」と下卑た笑みを浮かべた同僚に促された。
そいつは別件の捜査があるため、俺に話を持ちかけてきたのだ。
自分としては断る理由はなかった。ちょうど予定も無く、戦闘疲れも残っている。
なにより先に述べた通り、そんな気分だったからだ。

写真は既に撮られていた。当然隠し撮りだ。
ウチも趣味が悪い。わざわざ加工して容姿が分かりやすいようにまでしていた。
お陰でこちらは簡単にターゲットを発見できた。
見た目は自分より少し幼い、大学生くらいの年恰好だ。
そいつは街中で自分からアピールしてきた。手間が省けたというわけだ。
後は言うまでも無い。そいつの商売に乗って――ついでに愉しませてもらう――でもって尋問するだけだ。

俺は女を抱いたまま、詰問口調で口を開こうと…したところで先制された。
再び唇を重ねられたのだ。やれやれだぜ。


55 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 23:17:07 ID:64jiOZuJ
その口付けは、やけに長く感じた。
実際は数秒だろうが…その間には妙な沈黙があった。

2度目の接吻を済ませた直後、女は口を開いた。
「ね。そろそろ…」
潮時か。そう確信した。だが若干の諦念もまた、あった。
「あぁ…」
何故か俺の口からは諦めの声が挙がった。相手からすれば単なる応答と取られたのだろうが…
上体を起こす女。その手が自身の秘所へと向けられる。
そうして俺の股間へと、十分に誇示されたソレに近付く、その刹那、

俺は両手を交錯させ、叫んだ。
「―――碧玉の威光よ!わが身に降りよ!」

そう叫んだ直後、重ね合わせた手の平から聖なる光が迸る。
俺の異変に女が一瞬唖然とし、すぐにハッとなって我に返った。
すぐに身体を起こして騎上位の姿勢で叫ぶ、「お前は――」
彼女の形相が憎しみを帯びる。そして長い髪がふわりと持ち上がった。
そうだ。俺はお前の敵…

「聖石戦士!ギョクレンジャー!」

あっという間に俺の身体は碧緑のボディースーツ――本当にウチはいい趣味をしている――に包まれた。
説明する気など無い。瞬着された俺の姿は、まさに戦隊ヒーローのそれへと変わったのだ。
「あ…ああ…」
女が騎上位のまま自分の髪を掻き乱す。その様も徐々に変貌していく。
日本人らしい黒い瞳の色は髪と同じ翡翠色に染まり、長い髪はますます持ち上がっていく。
「悪いな。そういうわけだ。」
「畜生!」
女が髪の中から短刀を取り出して俺に突き立てようとする。
だが所詮は雑魚。俺には止まって見える。
片手で武器を払いのけて、白く輝く手の平を相手の胸に当てた。
当たった瞬間、電撃が相手を襲う。
「ぅあっ!」とショックで仰け反る女。
光はすぐに失せ、短刀が床に落ちて金属音を鳴らすのと同時に彼女の肢体が俺に倒れ掛かってきた。


56 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 23:36:21 ID:64jiOZuJ
「…脱着」
ボソッと呟くと、ボディスーツは光の粒子となって俺の両手の甲に収まって消えた。
後には静寂だけが残された。
…いや、俺の胸の上で意識を失っている女の荒い息遣いだけが俺の耳に届いている。
部屋は行為を始める時に電気を消していたので真っ暗だ。
それでも、カーテンから指すネオンの光が、辛うじて互いの姿を認識できる程度の明度を保ってくれている。
そのお陰で俺は彼女の顔をしっかりと眺めることが出来た。
「すぅ…」
やがて女の息が柔らかなものになる。
出力は抑えてあるので火傷もないようだ。肌を触ってもちょっと腫れている程度で済んでいる。
俺は女を両腕で包んでしばし余韻に浸ることにした。
女の顔をみる。…よく見ると目には涙が。痛みのせいか、それとも…

プルルルルルッ

俺の思考を携帯の着信音が遮る。画面を見ると、俺を誘ったあの同僚の名前が表示されている。
面倒だが出ねばなるまい。俺は携帯を手に取った。

「もしもし」
「よぅ、どうやら終わったようだな」
「なに?」
「ははは。悪いね。観させてもらったぜ。お前のプレイをな」
「…この変態め」
「お前だってなかなかのモンだぜ」
「変態は否定しないのか」
「ああ。俺もあのテの変則プレイは好きだぜ!イェア!」
「…切るぞ」
「ちょ、ちょっと待てよ。まだ用件が済んじゃいねぇ」
「なら早く言え」
「ああ。お前の可愛い彼女が起きる前に済ませてやるよ」
「誰が彼女だ」


57 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 23:52:56 ID:64jiOZuJ
……ピッ。少しの会話の後で俺は通話を断った。
「…なんて?」
気付くと女が顔だけ起こしてこちらを見ている。その目には相変わらず涙が浮かんでいる。
「お前を連れてこいってさ……夜が明ける前に」
「せっかちね」
「そうだな。だがまだ夜中の2時だぜ」
そう言いつつ、俺は彼女の涙を親指の腹で拭ってやる。
彼女は抵抗することなく、むしろ自分から顔を寄せて応じた。
「丑三つ時ね」
「そうだな」
その目は元の黒に戻っている。眼差しは先ほどの交じり合っていた時のものに戻っている。
そこに憎しみも、敵意も無い。
「あたしは末端だから、機密なんてちっとも知らないわよ?」
「初っ端から期待なんてしていない」
「あら。酷いのね」
文句を言ってむくれる女。手を伸ばして俺の髪を弄る。
「ああ。もうちょっとやり方があったな」
「痛かったわよ。とっても」
口を尖らせる女。俺は両手でその胸を、先ほど痛めつけてしまった部分を撫でた。
優しくマッサージを施す。その時彼女が漏らした甘い声が若干、久しく感じられた。
「悪かっ…」
俺は申し訳ない旨を伝えようとして、またも口を唇で塞がれる。
女がすぐに離してこちらを真正面から見つめる。
「だ〜め。どうせ謝るなら、こっちで示して」
そうして互いの股間に指を刺す。なんて甘美なお誘いだ。
本当に、やれやれだ。
半分任務――半分戯れ…気紛れが過ぎた結果がこうだ。笑える。
「そうだな。では、楽しむか」
「あはっ…」

彼女が俺の方に両腕を回す。密着した姿勢のまま、俺たちは性のリズムを刻み始めた。


その様子を…
「……う〜わ〜。羨ましいぞこの朴念仁!ちっくしょう!俺がやっとけばよかった〜…あ〜も〜!」
ビルの影で監視していた出歯亀捜査官が一人、身悶えしながら悔しがっていた。

 〜完〜



58 :名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 23:54:28 ID:64jiOZuJ
終了。微妙にスレ違いだぜ!だが後悔しない!

渋い雰囲気を目指したが、出せただろうか。


59 :名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 00:23:49 ID:gEsq5eWT
どっちかというと「つかまえて」スレ向きじゃないかとも思うが、良かったyp!
飄々とした感じが楽しいな。おにゃのこもかわいい。


60 :名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 01:32:05 ID:H9IrMA7O
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/115288...

悪の女をつかまえてINエロゲ板


61 :名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 11:30:54 ID:1V9roxzo
いや、分かってた。分かってたけど、

変身のタイミングまでは同じ流れ→剣を突き立てる→死体ドサリ→そのまま屍姦

こんな流れにしたら引くだろ?


62 :名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 13:09:59 ID:ZYxPy6jV
そりゃそうだw


63 :名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 22:38:43 ID:9v9v+CkN
やられ情報。

東京クレイジーパラダイス 花とゆめコミックス(白泉社) 16巻〜18巻

該当キャラ:フレイア
             
        黒革ボンデージ系の服装の美少女(笑顔が凶悪、二十くらい?)
        有線刃物を自由に操るサイボーグ。16巻の後半に登場。かなり強い。
        17巻で主人公(女、男装した女子高生)と戦闘。
        追い詰めるものの負けて命乞い。しかし実は主人公を油断させるための罠(外道)。
        18巻で殺る決意を固めた主人公の作戦にひっかかり、
        自らの有線刃物で上半身をズタズタにし死亡。


絵は少女マンガだけど十分大丈夫なレベル。
個人的にはお姉さまがいいんだけど、外道レベルがかなり上なのでいい感じ。
        





64 :名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 22:49:57 ID:XOPpFqyR
はあ


65 :名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 11:51:55 ID:HZsoBucU
一瞬東京アンダーグラウンドかとw

こっちもやられ情報。
古いものだが、PC98の「Bacta」ってエロゲー。
敵が全て女。女の子に乗り移ってる妖魔でヤっててイクと正体を現す。
そこを主人公が拳銃でズドン、というのが大体の流れ。
「2」もある。実は今、GUROchanで落とせる。


66 :名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 01:38:47 ID:QB+L5HYr
ネット上の駄目なエロSS 第六章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/...

↑ではネタにされまくってるが、絵と文が結構このスレ向きかなと思うので紹介してみる。


67 :名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 02:55:14 ID:llzFdwnM
アクエリアス吹いたwwww


68 :名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 03:09:45 ID:QHEoZerE
文章は、脳内補完すればアリだ。
絵は脳内再生しとく。ってプロかこいつw


69 :名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 03:18:39 ID:6sgRHdyX
衣装と「女淫兵」という単語だけで
その絵と文でもアリと思えてしまう自分が怖い!


70 :名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 09:17:39 ID:VvxtySZN
>66
起きて早々なに見せるんだw モニタに牛乳吹いたww
きっと女淫兵ってのは邪ネ申の尖兵で、男の寝込みを襲ってセックスバトルで生気を吸うんだな。
男は負けたらミイラにされて、逆に女淫兵はイカされ過ぎると悶えながら死ぬんだな。
そんで最期は
「あっはぁーん負けたわーっ!
あなたの淫徳高い超ド級淫槍には、この巨乳デカクリ超淫乱ハメハメ美少女隊長のあたしも敵わないわ!
さすがねっ! ああ〜やられたぁ〜ん、助けてぇしぬぅ〜vv 邪ネ申様お許しおぉ〜ん」
っていうクドイ台詞を長々とケツ振りながら言って、がっくり倒れて死体残すんだな。
男のほうは死体の処理に散々困ると。それが邪ネ申クオリティ。
ウハ俺の脳内補完もたいがい狂ってスwww


71 :70:2006/07/18(火) 13:02:36 ID:VvxtySZN
やっちまった…… 他のスレには内緒な(゚b゚)



あと、俺の正体解っても名前言わないでw


72 :名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 13:19:19 ID:llzFdwnM
直リンじゃ見れないな。ふたばのあぷ小で見られた。

一発で特定しますた。

Blogのリンクが趣味全開でイイじゃないか。
某文章の「AとかB選んだやつバカだろ!死ね!(まさに外道)」が微妙にムカつくw


73 :名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 13:19:26 ID:60WY+z8W
ちょwwwwwwww GJww
ここのスレ住人はアクティブだなww


74 :70:2006/07/18(火) 13:39:10 ID:VvxtySZN
>72 >73
ありがとうw 一応他の人のために秋耳で借り直した。

こいつの二次創作SSとかも書きたいけど、今はちょっと体が辛くてなあ……(´ー`)


75 :66:2006/07/18(火) 21:53:35 ID:QB+L5HYr
>70
GJ!某スレを紹介した者だが。

すげーぜあんた。仕事早いし萌えるし最高!!
あと、マジにリンクが面白い。もちろん俺はシネー派だ。
とにかく陰ながらいつも応援してるんでこれからも頑張ってくれ。


76 :70:2006/07/18(火) 22:07:11 ID:VvxtySZN
>75
ありがとう(つД`) 色々放置しまくりだけど頑張るよ。

言い忘れてたけど今日、ここ専用のお絵かき&絵うp有料板のお金振り込んできた。
専属板さえあれば、神絵師が出現するかもしれないし。
作成完了のメール来たら、アドレスここに晒すよ。


77 :名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 23:54:38 ID:58uiAgrP
>66
こ…これは…w
女のセリフだけならこのクドさも許せるが。
>70氏
エロくて悪そうで激しくGJ! つーか>69の妄想もなかなかオイシイw


78 :名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 01:22:46 ID:0iMXqINF
>70
お絵かき版まで(金まで使って)作ってくれるなんて。いいヤシだな。
俺はまったく描けないので感想だけになりそうだが、盛り上がることを祈ってるよ。


ところで「リョナ板」が名称を「やられ板」から、また「リョナ板」に戻したな。
ややこしくないのでこちらとしてはいいけど、あっちはなかなか大変そうだ。


79 :名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 22:23:04 ID:snQdhiFG
>78
「リョナ板の人々はやられ趣味というものを知らん」ということが
とても良く分かる一件だったなw


80 :名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 19:30:37 ID:p/pP82FE
なんで「やられ板」になったのか理解できなかった。
リョナのままで良いじゃないかっ!


81 :名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 21:43:38 ID:vk9oGAvR
この流れで聞いていいか?リョナって何?


82 :名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 22:09:24 ID:LfNlukgo
>81
猟奇オナニー、略してリョナ。女が痛めつけられたり殺されたりする二次で喜ぶ。
痛がるならヒロインでも悪役でも格ゲのキャラでも、女なら何でもいいらしい。
普通はリョナニストと呼ぶんだろうがそれじゃ面白くないんで、
俺は勝手にベルセルクの「クシャーン」にひっかけて「リョナーン」て呼んでるw
バカにしてるわけじゃないけど、なんかイメージ的にかぶるんだよww


83 :名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 22:10:00 ID:aytap/xW
>81
語源は「猟奇オナニー」。「猟奇オナニー」→「リョナニー」→「リョナ」。
派生語としてリョナる、リョナニストなど。
そもそもは「家庭用ゲームでの女キャラの悲鳴でオナる」という意味で使われてたんだが、
使用範囲が広がって最近はグロから陵辱まで節操なく使われはじめてる。
ヒロインや味方の女キャラを対象にすることが多い。


84 :名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 22:10:34 ID:aytap/xW
リロードしろよ俺 orz


85 :名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 22:31:22 ID:vk9oGAvR
>82-84
ありがとう。
前スレから読んではいるんだが
最近見かけるようになって気になってたんだ。


86 :名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 01:49:52 ID:Y/ZNdrbI
やられ好きだけどリョナって四肢切断とかそういうのも含まれるんだよな。敷居タカスクリニック。
このスレ住人ってやっぱ屠る>悪の女なのか?


87 :名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 02:00:42 ID:jB7U4JCe
俺は少なくとも悪の女>屠るだ。
正義の味方や一般人が屠られようが、犯されようが全く萌えない。
ただ、屠られる>犯す ではある。


88 :名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 11:43:33 ID:X74vnmrD
86
「つかまえて」スレと住人を兼ねてる身としては、
やっぱ「悪の女」が重要かと。
単に屠りが好きなだけなら猟奇スレが有るしな。


89 :名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 13:41:47 ID:lmFmD91o
俺はやられ属性もリョナ属性も猟奇属性(二次限定)も兼ねている。
優先順位は悪女>一般>味方。屠られる>犯す>単なる敗北。
意外と犯されてから(以下問題発言につき検閲削除)

敵とも味方とも取れない第3勢力のやられも好きだ。


90 :名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 13:47:57 ID:clZkHkSK
リョナいいよリョナ
鼻姦とか目姦とか脳姦とか。


91 :名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 15:09:08 ID:X74vnmrD
>90
ここはリョナスレではないので定義も議論も避けるが、
それは猟奇スレでやってくれ。
あと、sageて。


92 :名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 00:20:13 ID:EkICE/Kh
ちょっとゴメン。
リョナは横に置いといて、こんなもん見つけたんだけど誰か知りませんか。
http://vote2.ziyu.net/html/fumio.html
「戻る」を押しても403だし、手がかりは特撮系って事とIDらしきfumioの名だけ。
もしかしたらコメントを残した人がここにも来てるんじゃなかろうかと思って。


93 :天上戦機−ヤマト−:2006/07/22(土) 12:09:26 ID:ObGq7qb2
「クラスのみんなの仇だっ!死ねぇぇぇぇっ!」
戦機鎧アマツを装着した高校生、飛鳥耶麻斗のクサナギブレードが、
闇王国オーパの女戦闘隊長ウズネの凶機鎧マガツヒを斬り裂いた。
「ギャアァァァッ!」
叫び声をあげ、凶機鎧の爆発に巻き込まれるウズネ。

「……やったっ」
満身創痍ながらもウズネを倒した耶麻斗は小さくガッツポーズをとった。
完全にパワーを使い切った戦機鎧が大気に溶けるように粒子状になったかと思うと霧散する。
激しい戦闘で疲れきり、息も絶えだえの耶麻斗は崩れ落ちるようにその場に膝をついた。
瞬間、ものすごい力で押し倒される。
「うわっ」
押し倒したのはウズネだった。耶麻斗より頭一つ分大きい彼女は頭から血をダラダラと流しており、
ウズネの鍛え上げられた身体のラインをしっかり浮かび上がらせていたボディースーツは、
そこかしこが破れ、ウズネの褐色の艶かしい肌が露出している。
耶麻斗が気を動転させながらも、
その視線はボディスーツの締め付けから解放され、
ひとまわり大きくなったように感じる零れ落ちそうなほど、たわわに実った左乳房にむけられていた。
「あたし……だけじゃ死なないよっ……耶麻斗、あんたも道連れにしてやるっハァァァンッ」
致命傷を負ったウズネの体内にある生命管理システムが、
異常なまでの性的興奮を人工的に造りだす『女王の情け』を起動していた。
彼女が絶頂を迎えたとき、周囲を巻き込む大きな爆発がおこるのだ。


94 :名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 12:11:30 ID:ObGq7qb2
「は、離せよぉっ」
馬乗りになったウズネをひきはがそうと耶麻斗は必死にこころみるが、
戦機鎧がなければ、常人の数倍はある闇王国オーパの構成員との筋力差は覆せない。
ウズネはそんな耶麻斗の抵抗を無視し、自らの爆乳に抱きかかえるように耶麻斗の頭を埋めさせた。
片方はボディスーツごしの、片方は生乳という感触の違う、
しかしムニュムニュと柔らかい胸が、汗と柑橘系の香水の匂いとともに耶麻斗の顔面を包みこむ。
「んんっん……」
息が苦しいのか、呻く耶麻斗。
「ハァッどうだい、クラスのみんなの命を奪った女のおっぱいは…フゥンッ、気持ち…いいかい?」
ウズネは短く喘ぎながらも抱きしめた耶麻斗を挑発する。
耶麻斗の意志とは無関係に股間の『男』がどんどん硬く、屹立していく。
罪のないクラスのみんなを惨殺した敵とはいえ、美しいお姉さんに半裸で抱きつかれてはたまらない。
とくに戦いばかりで女性経験に乏しいウブな高校生である耶麻斗には、耐えがたい刺激であった。
しかも、着ているのがボディスーツではもちろん勃起を隠せはしない。
「ハァァッン、すごい全身が性感帯になってるみたいだよぉ、
 ファァッ、オチンチンは正直だねぇっそら、みせてみなよ」
鼻にかかった淫靡な声が余計に、耶麻斗の精神を侵していく。


95 :名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 12:14:08 ID:ObGq7qb2
ウズネは胸の谷間から耶麻斗を解放すると、耶麻斗のボディスーツを股間部をひきちぎった。
ビィンッと少し皮のかぶったままであるが、
一介の高校生とは思えぬ、大きな勃起した男性器が勢いよく飛び出す。
すでに少し破れ、黒い茂みが見え隠れしていた股間部の布を自ら広げ、女性器を露わにさせた。
興奮のためか、陰毛がすでに淫らな汁で濡れ湿っていることが耶麻斗にもわかる。
「ハァハァッなかなか、フゥンッいいモノもってるじゃないか。
 本当はしゃぶったり、このおっぱいで挟んだりしてあげたいんだけど……もう時間が……ないからね」
そういうなり、耶麻斗の男根の根元を細い手でつまむと、おのれの膣へと誘導する。
「あ、ああっ」
耶麻斗はなすがままに、ウズネの蜜のしたたるに咥えこまれていく。
「はぁぁあっ」
「ヒャァァァンッ」
男女の喘ぎが同時に、激戦を繰り広げた学校の校庭に響きわたった。
ウズネは『女王の情け』によって敏感になった女性器がもたらす今までの十数倍もの刺激に耐え切れず、
一方の耶麻斗は暖かくまとわりつくように男根を締め付ける快絶に思わず声をあげてしまったのだ。
トロンとやらしげな表情を浮かべながらウズネはゆっくりと上下に動く。


96 :名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 12:24:51 ID:ObGq7qb2
「ハァァンッどう、だい……あたしの膣は、他の女とは違うだろ。そうだ、おっぱいも揉んでおくれよぉっ」
そういうと耶麻斗の両手を掴み、さきほどから卑猥に揺れ動くおのれの爆乳へと導く。
他の女どころか、耶麻斗にとって初めての女がウズネであった。
耶麻斗はさきほどから必死の抵抗を試みているが、なんの効果も示さず、ウズネのされるがままになっている。
半分戦意を喪失した耶麻斗はいわれるがままに彼女の両乳房を下から持ち上げるように揉みしだいた。
たっぷりと重量感のある柔らかな胸が形を変える。
露出している左乳房は指と指のすきまから乳肉がこぼれだし、いやらしさを増す。
そのあいだにもウズネはひたすら喘ぎ声を漏らしながら激しく上下に運動をくりかえていた。
「おっぱいも、おまんこも…すごいよ、こんなのってハァァッァッもうイイのぉ
 ねぇ、耶麻斗ぉ、あんたもイっていいんだよ。どうせ死ぬんだ、
 妊娠なんて関係ないんだから……どんどん中に出しなよぉっ」
その言葉が手伝ってか、すでに限界をこえていた耶麻斗は暴発するように、
ドクドクと濃厚な白濁液をウズネの膣中に放ってしまった。射精の快感が耶麻斗の全身を支配する。
「ハァァァッ、イっちゃったんだねぇ。どうだ、気持ちよかったかい。
 けど終わりじゃないよ。もっともっとっあたしもイくまで、もっとだよぉぉっ」
敵との死と隣り合わせの『性(生)の営み』、そしてウズネの「妊娠」という言葉に反応し、
耶麻斗はあらためて命を奪うことはすべての可能性を断つことなのだと罪の意識が生まれてしまっていた。
しかし、そんなことに関係なく、耶麻斗の若さあふれる男性器は衰えることを知らず屹立したままだ。
「もう、あたしもダメみたいだ。フアァァンンッ、もう、もうイっちゃう、ああ、あと少しだよぉ」
ついにウズネにも限界が近づいていた。逝くと同時に爆発するのが『女王の情け』である。
耶麻斗はすでに抵抗をやめ、もういちど絶頂をむかえようと自らも腰をふっていた…………


97 :名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 12:30:16 ID:ObGq7qb2
数秒遅ければ爆発にまきこまれるのが必至と思われたその時、
飛行ユニットを搭載した戦機鎧が空中から急降下し、
騎乗位で今にもイきそうになっていたウズネの肩を鉤爪のような手で掴むと、空へと急上昇した。
地上には二度目の射精をむかえた耶麻斗だけが残る。
「ハァァァンッ、イく、イくぅぅっ、な、なんなのよおまえはぁっ!」
すでに臨界点ギリギリのウズネは湧き上がる性衝動をおさえきれないまま、
正体不明の戦機鎧に耶麻斗抹殺を邪魔されたことに憤る。
「まだ、耶麻斗に死んでもらっちゃ困る奴もいるってことさ……さぁっおまえ一人で逝け」
さらに上へ、今度はウズネだけを放り投げた。
既に地面からの高度は数十m、落ちれば即死だ。
『女王の情け』でさえも一時的に効果を失うほどの恐怖がウズネを襲う。
「いや、落ちる、いやぁぁぁぁぁぁぁっ」
「クロウカッターッ!」
そう叫ぶと、戦機鎧を装着した謎の男が落下するウズネにむかって急接近した。
鋭利な刃のついた翼型の飛行ユニットが、彼女の爆乳を瞬間ムニュウッとたわませたかと思うと、
まるでバターのように、その褐色の身体ごと両断する。
「フヒャァァァンッ」
ウズネは最期にイクこともできず、喘ぎのような悲鳴とともに爆散した。


98 :名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 12:35:43 ID:ObGq7qb2
黒い空戦型戦機鎧を装着した謎の男は再び耶麻斗のもとへとゆっくりと降下していく。
耶麻斗はなんとか助かったことに安堵しながらも、
憎き仇に童貞を奪われたこと−初めての性体験に興奮し射精してしまったことで、
死んだクラスメイトを裏切ったような気持ちになったのか、
そしてウスネの死に思うところがあるのか複雑な表情を浮かべていた。
「たすけてくれてありがとう。あの、あなたは……」
「……今はまだ名乗るべき時じゃない。ただ、耶麻斗。おまえの敵じゃないことは確かだよ。
 それにしても……おまえはまだまだ詰めが甘い。こんなことじゃ闇王国オーパには到底太刀打ちできない…。
 強くなるんだ。身体を心を鍛えろ。今云えることはそれだけだ……さらばだ、また会おう」
そう一方的に言い捨てると謎の男は再び急上昇し、すさまじいスピードで東の空へと飛んでいく。
数分、呆けたような表情でじっと空に消えていく黒の戦機鎧をながめていた。
その空にむけ、こらえきれなくなった感情を爆発させ「ちくしょうぉぉぉぉぉっ!」と耶麻斗は吼えた。


99 :クレイバンの人:2006/07/22(土) 12:46:55 ID:ObGq7qb2
できるだけ、短編でエロやられを書こう第二弾です。
前スレの>>682のように1レスでとはいきませんでした。
よければ感想お願いします。


「悪の女」が屠られるのが、「悪の女」とHするのが好きです。「正義のヒロイン」とかは全く萌えないです。
優先順位は屠る>犯される>犯すでしょうか。
今回のSSは「犯され逆転屠り」ですね。
なんかバレてるみたいなので白状しますが、
「悪の女」とHの衝動が高まったときはあっちに書いてます(といっても二本だけですが)。

>92
かなり前に、何度もみた事はあるんですがどんなサイトだったかは覚えがないです。


100 :名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 14:46:22 ID:5MZsKGwg
クレイさんGJ!ほんといい職人さんだ。
なんかクレイさんのヒーローはいろいろ葛藤がありつつも敵をばたばた倒していくのが格好良いよ。


101 :92:2006/07/22(土) 17:44:09 ID:EkICE/Kh
すごいよ、短い中によくまとまってるよ。
そしてエロいよ! クレイバンの人はマジで神だなぁ。
>100の言うとおり、主人公にまだ青いとこがあるのがまたいいんだ。


102 :名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 20:06:26 ID:EkICE/Kh
お絵かき板キタコレ! (゚∀゚)
http://w5.oekakibbs.com/bbs/akujolove/oekakibbs.cg...

宣伝じゃないのはアドレスのIDでわかるよなw
思う存分使い倒してください。


103 :名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 20:39:23 ID:IXIfNBTS
キター!お疲れ様です。今度何か描きにいきたい。
版権はおけ?


104 :名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 21:06:27 ID:8pQ384qC
>99
激GJ!!
血まみれのまま逆レイプ→屠り…たまらん。
そしてイけなかったまま散ったウズネさんに激萌え。
>102
乙&GJ! そして>103に期待


105 :絵掲”管理”人:2006/07/22(土) 21:06:52 ID:EkICE/Kh
>100
もう版権でも番犬でもオリジでも!
絵師様もコメ人さんも大歓迎(゚∀゚)ノ


106 :絵掲野郎:2006/07/22(土) 21:08:15 ID:EkICE/Kh
しくった。前のは>>103へのコメントね(´∀`;)


107 :名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 00:05:12 ID:YSMLhNYl
コミックヴァルキリー発売したらしいけど、敵女悪女はいた?


108 :名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 21:00:50 ID:SpAf96qo
リョナ板では好評のようだぜ。
ただリョナで盛り上がってるんで「やられある?」って聞きづらい雰囲気。
大人しく発売を待つぜ…って発売日は今日だったか。


109 :名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 21:54:18 ID:kUmY0roI
>107
俺も気になってはいるが…あんまり期待はしてないかも


110 :名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:33:25 ID:6dLiZv4m
リョナ板での情報

 135 : 名無しさん :06/07/25 23:34 ID:???
 >>132
 パラパラっと見て
 今回顔見せ、次回以降戦うかもしれないよ×2
 女同士で戦ってるよ×8
 こんな感じだった。

…と言うことだそうだ。


111 :名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 01:20:23 ID:6i6lDaEC
一号から「やられ」は期待していないので、
とりあえず悪の女がいるかどうかだけでも知りたいな。
特攻した猛者の情報待つってところか。


112 :名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 13:46:31 ID:2NKiasCu
暑いからネタを書いた。今度は屠るから大丈夫だ!


113 :名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 13:48:11 ID:2NKiasCu
「俺は正義の味方!太陽からの使者!貴様の命を嘗め回す!」
「ちょ…なによアンタ!」
繁華街の街角で急に全身タイツ男に声をかけられた女。
周りの人がおぞましい物を見る目つきで男をチラ見しては足早に去っていく。
実は女は悪の結社の構成員だった。男はおもむろに抜刀して叫びだす!
「敵女屠らいでおきべきか!悪女殺らいでおくべきか!」
ブンブン、手にしたビームサーベルを振り回す(自称)正義の味方。
「あぶな…危ないじゃない!…ひっ!?」
チッと音がして女の長髪の端っこが光刃によって焼かれる。
なおも振り回される刃。
「殺らせろ!」正義の味方が絶叫する!
「やーよ!」反射的に女も叫ぶ!
「なら犯ってから殺らせろ!」血走った目で喚く太陽からの使者!
「もっと嫌よ!ふざけないでよ!」女は呆れながら拒絶する。
早く帰ってお風呂入ってお酒飲んで、このバカを忘れたい。
「それじゃあ""敵女悪女を屠る"俺の使命が果たせないじゃないか!」
「知らないわよ!なによその使命!?」
「お茶の間の皆さんに満足いただくには貴様に死んでもらうしかないのだ!」
「夏だからってイカレすぎじゃないのこのピンポコナマズ!」
「黙れメス豚!今宵の生け贄はこの豚じゃ〜!」
「ひぃっ!」
女の髪を掴んで逃げられないようにし、サンライトイエローに輝く刃が振り下ろされる!
「やだやだ!作者のバカ!ヴァルキリー無かったからってこ……きゃああああああ!」
「ぎぇぇえええええい!」
女の悲鳴と男の奇声、そして観衆のざわめきが交錯し―――女の胸を男が貫いた!
「きゃ……がふっ!」喀血して、女は倒れた!
悪の構成員とはいえ末端なので普通の女だった!蒸発もせず死体を晒している!
「人殺しだー!」「警察はまだかー」

男は刀を納め「成敗!」と松○健の口調で決め台詞を吐いて逃走した。
「逃げたぞー!」「捕まえてー!」
背後でサイレンが鳴り響いていた………正義の裁きは続く! 〜完〜


114 :名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 16:06:53 ID:mHHRJCH+
正義wwwwGJ!
こういうのもいいな。


115 :名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 18:01:10 ID:7UO5ruOD
ちょwwただの通り魔www


116 :名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 20:30:09 ID:NVcAxZDw
バロスwwwGJw


117 :名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 00:29:34 ID:Rw2Xg+6K
太陽よりの使者(?)に胸を刺された女。
悪の組織の医療技術を活かした懸命な治療により奇跡的に助かった!
脅威の医術で即日退院。自宅で安静に、との指示に従うことにした。
シャワーを浴びて、ビールでも飲んでこの日の不幸と苦痛を忘れ去らんとグビ飲みを――ゴクッ…

ガッシャァァン!その直後、窓ガラスがぶち破られた!カーテンも切り裂かれる!

キラキラと月光に輝くガラス片。バラバラと散る布切れ。呆然とする女。
現れたのは全身を網タイツで包んだ変態だった!
「俺は正義の翼!月光からの使者!貴様の肢体を八つ裂きじゃ!」
大仰なポーズでこちらを指差す正義の翼(本人談)!
ブブゥーーーーーーッ!女は思いっきりビールを拭いた!
「またなの!?」「まただよ!?」――この間0.5秒。
「冗談じゃないわよこの人面トマト!なんで一度倒した私のところに来るのよ!」
激しく食ってかかる女!二度も襲われたのではたまらない!
「全ての女戦士を暴行の上SATSUGAIせよ!メス豚ども(の首)を蹴り飛ばせ!」
「人の話を聞きなさいよ!あっ、よく見たらアンタ昼間の太陽の使者じゃないの!」
「誅殺し放題!オレは正義!」
「なにノってんのよ!その替え歌はDMCに対する冒とくなのっ!?」
女の呆れをよそに変態は歌い続ける。長くなるので省略〜。
「みなのGJが俺を呼び起こした!俺はやってみせるぜ!
 俺のこの手が白濁色に萌える!世界の中心でバロスwwwと轟き叫ぶ!」
「一気に必殺に持っていかないでよ!他所でやって!他所で!」
「次にお前は"人の話を聴きなさいよこのアーダン野郎"と言う…」
「人の話を聴きなさいよこのアーダン野郎――はっ!」
一瞬の隙を突いて変態の拳が唸る!
「――攘夷っ!」
ドゴォ!「ぐはぁ〜〜〜っ!」
腹にパンチを喰らい壁まで吹っ飛ばされて倒れ伏す女!即座に意識が地獄へと落ちていく!
変態はまたも大げさなポーズで勝利を誇示する!「この勝利は世界の為に!」

その時部屋のドアが叩かれる!ドンドン!
「ミユキさん大丈夫!?凄い音が聞こえたわよ!?」「警察呼びましょうよ!なんかヤバいッスよ!」
月光の使者はその声を聞きつけると月の光を浴びて加速し、一瞬にして姿を消した!……悪の栄えた試しなし! 〜終〜


118 :名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 01:00:00 ID:qyDk5Deh
またwwww正義(自称)wwwほんとGJww


119 :名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 01:01:38 ID:lwuTWtmg
今後も復活とやられを繰り返すであろうミユキさんに大期待……!!


120 :名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 08:10:21 ID:LrM5xlH3
ダメだw クラウザーさんしか、思い浮かばないww


121 :名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 13:00:39 ID:/SgcgjNj
好評のようで嬉しいです。
自分は絵心がない&スキャナー持ってないので絵板に貢献できそうも無い。
だからSSを書いてスレを賑わすぜ!

さて、ネタのくせに話は次の展開に入ります。
幕間なのでちょっと短め。地上最強ネタ。


122 :名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 13:01:37 ID:/SgcgjNj
2度も正義の裁きを受けた結社の下っ端・ミユキ(仮名)!
再び息を吹き返し、3度目に備え特訓を施されることとなった!

「あたしはあの変態をかならず殺す!!」

一方、通り魔・殺人未遂と相次いだ事件はニュースや新聞で取り沙汰され、
それまでも同様の襲撃事件が各地であったことが判明。
警察は目撃情報をまとめ、全ての情報に共通する"怪しいタイツ姿の男"に着目。
身体的特徴から見て、これらを同一犯の犯行とみてこの男を指名手配した。


戦いの荒野をひた走る男がいた――それはあの正義の味方だった。
警察の捜査と秘密結社の殺し屋に狙われ、逃げ惑う日々を送っている。

「おれは正義の味方だ!
 どんな悪が相手でも一撃で地獄へおくることができるんだ!
 手段は選ばない!適当だ!
 しかし正義をつらぬくってのもつらいもんだぜ。
 おれが正しすぎるばかりに警察みたいなやつらから命をねらわれているんだ…
 あんなこと(連続殺人未遂事件)になっちまって…もう日本に入られない。
 だれもいないところに逃げだすしかないな。

 にくい!おれの力が!
 このおれの素薔薇しい宿命が!」


123 :名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 20:40:41 ID:n9ibBR1e
>122
もう正義の味方カオス過ぎてどっから突っ込めばいいかわからねぇw

てか竜かよ!!よりによって竜かよ!!


124 :名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 00:40:55 ID:yMMVS3TI
どうしよう、続きが楽しみで仕方なくなってきたw


125 :名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 01:41:35 ID:wUnnGMJC
故郷を離れ、樹海で修行に励むミユキ。夕食に串カツを食べることにした。
頭の中はある馬鹿への復讐の事で一杯。断じて恋が芽生えたりはしない。
だが己の力不足もまた、感じている――そんな時であった。
「ミユキ――ミユキよ」
「誰!?」
聞きなれないがどこか親しみのある声がした。ミユキは戸惑いつつも警戒した。
「新手のスタンド使いか!?」
瞬時に戦闘態勢をとるミユキ!目を凝らして相手を見つめる!
夕日を背に煌めくその姿は神々しすぎてミユキには視認できない!
だが彼女には彼が何者かすぐに分かった!いや、魂で理解した!

そこにいたのは……極東の聖地MNLに住まう生き神●●T様であった!!

「左様。我が名はM●●だ。ミユキよ、そなたに力を貸しに来た」
眼前の神がミユキの心を読んだかの如く言葉を吐いた。ミユキはたまらず平伏する。
(だけどなんでこんなところに?っていうか作者ぶっ殺されるわよ…?)
いぶかしむミユキの心を見透かすかのように、神の唇が再び言葉を紡いだ。
「ミユキよ、何故うたがうのだ。私は●E●だ。私は正義の味方を倒すため復活した」
そうして「これを見るがいい!!」と神が唸りを上げて天に祈った!
すると空が二つに割れ、狭間に覗く小宇宙(コスモ)から二つの稲妻が迸り地を打った!!
「ああ、こ…これは!」
着弾点でシュウシュウと煙を上げる二つの人影。それは徐々に姿を現した。
二人の姿の正体を認識した瞬間、ミユキは我をも忘れて叫んでいた!

「か…神が、神が復活して最初の奇跡を起こした!世界で最強の敵女悪女をよみがえらせた!」

「"氷雪女"と、あの"氷牙の剣"を…… こ の 世 に 復 活 さ せ た の だ !!」

「ミユキよ。合間、合間にキャベツを食べるのだ。キャベツの成分が胸焼けを防いでくれる」
「はっ!かならずや彼奴(きゃつ)を打ち倒してみせます!」
「うむ。」
満足そうに頷いた神●●●は夕日に消えていった――……    


126 :名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 02:18:10 ID:wUnnGMJC
俺は作者!重ねて竜ネタで申し訳ない!

白状します!

実は「竜」持ってない!未読だ!
ブックオフで立ち読みしたきりで…もう店頭に置いてない。
ネットで拾ったネタも限界だ!

にくい!1000円で躊躇した俺が!
吹いちまって居た堪れなくなって足早に去った愚かしさが!


127 :名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 06:09:49 ID:tJ5w/fps
竜ってなに?


128 :名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 09:47:21 ID:zfMVmm8z
ここで●●●さんをネタに使うのはやり過ぎな気もするがとりあえず乙。
しかし神様の立ち位置がどう考えてもやられ見たい側というのが泣けてくる……。


129 :名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 10:17:51 ID:yMMVS3TI
す げ え wwww
なんかもう古本屋でプレミアつく臭がプンプンするぜ!
それにしてもすさまじい楽屋ネタだw

あ、ちなみに>>127はこれ読んでみ。
ttp://blog.livedoor.jp/textsite/archives/23449152.html
笑ろ死ぬな、必ず生きて帰れ!


130 :名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 12:10:56 ID:mErab8LE
とある採石場で地上最強のフレーズに惹かれ修行する全身タイツの変態!
今日も「ビックリするほどユートピア!ビックリするほどユートピア!」と絶叫する!
誰もいない真昼の荒野で床オナニーする。おかずが無いが地上最強なので気にしない。
「ぬふぅ」

――ヤバイ。超ヤバイ。ちん○ヤバイよ。マジヤバイ。
まず擦り切れる。もう痛いなんてモンじゃない。蝶☆死ねる。
自慰道はシグルイなり。

その時!何処からか笑い声が聞こえてきた!
「ホーッホッホッホ!久しぶりねピンポコナマズ」
見上げると、高所からこちらを見下ろす3つの影!ミユキと氷関係の人たちだ!
「ナズェイギデイルンディス!ダディヤナザン!?(; 0w0)」
「ネタが古いのよ!大体21世紀にもなって全身タイツとか馬鹿じゃないの?」
「俺は正義の味方!俺を超えるタイツは俺しかいない!」
「…ええぃ!埒が明かん!お前たち!やっておしまい!」
ミユキの掛け声で二人の地上最強の敵女が動き出す!

「あたしが演じていたのよ」と氷を飛ばしてくる氷雪女!
「あたしは他の二人のようには行かないよ!」と剣を手に向かってくる氷牙の剣!
台詞が現状にそぐわないのは不具あ…いあいあ……仕様です!
だが正義の味方は動じない。ドイツ軍人じゃないけどうろたえないッッ!
「氷の剣先 ややちべたいか…」と氷の魔力を帯びた斬撃を避けつつ、
「おお、この柔肌。まるで氷のようじゃ。よく出来ておる喃。氷雪女は…」と舌を這わせる。
「エンジェル如きが」「味も見ておこう」「デモンズを(ry」「レロレロレロレロ…」
「あ…はぁ…」遂に原作の台詞を忘れ悶える氷雪女(変換時は"こおり・ゆきおんな"で一発!)
れろれろれろれろ。巧みに肌の露出した部分を舐め回す変態。ハァハァ(; ~д~)
ちんちんおっきおっき!おっぱい!おっぱい!ちゅぱ…ちゅぱ……じょぼぼぼぼぼぼ……変態失禁。
正に傍若無人の様相にてミユキ嬢は正視に耐えず目耳を塞いでその場より退場しおった。
「おのれ…次は"氷牙の稲妻"…」置いてけぼりを喰らった氷牙が叫ぶ!
だが「次は、無い!」と吐き捨てる全身タイツ!
「!」ハラリとはだける女子の服。下着は無く乳房が丸見え。
「あっ…あっ…なに?」赤らむ顔が即座に青ざめる。控えめなバストに亀裂が走る!
「♪むーざんむーざん。ポロリもあるでよ〜ぉ…ええかぁ〜?ええのんかぁ〜?」
不気味な歌声を聴きながら氷牙の剣の胸から上がずるりとスライドする。

ゴトリ……氷牙の剣(実は名無し)―――再起不能(リタイア)


131 :名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 12:23:41 ID:mErab8LE
復活した奴らの参考画像。
ttp://grugru.mine.nu/box/guru_guru_3541.gif
>129
ご苦労様です。


132 :名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 14:02:49 ID:gOgQicr3
図に乗ってるな全身タイツw
っていうか
>125>断じて恋が芽生えたりはしない。
フ ラ グ 立 っ た


133 :名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 20:15:27 ID:ZoUcPxlb
>129
竜ってのは初めて知ったけど、「おねえさん」はイイな。エロいしやられてるし。


134 :名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 20:57:49 ID:tJ5w/fps
一つはZENKIの作者で
もう一つはナーガスの作者?

ナーガスといやあモリガンよかったな
出産して自分の子供と。。。なシーンとか


135 :名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 21:59:32 ID:LoJ4AGZK
黒岩よしひろ先生と増田晴彦先生
"かつて"やられ作品を連発していたお方と、新作待望中のお方。
後者については下記のwikiは必見です。

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A2%97%E7%94%B0%E6%99%B4%E5%BD%A6


136 :名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 00:36:14 ID:ZGzWqy7i
>130
男の方が失禁してんのか?w


137 :名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 03:57:36 ID:6fOJGmj5
>136
変態が虎眼先生のパロをしてるからだろう。


138 :名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 07:11:50 ID:qFuiDTA2
>130

こうですか!!? わかりません!!!(><)




139 :名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 14:43:48 ID:Gw/nfN0y
>138
ちょwwwwおまwwww空想具現wwwwGJGJGJGJ!


140 :名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 15:53:47 ID:Gw/nfN0y
「もー!タイツ最低!キモい!」
ミユキは採石場の惨事に耐え切れず逃げ出してしまった。赤面を隠せず動揺する。
頭からタイツの露出した醜悪なイチモツの姿が離れてくれない。素数を数えたが途中で詰まった。
あの、(# ^ω^)ビキビキっと膨張して勃起したペニs……「だぁ〜っ!」
「大体どこが最強の敵女よ。全然駄目じゃない!」
当たり散らしながら走り、気がつけば別の荒れ地に迷いこんでしまった。
戦いに来たのに逃げるなんて我ながら…「逃がしゃしないぜ!このメス豚が!」
ミユキがハッとなって振り返ると正義のタイツが背後にいた!いつの間に!
「フオオォォォ!残念だったな!正義の味方からは逃げられない!」
「いやーっ!変態っ!」再びフラッシュバックするドス黒いマグナムの輝き!
ミユキは負けじと正義の味方を睨む!よく見るとタイツの上からパンティを被っている!
変態タイツだ!しかもヤバい下半身が氷雪女にIN!…って、
「何してんのよ!?!?」「見れば分かるだろう!"公開"レイプだ!」
「はあ…あはぁ……」両腕で抱えられた氷雪女は完全に虜にされて肉奴隷と化している!
「ここにはあたししかいないわよ!」「数など問題ではないのだ!見て!俺を見てて!殿っ!」
そうこうしている間にも(一方的な)愛のバイヴレーションは激しさを増していく!

「敵女をッ!犯して!アレして!いただきかしらッ!…それだけよッ!それだけが満足感よッ!」
「はぁ…やめ…溶けちゃ……中で出さな……っ!!」悶える氷雪女。だが、もう遅い!
「中出しや!妊娠など!どうでもよいのだぁーーーーーっ!」カッ!正義の魔羅が激しく輝く!
「「いやあああぁぁあーーーーっ!」」二人の乙女が淫らな輝きを前に同時に悲鳴を上げる!
「UUUURRRRRRYYYYYYY!!!! 絶頂ッ!ぜっちょぉぉぉぉううう!(最悪)」
愕然とするミユキの前で最高潮に達するタイツ仮面(Oh!クラスチェンジ!)ッッ!!!
「白濁色の波紋疾走ーーーッッ!(ザーメンミルク・オーヴァドライヴ)」
掛け声と共に光が集約され、タイツ仮面のすべてが氷雪女の女にブチブチ込まれる!
「く…くっさぁぁい!説明不要ッ!ゲロ以下の臭いがプンプンするわぁぁーーーっ!?!?」
混迷を極める荒れ地!錯乱するミユキ!最終兵器男汁をブチ撒ける正義のタイツ仮面!!
全てが混沌(カオス)!さよならモラル!ようこそ新世界!彼の尊敬する人はスペルマンッ!
「君が!消え失せるまでッ!注ぐのをやめないッッ!!」弾幕を送り込む鬼畜正義!
「ギャアアアッ!」アツい波紋の衝撃(SMASH!)を受けて逝きながら溶解していく氷雪女!
原作どおりの断末魔を上げつつブジュワァァ〜〜ッと細胞レベルで崩壊していく!

「―――これが、悪を屠るってことだ」正義はトドメにそう呟いた。 〜続く〜


141 :名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 23:57:51 ID:H2PJJ8QO
もーネタのオンパレードでわけわからん事になってきたなw


142 :名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 00:08:08 ID:IPfVtnL+
シチュ的には結構いいのに男がバカネタを叫びすぎてて萎えるのが難点だな。


143 :名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 00:09:36 ID:j/jKN5kM
よくもまぁネタをそこまで組み合わせられるもんだなw
シリアスなのが好みだが、たまにはギャグ調で悪女が屠られるってのもいいもんだw


しかし、一ヶ月たたずにレス数が150近くか……
前スレが150まで二ヶ月近くかかったことを思えば二倍強のスピードだ。
この調子で、どんどん盛り上がって欲しいな。
なんか板自体の存続がピンチだとかいう話もあるようだが、大丈夫だろう(楽観)。


144 :名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 16:03:40 ID:f9jd7kJh
>139から>>140の間でこんな馬鹿な文章書いたのか。あほだな(誉めてるつもり)
エロパロ板が消えたら俺たちはどこへいけばいいんだ!


145 :名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 21:45:45 ID:S2nx+Zjv
>140
相変わらずGJ!
最後は地球が真っ二つでミユキエンド?w
>144
心配するな、まだしたらばがある……といっても某所へ押しかける事になるが。


146 :名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 22:21:54 ID:XQa7v5KW
氷雪女、入滅。タイツ仮面はご満悦だった。
ミユキは戦慄する。ただの変態だと思っていたが「腐っても正義の味方」だったか。
タイツ仮面(変態)は告げる。「次は貴様の番だ」という死の宣告を。

「ハハハハ…そうはいかんざ○…」

唐突に声が割り込んできた。しかも寒い。
タイツとミユキの前にそいつは現れた。
日の光を後光に背負い、濃い紫を基調とした衣装の、神がかった姿…
「M…●●●様」とミユキが震える唇でその名を呟く。
だがタイツ仮面は動じなかった。それまでの痴態からは想像しにくい
重いトーンで言葉を紡ぐ。
「…違うな」
「え?」ミユキが驚きの声を上げる。その驚きは双方に向けられていた。
さっきまで『URRYYY!』とか『ザーメ(ry』とか叫んでいた男とは思えぬタイツ仮面。
その変態の言葉に不敵な笑みで応えるその筋の有名人●E●様――その神が笑う。
「ほぅ…そちの目は誤魔化せぬか。巫山戯(ふざけ)るのもここまでにしておくか…」
そういうと急に後光が失われ、衣装が消滅し、姿はみるみる変貌して神がかりの片鱗すら残らぬ、
どこにでもいるラフなスタイルの…一人の男になった。
ミユキはその変わり様に「あっ」と声を漏らし、激しく取り乱した。
だが、二人とも相手の正体が誰かまではさっぱりだった。男は一方的に喋りだした。
「ふふふ…お前たちに分からぬのも無理はない。だが、私はお前たちの主なのだ」



147 :名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 23:10:59 ID:XQa7v5KW
「なんだと?」「なんですって?」"主"という単語に二人は同時に反応した。
「わたしはお前たちの創造主だ。戯れにお前達を想像し、創造した…」
「はじめはただの短編ネタだった。だが飽くなきわたしのパッションが炸裂し、次の文を書かせた」
「「……」」二人は黙って男の話を聴いている。ミユキは相手をキチ○イと認識し始めていた。
「正義の味方。お前は出てきては裁きを下し、去っていくだけの存在で――」
「ミユキ。2作目で適当に名をつけたお前は裁かれては復活するだけの単純なやられ役だった」
「だが少々話をいじりすぎて収拾がつかなくなった」ミユキはカクッと肩を落とした。なんだそりゃ、と。
「後先考えずに書くからだ」タイツ仮面が突っ込む。相手の正体に薄々感づいている様子。
「はははは。パロディもそろそろごっちゃになってきて考えるのが面倒なのだ。だから死ね」
「ちょ……滅茶苦茶じゃない!」こいつは基地外だと判断したミユキは相手に食ってかかる、が…近寄れない。
「馬鹿め!製作者特権発動!貴様らが俺に触れることなど絶ッッッッッ〜〜〜〜〜〜対!に…出来ぬのだァァーー!」
「自分でネタに走ってどうするのよ!」ミユキのツッコミ属性は筋金入りだ。もうアホかと。馬鹿かと。
「黙れ黙れ!わたしは飽いたのだ!竜ネタで征くとか氷牙たん復活とか『正体はアン●●オ』とか考えていたのだ!」
「神が偽者、ってのは…」「まんま竜ネタの"キリスト→実は偽者で大悪魔だった"話よねぇ」二人が顔を合わせる。
「べ、別に狙ってディスってる訳ではない!DMCネタとかまだまだあるけど…雑誌あまり置いてないから新ネタ出ない…」
「コミックス待ちとかほざいたらレイプした後にSATSUGAIされてさらにその後で犯されるぞ」とタイツ仮面。
「ぐっ!図星だが反論はしない!――ギャグはここまでだ!」
男は高笑いをし、眼前に魔方陣を敷く。何かを召還する気らしい。
「エロパロ板が消滅することがあろうと我々は生き延び続ける!もっともそんなことは許さないぞピロシキ!」
「残念だが恋のフラグはまやかしだ!シグルイネタ使ったけど読んでない!叫びすぎてて萎えさせてゴメンなさい!」
「前作(>>53から>>57まで)の主役といい仲になった娘の名はミカ!実はパンプキンシザーズネタ入ってます!」
「ここで新曲!"メス雑魚夜想曲"(ボガァァァ)!!」
「正義も愛も慈悲もいらねぇ!勝利も感動も友情もいらねぇ!女やられ役を突き出しな!」
「やられ役さえあればいい!やられ役さえあればいい!あとはゴミだ!やられ役さえあればいい!そう、女やられ役さえいればいい!」
「やられ業界は永遠だ!300万本ヒットのRPGの夢と同じく滅びることはない遠くも親しき黄金郷(エルドラド)よッ!」
「お前たちが私が生み出す登場人物に過ぎん!私はお前たちの主だ!風雲児さまと呼んでみろ!ふはははは!!!」
「その長口上は最近のRPGの影響か!」「とんだ勘違い野郎ね!」二人は呆れている。
空は見る見るうちに夜の戸張に覆われていく――空間転移。

「我が提唱する新たな敵女悪女――"妹"の属性を司る娘よ!今こそ我が呼び声に応え現世にそのあるべき姿を示せ!」

ガカッ!っと雷光が閃く。そして魔方陣から一人の少女が現れた。
年は成人少し前か。まだ少し幼さの残る顔立ち。ややつり上がり気味な目は非常に気の強そうな印象を見るものに与える。
背は低くせいぜい160cm程度。腰まで伸びた髪は2chのスレの背景色と同じ薄い灰色。胸は無――控えめだ。

「非人道的虐殺鬼畜二足歩行英霊兵器<SPECTOR>――ブロフェルドよ!この二人を抹殺せよ!」

『了解しました――私が相手です、兄さん』

誰の妹でもないのに少女は凛とした澄んだ声音で二人の前に立った。


148 :名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 23:50:45 ID:XQa7v5KW
少女――ブロフェルドがこちらに歩み寄る。
これから闘うはずだったタイツ仮面とミユキはそれどころではないと判断してブロフェルドに対して
戦闘態勢をとる。

『兄さんと姉さんには悪いけど、素手で敵うと本気で思っておられるのですか?』

歩きながら嘲笑するブロフェルド。自身の実力の相当な自信があるようだ。
歯噛みするミユキ。だが相手のオーラに気圧されて先制できない。それはタイツ仮面も同様だった。
彼女の容姿は何処にでもいそうで、それでいて異様な井出達をしている。
上着は紺のブレザー。しかも袖ありの冬使用。このクソ暑い季節(日中気温35度前後…)だというのに汗一つかいていない。
下は短めのスカートだ。黒いニーソックスがすらりとした美脚を太股まで覆っている。履いているのは本皮の革靴だ。
「どうみても征服…じゃなかった、制服ね」ミユキが鼻で笑う。
「見ているこっちが暑くなるな」タイツ仮面が呟く。
(…あんたも十分暑苦しいわよ)ミユキは心の中でそう思う。
ちなみにミユキは涼しげなスポーツウェア(パッと見はマラソン選手)を着ている。基調は赤。

と、ブロフェルドが突然立ち止まり二人とマスターとの、ちょうど真ん中の位置に立った。
『ところで、製作者がでしゃばるなんて滑稽だと思わない?』
「「「「え?」」」その場の三人がいぶかしむ。
『変態入っている兄さんを、やられ役から外れつつある姉さんを死という形で矯正する』
『それが私の使命――……』
タイツ仮面とミユキは自分たちが兄、姉と呼ばれていることに文句を言うのが無駄だと分かっているので何も言わないが
彼女の言葉の真意を掴みかね、その挙動に注目する以外どうすることもできなかった。
敵の戦闘力は未知数にして存在自体も別次元の代物だ。迂闊な行動に出ることは出来ない。
『兄さんを罵る痴れ者……姉さんをあざ笑う愚か者――私の戦場には、不要よ』
その目線は自分を呼んだ男に向けられている。

次の瞬間、ブロフェルドの右手から放たれた光弾が己のマスターを直撃し、男はこの場から消滅した。
『大きすぎる力は全てを壊す……貴方も同じです、マスター』
先ほどと違い、無感情にして無味乾燥な表情でブロフェルドが宣告した。

『兄さんと姉さんは私のものです――』少女がタイツ仮面たちに向き直りニッコリと凄惨な笑みを浮かべた。
「"排除、開始"ってわけ?」
『それは違います。姉さん。あなた達をわたしのモノにするんです。いえ、してみせますわ』
                                              〜次回・決戦!!〜


149 :名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 00:07:55 ID:HTpIdyo5
書き手さんが死んじまったぞオイw
そして頑張れミユキさん。



150 :名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 04:46:34 ID:/YxQDQ0j
さよならXQa7v5KW、次回作で会おうw


151 :名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 01:52:49 ID:Tkioiw7p
『私が消したのはマスターXQa7v5KW…今のマスターはTkioiw7pだから心配いらないわ』
「訳わかんないわよ」





                    ,_,..,ィヽ,、       |
                   /;;::r‐〜-ミ、     |  残念だが一回お休み。
                 4~/へi::::::;/,ヘミ7     |  また今度会おう!
                 '-l|<>|:::::|<フ1|i'    ノ  
                    l! '" |::::l、~`リ    へ
              /`ー、  ハー;";::i:::ヾイl! ,r'~`ヽ、 \
           ,.ィ" ri l i ト、 1:|`丶:;;;:イ' ill!7、 、 y;  ヽ、_` ー―――――
      ,. -‐''" 、 くゝソノリ~i | - 、 , -‐'7ハ ヾニト-    ~` ー- 、_
   , ィ ´      ,ゝ、_ `r'   l |  、レ // `テ三..ノく _ `       ヽ、
  /       , -' ,、  `、_)   l,i,  i //  (/  ...,,;;;;:` 、        ヽ
 ;'       '" ノ ;;;;::::      i !  : //    .....:::::;;イ、_、_\ _    _ノ
 l ..,, __,ィ"-‐´ ̄`i::::: ゙゙゙= ...,,,,,. l | ,//  - = ""::;; :/       ` '"
            ヾ :;;;,,     ,i l,//     ,,..," /         _,,.....,_
   ,. -- .,_        \ :;,.   ;'  V ;!   `;  /;: ノ      ,.ィ'"XXXXヽ
  /XXX;iXXミ;:-,、     ヾ  '" ''' /./!  ヾ   /    ,. - '"XXXXXXXX;i!
 ,!XXXXi!XXXXX;`iー;,、  i   、. / ;:::゙i   ;: , |  ,. r'"XXXXXXi!XXXXXX:l!
 |XXXXX;|XXXXX;|::::::::|`ヽ、    ,! ,': : :|    ,.レ"::::|XXXXXXX|XXXXXXX;l!
 !XXXXX;|XXXXX:|:::::::::i  `   ;! : :  i!  / !:::::::::|XXXXXXX|!XXXXXXX|
 XXXXXx|XXXXX;!:::::::::::!   `. /::    | '"   l:::::::::::|XXXXXXX|XXXXXXX |
 XXXXXx!XXXXxリ:::::::::::!    |::     |    i:::::::::::ゞXXXXXツ1XXXXXXX|
 XXXXX/ \XXソ::::::::::/     i!::    ノ     i!::::::::::::ゞXX:/  lXXXXXXX|
 XXXX:/   `ヾ::;;;;;:ツ      ヾ;::: ; ノ      ヾ:;;:::::::ゝ'"     ヾXXXXX |
  XXX/       `ヽ 、     _ゝく      _,,. -`''"        i!XXXXX:|
 XXX7           `'"    `'´              |XXXXX !
 XXX|                                      |XXXXX|


「あんたはなにやってんのよ!」


152 :名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 11:21:36 ID:qQeYYt5X
工エエ(´Д`)エエ工

とりあえずミユキさんが気になる。


153 :名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 17:26:33 ID:/zBJ/QTU
自称・妹な新キャラと戦う羽目になったタイツ仮面と女やられ役。
だがそうスムーズに戦闘開始とは行かなかった!

???「ちょっと待ったー!探したぞミユキ!」

書き手とブロフェルドに続く第3の乱入者たちが高所に現れた。
「我々を忘れてもらっては困る!世界征服を目論む悪の秘密結社、ただいま参上!」
高らかに吼える謎の男。天に向けてそびえ立つ緑のモヒカンが特徴的だ。黒マントが全身を包む。
その後ろには戦闘員(全員が女・ボディペイント)たちが控えている。裸同然ゆえ涼しそうだ。
そう。彼らこそ当初ミユキが所属していた組織。名前はない。あえて名乗らないのだ。
「フ●ーメイ●ンでもロ●ゼン●ロイツでもネオ●チでも青●でも持ってこんかい…ぐへへへ」
ボスらしいモヒカン男は下卑た笑いで冗談らしき台詞を呟いている。関係者の方スンマセン。
『何ですの兄さん。あの如何わしい男たちは』
ブロフェルドは怪しげな集団とタイツ仮面を交互に見比べている。
「なんで俺なんだよ。俺は正義の味方だぞ」
『どうみても兄さん寄りです。井出達とか特に似通ってる感じで汚らわしい』
「…コンドー部長だわアレ。恥ずかしい。アジト以外で見たくない面なのに」
ミユキは明らかに脱力している。かつての上司だったコンドー部長は好色を通り越したドスケベだ。
後ろの戦闘員(50人ぐらい)の裸同然のボディペイントも彼の趣味なのだ。
ミユキも戦闘員として働く時は同じ格好をしている。恥部を隠せる程度の際どい衣装(?)だ。
その戦闘員の様に興奮を覚えたタイツ仮面が「全員レイプしてくれるわ!」と叫ぶ刹那、
『ちょうどいいサンドバッグだわ。これで姉さんも足を洗えるわけね』
…とブロフェルドがピシャリと場の空気を殺す。

「なんだとこのチンチクリン…ナイムネは引っ込んでろ!わたしは揉める乳にしか興味はない!」
ズバリと切り捨てるコンドー部長(ドスケベ)!そういえば戦闘員はみなバストが大きめだ。
タイツ仮面が何気なくミユキの胸囲をスキャンしようとして…激しく睨まれて動きを止めた。
(安産型か…)辛うじて尻を分析するにとどまった。抜け目ない奴。

…ブロフェルドが無言で構えた。"ドスケベとその下僕たち"との距離は高低差もあり
かなり開いている。コンドー部長が呆れる前に彼女がアクションを起こした。
「はっ!」と手を突き出すたびに白い光弾が放たれる!一撃、二撃、それは戦闘員に向かっていく。
「うお!お前ら避けろ!んでもって、かかれぇい!」慌てて指示を出すコンドー部長。

50人の塊は散り散りになってタイツたちのいる荒れ地に降り立っていった!!



154 :名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 18:05:19 ID:/zBJ/QTU
ブロフェルドが最初に放った2発がそれぞれ戦闘員に直撃し悲鳴を上げる暇すら与えず粉砕する。
残りの48人が上空からばらばらと降ってきてブロフェルド一人を狙う。
当初はタイツ仮面をやっつけるつもりだった部隊が全く別の相手と戦っている。
当のタイツ仮面たちは48対1の戦闘を見守るしかなかった。
そうしている間にも戦闘員が次々にブロフェルドに襲い掛かるが…

『爆ぜよ』の声と共に眼前の空間が文字通り炸裂し戦闘員数人を吹き飛ばす。
吹き飛んだ範囲から漏れていた頭や手足だけが足元に散らばる。

『見えるか?』と嘲笑う声と共に手足から何かが空間をゆっくり進む。
よく見るとほの暗い紫に光る弾。だが彼女たちがそれを認識するのは自身が殺される寸前だった。
不可視とまではいかなくとも視認困難な殺戮の光球。次々に発射され10人ほどを抹殺する。

さらに両の掌から交互に波動が放たれる。最初の光弾より遥かに大きな蒼い奔流(レーザー)が
戦闘員数人の列を二つなぎ払う。その眩しさに「きゃああ」と悲鳴を上げて防御する者も数名いたが
その動作は全く意味をなしていない。触れたものを破壊する無慈悲な裁きはその腕を焦がし
胴体に達し胸や顔を破砕する。そうして命もろとも身体が消滅する。
波動の展開にともなって、同じ結末を何人もの戦闘員が追う。後には何も残らない。何も――…

残ったものは25人。まだまだ数があるにもかかわらず、その全てが浮き足立っていた。
何人かは泣いてしまい完全に戦意を喪失している。漏らした者もいるに違いない。
哀れな犠牲者に成り果てた戦闘員たちをブロフェルドは足先からのビームで一人一人始末する。
作業的に行われる惨劇。ある者はどてっ腹に穴が開き、ある者は首無し死体となって転がる。

残り15人。逃げようとした者に向けてブロフェルドが何かを放つ。
それはいくつもの光弾だった。いずれも逃げる戦闘員の眼前に回り込んでその場に停滞する。
突然眼前に現れたソレに戦闘員は気付きながらも自ら突っ込んで爆散。足だけがその先に落ちた。

「私は<SPECTOR>が一人"地縛"のブロフェルド。誰も私に触れられず、逃げることも敵わない――」


155 :名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 23:49:34 ID:qqOyJnY2
戦闘員も残り8人となってしまった。停滞していた光球を下げるブロフェルド。
"地縛"の言葉に相応しい戦闘スタイルは相手に身動きさせる隙すら与えない。
「やああぁぁーーー…がっ!?」「とおおぉぉーーー…げっ!?」「いやああぁぁーーー…ぶっ!?」
戦闘員のプライド(凡骨根性)を胸に飛びかかった3人をバリアで防ぎ、障壁の縁(へり)で粉砕する。
バリッという衝撃音と共に顔面や上半身を失って骸と化した戦闘員を前に残りが恐怖におののく。
「おのーれ!おのーれ!ミユキを捕まえに来たのに、何でこんなガキにィィーー!」
コンドー部長が狼狽しながら逆上する。顔色も青くなったり赤くなったり大忙しだ。
「さっさと捕獲して俺のどす黒いデスペニスを彼女にIN!…な計画が!」
神は死んだ、と言わんばかりの迫力で嘆きに嘆く。その響きはあまりにインモラルだ。
「はあはあ戦闘員たんのなかまじきもちいよはあはあ…」と半分逝きつつある。
「お前の上司ってなんか変だな。あれの夜伽の相手をしてたのか?」
ブチッ、タイツ仮面の失礼な言葉に元・戦闘員の端くれミユキの中で何かが切れた。

「 あ た し は 処 女 よ !!」

地団太を踏んで自身の純潔を叫ぶ。やってない。やってないのよあたしは、と。
「だから欲しいのだ!お前の初物はこのコンドーが…「黙れ変態!訴える間もなく殴ッ血KILLる!」
鬼神の如き形相と地獄より響くかのようなドスのきいた重低音ボイスでミユキが激昂する。
『ふぅ…もう付き合いきれません。下品な男と中古品どもには消えてもらいましょう』
たちまちブロフェルドのゲージが300%突破!BLOOD HEAT!
古より伝わりしコ●ミコマンドを高速で入力し、キュピン!とその目が光った!
 
   ユニバース       ディストーション
『…次元の顎(あぎと)に――――引き裂かれよォォ!!』

ちょっと恥ずかしい大袈裟な台詞と共にその身体から禍々しくも忌々しい紫と蒼の光がほとばしる!
愛しの兄姉(はぁと)は対象外。コンドー部長と戦闘員の生き残りを破滅の光が包み込む!



    /\___/ヽ
   /   :::::::\
  . |(○),   、(○)、.:|  
  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|      うおっまぶしっ!
  .|   ,rエエェ、  .::::::| 
   \  ヽr-rヲ .:::::/      
,,.....イ.ヽ`ー `ニ´ ―ノ゙-、.
   
 '; \_ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||


156 :名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 13:49:07 ID:ALgv4MPL
「もう、いいよなぁ」タイツが呟く。氷牙の剣から強奪したパンツは脱いでいる。
『そうよね兄さん…』妹が応える。周りにはもう誰もいない。先の閃光で全て死んだ。
「? なにがもういいのよ?」ミユキだけポカンとしている。
「近親強姦とかネタもあるけどなぁ」『却下です』二人だけで会話している。
「だからなんなのよ」一人だけ置いてけぼりだ。
「そもそも書き方が悪かった」『ネタだけで済ませばよかった』
「パロディもいい加減出ないし」『これ以上スレに迷惑はかけられない』
「はぁ?」と突っ込む間も無く――…

「やられ役だから早く殺らなくちゃ」『読者様に面目が立たないのよ』

「え?」とミユキが戸惑いを見せた時にはすべてが手遅れだった。
球状の力場の中に閉じ込められて身動きできず、タイツが強引にパンツを被らせ言の葉を潰される!
「モゴ…モゴゴー!」抗議の声は汗臭い下着の中で殺される。いきなりピンチだ。

「俺は正義の味方!夕闇よりの刺客!打ち切りより力を得て今こそ愚かなる戦闘員Mを屠らん!」
『私は妹!"地縛"のブロフェルド!天命に従い哀れなる姉君に静かにして鮮烈なる死を与えん!』

生殺与奪は最早この二人に握られている。所謂処刑寸前って展開だ。

「悪いな。3度目を得たのが運の尽きと思え!」
タイツの拳が唸る!FINISH HER!


157 :名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 14:05:04 ID:ALgv4MPL

「ヤ〜ラヤラヤラヤラヤラヤラヤラヤラヤラヤラヤラヤラァァァ〜〜〜〜」
ド ゴ ド ゴ ド ゴ ド ゴ ド ゴ ド ゴ ド ゴ ド ゴ !!!

無数の拳が打ち込まれる!力場ごとタコ殴りにされているミユキ!
全然減ってなかった体力ゲージがズンズン減っていくのを感じる。

「ヤラヤラヤラヤラヤラヤラヤラヤラ…ヤラヤラヤラヤラヤラヤラヤラヤラ…」
ドカバキ!ドカバキ!ドゴドゴドゴドゴドゴドゴ

意味不明な掛け声はドゴドゴと殴られる音と同じにしか聴こえない!
手が、足が、胸が、腹が、打ち込まれる拳で次々に醜く変形しては戻り変形しては戻りを繰り返す。

「ヤラヤラレ〜!ヤラレ〜ヤラレヤラィヤラヤラヤラヤライレ、ヤラヤヤラララララララァァ〜〜!」
ド ガ ド ゴ ド ガ ド ゴ ゴ ゴ …

拳の波は最高潮に達する!全てのヤラレ好きに捧げるヤラレの原始リズムが波紋疾走を呼ぶ!

「ヤレヤラヤラレレヤラレヤラララァーーーーーーーッッッッッ!!!」
キュドドドドドドドド……ドドドドドーーーーーーーッ!!

「 F A T A L I T Y !!!!」  ド ガ ァ ッ ッ ッ !!

「やっだばぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁああ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
血反吐と共に全てがブチ撒けられ、あの世(ばらいそ)に向けてスッ飛んで逝く!!ドグシャア!

荒野に響く聖なる兄妹の勝ち台詞!

『「 や は り 最 後 に 勝 つ の は 正 義 な の だ ! ! 平 和 万 歳 ! !」』


 正義の変態 タイツ仮面 ――――――――― 〜 完 ☆ 結 〜


158 :名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 14:07:34 ID:ALgv4MPL

ながながと下らない話書いてゴメン!
付き合ってくれた人、描いてくれた神、ありがとう!

さらば!


159 :名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 16:34:04 ID:OuFgXuOa
最後はモーコンネタですかw
GJでした。


160 :名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 17:23:42 ID:LZu6oyMW
乙!!
よくもまあ曲がりなりにもまとめたもんだw
つーかミユキさんのことだから次の日には復活してそうだけどな。


161 :名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 22:55:57 ID:dx8sAtoU
はあ、面白かった。


ママー、来週からの新番組はー?w


162 :名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 21:52:57 ID:Ttj8WOTM
GJ.。ギャクだけどしっかりと屠ってくれてよかったよ。
「ギャグエロやられ」ってネタなのにマジに屠られてかわいそうっぷりが増すな。
ところで、前スレ含めてついに今回の一連のSSで版権キャラがやられたんだな。


163 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 00:16:51 ID:RdGdFlcY
そういやSSで版権キャラのやられってなかったもんな。全てオリジナル?だし。
パクリ元を数えただけでもすごい数だ。


164 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 02:29:35 ID:Tyj0TqkJ
前スレで北斗の拳ネタあったけどキャラはオリジナルだったな


165 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 09:02:55 ID:QYFdBv2r
あー……版権つーかその、米田先生の「ねむれぬよるに」の女淫兵なら、
実はずっと発表できないままに小説だけ書き続けてる。絵描いたあと書きたくなってな。
でも微妙にスレ違いなんだよね、エッチで死ぬしエロシーン以外が長いし。
しかも女のあえぎ声つーかあえぎ台詞くどいし。
あと主人公がたぶんこのスレ最弱。普通の現代人w
こんなんだけど、ちょっとづつ投下していい?


166 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 10:03:34 ID:szdjF265
Hで死ぬのは、アンビバレンツとか昔のエロゲにもあるんだし全然問題ないでしょ。
悪の女がやられるっていうのが括りなんだし、スレ違いじゃないんじゃないか。
ちなみに>>70のなら結構良かったぞ。ということで投下プリーズ。


167 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 11:40:56 ID:2xVQvPdD
投下ワクテカ


168 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 17:37:15 ID:QYFdBv2r
注:このSSは作家の米田淳一先生によるWEB発表ショートストーリー「ねむれぬよるに」に淫スパイヤされた二次創作です。


 世にごまんといるプログラマの中で、俺はかなり底辺にいるんじゃないかと思う。
 大企業にいる友達なんて「さすがゴッグだ、月末になっても仕事がないぜ!」とかふざけてるのに、俺は零細企業で一日中パソコンに張り付いてる。
 だいたいネット関連の会社なのに、本格的なSEが俺一人とはどういう事だ。
 これで社内に可愛い女の子でもいればまだ我慢できるものを、周囲の女性は肉を持て余すパートのオバチャンばかり。
 しかも腹立たしい事に、社長は外回りと称してベンツ乗り回してナンパ三昧。
 悲しい。ただひたすら悲しい。
 俺は今夜も手当ての出ない残業を終わらせ、電車に揺られて帰ってきた。
 いつもと違うのは、少しばかり乗客が少ないだけだ。というか俺一人だ。だからどうしたって事もないけれど。
 アパートの電気をつけると、朝脱ぎ捨てたパジャマや読み散らかした新聞がそのままになっていた。
 当然だ、片付けてくれる女性など居やしない。
 忙しくて出会いなんかないし、どうせ俺みたいな薄給男は結婚偏差値ゼロだろう。
 簡単にシャワーを浴びると、俺はテレビの前のローテーブルに向かい、缶ビールと弁当の包みを開けた。
 今日の昼休みに買ってきた、新発売のステーキ弁当だ。わびしい俺の、小さな贅沢。
 電子レンジで温めるとほっこり湯気を立てはじめた大判ステーキを見て、俺は今日初めて生きる幸せを感じた。
「いただきま……」
 闖入者が現れたのはその時だった。ガタンと木の板が動く音がした後、天井から誰か降ってきた。
「っじゃあーーーーん! まさかの時に邪神の呼び声! 悪の軍隊、女淫兵参上!」


169 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 17:39:45 ID:QYFdBv2r
うわー……ホントに投下してしまった、こんな恥ずいのを。死のうorz


170 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 17:44:20 ID:Yyj/yG4B
は、はやく続きをwktk!


171 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 18:33:04 ID:0Umpxs95
>169
ここで放置されるとすげー困る。


172 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 18:56:17 ID:QYFdBv2r
 彼女はそう叫んでけたたましい音と共にテーブルへ着地し、仁王立ちになった。
 茶髪のショートボブでかなりの美人だ。吊り気味の眉に丸くてくるっとした茶色の瞳、アイシャドウはダークグリーン。
 すっと通った鼻筋から、ピンクのルージュを塗った大きめの唇へと流れるラインは、俺がよく買う萌えフィギュアのように美しい。
 ピアスは少し野暮ったく、派手めの大きい金輪だ。雰囲気からすると年齢は俺よりちょっと下、二十三、四といったところか。
 手足はすらっと長く、女らしい曲線を保ちつつも程よく筋肉のついた完璧なスタイルをしている。
 そして服装は……ちょっと待て、これは服と呼べるのか。
 薄絹みたいな水色のノースリーブシャツは、下から押し上げるメロンほどもある美乳やツンと立った乳首を、隠しもせずに透過している。
 カットも大胆で、背中や腹部はほぼ丸出し。
 着ている意味があるのかどうか疑わしいが、男の性欲を刺激するのにこれほど適したデザインはない。
 両肩にはグリーンのプロテクターがついていて、これはゴムっぽく見えた。
 どう説明したら良いのか解らないが、ドラゴンボールの登場人物が似たようなものをしていたかもしれない。
 そして下半身、これが一番問題だ。なんと彼女はズボンもスカートも履いておらず、シャツと同じ素材のパンティ一枚。
 もちろん中身は丸見えで、大きめのクリトリスやぼってりと脂ののったピンクの大陰唇が、薄い陰毛と共に
 〃我を崇めよ〃とばかりに俺の目線の少し上から見下ろしている。
 きゅっと引き締まった長い脚には、肩のプロテクターと同じ色をした膝小僧まで覆うピンヒールブーツ。
 そんなのがいきなり出現したもんだから、当然俺は驚いてひっくり返った。
 が、そこは俺も大人だ。『わー悪の軍隊だたすけてー』とか叫んだりしない。察するに、彼女は出張イメクラのデリヘル嬢だ。
 好事家の注文で天井裏から襲い掛かったはよいが、あいにく部屋を間違えてしまったというのが真相だろう。
 だがそんな事はどうでもいい。驚愕から立ち直りテーブルの上を見て、俺の胸は張り裂けそうになった。
 彼女のブーツが、俺の大事なステーキ弁当とビールをぺしゃんこに踏み潰し、グチャグチャにしてしまっていたのだ。


173 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 18:57:50 ID:QYFdBv2r
 毎日辛い仕事に耐える自分に、ほんの小さなご褒美として買ったステーキ。
 それが金持ち野郎の道楽で雇われた女に踏まれてしまった。
 貧民の俺には、ヒルズ族とかそこらから見たら虫ほども大したことない贅沢さえ許されないのか。
 負け組の俺は、幸せになっちゃいけないのか。
 俺はたまらず泣き出した。
「お、俺の晩飯……俺のステーキが! うわあーん!」
 床に突っ伏して涙を流す俺を見て、今度は彼女がびっくりする番だった。
「あ、あの、なんで泣いてんの。ねえ」
「かえせ! 俺の晩飯をかえせ! いやもういい、出て行け!」
 ガキのように泣きじゃくって怒鳴る俺を、彼女はオロオロしながら眺めていたが、やがて何を考えたのかキッチンでゴソゴソしはじめた。
「何してるんだよう、うっうっ」
 やがて彼女がもってきてくれたのは、レバニラ炒めだった。
「おいしい……」
 洟をすすりあげながら食べる俺の前で、彼女はニコニコしながら正座している。それにしても目のやり場に困る衣装だ。
「こんな事してていいの? 部屋間違ってんのに。お店に怒られるよ」
 被害者は俺なのだが、こんな時でも相手の事を心配してしまうあたり、俺はどう足掻いても勝ち組にはなれそうにない。
「いいえ、ここで合っています。私の持ち場はここです」
 彼女は突然すっくと立ち上がると眉を吊り上げ、殺気の篭った目で俺を睨み付け、ブーツの踵をガツンと鳴らして敬礼しながら叫んだ。
「邪神軍東京制圧吸精師団練馬区方面第二大隊所属第七女淫兵中隊第ミ=ゴ3574二等兵、僭越ながら貴殿を男と見込んでセックスバトルを挑みます!」
 俺はレバーを口の中でモシャモシャ咀嚼しながら彼女を見つめ、飲み込んでから言った。
「ごめん、もっかい言って」


174 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 19:00:35 ID:QYFdBv2r
ぐっふおぉ、もう投下した以上後には引けねぇのか。怖いスレだw
とりあえず今日はここまで、感想やら叩きよろしく(´Д`;)


175 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 21:34:53 ID:b+chwDS+
うーむ…BFスレに誘導した方がいいんだろうか…と思いつつ…

まあ、何だ…無理せずがんばれ…。


176 :名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 21:40:10 ID:mjTdiOc4
GJ!実にGJだ!すでにツッコミどころ満載wwオイシイ展開だ。

>俺がよく買う萌えフィギュアのように美しい。
私的にツボったwwwナイス表現!



177 :名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 01:33:43 ID:rEDkMNwi
あ、あらかじめ断っておくのを忘れたが、女淫兵ものには>>66が紹介してくれたスレの
「邪ネ申様テイスト」を全部入れないと負けかなと思っている。
みんな、避難するなら今のうちだ!……おう!

ということで開き直った。うん、もう俺は壊れたw
じゃ、日付が変わりましたので本日分投下して寝るお( ^ω^)


178 :名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 01:37:49 ID:rEDkMNwi
「邪神軍東京制圧吸精師団練馬区方面第二大……」
「いやそこじゃなくて、セックス何?」
「セックスバトルです! われわれ女淫兵の誇り高き戦い方です!」
 真面目そのものの顔で恥ずかしい事を言う彼女を見ながら、俺は考え方を改めた。
 どうやら彼女はデリ嬢ではなく、電波嬢らしい。
「そうか、そうかぁ。それは立派な事だなあ」
 適当に笑って話を合わせながら、俺はテレビのリモコンをとってスイッチを入れた。
 彼女はきっとストレスか何かでおかしくなっているのだろう。容姿も声も可愛いし料理も上手いのに、気の毒なことだ。
 料理も作ってくれたことだし、今夜一晩くらい泊めてあげてもいいかもしれない。
 いや、いっそセックスバトルも受けてみるか。せっかく挑まれちゃったんだし。
 そんな事を思いつつチャンネルを変えてニュース番組にしようとしたが、どうも変だ。
 どこの放送局も流している映像は一つで、しかも映っている場所はどうやら東京都内のみ。
『――繰り返しお伝えします。現在東京都内全域において、女淫兵と名乗る集団が出現し、次々と男性を襲っております。
 怪力のうえ、拳銃や武器が効かないため…えーただいま入ってきたニュースによりますと、警視庁が陥落した模様です。
 もう一度お伝えします、警視庁が陥落しました。なお首相は先程、非常事態宣言を発令し、都民の避難を……』
 女性アナウンサーが緊迫した声で延々と読み上げるニュースをバックに、灯台みたいのがくっついた警視庁ビルから煙があがっている。
 路上で必死に発砲を繰り返す警官を、いま俺の横に突っ立っているのと同じ格好の女性たちが押し倒してゆく。
 パトカーがひっくり返って炎上し、そこへまた別のパトカーが突っ込んで燃える。
 MP5A5を乱射するSAT隊員が女淫兵二人に飛びつかれ、武器とズボンを奪われた。
 と、ここで画面が激しく揺れて横倒しになり、音声が途切れた。カメラマンが押し倒されたらしい。
 次に写ったのは、画面いっぱいに淫蕩な笑みを浮かべる女淫兵の顔だった。
 息をするのも忘れて見入っていた俺はテレビを見て、横の彼女を見た。そしてまたテレビを見て、彼女を見てから悲鳴を上げた。
「ぬぅわんじゃこりゃあぁぁああああーー! くsあgfhtふじこ!」
 我ながら池沼すぎる。糞すぎる。
 俺はこんな恐ろしい事態が起きてるのにも気づかず、悪の軍隊にご飯つくってもらって喜んでたのか。もうアホかとバカかと。
 恐怖が一気に俺の背骨を駆け上がり、脳の中まで凍りつかせる。
(やばい、逃げよう!)やっぱり結論はそれしかない。が、ドアに向けて二歩もいかない内に、我が逃走は阻止された。


179 :名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 01:40:56 ID:rEDkMNwi
「逃がしません! たあーっ!」
 次の瞬間、俺は襟首を引っ捉まれて玄関前からベッドの上まで投げ飛ばされた。
 狭いアパートとはいえ随分と距離があるのに。ニュースで言っていた通り、ものすごい力だ。
 彼女は手早く俺の上にまたがり、待ちかねた恋人のような顔をして俺の服を引きちぎっていく。
 思わず恐怖で固まりそうになる頭を、俺は必死に回転させた。
(落ち着け、落ち着け、ここでパニクったら助かるもんも助からん)
 そうだ、なにも慌てることはない。
 どうせさっきまでその気満々だったし、相手が悪の戦闘兵だと解ったからといって、予定を変更する必要は全然ないのだ。
(それにしても、なんでセックスバトルなんだ? 別に格闘でも良さそうなものを……)
 ちらと浮かんだ疑問は、いきなり脳髄へ這い登ってきた快感の一撃で吹っ飛んだ。
 俺を裸にした彼女――ミ=ゴ3574二等兵だっけか? 製造番号みたいな名前だ――は、
 半立ちになっていた俺の肉棒を舐め回して喉の奥まで絡めとり、いとも簡単に全勃起状態までにもってきていた。
「うふっ、なかなか立派な肉槍持ってるじゃない。もうこんなにチンポ汁噴いて、射精したくてしょうがないのね!」
 言いながらひょいと俺の顔を跨ぎ、薄水色のTバックに包まれた自らの陰部を俺の口に押し付ける。
「私の淫唇もね、他の淫兵のバトル見て濡れ濡れなの。ううっ、貴方のいやらしい汁臭に私完全に発情してるわ!」
 微妙に意味のわからないセリフを口走りながら、彼女は俺の顔の上でプリンとした尻を振った。
 いきおい俺の唇と彼女の大陰唇がこすれあい、口の中にトロっとした愛液が入ってくる。
「うふ、淫槍の中一杯に淫欲ためて淫玉と一緒に淫股全部が沸騰してるのね!
 さあ、舌で私の股間をなぞって! 私の乳首もパンパンの勃起でプルプル言ってる……」
 どうでもいいが、この女はなぜいちいち状況を解説するのだろう。しかも言葉がやけにくどい。
 虹裏メイドの「くどいさん」と間違えそうなほどくどい。……やばい、よく考えたら俺はくどいさんが好きなのだ。
 いやもちろん嫁は逝きさんだが愛人にするなら絶対くどいさんであって、ちこいさんやめどいさんではないのだ。
 そう考えると解説も途端に素晴らしいものに思えてきた。くどくどしさマンセー!


180 :名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 01:49:30 ID:rEDkMNwi
 俺は舌に力をこめ、彼女の太ももをがっちりと腕でホールドしたまま『ズキュウウウン』と
ザクバズーカの発射音が出んばかりにメガトンパンチ級のディープキスを股布もろとも彼女の膣へ捻じ込んだ。
 大きめのクリトリスを弄びながら、それを二度三度と繰り返す。
 ――ズキュウウウン! ズキュウウウン! ズッキュウウウウーン! 連邦のMSは化け物かーっ!
「ぎゃひぃっ!」
 案の定、彼女の反応は素早かった。俺の陰茎を放し、上半身をのけぞらせ、
俺の与える快楽から逃れようと思わず身をよじりながらマシンガントークを繰り出す。
「ひぃあー信じられないっ! セックスラップ・パンティの上から貴方の淫ら過ぎる舌が私の淫膣壁を舐め回してこじ開けて
飛んで飛んで飛んで回って回って回ってもうこれだけで大往生しそうよっ! 欲しいのね!? そんなに私が欲しいのね!?
ああ〜ん、でも私は負けるわけにはいかないの! だって女淫兵だもん!」
 もうちょっと舌で鳴かせてみたかったのだが、それは彼女が許さなかった。
 俺の腕を半ば強引に引き剥がし、自身の秘所を俺の猛り狂った下半身へと持っていく。
「いい? セックスバトルは分かってるわね、先に戦闘不能になった方が負けよ。まずは軽く淫唇とペニスでフレンチキスするから……」
 上気した顔で説明する彼女の言葉が終わるのを待たず、俺は彼女の両太股に手をかけて腰を突き上げた。
「そんなの待てないね! いきなり根元までがいいんだい!」
 俺の〃ちょびっつ限定版ガレキ1セット〃を賭けてもいい。今夜の俺は最強だ。もう何て言うか負ける気がしねぇ。
 ああ、くどいのいいよ。古館ばりの解説いいよ。なんて素敵なんだ女淫兵。
 ズボッともズニュッポともつかない音が響き、俺は彼女の正中を貫く。
 一瞬口を開けたままポカンとした彼女は次の瞬間、自分の乳房を掴んで絶叫した。


181 :名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 12:37:34 ID:Ik9UVbdg
我が逃走吹いたww


182 :名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 23:11:21 ID:9DEXATYz
くどいのいいよくどいの


183 :名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 15:39:08 ID:+jGhcVQg
「きゃああああああはうーーっ! いきなり突っ込まれた! すごくゴリゴリの淫徳高いペニスねっ!
いやっ! ゴリゴリしたチンポが子宮の奥どころか淫核まで擦りまくって淫悦すごいわ! 私リアルファイトしてるっ!
そうよ、哀しいけどこれ戦争なのよね! ハアーンいいっこれは演習ではない繰り返すこれは演習ではないっ!
頑張れ私っ! でも気持ち良すぎる! 私の二段締め淫膣が効かないなんて想定外よ! すごいのね!」
 もう俺が口を挟む暇もない。真っ赤にした顔を上に向けながら髪を振り乱し、一方的に喚き散らす。
 ちなみに俺はパンティを突き破るつもりでそのまま突っ込んだのだが、彼女の薄水色のパンティは破れなかった。
 生地が陰茎にとりついて、コンドームみたいになっている。セックスラップとか言ってたから、これで正しいのかな。
 いいことだ。快感が抑えられればそれだけ長く楽しめる。
「あんっ、淫欲で淫茎に浮き出た血管が淫膣をゴリゴリと刺激してるのっ! セックスラップされてるのにすごい性感!
ああっもうだめ、もうダメ! 我慢できない、すごい、いく! いくイク逝く!」
 彼女の方はそろそろ限界のようだ。まだまだ楽しみ足りないが、とりあえず一足お先にイかせてあげよう。
 俺は彼女をぎゅっと抱きよせ、上の唇に優しく優しくキスしながら下の口に強烈なピストンをくらわせた。
「ひぎぃーっ、ああぁぁあぁぁああいくううぅぅううぅぅうううううーーーーっ!」
 天を仰ぎ、溺れてもがき苦しむように腕を振り回し、口をパクパクさせながら体を震わせ……そしてガクッと脱力した。
「ああ、そんな…私が……女淫兵の私がイかされた……」
 俺のほうはまだ満足してない。ここでやめてなるものか。
「まぁ〜だまだいくYOーーーー!」
 焦点の定まらない瞳で呆然と呟く彼女の左乳首を、俺は親の仇とばかりに吸い上げる。
 そして再び陰茎を、今度は前より長いストロークで出し入れし始めた。
「えっ、嘘!? まだイかないの? まだ蹂躙するの? いやっ、もうやめて! 私ヘンになっちゃう! あなた強すぎるのぉっ!」


184 :名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 15:40:12 ID:+jGhcVQg
 こればっかりは、神が止めろと言おうが仏が止めろといおうがやめられるもんじゃない。俺はますます動きを早めた。
 と、ここで妙なことが起こった。彼女のシャツがスルスルと上がりはじめ、肩のアーマーの中に収納されてゆく。
 パンティは横の金色の金具がひとりでに取れて、ファサッと落ちた。
「あ……!」
 その時、彼女はなんとも言えない表情になった。驚きと、哀しみと絶望と、諦めがないまぜになったような顔だ。
(畜生、なんていい顔するんだ!)
 俺は一度陰茎を膣から抜いてパンティを素早くどけると、生のまま挿入して出し入れを続ける。
「ひいぃっ、淫槍が淫膣直撃してるわ! いや! ナマはダメ! ナマだと感じ過ぎちゃうっ!」
 生だからこそいいのだ。おまけに怯えながらも――何を怖がってるんだ?――火照って快感に歪む彼女の顔は、ますます俺に火をつけた。
「うおりぃや〜〜〜! お前の淫らすぎる淫膣に俺のチンポドリルをドリリングだーっ!」
 彼女に影響されて俺の台詞にも矢追町とか入ってきたが気にしない。
「ひぐぅっ! やめてンッ、許してンッ」
「おらおらおらぁ!」
「ああーっ、逝くンッ、逝くンンッ、とっても逝くンッ! 死ぬンッ、私終わるンンッッ!!」
 下腹部に何かを感じたので見ると、彼女は失禁していた。尿かどうかは判らないが、ジョボジョボと透明の液体が出ている。
 彼女を見ると自分のお漏らしにも気づかず、小さく「いや、いやあ」と繰り返しながら膣をギュウギュウ締め続けている。
 これを境に、急に彼女は無口になった。
 そして彼女の胴体が、内側から白く発光しはじめた。蛍光灯どころの明るさではない。電圧をかけすぎた液晶テレビほどの輝きだ。
(もしかしたら女淫兵は、イカせすぎると爆発するのかもしれない……)
 そう思ったが、快楽に溺れる俺には最早どうでもいい事だった。彼女と一緒に吹き飛ぶなら、それも悪くない。
 俺はますます腰の動きを早め、とどめとばかりに光の速さで突き上げる。
「はああぁぁーーっ! ぎゃああああぁぁぁぁーー!」
 彼女の絶頂の声と一緒に眩い光が俺の部屋に満ち、俺は思わず彼女の乳に顔を埋めた。
「うおっ、まぶ(ry」


185 :名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 16:03:02 ID:+jGhcVQg
***
 シャワーを浴びて戻ってきた俺は、ベッドの上で背を向けたままぐったりしている彼女に声をかけた。
「君もシャワー浴びなよ。そのままじゃ気持ち悪いだろうし」
 タバコに火をつけて、冷蔵庫から出した麦茶をあおる。が、彼女の返事がない。
「どうしたの?」
 心配になった俺は灰皿にタバコを置いてベッドに近寄り、彼女を転がしてこっちに向き直らせた。
 彼女は目を見開いた無表情のまま、動かない。
「ちょっと、しっかりしなよ! 救急車呼ぼうか?」
 見開いたままの彼女の目が、ゆっくり動いて俺を見る。美しい唇が微かに動き、搾り出したような声が漏れた。
「……げ……て……」
「え?」俺はよく聞こうと、耳を彼女の口に近づけた。
「逃げ……て……。東京から……逃げて……」
 彼女の言う意味がまったく解らないまま、俺は彼女の体をゆする。
「おい、しっかりしろって! おい! 気をしっかり持て、傷は浅いぞ!」
 彼女がこの時浮かべた笑顔を、俺は生涯忘れない。ぜったい忘れることなどできない。
「……さよ……なら……」
 それが、彼女の最期の言葉だった。


186 :名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 16:04:08 ID:+jGhcVQg
***
 殺してしまった。俺は女をやり殺した。
 そのことだけが頭の中をぐるぐる回り続け、気がつくと俺は彼女の死体を風呂場へ運び、包丁でバラしていた。
 まさか性交バトルで正当防衛もないだろうし、警察に見つかるとヤバい。他の女淫兵に見つかると更にヤバい。
 それにしても女淫兵は、やはり人間とは違うのだろうか。切っても赤い血は出ず、代わりに白い液が出る。
 切断面はスポンジっぽい。たまにめり込んだ警察の銃弾とかも出てくる。銃が効かない筈だ。
 胴体中央部にドリアンみたいな形をした銀色のカプセルがあったので、そうっとリビングに持っていって開けてみた。
 中から出てきたのは、変な電子部品や基盤だった。……女淫兵はロボットなのか? 生き物なのか?
 いつの間にか窓の外が白み始めているのに気づいて、俺は慌てた。出勤時間が迫っている。
 さらに悪いことに、どこか遠くから野太い声とドアを叩く音がしてきた。
「警察です! 誰かいませんか、開けて下さい!」
 なんてこった、ポリが俺のアパートを巡回している! 俺は泡をくって中枢部を押入れに仕舞い、残りの解体作業を急いだ。
「警察でーす! 誰か生き残ってませんか、開けて下さい!」
 ちょうど黒のゴミ袋に死体を詰め込んでいる時、出し抜けにうちのドアが叩かれた。
 バラした腕で袋が破れそうになっていたもんだから、俺は焦りのあまりガキのようなことを言ってしまった。
「留守です、誰もいません!」
「いるじゃねえかよ! さっさと開けろこの野郎」とうとうドアが蹴破られ、警官が部屋に侵入してきた。
「警察だ!……おう!」
 その若い警官は俺と風呂場の惨状をみて、なぜか感激したような笑みを浮かべた。
「おう、生き残ってるな。よし!」警官は俺に手錠をはめた。
「何するんですか!」
「決まってるだろ!? お前を署まで連行するんだよ! うりゃ!」
 警官は俺を風呂から引きずり出し、尻を蹴飛ばして外に連れていこうとする。
        〔こんな場面で挿絵とか別になくていいです〕
「キャ!?」
「しょっぴくゼ!」
「やめて下さい、まだ俺服も着てないし! それに今から仕事が……あああああ!」
 俺は生まれてはじめて、パトカーに乗せられてしまった。しかもフルチンで。
(前編・終わり)


187 :名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 16:12:38 ID:+jGhcVQg
最後はネタとして↓を入れてみたーよ。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/...

しかし改めて自分の書いたの読み直すと、これはもう
「作者急逝により連載中止」にしたほうがいいかもわからんね。


188 :名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 19:45:47 ID:F/q2fSvb
屠り方がちょっと変わってる。
ヤッたら死ぬって勿体ない話だが『クレイバン』でもそんな女幹部がいたな…

お疲れ。そして中・後編を待ってるぜ!!!!!!!


189 :名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 23:51:21 ID:00hIOY6l
お馬鹿なノリながらもしっかりエロくてGJです


190 :名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 03:39:38 ID:U11MfSL0
>188 >189
ありがとうありがとう(つД`)
中編はエロい場面もやられもなくて普通だから、さらっと流してくれろ。


191 :名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 03:40:59 ID:U11MfSL0
 連れていかれた警察署は、某ゾンビゲー二作目に出てくる署そこのけの混乱振りだった。
 受付のお姉さん警官はずっと笑顔で歌いながらネギ振り回してるし、いい歳をした刑事二人が
「さいたまさいたまー!」とか叫びながら走り回っている。異常事態に対処しきれず皆がおかしくなっているようだ。
 そして俺はというと、なんとかトイレでパクったタオル一丁を腰に巻き、取調室に座らされて小さくなっていた。
 目の前には警官らしからぬアロハシャツの眼鏡デブが一人。こいつは絶対に現場職じゃない。人手が足りないのだろう。
「それで? レバニラ作ってもらってからどうしたの」
「だからさっきも説明した通り、テレビのニュースを見て逃げようとしてですね……」
 答えながら、しきりとペンを走らせるデブの手元をそっと覗いてみた。調書に変なことを書かれたらたまったもんじゃない。
 どれどれ……?
 ――女淫兵が『悪の軍隊参上』と言ったので、被害者は『俺の晩飯返せ』と言ったら、女淫兵はレバニラを作ってやって、
そして被害者はテレビを見たので、二人でセックルをした――
「幼稚園児の日記以下だな、あんたの文章」
 いい加減頭にきた俺が思わず突っ込むと、デブは苦虫を噛み潰したような顔で睨みつけてきた。
「なんだよぅ! こんな書類なんか、意味が通じればそれでいいんだ。おれはプロ作家じゃないぞ、文章なんか書けるか」
「いや通じてねえし。まったく意味不明だし。作家じゃないとか以前の問題だし」
 俺達はしばらく憮然とした顔でにらみ合っていたが、俺はふと気になって訊いてみた。
「ところで、俺が殺しちゃったのに……ていうか向こうが死んだのに俺が〃被害者〃なの?」
「当たり前だろ! あいつらは殺したほうがいいんだ。むしろその方が褒められるんだって」
「ひでぇな、警察が殺しを勧めるのか」
 正直、『殺したほうがいい』という言い草にはカチンときた。あんな可愛い彼女達を害虫みたいに言いやがって。
 納得できずに怒っている俺の前に、デブは取り出してきたファイルを置いて顎でしゃくった。見ろという意味らしい。
 不承不承ページをめくると、即身仏っぽいものの写真がいっぱい貼ってある。
「何このエジプトミイラ写真集」
「バッカおめー、そりゃ女淫兵に負けた連中の成れの果てだよ!」
「ハァ!?」


192 :名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 03:42:04 ID:U11MfSL0
 慌ててもう一度よく見てみると、確かにミイラは現代の洋服を着ている。誰もが苦しげな顔で息絶え、両腕を上に突き出していた。
「女淫兵はな、もし男が自分より先に絶頂に達したら、チンコから男の体液を吸い取っちまうのよ」
「そんな無茶な!」
「だろ? だから言ってるんだよ、殺したほうがいいって」
 そう言われても、にわかには信じられなかった。あんなに綺麗で優しい彼女達が……
 その時、取調室のドアがノックされ、スーツを着込んだお偉いさんらしい人が真面目くさった顔で入ってきた。
「あっ、室井管理官!」
 デブが慌てて立ち上がろうとして、机に出っ腹ぶつけて悶絶した。俺はゲラゲラ笑ったが、室井とかいうのはニコリともしない。
「ロビーまで来てテレビを見てみろ」
 それだけ言うと、ぷいと出て行ってしまった。俺はまだ痛がるデブに肩を貸してその後に続く。
 ロビーにはまともな警官と若干まともでない警官が集まり、ツルッパゲの老人がひたすら喋るテレビ放送に見入っている。
 画面に映っているのは本来なら〃笑っていいとも〃のスタジオの筈だが、フジテレビが占拠されたらしい。
 ピンクで派手なスタジオの後方には女淫兵がずらりと〃休め〃の体勢で整列し、手前に某作家よろしく軍服姿の老人。
『……であるから、我が手先、女淫兵にセックスバトルで勝てなかったものは死ぬべきだ。また彼等はただ死んで終わるものではない。
唯一邪神、クトゥルフ股介(またすけ)が狂気の渦に投げ込む者たちだ。理由は性的に軟弱なる男は死ぬべきだからだ。
今の日の本が腐っておる原因の一つ、それは性的に弱く、生物学的に劣った男どもが跋扈しているからに他ならない!』
「ああ、だからセックスバトルなのか……」
 やっと納得した。それにしても、セックスが弱いのは人間として劣っている証拠なのか? それならAV男優は偉いのか。
 俺の頭の上に飛び交う「?」マークを無視したまま、テレビ放送はまだ続く。
『日本、アジア、しいては世界を正し、かつ守ることができるのは、唯一邪神であるこのクトゥルフ股介しかいない!
従って、その第一段階として日本国首相の座にクトゥルフ股介がつくのを良しとせぬ者は悪人であり、
クトゥルフ股介が狂気の渦の中に投げ込む者だっ!』
「このフレーズ、さっきも使いませんでしたっけ。アホだなこのオジン」
 俺は横で固い表情をしているスーツのお偉いさんに話しかけたが、「静かに」と怒られただけだった。


193 :名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 03:45:48 ID:U11MfSL0
***
 やっと余っている警官の制服を恵んでもらった俺は、なぜかデブと一緒に大会議室に連れてこられた。
「えー、首謀者は自称・生物学博士で自称・コンピューター工学博士で自称・天才革命家の〃米田股介〃七六歳無職」
「自称ばっかりじゃんよ。終わってるな」
 また俺が突っ込みを入れると、会議室に山ほど詰め掛けた刑事の中から苦笑と失笑が漏れ、説明している刑事からは睨まれた。
「犯人は〃女淫兵〃なる無線型生体ロボットを使って永田町を初めとした都心部を襲撃し……」
「あれってやっぱロボットだったのか?」俺は横のデブに小声で聞いてみた。
「そう……とも言えないな。簡単に言うと、殺人ダッチワイフラジコンってとこかな」
「ラジコン?」誰かが動かしていた、という意味だろうか。
「つまりその……例えばお前が倒した女淫兵、あれは一人の個体だと思ってるだろ」
「うん」
「ところが違うんだな。お前さ、携帯用ソフトとかで見たことないか? 画像に向かって言葉を入力すっと返事してくれるやつ」
 そういえば覚えがある。あらかじめ登録された辞書の中から、こちらが入力した言葉に対応した反応を返す自動応答式ロボットだ。
「……つまり?」
「つまり、あいつらは個体ごとに思考して動いてるわけじゃない。そんな能力もないし、もちろん個別の人格もない。
あいつらを動かしているのはどっかに設置された、たった一つの巨大なマザーコンピューターで、
それを破壊しない限り何人倒そうが無駄ってことさ」
 俺も技術職の端くれだから、デブの話はよく理解できた。納得できるかどうかは別としてだが。
「なるほど、無線で動くラジコンだとして……素材は何を使ってるんだ?」
「粘菌の一種を特殊加工したものらしい。人間の筋肉と同じように、微弱な電気信号で動くんだ。だからバッテリーも小さくてすむし……あ」
「うん? あ……」
 気がついてみれば、俺達の声は会議室中に響き渡っていた。刑事達が皆こっちを向き、しきりと頷いたり「へぇー」等と言っている。
 プレゼン用スクリーンの前にいた刑事が、ものすごい顔で俺達を睨みながら吐き捨てた。
「ご丁寧に説明してくれてどうもありがとう。もう俺が解説することは何にもないよ!」
***
 その後俺が連れてこられたのは、署の地下奥にある武器庫だった。
「ちょっとこれを着けてみてくれ」
 そう言われて渡された仮面ライダーの変身ベルトのようなものは……まんま変身ベルトだった。
 スイッチを入れると、ベルトから這い出た光がたちまち俺の手足を埋め尽くして覆い、格好いい強化スーツになってゆく。
「うわ、すげえ! これはどういう仕組みなんだ?」
 ベルトから出てきた虫っぽい顔のヘルメットだけ脱いで訊くと、デブはこともなげに説明する。
「これ本当は自衛隊用に開発された量子格納式防弾・強化ロボットスーツなんだけど、警察は使えないんだよね」
「警察が使えないものを、一般人の俺が使っていいのかな」
 試しに足踏みしてみると俺の脚は信じられない速度で動き、パンチを繰り出してみると自分で自分の拳が見えない。
「仕方ないさ。法整備がまだ完全じゃなくて〃とりあえず警察はダメ〃って事しか決まってない。
だから今朝から、あんたみたいに女淫兵に打ち勝てたスケベ男を捜しては連れてきてたんだよ。捜査協力費もかなり出るから、いいだろ?」
「なるほどねえ……っていうかスケベ言うな。これで女淫兵をバッタバッタとなぎ倒せばいいんだな?」
 すっかりライダー気取りになった俺がジャブを繰り出していると、デブは微妙な笑い方をしながら言った。
「あーそれなんだが……格闘で倒すはやめたほうがいい」
「は?」
「そのスーツはマグナム弾も防ぐし、十トンの衝撃にまで耐えるけど……女淫兵のキックは、分析だと最大威力が十一トンなんだ」
 じっとりした目で睨む俺の視線に臆したか、デブは慌てて補足した。
「いやっ、でもな、そのスーツ専用のいい武器があるんだよ。俺がふざけて作ったんだけど、こんな時にはぴったりだ」
 ロッカーからバックパックを出してきて、俺の背中に装着した。
「ほら、オプションの〃ハイドラ触手〃だ! スーツと同じ脊椎神経スキャンで思うままに動くからな。ちょっと動かしてみろ」
 そう言われても、具体的にはどうしたらいいのかさっぱり判らない。「えーと……」
「なんかこう、エッチなことを考えるんだよ!」
 とりあえず俺は、アドバンサー・ティナを思い出してみた。あの場面を想像すると、微妙な興奮に反応して触手がニュルリと動き出す。
「お、動い……あぎゃーっ、なんじゃこりゃーっ!」


194 :名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 03:46:52 ID:U11MfSL0
 途端に肛門を何かに貫かれ、俺はケツをおさえて絶叫し、前のめりに倒れた。
「ああ、触手の受ける感触は電気信号に変えられて、スーツ内の前立腺に差し込まれた棒から快感がフィードバックされるからな」
「なんでだよ、別にただの触手バイブでいいだろうがよっ!」
 涙目で抗議する俺の顔を、デブは近寄ってきて不思議そうに覗き込む。
「なんで? なんで? 快感は、あったほうがいいと思うけどなあ……あったほうがいいよぉ」
 眼鏡の奥で目をパチクリさせる奴の顔を見て、俺はもう一切の文句を諦めた。
「うん、じゃあ逝こうか……」
「おう、おれも技術サポートとして一緒に行くからな」
 あっけからんと言い放つデブを、俺は今度こそ理解不能の目で見つめた。
「ハァ?」
「そのスーツは試作品なんだよ。お前が死ぬのはどうでもいいが、スーツが壊れたら大変だ」
 笑顔からして悪気がないのは判っているが、どうにもこうにもムカつく男だ。今日は厄日か?
「一応、名刺渡しとくわ。おれ、こういうもんだから」
 得意げに渡された名刺には『警視庁サイバー課 二羽 比沙男』と書いてあった。
「ふぅん、あんた『ふたば☆ピザお』って言うのか」
「なっ……」ピザ男は一瞬絶句したあと、顔を真っ赤にして怒鳴った。
「おおおれは『にわ ひさお』だよっ! 誰が双葉のピザだ、誰が! ぶるわあぁぁああああぁぁ!!」
「だってピザじゃん」
 知らない人のために説明すると、最近はデブのことをピザと呼ぶのだ。ピザばっかり食ってそうなのが由来らしい。
「よろしくな、ピザ男」
「ヒサオだっちゅーの!」
(中編・完。やられと関係ない場面ばっかりでスマソ)


195 :名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 03:57:42 ID:U11MfSL0
うわ、投下の区切り間違えてら。おれアホス。

クレイバンの作者様に、厚かましいお願いがあります。
どうか少しだけダークキッドをお貸し願えませんでしょうか。
この主人公だとエロ屠りしかできませんが、彼ならマジやられができます。
決して悪いようには書きませんので、どうか御一考のほどをお願い申し上げますm(__)m


196 :名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 12:02:34 ID:yr5o2q/G
やられ関係なく笑えたww
もうすでに唯一神とか柳葉t…室井さん使ってるんだし、
名前と設定を改ざんした形での 無 断 借 用 を決行すべ……


――>>196は腹を掻っ捌いて死ぬべきだ。
また、これまでさんざんパクってきた連中の手で煉獄の炎の中に蹴り落とされる者である。


197 :名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 15:16:28 ID:U11MfSL0
>196
あっ、兄貴ぃぃいい〜〜!


198 :名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 21:40:06 ID:tN/v+EQ2
邪ネ申ネタとクトゥルーを混ぜるとは思わなかったw
そうか、ユゴスの菌類なのか…

ダークキッドに関しては>>196に同意


199 :名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 00:47:57 ID:fntPF0Fw
hosyu



200 :名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 01:44:20 ID:4QMBXTYw
うーん、どうもクレイバンの作者さんはこれ↓の真っ最中らしいしなあ。
ttp://grugru.mine.nu/image/yukarin_m.wav
別に「どうしても貸して貰わないと書けない」って訳じゃないんだけど、
やっぱ気分的にカッコイイ場面にはカッコイイ人が欲しいわけでw
俺の作った「なにそれ?」みたいな亜流キャラでは出せない味ってのもあるし。
その辺は俺の「即興でも魅力的なキャラ作成力」の不足なんだろうな……(´*` )

まあいいや、許可頂けるまでギリギリな場面まで書き進めます。
>199
ホッシュお疲れ様です。


201 :クレイバンの人:2006/08/11(金) 02:25:05 ID:wgNruKZ7
あの、本当にリアルが忙しくちょっとしばらく適当にしか顔出せないです。
あのダークキッドその他適当に使っていただいて構いませんので、SS頑張ってください。
コメディながらも悲しくイって死んんじゃったのが、かなりよかったです。


202 :名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 03:05:52 ID:4QMBXTYw
クレイバンの作者様キターー(゚∀゚)ーー!!
ありがとうございます、このご恩は必ず返します!
あと身に余るお言葉まで頂けて木に登ってしまいそうですw
お忙しいところを呼びつけてしまい、本当に申し訳ございませんでしたm(__)m

という事で調子にのって、一気に登場シーンまで!
……と思ったけど、書いてるうちに眠くて誤字が多くなってきた上に明日早いので、
相変わらずアホな場面でひとまず寝ますw


203 :名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 03:10:57 ID:4QMBXTYw
◆8月11日/東京/捜査割当地域:六本木周辺
    主人公「俺」こと『坂下 祐樹』
 終了条件1:女淫兵の全滅
 終了条件2:謎の味方との邂逅

 機動隊の装甲車で連れてこられた六本木は、もはや俺がよく知っている場所ではなくなっていた。
 繁華街はゴーストタウンさながらに閑散とし、人々は屋内に閉じこもっている。衝突した車が火災を起こしているのに、消す人もいない。
「車で進めるのはここまでです、あとは徒歩でお願いします。じゃ、頑張って下さい」
 機動隊員はそういい残し、装甲車を乱暴に運転して逃げるように去っていった。
「ひでぇ有様だな、まるで紛争地帯だ。日本でこんな事が起こるなんて……」
「ああ。永田町のあたりはもっとひどいらしい……」
 乗り捨てられた車が散らばる通りには、夏の太陽が空しく照りつける。俺達以外に動くものはない。
 枯れた倒木のようなものがあったのでよく見ると、それは干からびてミイラにされた黒人だった。
 地面には、剥がれた爪から出た血で書いたダイイングメッセージが残されている。
〃ニーホンジンノ セーヨクハ イジョ〃
「お、おい、あれ見てみろよ」
 ピザ男が俺の肩を叩くので振り返ると、一ブロックほど向こうの路地に誰かいる。倒れたホスト風の男と、その上で激しく腰をふる女淫兵。
 その周りでは別の女淫兵二人がクスクス笑いながら、哀愁を漂わせて苦しそうに喘ぐ男を見下ろしている。
「あああ、お、おれはもうダメとです……至福の中で死ぬとです……熊本のおかあさ〜ん」
「あははっ。顔がよくてもコッチのほうは全然ダメね、情けない男! この女淫兵中隊ディープワン427上等兵のナカで死ぬがいいわっ!」
 バトル中の個体ともう一人は、俺を襲った彼女と同じショートヘアで服も同じだ。これが一般兵タイプなのだろう。
 だが他の二人を一歩引いたところで見ているのはポニーテールで、プロテクターやブーツなどが青い。こっちは指揮官クラスだろうか。
「出番だっ、いくぞ!」
 ピザ男の掛け声を皮切りに、俺は走り出した。
「待てぇーーーーい、そこまでだっ!」
 叫びながらジャンプし、カッコよく放置車の上に降り立つと左腕を引き、真っ直ぐ伸ばした右の人差し指をびしりとつきつけた。
「お前達っ、いい加減にしりるれ!」
 やばい、噛んだ。


204 :名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 03:13:26 ID:4QMBXTYw
「なんだお前は!」
 強化スーツに覆われた俺の姿を見て、ホストに跨っていた女淫兵も立ち上がった。ようやく解放された男はいざりながら逃げていく。
「ああっ、助かったとです!」
 よく見るとあのピン芸人じゃなくて、真似して稼いでるだけの人だったようだ。
「この俺がいる限り、お前らの好きにはさせん!」
 さっきの失敗台詞をカバーすべく、俺は精一杯格好をつけてポーズをとる。そして今度はうろつき童子を思い浮かべた。
「むんっ、触手展開っ!」
 俺のバックパックから伸びる無数の触手マニュピレーターが、臨戦態勢をとっている彼女ら目掛けて一直線に伸びる。絡めとる!
「きゃあっ!?」
「ひい!」
「あわわっ!」
 まずは手足の自由を奪い、オッパイをムニョムニョムニョムニョムニョムニョムニョムニョムニョムニョと刺激した所でおもむろに三人を持ち上げる。
 初めは大の字で空中に持ち上げ、おもむろにパンティの上から局部をこすると、三人は激しい喘ぎ声を出し始めた。
「ふぉっほーーう! ケツ穴は痛いがそれ以上に気持ちいいぜ!」
「あ、おい!」
「なんだよぅ、今いいとこなのに」
 ピザ男に話しかけられてムスっとしながら振り向くと、奴は目を三角にしながら念を押す。
「楽しんでばっかりいるんじゃねーよ。マザーコンピューターの位置を聞き出せって!」
「あ、そうか」
 言われてやっと思い出した。女淫兵征伐だけでなく、捜査のお手伝いもしないといけないのだ。でないと捜査協力費が貰えない。
 俺は全身に力をみなぎらせ、いよいよ三人の性器へ突入を開始した。
「うぅおおおおおおお!! マザーーーーッ! マザーはどこだ! ムァザァーーーー!!」
「お前それ、なんか別のもんになってるYO!」


205 :名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 21:51:00 ID:1jxws3Tl
ディープワンで気付いた。兵士の名前もクトゥルフ繋がりかww
ミ=ゴも神話に出る菌類の名前だったとは知らなかった。

触手というと俺もうろつきとか淫獣シリーズとかになってしまう…
ゴジラvsビオランテも触手モノだぜ!(わりと本気の眼差し)


206 :名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 04:42:45 ID:Nqi0NlZV
ハイドラ触手はハイドラショック?
いろんなネタてんこもりだな。


207 :名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 19:38:05 ID:C6WSI+TR
暑さと忙しさで執筆スピード&まとめ力ガタ落ち……スマソ
>205
うん、あれ普通に触手だよな(真顔)
ちなみに最初の彼女を含めて番号がゴロ合わせになってたりする。
>206
細かいとこまで気づいてくれると嬉しいw


208 :名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 19:38:40 ID:C6WSI+TR
 後ろでピザがなんか喚いてるけど気にしない。俺はじっくりと出し入れしながら〃取り調べ〃を続ける。
「さあ言えっ! マザーコンピューターはどこにある!」
「あぐっ! くっ、くそうっ、言うもんかっ!」
「こ……この程度で我ら女淫兵が口を割るとでも思って……あああん!」
「ひいぃん! 私の淫膣っ、私の淫膣が触手に奥までバッコルムバッコルムされてアヒン!」
 三人目のやつはセックスバトルの最中だったものだから、既に感じすぎて意味不明なことを言っている。
 さすがに三重奏で喚かれるとワケがわからんので、俺は触手を下っ端二人の口に突っ込み、ちょっとだけ偉そうなポニテ隊長のみ喋らせた。
「むぐーふ、むぐっぐー!」
「ふんむぅぅぅぅー!」
「お前は多少偉いんだろ。どうだ、マザーの位置を吐いてくれれば、部下ともども助けてやってもいいぞ」
「ううっ、そんな……!」
 と、隊長の両脇で快感に悶える部下が同時に、頭を激しく横に振り出した。
「むぐぅ、ふんぐぅー!」
「ふぁいふぉお、はめへふー!」
 ポニーテールを揺らして快感に体をくねらせながら、隊長は観念したように。
「……ほ、本当に……知らないん、ですぅ……私みたいな…ハァン…ただの中尉には…ヒンッ!…何も知らされてなくて……」
 多少がっかりしたのは事実だが、俺にしたって最初から簡単に行くとは思っていない。
「そうか、悪かったな」
「ああっ、それよりトドメを……トドメを刺して下さいーーッ! も、もう感じすぎて苦しいですっ! お願いとどめを!」
 白目をむいて懇願しはじめたポニテ隊長は、いつの間にかコスチュームが解除され、ブーツとプロテクターだけの姿になっている。
 他の二人も同様で、口から触手を抜いてやると、涎を垂らして舌をまろび出させながら叫ぶ。
「たっ、隊長が逝くなら私も逝きますぅううっ! 私達、どこまでも一緒ですぅっ!」
「ああぁ〜、ダメもうダメ、もう限界! 邪神様お許しをっ、私やられちゃいますううぅぅ!」
 少し悩んだ末に、俺は覚悟を決めた。拘束用の触手を多少ゆるくし、逆に女性器へのピストンを最大にする。
「くらえ触手奥義、〃女王蜂大往生〃ォーーーッ!!」
 ちなみに技名はついさっき考えた。適当な奥義ではあったが、三人は獣のような断末魔をあげながら身悶える。
「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーッ!」
「アキャアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーー!!」
「グエエエエエエエエーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」
 彼女達は眩く発光し、股間から冷却水――だと聞いたがやっぱり小便ぽい――を激しくほとばしらせた。
 そしてひときわ大きく輝いたあと、ふいに灯りがパチンと消えて、俺の触手にずしりとした三人分の重みがのしかかった。
 何も悲しむことはない。彼女達は望みどおり、三人一緒に息絶えたのだ。そう……悲しむことはない。


209 :名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 19:40:36 ID:C6WSI+TR
「はあ、はあ、はあ……」
 俺は荒い息をつきながらも三人の骸をそっと地上へ下ろし、歩道の脇に並べてやった。
「おいっ、大丈夫か!?」
 ピザ男が駆け寄ってきて、路上へ崩れかける俺を立たせようとする。
「だ、大丈夫なわけないだろ。一度に三人と……セックスしたんだぞ。ちょっと休ませてくれ」
「あ、ああ、そうだな。スマン」
 ピザ男は俺のヘルメットを脱がすと、背負ってきたザックから冷えたウーロン茶のペットボトルを出してきてくれた。
「お疲れさん。ほら」
「ありがとう」
 さっきまで俺が踏み台にしていたクラウンのドアを開け、俺が後部座席に、ピザ男が助手席に座ってしばしの休憩をとる。
「それにしても……」
「ん?」
 ウーロン茶を飲み終わった俺はタバコをふかしながら、物言わぬ女淫兵たちを見ながら口を開いた。
「なんで彼女達は、逝く寸前に光るんだろうな」
「うーん」
 ピザ男は首をかしげながら、俺と同じように女淫兵の死体を見た。二人の間に沈黙と、タバコの紫煙だけが流れていく。
「……ホタル、かな。ホタルが光るのは、求愛のためなんだ。
何年も幼虫で過ごして、成虫になると一夏だけ光って交尾し続けて……死ぬ」
「ふうん。じゃあ、彼女らも似たようなもんなのかもしれんなあ……」
 そのロマンチックな思い込みによる静かな雰囲気は次の瞬間、最悪の形で裏切られた。
「こっちです! 確かにこっちで光りました!」
「本当なの? 見間違いじゃないでしょうね」
 女淫兵が交わす会話と、バラバラと大勢が走ってくる音が急速に近づき、俺とピザ男は慌てて立ち上がった。
 向かいのビルの間から、俺達の後ろの建物から、横の路地から、ぞろぞろと女淫兵が集まってくる。
 あれよあれよと言う間に、俺とピザ男は女淫兵の大軍に取り囲まれた。その数、ざっと五十人以上。
「なるほど。何のために光るのか、よーくわかった……」
「初日でいきなりアレだけど、これはもうだめかもわからんね……」


210 :名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 20:13:50 ID:xHslOiKb
バッコルム の検索結果 約 2,240 件
アヒン の検索結果 約 507 件
バッコルムされてアヒン の検索結果 約 8 件

おそるべしバッコルム…ッ!


211 :名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 21:06:39 ID:C6WSI+TR
うわお、なんか途中で変になってる文とかあって恥ずかし杉。
焦ってるとダメだな……(´・ω・`)
>210
いや、マジで検索したあんたの方がすごいw


212 :名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 12:22:25 ID:ENU8KppL
なんか80年代のロボットアニメのメカっぽい名前だな>バッコルム


213 :名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 02:50:09 ID:Y4aFqiJf
 だが、神は俺を見捨てなかった。俺がいよいよ死を覚悟した時、どこからか男の声がふってきたのだ。
「手こずってるようだな」
 周囲を見渡すと、いつの間にかバーの屋上でネオンサインに片足をかけ、俺たちを見下ろしている奴がいる。
 夏だというのに喪服みたいに真っ黒なシャツで、汗もかかずに太陽を背にして立っている。
 髪の毛は染めているのか元からか知らないが、白に近い銀色だ。顔はよく見えないが、それでもかなりの……
「ウホッ、いい男」
 新たに出現したその男を見て、女淫兵たちは俺をターゲットから外した。
「むっ、新手か!」隊長の一声で一斉に格闘の構えをとり、バーの屋上の男に向き直る。
 男はそれに動じることなく、ポケットに手をつっこんだまま、すっと両目を瞑った。
 病人かと見まごうほど白い彼の頬を、右目から流れた血が一すじ落ちてゆく。
 そして次に彼が両目を開けた時、彼の双眼は真っ赤に染まっていた。黒目も白目もなくなった、恐ろしいまでの真紅だ。
「チャージ・フルスペック」
 彼が小さく静かに呟いた瞬間、体からカッと閃光がほとばしる。次の瞬間、そこには真っ黒な強化スーツに身を包んだライダーが立っていた。
「なんでだ? 変身ベルトもしてないのに!」
「改造人間なのか!? ……それにしても、あれはもしかして……」
 驚く俺とピザ男の前で、漆黒のライダーは屋上から跳んだ。一陣の黒い旋風と化した彼は、急降下して立ち並ぶ女淫兵の間を駆け抜ける。
「あっ!」
「えっ!?」
 彼が通り抜けた所に立っていた女淫兵が驚きの声を上げ、彼女らの腹部には見る間に横一文字の線が現れた。
「あっ、あっ、ああああああ!」
「いやあああああああ!」
「うっ、うわああああーーっ!」
 十人あまりの上半身が悲鳴をあげながら地面に落ち、残った下半身からは露出した中枢部の機械がショートして青白い炎を上げる。
 道の反対側で止まって向き直った彼を見ると、右手がもはや人間のものではない。
「なんだあのでっけえ剣! ガッツの持ってるやつか!?」
 ピザ男が汗を拭いながら眼鏡をかけなおす。「マジで〃ドラゴン殺し〃みたいだな」
「おのれ、よくもっ!」
 すかさず近くにいた一般兵が左側からパンチを繰り出すも、彼はそれを軽くのけぞってかわすと、左手で彼女の顔面をがっしり掴んだ。
「うっ!? あ……が…ひぐっ! ひいっ!」
 メキメキ、ゴリゴリと嫌な音が響き、掴まれた女淫兵の頭部が歪んでいく。やがて顔と同じく歪んだ悲鳴を残して、彼女の頭は砕け散った。
「ひぶあぃやぁっ!!」
 脳部分に入っていた小型カメラや無線受信部が白い体液と共に飛び散り、首無しの彼女はギクギクと奇妙なステップで数歩歩いて倒れた。
「小癪な! 全員まとめてかかれ!」
 士官タイプの隊長が号令を下すと、残った女淫兵が一斉に彼目掛けて飛び掛った。が、それでも彼は動じない。
 軽くスウェーバックすると右隣に路駐してあったベンツの後部バンパーに足をかけ、思い切り踏みつけた。
 手綱を引かれた馬よろしく直立したベンツを壁にして右からの突撃を防ぎ、左方に向けてでっかい刃物の右腕をなぎ払う。
「うぐ!」
「があっ!」
 断末魔を上げられたのはまだラッキーな方で、殆どの女淫兵は何が起こったか理解する間もなく首をすっ飛ばされた。
 息絶えて立ちすくむ左前列を放置したまま、彼は戦列中央へと一気に飛んだ。着地と同時にぐるんと一回転し、黒い竜巻を引き起こす。
 周囲の女淫兵が声もなくバラける頃には、命令を下したポニテの隊長に向かって一直線に突進していた。


214 :名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 02:57:09 ID:Y4aFqiJf
「ひ……ひい、ひいいいいっ! 来るなぁ!」
 恐怖に声を上ずらせながら、小隊長が右足を高くあげて連続キックを繰り出す。
「このっ! 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねしんじまえーーーーっ!」
 警察の分析によると、女淫兵のキックは一平米あたり十一トンもの威力がある。それは俺も聞いた。
 危ないと思って助けに入ろうとした俺達は、だが、さらに信じられない光景を見せ付けられた。
「うわ! あいつ、クロスさせた腕だけでキックを防いでやがる!!」
「ありえねーーーーッ!! なんだよアレ、俺の強化スーツより頑丈じゃんか!」
 ついでに言うと、俺とピザ男はすでに格闘漫画などで言うところの〃驚き解説要員〃に転落したっぽい。
 ガガガガガガガガガと物凄い勢いで当たるキックを受けて一歩も引かず、彼は隙を見て隊長の背後に回った。
「ああっ!?」
 ちょうど右へハイキックを出していた隊長は避けることもままならず、股間と左肩を掴まれてヒョイと持ち上げられる。
 次の瞬間ぐるんと空中で回され、彼女の天地は逆転した。そして股間を鷲掴みにされたまま、脳天から地面へ叩き付けられた。
「メメタァ!!」
 肩まで道路に埋まった隊長は、空に向けた長い脚をむなしくバタバタさせていたが、
やがて水飲み場のようにジョロジョロと冷却水を吹き上げると、ポウッと光って動かなくなった。
「何なのこいつ! いやあー!」
「うわああああ! 助けてー!」
「あっこら、逃げるな!」
 残った一般兵は隊長がやられたことで怖気づき、背を向けて逃げてゆく。もう一人の士官が止めるのも聞かない。
 黒いライダーは、逃亡を図った連中にも容赦しなかった。
 ダッシュで追いかけると、彼女ら目掛けて道の真ん中に放置されていたエスティマを蹴り飛ばしたのだ。
 サッカーボールよろしく跳んでいったエスティマは、逃げてゆく彼女らの背中に激突した。
「ヘギョミツ!」
 哀れな悲鳴を上げた彼女らはそのままビルと車体に押しつぶされ、あえない最期をとげた。その一秒後、追い討ちとばかりに車が爆発する。
 彼が現れてから、わずか十五秒。残った女淫兵は、ポニテの士官ただ一人。
「どうした、逃げないのか」
 炎と黒煙をバックに話しかけながら、彼はゆっくりと残った一人に近づいてゆく。
「ううぅっ……くそっ、卑怯者! なぜ貴様は邪神様のご意思通り、セックスバトルで戦わない!」
 女淫兵士官は歯噛みしながら悔しがり、彼に指を突きつけて罵った。
「貴様、さては短小なんだろう! それともインポか!? いずれにしても邪神様の下で生きる価値のない男だ!」


215 :名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 02:59:33 ID:Y4aFqiJf
 漆黒のライダーは立ち止まり、呆れたように天を仰ぐ。俺はこの時、彼がヘルメットの中で嘲笑うのを感じた。
「ふん。そんなに言うなら、ちょっとだけ付き合ってやろう」
 言うが早いか空中へ軽々とジャンプし、再び俺の視界で捉えた時には士官のすぐ後ろに立っていた。
「あ!?」
 慌てて振り返ろうとする彼女の左の乳房をがっしりと掴み、普通の腕に戻した右手をパンティの中に滑らせる。
「あっ、うっ、は……」
 思わず前屈みになろうとするのをオッパイで引き戻され、彼女はがに股のまま股間をいじられて、次第に感じてゆく。
「ううっ、ひっ!? ああ、そんな……そんなぁ、指だけでッ……!!」
 グチュグチュと愛液のかき回される音が大きく響き、彼女のブーツの足はガクガク震え、息遣いも荒くなってきた。
 たちまち絶頂へ向かって追い詰められてゆく女淫兵士官とは逆に、ライダーは怒りを込めた声で静かに語りだす。
「俺はな、お前らの言う理想なんか大嫌いだ。『美しい方が優れている』とか『強い者こそ優れている』とか、結局は選民主義を持ち出してくる。
下らないんだよ、うんざりなんだよ! 貴様らはどうせ、自分のせいで傷ついて死んでいく人間の事なんか考えないんだろうな!」
 怒気を強めながら、彼は指に力を込めて次第に愛撫をいっそう早めた。
「くうぅっ! つ、強い男だけの世にするのが何故悪い…ハァン! お、憶えていろっ、必ず私の仲間がお前を……あふっ!」
 女淫兵が意味のある言葉を喋れたのはそこまでだった。大きめのクリと乳首をゴリゴリ摘み上げられ、舌をとび出させて悶える。
「ファー、ブルスコ……ファーブルスコ……ファーブルスコファー」
 ライダーはキモくなったのか飽きたのかは知らないが、彼女が光りだしたところで愛撫をやめ、首にチョップを食らわせた。
「モルスァ」みたいなことを言いながら凄い勢いで飛んでいった彼女は、バーの壁に人型の窪みを作って半分めり込んだ。
 壁の破片を落としつつ自分の体を壁からひっぺがし、ヨロヨロとこちらへ寄ろうとするも、彼女はピタリと動きを止める。
「お……おっ……」
 目を一杯に開け、内股で立っているのがやっとという感じだ。着衣――といってもパンツだけだが――のまま冷却水を垂れ流し、
やがてゴボッと自らの白い体液を吐く。ゆっくりと前のめりに倒れ、尻を高々と上げたまま地面に沈んだ。
 なんと、彼女の体は巨神兵よろしくドロドロと溶けてゆく。あまりに強い衝撃を受けた為、菌同士の結合が外れてしまったのだろうか。
「フン、所詮は大人の玩具か」
 シュッと音がした後、ライダーは元の姿に戻っていた。あれだけ暴れたのに変化はなく、髪型の乱れもないし汗もかいていない。
 そして俺とピザ男は、もはや解説要員の役すらできなかった。驚きでまともな言葉が浮かばないのだ。
「すっ……Sugeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!」
「つっ……Tueeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!」


216 :名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 03:06:05 ID:Y4aFqiJf
ダメだ、せっかく貸してもらったのに全然カッコよく書けてない(´・ω・`)
結構マジで料理したのにな。しかもまた誤表現がそのままで鬱。
>212
あのスレで「乙バッコルム、バッコルム!」って書き込みを見た時は、
俺も何のことかさっぱりわからんかったよw


217 :名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 09:56:14 ID:0/GkxLNS
ちょwwww女淫兵の中身ファービーかよ!
あの玩具はやっぱり邪神の使いだったんだな。
ずっと前からそうじゃないかとは思ってたが…


218 :名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 13:20:11 ID:0/GkxLNS
今日もTVを見ながらPCで遊ぶ日々。若きニート男は某ブログ掲載の『○菜レイ○ー』で爆笑していた。
その時、天井がミシミシと悲鳴を上げ始める。ラップ音かと思った直後、
「邪神の呼び声により悪の女淫兵、推・参!」
ドッギャア!天井を破って降って来た恥ずかしげな格好の女が俺のPCを踏み砕いた!
(※ これは2次創作です。暑さで逝っちゃった男の散文と思ってくだせぇ!)

ついでに『隣の部○の○女』攻略中だった携帯がばらばらになった!
「私は邪神軍東京制圧吸精師団以下略!貴方にセックスバトルを申し込むわ!」
愛しの自作パソコン2号機は愛する携帯(プレシャス)と共に稼動後わずか半年足らずでこの世を去った。
だが突然現れた半裸同然の女に俺の視線はKUGIDUKEだ。色気は絶望に勝るのだ。
「KUGIDUKE?…釘デューク?」「釘づけっ!」
思考を読まれた!?読心術か!?こやつ何者ッ…!
見た目はどう見ても下着姿。しかもコスプレっぽい。配色は白黒基調。これなんて手抜き?
おかっぱな髪も垂れ気味な瞳も黒だ。体格はキュ・キュ・キュ。うはwwwショボイwwww
「だれが貧相よ!ウェストは文句無いでしょ!?」「心を読むな!そして、無い胸を張るな!」
控えめに過ぎる胸を突き出して威張る珍入者…もとい闖入者に思わずツッコミを入れてしまう。
これも生きる者のサガか・・・
「失礼ね。女は胸の大きさじゃないもん!…時間が惜しいわ。早速勝負よ!」
「是非も無しか!俺の絶倫を見せてくれる!」
こうなったらヤケだ。なんかニュースで騒いでるが俺の耳には入らない!
イッツティータイム。ナウゲッタチャ〜ンス。ヤーノットギルティー。
「喰らえ俺のサイ○ガン!曲げて撃つこともできr……ルゥおおおおおあああぁぁぁぁあ!?」
俺は誘ってくる女淫兵とやらのヘヴンズゲートに向けていきり立った息子(マイ・サン)を突き入れた。
だが入れた途端…途端…とたん…と、た……んんんん―――――――………気持ちいい〜。
「はやっ!早いよこの人!」

今ココで明かされる衝撃の新事実!その答えは60秒後!チャンネルはそのままで!

(―――60秒後…)

「この男、早漏だわ」
サイコ○ンから全ての生気を吸われ現代のミイラと化した男を眺めながら女淫兵(名前未設定)は呟いた。
試合時間、たったの5秒。記録的早さで男は"達して"しまい、それが命取りとなった。
享年18歳。遺言は「ツンデレの時代は終わった。これからは『素直ヒート』の時代が…ああ…」だった。

馬鹿を始末した淫兵はTVに映る喧騒に一瞥をくれた後、次の獲物を求めて走り去っていった…


219 :名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 13:27:32 ID:0/GkxLNS
ヤッチーマッター!(KILL BILL風)
しかも(※)の辺りが変な位置に移動してるし('A`;)

頑張れ>>216氏(作者さん)!!応援してるぜ!
あ、残った兵士は好きにしてくれておk。


220 :名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 17:42:03 ID:Y4aFqiJf
>217
うはwGJGJGJwwつか主人公やられてカワウソスw

あくまで裏設定だが、女淫兵の電子部品はコストを抑えるため売れ残りの初代ファ(自粛)
……えーと、こんなの見つけてきた。
ファー○ー:
http://boy.from.jp/mu/robom.cgi?nono=4485
ハドソ……じゃない、「脱げ」と入力すると何かが起こる!

邪神占い:
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/3145/jasi...
わたしゃツァトグァだったよヽ(´ー`)ノ


221 :名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 18:29:11 ID:0/GkxLNS
どもども。
どれ、脱げと入力してみますか………なんじゃこりゃー。

>邪神占い
イスの大いなる種族でした…なにこの「バモイドオキ神」みたいなイラストww


222 :名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 23:19:38 ID:EJGK1UGV
保守age。ちなみに俺はクトゥルフになった。なんかすごい


223 :名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 00:18:15 ID:WzoAkR8O
俺はデュグラディグドゥだった。


224 :名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 00:26:45 ID:TiLyDlfm
自分もイス。病んでるなぁこの絵w女ボスがパーティーに痛めつけられて
「こうなったら私の真の姿を見るが良い!」とかいって変身する怪物みたいな。


225 :名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 00:52:28 ID:U0YivG5P
>224
そういう展開って嫌すぎるw 頼むから最期まで美しいままで死んでくれww


226 :名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 09:01:12 ID:06md+1ry
アザトースでした。
鬼太郎のとーちゃんみたいな茶碗風呂に入ってて、結構可愛かった。


227 :名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 13:07:43 ID:4TkPeVgu
ラーン=テゴスになた。丸くて愛らしい顔つきだ。
俺は痩せてる上に証明写真が悪人面になる。印象が反対だ('A`)


228 :名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 22:43:48 ID:T+vC3tXL
うざ・うざ・いえい うざ・うざ・いえい うざ・うざ・うざ・いえい
いかあ はあ ぶほう・いい らあん=てごす くとぅるう ふたぐん  らあん=てごす

                 ハ_ハ  
               ('(゚∀゚∩ らあん=てごす らあん=てごす!
                ヽ  〈 
                 ヽヽ_)



229 :名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 22:54:52 ID:nNTaZQOZ
>225
とどめの前に元の女の姿に戻って「あの醜い姿、貴様にだけは見られたくなかった…っ」
とか言ってくれたらちょっと萌えるかもしれない。


230 :名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 23:31:01 ID:Vcljq+ox
>216
少し亀レスだがGJ。
今までのSSのなかでも一番エゲツない圧倒的なまでの屠りがよかった。ま、ここらへんは嗜好だろうが…


231 :名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 23:44:21 ID:aLn/r5bs
ここで悪の女を倒すのは、男の正義の味方しかいけないの?
個人的には、同じ悪(ただし闇社会の人間の分は守ってる)のお姐さまやおにゃのこに、
「あんたみたいな考え無しの下衆に好き勝手されるとアタシ達が迷惑なのよ」と仕置きされるのに燃え・・・萌えるんだが。


232 :名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 00:26:05 ID:hOhqacin
>231
んー…それは別にかまわない…と思う。
「悪」の相対的なものが「正義」と言われているだけなのだと…、
「正義」が必ずしも正しいものとは思えないし(某大国…)。

とかく「正義」なんてものは勝者の詭弁でしかないのですよ…(えー。

などと言ってみて…
壊滅させられた「悪」の秘密結社の幹部が「正義」を標榜する特殊戦隊相手に
戦いを挑んでいくSSが来たらいいかも…。


233 :名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 18:45:05 ID:RRY8ARB5
善「我々こそこの地球で唯一無二の"正義"なのだ!悪辣どもに聖なる裁きを!」

悪「最後に笑うのは"悪"!世界を征服してくれる!この世は全て我らのもの!」

何故か悪側だとチープになってしまうww


234 :名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 20:42:59 ID:oTsut2Z/
皆それぞれ邪神の影響を受けてますね……でも>>228はナズェオドッデルンディス!!(怯)
>229
それなら愛せる自信あるよ(人外もスキ)
>230
ありがとう〜。エロ戦だけじゃ皆飽きるだろうから、派手なぶった斬りも入れたくて。

そうそう、女淫兵二次創作の作者から「なんじゃそりゃ」っていうお知らせがあります。
執筆専用にしてたノートPCの電源が入らなくなりました。原稿は中のままです。
今電源を変えたりコード変えたりしてますが、こりゃ最悪マザボ逝ったかも。
……素直に書き直したほうがいいかな……(´Д`)


235 :名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 00:01:30 ID:wa4LSrdG
>234
俺ですか!? Σ(°□°;)ヒイィ

聞いた範囲ですと電源部が逝ったようですね…
HDDが無事だと思うので物理的にサルベージして他のノートPCに
丸ごと移し変えるのはどうでしょう。取り出すのは工具で出来ると思いますが
危ないようならショップで要相談ですね。


236 :名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 00:06:11 ID:RRY8ARB5
あと内臓HDDにカバーをつけてUSB接続式の外付けHDDにする方法もあります。
こっちのほうが安価ですが自分が試したことがあるのが前者の方法なので
ちょっと分からないです。


237 :名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 18:50:09 ID:y4XUT4Ug
>235 & >>236
ありがとうありがとう。今日、電気屋に持っていきました。


手持ちのコードが、二本とも中で断線してただけでした。
まさかそう来るとは…… orz


238 :名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 19:47:28 ID:6Pnro0pe
あ、そっちがやられてましたか…そういや自分のも接触不良起こしてます。
持ち回ってると痛むみたい(当然か)

ともあれ、復帰オメ。


239 :名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 11:28:35 ID:fDYDh7oO
>238
ありがとう、お大事に……(´-`)
相変わらず気恥ずかしいけど、続投いってみます。


240 :名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 11:30:41 ID:fDYDh7oO
「お前ら、怪我はないか」
 彼が俺達のほうへ寄るのと、ビルの陰からヘリが現れたのはほぼ同時だった。
 腹に『警視庁』と書かれたヘリは放置車両をよけて交差点の真ん中に降り立ち、ぶくぶく太ったオッサンが降りてくる。
「いやぁ〜、すばらしいぞダークキッド君、君は英雄だっ!」
 近寄ってくるオッサンを見て少し眉をひそめ、ダークキッドと呼ばれた男は言葉少なに返した。
「そんな事より副総、ブラックレディースの捜査資料は本当に分けてくれるんだろうな」
「ああ〜もちろんもちろん! もう下のものに渡すよう言ってある。うん」
 二人が何やら俺の解らない会話を交わしている間に、ピザ男がそっと俺に耳打ちする。
「やっぱりな。ダークキッドだよ、あれ」
「なにその日本語に訳したら〃暗い子〃」
「警察の中で流れてた噂でな。小さいときにライダー改造されて、そのまま成人した改造人間がいるってんだよ。それがあいつ」
「へぇー。そういうのって、やっぱ手術代高いのか? 俺もやりたい」
「〃やりたい〃じゃねーよ、既存技術だとあんなにいじれば成長が止まるんだぞ! 妄想の域だと思ってたのに」
 少し離れて立っているダークキッドの方をちらりと見ると、彼はそっぽを向きながらも、こっちに注意を向けているようだった。
(やべ、全部聞かれたかも)
「副総監、ここの上にあるクラブを仮の本部にしましょう。どうせ誰もいません」
 いつの間にかオッサンに付き従っていたメガネの小物っぽいのが、揉み手擦り手で高級クラブの看板を指差している。
「うふひっ、そうしよう。われわれ幹部には快適な環境が必要であるからな。うひひふひひ」
「そうしましょう、そうしましょう。むふひひひ」
 ボトル目当て丸わかりの態度で、おっさん二人は手もみしながらビルの中に入っていく。
 ダークキッドは二人に付いていきかけたが、ふと足をとめて俺とピザ男を振り返った。
「お前らも来いよ。仮本部なんだから、ここで休憩できるぞ」
「あ? 俺もいいの?」
「ええ〜、副総監とヒラのおれが一緒なんてまずいだろ……」
 ピザ男はおっさんに遠慮があるのか、ビビりながらモジモジしている。腹はでかいくせに気の小さい男だ。
「なんだ? ここは幹部専用の本部にするつもりであって、ただの警官には他を用意しようと思ってるんだが」
 副総監とかいうのが眉間に皺を寄せ、俺たちを値踏みするように見た。小物が触手つきの俺を見ながら副総に囁く。
「同じライダーでも、あっちの方は全然かっこよくないですね! まるでイソギンチャクです」
 『黙れコシギンチャク』とよっぽど怒鳴りたかったが、俺はピザ男のために我慢した。
「確かになあ…… おい君、その変なのは知り合いか?」
 と、ここでダークキッドは思いもよらない事を言った。
「ああ、知り合いだ。二人とも、オレの事をよーく知ってる」
 ……やっぱり聞こえてた。


241 :名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 11:34:52 ID:fDYDh7oO
◆8月22日/東京/探索地域:新宿
     坂下 裕樹
 終了条件1:女淫兵の全滅
 終了条件2:情報の入手

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」
 今日も夏の炎天下、俺のチンコが燃えてくるYou're SHOCK!! 触手で絡めとった女淫兵は十六人、どれもが光って逝く寸前だ。
「あぎゃあああーっ私の下半身が串刺しにされてるぅ子宮まで串刺しよぉこんなことってありえなぁーい!」
「そんなぁ〜二段締め淫膣機能が効かないっ強すぎるわぁなんてすごい男なのーっ!」
「ぐふっ淫膣奥までグチュグチュされて淫核こすられて淫悦すごいのもう我慢できないーっ!」
「いやあああズッニューされてるズッニューされてるズッニューされてヒギィーー!」
 彼女達は綺麗な顔を快感に歪ませ、思い切りもがきながら涙と涎を垂れ流す。俺の触手にかかる負担も半端ではない。
 だが、それでも俺はやらねばならぬ。俺が姦らねば誰がやる。
 ギリギリと折れそうに不安な音を立てる触手をなんとか操り、俺は全員のフィニッシュに入った。
「あぐぅ生膣クニュクニュの襞とカリがこすれあってもうダメもうダメいやもういく逝くイク!」
「まっ負けたわーっ貴方の淫徳高い淫乱触手にはこの淫乱隊長のあたしも敵わないわクトゥルフ様お許しおぉ〜ん!」
「ひぐぅんもう死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死なせて死なせて殺して死なせてころシギャーーーーー!」
「うげぇぁっぷぐぅううううううっ!?」
 爆発かと見まごうばかりの光がビルとビルの間を縫い、そして一瞬後、彼女らは快楽の余韻にうち震えながら機能を停止した。
 俺本体の一番近くで悶えていたポニテの隊長が死ぬ間際、俺に抱きつきヘルメットの上からキスして囁く。
「あ……ありが……とう……。貴方に……倒してもらえて……よかっ……」
 それだけ言うと、ガクリと首を落として息絶えた。俺はいつものように全員の亡骸をそうっと地面に戻し、
大きく見開いた目を一人ずつそうっと閉じてやる。
 俺に倒されてよかった、か。ものすごく心が痛むが、彼女らが東京侵攻をやめない限りはどうしようもない。
「おーい坂下、片付いたか?」
 剣の右腕をひっさげ、隣の通りからダークキッドがやってきた。俺はあれ以来、彼とペアを組んで女淫兵討伐に出ている。
「やっと十六人やっつけた。そっちは?」
「ああ、ざっと三百人くらいぶった斬ったかな」
 すごいことをさらりと言ってのけて変身を解き、ダークキッドは無線機をいじっているピザ男に向き直った。
「ほかに奴らが出没してる地域はないか」
「いや、今日はもうないよ。あらかた全滅させたみたいだ」
 ピザ男は俺ににもうなずきかけた。「どうする、引き上げるか?」
「うん、今日はアガリだな。迎えのヘリを呼んでくれ」
 俺はそう応え、静まり返ったオフィス街を見渡した。早くここを元に戻さないことには、日本がダメになってしまう。
 明日もがんばろう――俺はそう胸に刻みつつ、近づいてくるヘリの風圧に身を晒していた。


242 :名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 11:36:11 ID:fDYDh7oO
***
 最近の俺はずっと、サウナスパつきのホテルに置かれた『邪神対策本部仮詰所』で暮らしている。
 こういう仕事は待機時間の方が長い。暇な時はピザ男と一緒にホテル内の漫画喫茶で遊んでたりする。
 一度だけ口をすべらせて「これって殆ど徴兵じゃん」と言ったら、次の日室井さんと女の刑事が来て
〃あくまで国民の義務としての捜査協力であり赤紙ではない〃と小一時間ほど説明された。
 周囲が冗談の通じない堅物ばかりなのを除けば、公安のお墨付きで会社を休めるのはありがたい。
 というわけで、俺は自分の部屋の天井にある通気孔の格子をはずした。
「こら待て」
「ん?」下を見ると、ピザ男が俺のズボンの裾をつかんでいる。
「なんで通風孔のサッシ外すんだよ、今までの話の流れと全く関係ないだろ」
 仏頂面で抗議するピザ男に、俺はため息をつきながら説明してやった。
「退屈なんだよ! 漫喫も風呂もサウナも飽きたし、こうなりゃメタルギアごっこでもしなきゃやってらんねー」
「えー、おれとふたば見ようぜ。もうすぐ虹裏名物の定時スレが上がる時間なんだ」
「知るかヴォケ! クソスレ立てて叩かれとけ!」
 俺はピザ男を無視し、通風孔に潜り込んだ。もちろん覗きの為だが裸目当てではない。それなら十分すぎるほど間に合ってる。
「警察にスカウトされた女淫兵ハンターって、俺の他にどんな人がいるのかな……」
 すぐ隣の部屋はダークキッドだ。彼はバスローブ姿でテレビを見ていたが、いきなりひょいとこっちを見た。
「坂下、何してるんだ。潜入の訓練か?」さすが改造人間、もうバレた。
「いや、退屈しのぎにノゾキでもしようかと思って」
「……覗きってお前……」
 果てしなく呆れられたが、俺は暇人なので気にしない。匍匐前進でなおも進む。次の部屋には、ちょっと説明し辛い連中がいた。
「キタキツネ物語! キタキツネ物語!」
 叫びながらケツに箒つっこんで四つんばいで走り回る全身タイツの変な男に、ひたすらPSで遊ぶゴスロリ少女。
「ちょっとぉー! もうすぐご飯なんだから、そこ片付けてよね!」
 そして二人に怒鳴るも無視される二十代の女。かなり美人だが、惜しいことにちょっとやつれている。
 見る限り家族でもなさそうだし、三人の関係はさっぱりわからない。考えても仕方ないので、とりあえずスルーしよう。


243 :名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 11:52:47 ID:fDYDh7oO
 さらに進むと、また下を覗けるポイントに到着した。今度の部屋では人相の悪い男達が自動小銃を磨いている。
 服装は一様に黒BDのスワットスタイル。なぜか89式だのAK47だの、P90だのM16だのを持っている。
 確かに軍用の自動小銃なら女淫兵の中枢部まで貫通できるが、一般人に当たったらどうする気だ。
 俺の変身ベルトのように警察が与えたとはちょっと考えにくい。どこで買ったのだろう。
「今日の収穫は〃イスの大いなる種族〃だったわけだが。お前らはどうだ」
「俺は〃ラーン=テゴス〃だ。コンプリートには程遠いな。というか何種類あるんだコレ」
 彼等が見せ合っているのは、女淫兵のプロテクターについている部隊章だ。トレカぽく集めてるらしい。
「へへへ……見ろよ、俺のはクトゥルフだ。唯一邪神さま直属部隊の女淫兵を殺ったぜ!」
「うお、すげー! 直属部隊、どこにいた?」
「お台場だよ。邪神のやつ、ずっとフジをジャックしてるからな、白黒だからすぐ解るぞ」
「すごいといえば、今日のメト沢も凄かったよな!」
 話を振られた、ベッドでタバコをふかしている男は……どう見てもドラム缶型ロボットです。本当にありがとうございました。
「ほんと、メト沢のドリルはすげーよ。相手が二等兵だろうが大尉だろうがドリュドリュいっちゃうしな」
「んン〜おまえらぁ、ちょっとおれを買いかぶりすぎなんじゃねえかぁ〜?」
 渋い若本ヴォイスで答えて、彼はゆっくりと起き上がる。ていうか『ガシャコン』って音がした。
「おンやあ? そういや反田はどうしたんでぇ〜ぃ」
「ガレージだ。なんでもティーガーで女淫兵轢いちまったとかで、履帯に洗剤ぶっかけてた」
「んン〜車を洗剤で洗いすぎるってぇのも考えもんだよなぁ〜。機械はしょせん機械、水質や環境ほど大事じゃねぇ」
 それはひょっとし……いやいや、突っ込む所はそこじゃない。こいつら戦車まで持ってるのか!
 俺の驚きをよそに、机でノートPCを操作していたオールバックの男が画面を見ながら口を開く。
「呉井の奴、やっぱデスマーチで来られねーってよ。賀古梅と出井馬は連絡すらつかねぇ」
「マジかよ。もったいねぇ、こんなチャンス滅多にないのにな」
 女淫兵に襲われるのがチャンスとは、この集団の目的がいよいよわからなくなってきた。と、誰かが叫びながら走ってくる。
「大変だァーッ!」絶叫と一緒にドアを蹴破って現れたのは、比較的まともそうな男だった。
「どうしたぁ、ンまずは落ち着けぇい」
「フレトニーが一階のロビーで『女子プロレスを見せろ』って暴れてる!」
「なんだと!!」皆が一斉に立ち上がり、メト沢がベッドから飛び降りた。ドスンと部屋が揺れ、俺のいる通風孔も揺れる。
「餡田、お前ちょっとガレージいって反田呼んで来い。二之内と柿斗はおれと一緒にこい!」
「おう!」メト沢の指揮のもと、男達は電光石火で飛び出していった。
「……何なんだ、あいつら……」
 このお話はフィクションであり、実在の人物や遺伝子組み替え大豆は使用しておりません。パクリ300%濃縮還元。


244 :名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 20:25:15 ID:uuGAkr/8
俺たちのレスを組み込みやがった!?なんてGJなやつだ。
ちなみにイソギンチャクと聞くといの一番にエレクトリックファンが浮かぶ。

いつも"女戦士"で検索してここに来るんだが…
引っかからなくてビビった。最近検索エンジンおかしいな。


245 :名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 20:36:49 ID:lJQnoBvc
>244
専ブラ入れれ。一発だから


246 :名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 21:11:45 ID:BExjPLqR
GJ!過去レスを組み込みつつ、更にクロ高ですかw
ミユキさん、相変わらず苦労してるんだw


247 :名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 01:50:35 ID:MkcNNtGA
あの家族そうなのか?wwなんか悲惨なことになっとるwww

新構想あるけど小説ネタには微妙なキャラだなぁ。
分かりやすく言うとバットマンのジョーカーに触発されたバカ笑い女。
見た感じはヤマケンのSPEEDとかに出てる殺し屋・文坂見たいな感じ。
両方合わせるとBacta(PC98のエロゲ下。2がある)のディルサーラとモロ被りという…('A`)


248 :名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 07:10:11 ID:/2gyKGa/
>247
結構いいんじゃなかろうか。
気になるようなら、せっかくだから誰かもう一人キャラを足してしまうとか。


249 :名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 17:07:34 ID:hny37I0R
ジャック・ニコルソンに見惚れただけなんですけどね…
女戦士関係ないけど素敵過ぎる逸材だww

もう一人…う〜ん。

「正義の味方!好きだああああ!お前になら殺されてもいい!!抱いてくれ!」
「来い来い来い恋ッッ!来た来た来たキター!あたしと地獄で添い遂げてくれぇぇぇ…」

あれ?(´Д`)


250 :名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:11:40 ID:/2gyKGa/
それなんていう、何?www


251 :名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 23:17:14 ID:aDbo989U
なんでそんな極端なキャラは出てくるんだwww


252 :名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 23:46:36 ID:f/ipHEBr
これは素直ヒートだなwwwww


253 :名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:36:42 ID:L5GK5qF0
笑「あっははははは!醜いブタめ!逃げろ逃げろ逃げ惑え〜〜!あははははは♪」
熱「ダメだああぁぁ!逃げちゃ駄目だ正義ィィ!あたしの胸に飛び込んで来てくれ!」
笑「ほらほらほらほらぁ〜。さっさと逃げないとブチ殺すわよ!逃げても責め殺すわよ〜!」
熱「あたしの愛が怖いのか正義ッ!お前はそんなに臆病だったか!あたしは哀しいぞォ!」

笑「貴女!パーティの邪魔よ!しかも五月蝿すぎるわ単細胞!ぶっ殺すわ〜!ひ〜っひひひ!」
熱「お前こそジャマだぁ。あたしと正義との逢瀬の前に立ち塞がるのかバカおんなぁぁぁ!」


254 :名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:38:20 ID:L5GK5qF0
いかん。またバカなノリになっていく…。ある意味スランプじゃよ。


255 :名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 20:19:49 ID:rPq/2zaM
>あたしの愛が怖いのか正義ッ!お前はそんなに臆病だったか!あたしは哀しいぞォ!
噴いたwデレデレだね。


256 :名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 20:42:25 ID:ztgWWjjH
いいなあ、よくそんなキャラ考えつくなあw


257 :名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 01:32:16 ID:BpG2frQg
「死前吐情報!正義居場所何処?」
「時間少。早期白状願。我多忙也」
「沈黙姿勢?愚者!願通即殺!」

真面目なのが浮かんだのは良いが…どっかで見たキャラだなぁ。


258 :名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 10:41:25 ID:kcF9Vl5r
卿は銀髪がお好きかw


259 :名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 16:21:48 ID:E7srH+Ih
彼女が普通に喋った時にキュンと来ましたw


260 :名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 20:54:31 ID:8Z/rf9lC
エンディングで空気読めてない相方を海に蹴り落とすシーンが好きでした

あれも敵女になるよな…悪女かと聞かれれば微妙だが


261 :名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 21:15:42 ID:J6Pb0n1T
これなんて新ジャンル?


262 :名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 00:13:44 ID:7g7/gNeG
元ネタがわかんないんですけど。


263 :名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 00:27:04 ID:MDfhuNrx
>262
FF8の風神。ググるとすぐ出る。

それよりポマエラ、くっちゃべってる場合じゃございませんことよ!!!!11
絵板についに、ついに本物の神が降臨されましたぞ!!!!!!!!

ttp://w5.oekakibbs.com/bbs/akujolove/oekakibbs.cgi?mode=res_msg&resno=23&author=0&thumb=0&picwid=500&pichei=679&thisfile=23.jpg


264 :名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 13:30:30 ID:6V0hLGIv
萌えより燃えを意識した!!
羨望の眼差しで見つめたぜ!


265 :名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 20:59:11 ID:MDfhuNrx
米田先生の『ねむれぬよるに』、大幅に修正加筆されてオチがコスプレ夫婦になってる。
あと「女淫兵」っていう単語も無くなっちゃった。
邪ネ神スレで叩かれたのを察知したんだろうか。
ttp://princess072.web.infoseek.co.jp/nemuyoru.htm


266 :名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 23:07:22 ID:OTZ8FNmT
叩かれたっつーか愛されてたのに orz


267 :名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:21:23 ID:z3a/8fI6
 前略お袋様、俺の〃2006年通風孔の旅〃はまだ続く。今度は警察官用の休憩所にやってきた。
「聞いたか、とうとうこの事件で陸自が腰あげたらしいぞ」
「ああ、聞いた。でもな、まず偵察からとはどういうこった。おれ達警察は市民を守るため、
効きもしない9ミリだけで戦ってきたんだぞ。やる気あるのか自衛隊は」
 ヒラ警官の怒りと悲哀に同情しつつ進むと、静かな曲が聞こえてくる。下を覗くとバーラウンジだった。
 あの副総監――ググってみたら軍で言う将軍あたりっぽい――はここ最近、昼間からバーに篭っている。
 上役の警視総監の死亡がわかった時点で行動にルーズさが目立ちはじめ、今や立派なアル中ヒッキーだ。
「それで副総、本当にBLの捜査資料をダークキッドに渡してしまうんですか」
「ははは、バカ言っちゃいかんよ君ぃ。あんなならず者に、なんで手柄の元手をくれてやらにゃならん」
 副総と腰巾着が交わす不穏な会話が耳に飛び込み、俺は体を硬直させて聞き入った。
「奴はこの前も、現場にいた特潜捜査官の指示に従わず、犯人の女どもを皆殺しにしたそうじゃないか」
「ええ、本当に自分勝手な奴です。いったい何様のつもりなんでしょうね!」
「正義の味方のつもりなのさ。まぁ〜ったく改造人間の青二才が粋がりおって。BL壊滅はワシの手柄になる予定なんだぞ」
「ええ、そうですとも。あんな奴、利用するだけしてポイですよ。邪神逮捕も必ずや、ぜんぶ副総の功績に……」
 それ以上はもう聞いていられなかった。本来ならここで『そうはいか●なおと!』とか叫びつつ派手に
登場せねばならない所だが、へたれな俺にそんな度胸はない。しかし、せめてこの事をダークキッドに教えてやらねば!
 俺はすぐさまその場で転進しようとしたがスネークのようにはいかず、十字路で方向転換してやっとこさ帰路についた。
 帰り道で再び部屋を覗いてみると、戻ってきた謎集団がバイトの子が配る弁当を受け取っている。
「ンう〜ん。良子ちゃんはい〜つ見てもおっぱいが大きいなぁ」
「やっだーメト沢さんエロ杉ーvV」
「おれはもうちょっと小さめのおっぱいに知性を感じるわけだが。でかすぎると豚のケツみたいだ」
「いやーん反田さんのいじわるー。モヒカンむしっちゃうぞっvV」
 俺は名前すら知らなかったが、いつも弁当屋から食事を届けてくれる巨乳の女子高生は彼等の人気者らしい。
 女淫兵は男しか襲わないので、情けないが戦闘以外での外出役は常に女性だ。ゆえに女性の配達バイトが大繁盛している。
 長い髪をアップにして後ろで止め、セーラー服の上に弁当屋のエプロンをした彼女は確かに可愛い。
 しかしケチをつけさせてもらうと、下半円型の三白眼は彼女に隠された底意地の悪さを表しているようだし、
誰にでも振りまく笑顔や語尾のハートが嘘くさい。俺は人相屋ではないが、他人を見る目はあるつもりだ。
「ところで良子ちゃん、今日の〃アレ〃は?」
「おう、アレだよアレ! アレやってくれよ!」
 男たちにヤンヤと喝采を浴びて、彼女は顔を赤らめながらスカートのふちに手をかける。
「もー、しょうがないなー。じゃあ、やっちゃおうかな!」
 そう言ってスカートをぺろおおおおおおおおおおおおおん!と一気にめくりあげた。


268 :名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:22:23 ID:z3a/8fI6
 露になったのはレースの白パンツ……だけではなかった。
 デザートイーグルやUSPのような大口径拳銃から、ファマスやステアー等の小銃が太股にびっしり貼り付いている。
「うぇるか〜む! 今日もいいのがあるよ、ストレンジャー」
「AKの予備マガジンください」
「うっひゃっひゃ、センキュー」
「おれは89式の弾と、あとファマスも。いつもありがとな、良子ちゃん」
「いえいえこちらこそ。まいどあり〜」
 男たちは惜しげもなく札束を渡し、パンツを見ながら銃を受け取る。あの娘は一体何をしているんだ!?
 ここは日本だぞ? 日本て武器売ったり買ったりどせいさんですか? というか俺は何を言っている、今更マザー2か。
 激しく混乱しはじめた俺の頭を、さっきの会話がまともに戻してくれた。
(そうだ、ダークキッドに会って話さないと)
 武器密売弁当屋娘のことはひとまず忘れることにして、俺は帰り道を急いだ。途中で下から
「あれー、あたしのエビフライは!?」
「まったく記憶にございません」
 とか聞こえてくるが、もう覗いてる暇もなくドタバタと匍匐で進む。だが、肝心のダークキッドは部屋にいなかった。
「うぉ〜いピザえもーん、ダークキッドはどこ行ったんだよ!」
「おかえりのび樹くん……じゃねえよッ! ダークキッドなら、外のレストランに食いに行ったよ」
「なんでまた大事な時に!」
「弁当に飽きたんだってよ。あと油が悪いらしくて、食べると必ず腹が痛いとか言ってたなあ」
 こんな時に堂々と一人で外出できるのはすごいとしか言いようがないが、一体何のためだろう。
 考えてみれば俺は、彼のことを何も知らない……
 結局その日、ダークキッドが帰ってくる事はなかった。


269 :名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:30:39 ID:z3a/8fI6
◆8月22日/東京/探索地域:地下鉄構内
     安藤 良子
 終了条件1:邪ネ申テイストを出すためオリキャラを入れる
 終了条件2:>>231を満足させる

 カーステレオから椎名某をメドレーで流しながら、くたびれた弁当屋のスバル・サンバーバンが街をゆく。
 ダッシュボードに置かれたカーナビ兼小型PCに映し出されるのは、組織内連絡のための秘密ページ。
『ブラックレディーズ全戦闘員に告ぐ。あの目障りな女淫兵を排除せよ。これは我らが幹部ケイト様のご命令である』
「あーあ、壊す男が無くなってとうとうブチ切れちゃったよ、あのボク女。ま、アタシにとっちゃ好都合だけど」
 PCを切ると、彼女はニヤリと笑ってサンバのアクセルを床まで踏み込んだ。店に帰るのは後回し、今はする事がある。
(そろそろ〃フェーズ2〃も試してみたいんだよね。なのに間抜けの政府と来たら、ダッチごときにてこずっちゃって)
 こうなったら彼女――今は仮に良子と呼んでおこう――が自らの手で、女淫兵の数を減らしてやらねば。
 巧みなハンドルさばきで操られ、弁当屋のサンバは百貨店の地下駐車場へと消えた。
 ややあって代わりに出てきたのは自衛隊の軽装甲機動車、通称ライトアーマーだ。商品同様、これも盗品である。
 銃座のMINIMIはロボット化され、一人でもプロポで運転席から操作できるようになっている。
『警ら隊三号車から本部どうぞ、渋谷駅付近に女淫兵えー……百人あまり出現、至急ハンターの出動乞う』
『本部了解、三号車ただちに帰投して下さいどうぞ』
 無線機から流れてくる警察無線を頼りに、良子はライトアーマーを走らせた。
 ほどなくして銃声と怒声、女淫兵の悲鳴が近づき、良子は運転席に座ったまま、銃座のプロポを取り出す。
 セックスバトルを果敢に挑むも銃で撃ちまくられ、女淫兵が敗走してくる。ここからは角になって現場は見えないが、
ハンター側も何人か押し倒されて犠牲になったらしく、仲間を呼ぶ悲痛な声やいまわの際の絶叫が街に響く。
「う〜ん、いーねいーね。やっぱ戦場はこうじゃなきゃね、ヒヒヒ」
 口の端をゆがめてほくそ笑み、良子はプロポの発射ボタンを押した。銃座が火を噴き、逃げてきた女淫兵を蜂の巣にする。
「うぐぁっ!」
「げふぅっ!」
 たちまち十数人が心臓部を撃ちぬかれて跳び上がり、もんどりうって地面に転がった。
 路面に冷却水をぶちまけながらギクギクと痙攣を繰り返す仲間を見て、後から来た兵士が愕然としている。
 顔に恐怖を浮かべて周囲を見渡すが、哀しいかな〃中の人〃に軍事知識がないのでライトアーマーを判別できない。
 ようやく一台の車の天井にある銃座に気づいた時、最後の一人に新NATO基準の5.56mm弾が襲い掛かる。
 一分毎に六五〇発という凄まじい掃射をくらい、彼女の首から上がきれいに吹き飛んだ。
 残った胴体はフラフラ彷徨ったあげく車道によろめき出て、何も知らずに走ってきた軽トラに轢かれた。
「ぎゃっはっはっはっは! バーカバーカ、くそオナホ」
 手を叩いて爆笑している最中、良子は視線を感じて左前方を見た。
 コンビニの前で中学生くらいの少女が二人、女淫兵の死体とこっちを交互に見くらべている。
(お、カモ発見)


270 :名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:41:08 ID:z3a/8fI6
遅ればせながら、隊長の絵も前に描いた一般兵の絵と合わせて置いときました。
もうすぐこいつらの出番も終わりです。
いや出てきますが別物になってるのでw
ttp://w5.oekakibbs.com/bbs/akujolove/oekakibbs.cgi?mode=res_msg&resno=24&author=0&thumb=0&picwid=648&pichei=648&thisfile=24.jpg


271 :名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 21:03:16 ID:gy/OhYKl
新展開&絵師キター!
ホントこのスレの住人はアクティブだな!

マジ外道な良子さん。こういう表裏がはっきりしてるキャラは好きですぜ。
だが、どう見てもやられ役www




272 :名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 23:16:12 ID:FdFbIc4S
>271
さんきゅ〜、わりと愛着のあるキャラだから褒められると嬉しいwww
やられ役新しい分できたので置いておきますw

……あ、今気付いたけど>>266wwwwおまwwIDが『OTZ』wwww


273 :名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 23:16:57 ID:FdFbIc4S
 良子はすぐさまサイドブレーキを引くと銃座のプロポを持って車を降り、二人に走り寄った。
「ねーねー、あんたらもコレやってみない? ゲームみたいで楽しいよ」
「えっ? でも……」
 口ごもって後ずさる彼女らに、良子はわざと馴れ馴れしい態度で話し掛ける。
「だってさー、あいつら超ウザくね? 彼氏殺されたコとか友達にいない? 仇とるチャンスだよ!」
 途端にはっと顔を上げ、二人は顔を見合わせた。心当たりがあるらしい。ビンゴだ。
「十字キーで回転、赤いボタンで発射、他のボタンは意味ないからね。じゃ、頑張って」
 嬉々としてプロポをいじりだす中学生を尻目に、良子は再び弁当屋のサンバに乗り換えると目黒駅を目指した。
 女淫兵は普段、地下からやってくる。この混乱ぶりでは警察も気づいていないだろうが、
実は侵攻の際に埼玉高速鉄道線から南北線へ無理矢理乗り入れた兵員輸送列車が、終点の目黒駅に停車しているのだ。
 エプロンを助手席に放り出すと、良子は無人と化した駅ビル内へと侵入した。見張りは改札前に一般兵が二体。
 数が少ない理由は明白、あのライトアーマーだ。今ごろ渋谷駅前は、押し寄せる女淫兵と良子の〃即席手下〃の激戦だろう。
 改札機にもたれて腕を組み、頭を垂れている歩哨の姿は人間が居眠りしている様子に酷似している。
 壊れているようにも見えたが、近づくと片方がたちまち警戒モードへと以降し、良子を睨み付けた。
「誰!? ここから先は通っちゃいけないのよ」
 もう一人も微かな電子音をあげて起動し、もたれて腕を組んだまま相棒と侵入者を見つめている。
「えへへぇ、女淫兵のおねーさんみーっけ! ねえ、エッチしよエッチー!」
 良子はわざとアホの子のように叫び、女淫兵に抱きついて豊満なバストに顔を埋めた。
「はぁ? ちょっと、女淫兵は女とはセックスしないのよ! 女同士でなんて……」
 プログラムにない事を求められ、当惑する一般兵。それでも服の上から乳首を吸われ、段々と股間が湿ってきた。
 彼女らは想定外の事態が起こった場合、案外押しに弱い。良子はそれをよく知っている。中の人がそうだからだ。
「ねえ〜いいでしょー。この上にいい場所あるんだー。行こう、ねえ、いこいこ」
「もうー、お姉さんは忙しいのに……」
 眉をひそめてそうこぼしながらも、彼女はもう一人の見張りに無言でうなずきかけた。相棒は苦笑してうなずき返す。
「しょうがないわね、ちょっとだけよ」
「わーい」
 女淫兵の手を引いてエレベーターに乗り込むと、良子は迷わず最上階のボタンを押した。
 ドアが閉まるのも待たず、連れてきた女淫兵に後ろから抱きつき、パンティの上から秘部の感触を存分に楽しむ。
「あっは……ああん、こんなところでぇ……ひぅん、あひぃっ」
 グチョグチョと愛液が掻き回される音が響き、立っていられなくなった女淫兵は股を広げたまま腰を落としていく。
「あはは、お姉さんかわいー」
 そして最上階に到着したエレベーターが開いた時、良子はスカートの下に隠していたバヨネットを、やおら女淫兵の首に突き立てた。
「あっ!? が、がはぁっ!」


274 :名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 00:58:20 ID:pbn6TOlp
こ、これは…淫殺!?


275 :名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 20:45:15 ID:+7B1O+ZB
この「ホワイトホリゾント」の上巻に淫膣兵ってのが出てるみたいだ。
200円……買うか? やめとくか?
ttp://princess072.web.infoseek.co.jp/shop_18.htm


276 :名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 21:44:40 ID:Ze8hUr/i
下巻の"多数対多数"から乱交での淫闘もありか?
値段面では躊躇しようが無いと思うから後はDL購入に踏み出すか否かですね


277 :名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 04:23:29 ID:N47nLxGD
 何が起きたか理解できないまま、女淫兵は良子を振り解こうとジタバタ暴れる。
 良子は抵抗にも慌てることなく、突き立てた刃をクイクイと左右に動かした。
 ――ブツンッ! 
「ゴフッ…………!!」
 頚部のコードが切れ、バヨネットが抜かれると同時に女淫兵はビクビクと痙攣し、がに股のまま腰を振って冷却水を垂れ流す。
 その女淫兵を、良子は邪魔だとばかりにフロアへ蹴り飛ばした。
「まずは一人、と……」
 白パンツを脱ぎ、膣から取り出したビニール袋入りのC4をエレベーターに設置すると、空のまま一階に返した。
「さあて、これからが骨だわ」
 配電室にも同じ細工を施し、エスカレーターで二階まで降りる。コンコースへ続く大階段の脇で隠れていると案の定、
もう一人の見張りはそわそわしていた。空のエレベーターだけ到着して相棒が帰ってこないので、心配になってきたのだろう。
 持ち場を離れて確認に行くべきか、それとも任務を優先して留まるべきか迷っている。
 結局、彼女は相棒への心配を抑えられなかった。エレベーターのボタンを押し、開いた箱に乗る。
 ドアが閉まった直後、良子は改札出口と入口改札の間にある柱へ走った。
 エレベーターに仕掛けた爆弾には、破壊力を増すために良子がしてきたベルトがくくり付けてある。
 飾りのリベットが山ほど打ち込まれた、すぐさまクレイモア地雷の材料になるベルトが。
(三階……四階……最上階!)
 良子はリモコン信管のスイッチを押した。遠くで爆発音が響き、ビルが微かに揺れる。
 改札を飛び越え、良子は来るべき大音響と騒動に備え、エスカレーターの向かいにある低い壁へ隠れた。
 予想通り、破壊されたエレベーターの箱が落ちてきた。すさまじい音が響き渡り、今度は大きな揺れが起こる。
「ちょっと、今のは何の音なの!」
 ややあって下のプラットホームから、わらわらと二十人ばかりの女淫兵小隊が上がってきた。
 すぐに見張りが消えているのに気づいた彼女らは、煙を上げているエレベーター扉に恐る恐る近づく。
 ――キンコーン……
 涼しげな音を立て、一人が押した『一階』ボタンに応じ、エレベーターのドアが開いた。
「うっ!?」
「何なのこれ!」
「ひ、ひどい!」
 彼女らが見たものは、爆発の衝撃と飛散したリベットでズタズタにされた、仲間の無残な死体だった。
 上半身は焼け焦げ、まだ動く右足だけが力なく、エレベーターの壁をゴツン、ゴツンと蹴っている。


278 :名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 04:24:31 ID:N47nLxGD
 小隊長はしばし唇を噛んで変わり果てた部下の姿を眺めていたが、気丈にも顔を上げて指示を出した。
「やった奴はまだ上の階にいる筈よ、手分けして探して! 散開!」
「はっ!」
 小隊が大階段を上がり、駅ビル内に散らばっていくのを確認すると、良子は今度は配電盤にしかけた爆弾を起動させた。
 ビル全体が闇に包まれ、肉眼では何も見えなくなってしまった。と同時にヒラリと身を躍らせ、
止まったエスカレーターの下へ飛び降りる。そして胸の谷間から暗視ゴーグルをとり出した。
 別電源になっているのではないかと心配したが、ついているのは非常口を示すランプだけ、それも所々しか残っていない。
 上りホームには南北線の電車、下りホームには普通の電車を押しつぶし、禍々しい形の女淫兵搬送列車が停まっている。
 ここに良子の目当てがいるはずだ。邪神軍の中でたった一体しか造られなかった、女淫兵の大佐が。
 一般兵と尉官は占領用のユニットだが、大佐だけは違う。彼女は無線中継機なのだ。
 アジトから発せられる何千人もの女淫兵を操る電波を、大佐が増幅して発信している。
 それが死んだら――壊れたら――どうなるか。答えは明らかだ。
 都合のいいことに、全く視界の利かなくなった大佐は、列車から出てウロウロしていた。
「みんな、どこなの? どこにいるの……?」
 高校生くらいのボディに、ツインテールで露出度の高い赤色の制服。プリーツスカートと黒のネクタイが特徴的だ。
 こいつは他の兵士のような戦闘能力もセックスバトル機能もないが、自己防衛本能を高めに設定してある。
「どこなの? さっきの音はなに? ねえ、誰か……」
 今にも泣きそうな声で周囲をキョロキョロ見渡している大佐に、良子は素早く近寄ってバヨネットをふりかざす。
「ヒッ!?」
 ところが刃が脳天に突き刺さる直前、女淫兵大佐は滑って尻餅をつき、良子のバヨネットは虚しく空を切った。
「あってめえ、避けんじゃねえ!」
 苛立って怒鳴る良子の姿を完全に認めた大佐は、鋭い悲鳴を上げて脱兎のごとく逃げ出した。
「きゃああ、いやぁ! 誰か、誰か助けてぇ!」
 涙を振り飛ばして金切り声を上げ、ヨタヨタ逃げていく姿は『大佐』の称号にひどく不似合いだ。
 実際、彼女はただの怯えきった少女にしか見えない。だから良子が手加減するかと言うと、勿論そんなことはないが。
「待てゴルァ! 死んだれやーっ!」
 追いすがって大佐の髪の毛をむんずと掴み、か細い喉をバヨネットで掻き切ろうとした。
「あっ、3680中尉!」大佐の顔がぱっと希望に輝き、良子の背後を見据える。
「え?」
 振り返ろうとした次の瞬間、良子は腹を蹴られて吹き飛んだ。


279 :名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 04:31:49 ID:N47nLxGD
書いてるうちにわかんなくなってきた。こりゃどっちが悪だw
あ、そうか。>>231の希望通りだから、いいのか。

……いいのか!?(゚∀。;)

ところで皆様、良子の外見を描いてくれた神が出現しました。
ttp://w5.oekakibbs.com/bbs/akujolove/oekakibbs.cgi?mode=res_msg&resno=26&author=0&thumb=0&picwid=500&pichei=696&thisfile=26.jpg
この作中ではやられませんがw


280 :名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 23:35:13 ID:kFtoEccB
良子殺られないって時点で萎えた。


281 :名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 01:02:15 ID:h7XOhfrf
>280
う〜〜〜〜〜ん……よしわかった、あとで屠る。


282 :名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 07:57:56 ID:h7XOhfrf
 壁に叩きつけられ、床に崩れ落ちそうになるところを、辛うじて良子は踏みとどまった。
 彼女を蹴ったのはポニーテールの士官ユニットだ。中尉らしいが、まだホームに一人残っていたとは。
 セーラー服の下にクッション性のある防弾ベストを着ていなければ、確実に内臓が破裂して死んでいただろう。
 加えて、大佐にも当たるかもしれないと考え、中尉が若干手加減をしたのが幸いした。
「う……ゴホッ! てめぇ……」
 吐きそうになるのを懸命に堪える良子を厳しい目で睨みつけながら、中尉は大佐に向かって必死に叫ぶ。
「大佐、ここは私に任せて下がってください!」
「う、うん」
 大佐はツインテールを揺らしながら、列車の中へと逃げ込んでいった。
「ちっ!」
 バヨネットを逆手に持ち替え、良子が格闘の構えをとる。と言っても、彼女は改造人間でも何でもない。
(おまけにアタシ、格闘戦は苦手だっつの! 必殺専門だっつーの! やっべぇ、どうすんべ……)
 こんなシチュエーションは大誤算だ。気を抜くとパニックになりそうな頭を必死に回転させ、良子は次の手を考える。
「たあーっ!」
「くっ!」
 中尉が繰り出したキックをバック転で回避し、良子は一気にエスカレーターの近くまで逃げた。
(そうだ、ここ角じゃん!)
 思いつくが早いか、彼女の行動は素早かった。スカートのジッパーを一気に下ろし、下半身から剥ぎ取って背後に投げつけたのだ。
「あうっ!?」
 飛んできたスカートを、中尉は自分の顔に掛かる直前、手を振って払いのける。
 だが、スカートが落ちてクリアになった視界に中尉が見たものは、自分めがけて飛んでくる手榴弾だった。
 すさまじい爆発と光をエレベーター裏でやりすごし、良子はそうっと角をのぞき見た。
 中尉は哀れにも両足と右腕を吹き飛ばされ、腹から機械を露出させながら痙攣している。
「へっへっへ、あとはアンタだけだよぉ、たいさちゃ〜〜ん。ど〜こに隠れたのかな〜♪」
 暗視ゴーグル、セーラー服の上だけとパンツ、下は濃紺のハイソックスとスニーカーという姿で、彼女はバヨネットを弄ぶ。
「ひーっひっひっひ、隠れてないで〜、出ておいで〜♪」
 スカート無しでも全く気にしていない。生き延びる為なら、産まれたての赤子を投げつけるのも厭わない。そういう女だ。
 バヨネットを上に投げてはキャッチしつつ進む良子に、奇声と共に横から大佐がぶつかってきたのはその時である。
「う、うわああああああーっ!」
 窮鼠猫を噛むとはまさにこの事。恐怖で錯乱状態になった女淫兵大佐は、果敢にも良子にタックルをかましたのだ。
「がぁっ!」
 床に吹っ飛んだ良子の手から、バヨネットがはなれて座席に刺さる。その隙にまたもや大佐は逃げ出した。
「待ちやがれ糞がぁ!」


283 :名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 07:58:46 ID:h7XOhfrf
 必死に起き上がった良子はバヨネットを引き抜くと猛然と追いすがり、ついにホーム階段で大佐を引き倒した。
「ひぎゃっ!」
 その首へ今度こそ良子のバヨネットが沈みかけるも、大佐は良子の両手首を掴み、涙で顔を歪ませながら最後の抵抗を試みる。
「どうして、どうして私を殺すの!? 私がいないと、父様が困るのよ!」
「ああ、そう。でもアタシはあんたが生きてたほうが困るわけ。だからさっさとくたばれ!」
「いやあ、いやだあああ! うわああーっ!」
 大佐はまるで人間のように泣き叫んで身をよじり、じりじりと押し負けて近づいてくる刃を見つめて叫ぶ。
「もっと生きる! 死にたくないよぉ! 父様と約束したもん! 日本を支配したら、本当の娘にしてくれるって!」
「ハァー? そんなの嘘に決まってんじゃん。たかが人形の分際でナニ寝言いってんの? ちょーウケるんだけどぉ」
「ほ、ホントだもん! 私、人間になるもん! 人間になって、父様と……父様と一緒に……ひ、ひぃい!」
 彼女の言葉を遮って、ゆっくり、ゆうっくりと、バヨネットの刃先が大佐の白い喉に吸い込まれてゆく。
 渾身の力とかなり重い体重をかけ、良子は止めることなく柄まで押し込んだ。
「がっ……がびゅうっ……ごほっ、ごぉっ……ゴボゴボ……」
 目を見開いて全身を強張らせ、口から女淫兵特有の白い血液を吐きながら、大佐は徐々に抵抗する力を失っていった。
 彼女の手が良子の手首から完全にはなれたところで、良子はバヨネットを缶切りのように動かした。
 ゴツッ、バキリ、ブツッと不愉快な音が響き、大佐の首が完全に胴体から切り離される。
 そして静寂が訪れた。腹部バッテリーからの電気で動いていた頭部アンテナは完全に機能を停止し、もう動くことはない。
 自分の仕事に満足し、良子はセーラー服上着のポケットからタバコを取り出してくわえた。
「ありゃ?」
 腰に手をやって怪訝な顔をしてから、彼女は不機嫌そうにタバコをはなした。ライターは、スカートのポケットに入れていたのだ。
「うわ、サイアク〜……せっかく百貨店で万引きしたのに。大損害だわ、こりゃ」
 不機嫌ついでに大佐の首を上に放り投げ、落ちてきたところを蹴り飛ばした。
 そのまま踵を返して地上へ向かった良子には知る由もなかったが、蹴られた大佐の首は中尉の死体の傍らに落ちた。
 捻じ曲がった首で大佐の頭部を見つめ、半分しかない顔で涙を流す中尉は、まるで大佐を守れなかったことを詫びているように見え、
中尉に額を向けて転がる大佐の首はあたかも、部下と一緒にひたすら悲しみに沈んでいるように見えるのだった。


284 :名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 08:02:04 ID:h7XOhfrf
***
 新しいスカートを探すのも後回しにして、サンバのシガーソケットで一服する良子の隣で携帯電話が鳴った。
(きたきた、クトゥルフのジジィかな?)
「はい、良子です」電話の相手は予想と違い、女の声だった。
『もしもし、ぼくだけどぉ。ちゃんとやったの? ダークキッドがまだ生きてるじゃない』
 名乗られなくともこいつは声だけで誰だかわかる。変に甘ったるい喋り方のくせに、一人称が〃ぼく〃。
「ああ〜、ケイト様ですかぁ。それがねー、あいつ支給された毒薬全部食わせたのに死なないんですよぉ」
『じゃあ他のも試しなよ! まさかきみ、渡されたものしか使わなかったんじゃないだろうね』
「試しましたってぇ! 神経毒から細菌兵器から、アタシ特製の〃寝込むライス〃まで食わせましたぁ」
『で?』
「おいしかったそうです。直接お礼言われました」
 これは嘘だ。いつもダークキッドは弁当を渡しても、ろくすっぽ顔も見ずに生返事しかよこさない。
 が、ケイトは本気にしたらしい。電話の向こうで押し黙る様子が、彼女の驚愕を表している。
「これから暫く監視のみを続けます。そろそろ怪しまれてると思うんで」
『……うん、そーしてぇ。じゃーね』
 それだけ言うと、電話を一方的に切ってしまった。
「〃そーしてぇ〃じゃねえよ、同人大好きボク女のイタイ腐れ痴女が。マンコ刺されて死んじまえ」
 良子は内心、ケイトをバカにして嫌っている。まず乳が良子にもう少しで届くほど大きい。
 それだけでも許しがたいことだが、さらにエゴが強くて性格が厚かましい。BL団員の中でもとりわけだ。
「なんであのバカ女が巨乳なんだよ! 巨乳が許されるのはアタシみたく清らかな美少女だけだよ。キモーイ」
 キモイを連発しながら吸殻を窓の外へ投げ捨て、サンバを動かしかけて彼女はふと、クラッチを踏んだまま考え込む。
 何だろう、何か忘れているような気がする。確かライトアーマーが……
(あ、いけね。あのキモーイガールズ、どうなったんだろ)
 急いで発進し、渋谷駅前を目指した彼女の目に飛び込んできたのは、ひっくり返されたライトアーマーだった。
「もったいねー。まだ使えたのに」
 激闘の跡を物語るかのように、そこかしこに女淫兵の残骸が横たわり、コンビニのガラスは割れている。
 良子がスカウトした二人の少女は、店内で死んでいた。


285 :名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 08:03:43 ID:h7XOhfrf
 一人は突き飛ばされて商品棚のフックに全身を貫かれ、苦悶の表情のまま息絶えている。
 もう一人はレジ奥まで逃げ、そこで逆上した女淫兵に首を締められたようだ。鬱血した顔で白眼を剥き、舌を出して事切れている。
 床は女淫兵の血と少女たちの血、それに敵味方がいまわの際に漏らした排泄物がぶち撒けられ、ひどい臭いだ。
「あーあ。あんたらも所詮は安っぽいザコだったって事だね」
 世の中には三種類の人間がいる。すぐ死ぬのは安っぽい人間、後で死ぬのはよく訓練された安っぽい人間。
 ――ホント、戦場は地獄だぜぇ! フゥハハハーハァー!
 そして最後が良子やほんの一握りの人間、つまり世の中を生きる術を知っている選ばれし者という訳だ。
 ザコは使い捨ての道具にされても文句は言えまい。血まみれのカバンを蹴り上げて、良子は中から財布を盗んだ。
「ま、せいぜい親の金で盛大な葬式でも上げてもらいな、厨房ども」
 金だけ抜き取って財布を投げ、サンバに戻るとまた携帯電話が鳴っている。
「はい、良子です」
『わ、わしだ、股介だ! どういうことだ、女淫兵の動作がおかしくなったぞ!』
 やはりクトゥルフはかけてきた。しかも相当取り乱している。全部隊への無線操縦が切れ、焦っているのだろう。
「んー、警察が妨害電波でも始めたんじゃね? 連中もバカじゃないからさぁ」
 笑い出したいのを我慢して深刻ぶった声を出すのは、かなり骨が折れるものだ。
「で? いまアジトなの? あ、そう。これからアタシがこれから言うことをよーく聞いてね。
司令室のコンピューター脇に、緊急用のCD−Rがあるでしょ、それインストールして。ラベルの名前は
       えむ おー しー ハイフン しー おー えす
ものすごい数の警告が出るけど、全部〃無視して実行〃押して。じゃあね」
 電話を切ったあと、良子はプッと吹き出した。口を抑えて激しく肩を震わせ、最大の努力でもって笑いをこらえていたが、
やがて沸き起こる爆笑の衝動に耐え切れず、とうとう腹を抱えて笑い出した。
「ぎゃーっはっはっは! ヒーヒヒヒ! こ〜りゃ面白いことになるわ! ( ゚∀゚)アハハハハノヽノヽノヽノ \ / \/ \」


286 :名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 08:06:53 ID:h7XOhfrf
一気に投下してしまいました、スマソ。
次回からまた坂下とピザ男のパートです。


287 :231:2006/09/05(火) 09:29:03 ID:UAMu0h40
久しぶりに覗いたら、とてもとても素晴らしいものが・・・!
ただの吐き捨てを汲み上げて下さって感激です。
ん〜、お腹いっぱい。とても幸せ。ありがとうございました!


288 :名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:14:40 ID:2s8Hl933
>280から>>281までの流れでこれ連想したw

                      _____
                    /
                    / 良子死なないのかよ!萎えたぜ!
                  ∠
            ∧_∧    \_____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           (  ´Д`)  ,-っ      | そうか!よし!後で屠る!
          /⌒ヽ/   / _)       \   
          /   \\//           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          /    /.\/         ‐=≡   ∧ ∧
         /   ∧_二つ        ‐=≡   ( ´Д`) ハァハァ
         /   /           ‐=≡_____/ /_
        /    \        ‐=≡  / .__   ゛ \   .∩
       /  /~\ \      ‐=≡  / /  /    /\ \//
       /  /   >  )    ‐=≡  ⊂_/  /    /  .\_/
     / ノ    / /       ‐=≡    /    /
    / /   .  / ./          ‐=≡   |  _|__
    / ./     ( ヽ、          ‐=≡  \__ \
   (  _)      \__つ           ‐=≡ / / /
   . ̄         ``)         ‐=≡  // /
               `)⌒`)     ‐=≡ / | /
                ;;;⌒`)    ‐=≡ / /レ
               ;;⌒`)⌒`)‐=≡ (   ̄)


289 :名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:23:58 ID:h7XOhfrf
>231
喜んで頂き、こちらこそありがとうです。
231氏も他の皆様も、また何かご要望あればどうぞ。
多少の無理は大丈夫です。
>288
見た瞬間爆笑したww


290 :名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 22:30:12 ID:YdjLRayE
良子さんがこのスレに相応しい外道ヒロインキャラと化しつつある予感w


291 :名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 23:44:23 ID:YdjLRayE
近頃思うんだが「強い悪の女戦士」の"強い"部分を出してる作品って少ないよな…
どうしてもネタや雑魚ヤラレに集中してしまう感じがする。
幹部というアクセントも立場上の強さでしかないし…
むしろ"より強力にやられる特権階級やられ役"という損な位置づけだww


292 :名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:17:30 ID:p9UUfGHg
確かに悪女の活躍=暴虐っぷりを描いてヤラレに持ってけばより萌えるかも
でもまあヤラレそのものと違って描写が巧くないと飛ばし読みされちゃう気が


293 :名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:10:58 ID:EcyAgqR8
>291へ
女淫兵の大佐を書いた時、俺も同じことを思った。
あいつと中尉を屠って萌えるよりも、むしろちょっと悲しかったのが俺の本音だ。
だから、俺はもうあんなのは書くまいと心に誓った。
でも俺はもしかしたら
とんでもなく間違った事をしようとしているのかもしれない。
いくら強い女といったって、ザコ全部をあんなにしてしまうなんて。

すまんが皆、良子がクトゥルフに一体何をしろと言ったのか
もう一度よく見てくれ

わかったところで
もう遅いけれども


294 :名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 08:19:16 ID:bQ+SRsWM
良子みたいなキャラは、死にそうになりながら強い敵をやりまくり
自分はちゃっかり生き残るそういう展開でもいいんだがな
外道だけど何故か最後は正義の味方扱いになったりw


295 :名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 13:50:15 ID:XnV6RT2y
>293
感情移入するのは分かりますとも。書いてる最中に
モッタイナイ精神(笑止w)も芽生えるんですよね〜。
あんなこと、って言ってますが
バイオレンスジャックに比べたらまだまだですぜ。大丈夫大丈夫w

…フォローになってNEEEEE!

股介が打たされたラベル…『MOC-COS』!新時代の幕開けですね!


296 :名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:48:28 ID:P1WxFzax
ttp://www-2ch.net:8080/up/download/1157531872531551.0Lgd2j
DLPASS:taisa

つい大佐に萌えて絵を描いてしまった
今は反省している
お絵描きチャットで描いたのでサイズは軽いけど絵はデカイ、すまない


297 :名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 21:43:03 ID:I823h207
>293
「山かきっ娘ふんどし仕様にしろ」って言ってるのか?


298 :名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 23:05:15 ID:p9UUfGHg
>291
GJ!大いに萌えた。
反省なんかしないで、このまま絵板デビューとかしちゃって貰いたい


299 :名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 23:16:37 ID:EcyAgqR8
>294
ありがとうw
でも毎度の勝ち逃げは許さないのがこっちの礼儀ってもんでもあると思うんだ(笑)
>295
そうそう、勿体無くなってきたりw フォローどうもw
新時代ですよ〜。楽しい楽しい黙示録の始まりですw
>296
うおっっとぉ、またしても神降臨!(゚Д゚)
大佐の絵、ありがとうございます。五万回保存しました。
実はこのスレ、専用のうp&お絵かき板もあるんで、よろしかったらそちらにも降臨して下さいまし。
きっとみんな喜びます。
ttp://w5.oekakibbs.com/bbs/akujolove/oekakibbs.cgi
>297
いんやー、全然大したこと言ってないお( ^ω^)
あの糞ド外道いわく『セックスバトルとかお遊びはここまでだよww死になwww』ってことだお( ^ω^)




『MOC-COS』
ttp://moccosep2.hp.infoseek.co.jp/


300 :名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 08:59:27 ID:2QaRtnIq
寝込むライス・・・

シャボンがしみいる〜
子猫のおひげよ〜
泣かないで〜

本当にネタの宝庫だ。


301 :名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 01:10:31 ID:paRogstx
>296
大佐と聞くと「はかったな たいさー」を思い出すw
とても首チョンパされた娘とは思えん。

女やられ的新ジャンル:ちびっ子&ウザイ三連星

正「俺は正義の使者!悪の手先なら子供とて…この○トレイツォ容赦せんっ!」
ち「(びくっ)」
三「怖がらせたぞ…」「こんな小さい子を…」「変態タイツめ…」
ち「子供じゃないもん!この作品の登場人物は全て18歳いじょ…」
正「黙れッ!ぶっ殺してやる!」
ち「ひっ!!? ふ…ふぇ…」
三「あ!泣かした!」「なんて奴だ!」「酷い男だ…」


302 :名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 05:11:35 ID:jUgBMOaw
>300
尾仁子お嬢様マジツンデレ。
>301
三連星uzeeeeeeeeee!! でもタイツ仮面なら気にせずライダーファックしてそう。
それが奴のジャスティス!

ところで、今度こそノーパの電源いかれて初稿がパーになりました。
めげずにメインPCで書いてたら突然フリーズして今日書いた分がパーorz
やっぱり『女淫兵が全部モッコス化』なんて書いたからいけなかったのだろうか……

もう怖くて仕方ないので、書けてる分からこまめに投下します。


303 :名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 05:12:35 ID:jUgBMOaw
***
 押入れの中で彼女が泣いている。膝を抱えて座り込み、子供のように体をゆすり、肩を小刻みに震わせて。
俺が最初に殺した、あの彼女が。俺はそれを、アパートの自分の部屋の真ん中に座って見ているだけだ。
「どうして泣いてるんだい」
 ひどくぼやけた俺の声に、彼女は顔をくしゃくしゃにしながら答えた。
「だから……だから逃げてって言ったのに……東京から逃げてって言ったのに」
 それだけ言うと顔を膝の間に埋め、ひとりごちながら激しい嗚咽を繰り返す。
「もう間に合わない……みんな死ぬ……貴方も死んでしまう!」
「泣かないで。泣かないでくれよ」
 俺はゆっくりと立ち上がり、彼女のそばへ寄ろうと一歩を踏み出した。
 途端、部屋の電気が消えた。周囲は闇に包まれ、自分の鼻先さえわからない。俺は仕方なく手探りでスイッチをつけた。
 明るくなって振り返ると、俺は女淫兵にかこまれていた。
 すごい数だ。俺のまわりだけ少し空けて、見渡す限りの女淫兵。地平線まで彼女らが埋め尽くしている。
 一体どうやって、いつの間に入り込んだのだろう。いや、それより俺の部屋はこんなに広くないはずだ。
 軽く混乱しつつも俺は腹に手をやり、そこで初めて気付いた。変身ベルトがない。
「逃げてって言ったのに」
「せっかく逃げてっていったのに」
「逃げてって言ったのに逃げてって言ったのに言ったのに」
 口々に低くつぶやきながら、彼女らが俺に手を伸ばしてくる。無数の手が俺を掴み、渾身の力で締め上げる。
 彼女たちは目を見開き、瞳を赤く光らせて、徐々に俺に向かって詰め寄ってきた。
 と同時にどこかで重苦しい鐘が鳴り出し、それが合図だったかのように彼女ら全員が笑い出す。
「逃げてあははははは言ったのに言ったのにあはははははははは」
「あはははははははははははははははは逃げてって言ったのにあははははははははははははは」
「あはははははははははははは逃げあははははははははははははは言ったあはははははははははははははは」
 俺を掴む手はますます増え、そのどれもが俺を激しく引っ張る。もう体がバラバラになりそうだ。
「たのむ……やめてくれ……どうしてこんなことを……」
 俺の発した弱弱しい声は、彼女たちの甲高い笑い声にかき消された。


304 :名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 05:13:55 ID:jUgBMOaw
***
「……き……ゆうき…………裕樹! おい起きろ、裕樹!」
 胸倉掴まれて揺り起こされ、俺の意識が現実に戻って来るまで、少しの時間を要した。
 俺が寝ているのはホテルのベッドの上で、目の前にはピザ男がいる。
「なんだよ、もう朝か?」
 起き上がりながら枕元の時計を見ると、まだ夜中の三時だ。
「勘弁しろよ、こんな時間に……」
「いいから窓の外見ろ! 大変なんだ!」
 ピザ男はそれだけ言うと、脂っぽい汗を降り飛ばしながらドタバタ走っていった。
「どうしたってんだ、一体」
 起き抜けの不機嫌な面でノロノロと窓のカーテンをめくった俺は、眼下に広がる光景を見てこう思った。
「なんだー、これも夢かぁ……」
 とにかく眠いので横になろうとして、俺はふと妙な事実に気づいた。普通、夢の中で眠いか?
 もう一度、今度は深呼吸して脳みそをしっかり動かしながら、カーテンをめくって下を見てみた。
 青いロングヘアの女が、道幅いっぱいに並んで行進してくる。道路はもはや見えず、上から見えるのは見渡す限りの青い頭。
 一糸乱れぬザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッという足音が、俺のいる四階の客室まで響いてくる。
 夜の光を浴びて輝く青が、このホテル目指して押し寄せてくる。まるで津波だ。
 恐怖にかられながらもパジャマを剥ぎ取ってズボンを穿いただけの姿で変身ベルトを持ち、
一足飛びに階段を駆け下りると、一階ロビーはすでに戦場と化していた。
 ソファーには血塗れの負傷者が寝かされ、手当てもされぬまま放置されて呻いている。
 片隅では、あのガラの悪い連中のうち二人が必死になって壊れた何かを直していた。
「信じられねぇ! メト沢が出撃して五分でバラバラにされた!」
「早く直せ! こいつがいなきゃ話になんねぇぞ!」
 手当たり次第に部品をくっつけているが、どう見てもメト沢の部品とは違うものが混じっている。タイヤとか。
 そして俺が夢の中で鐘の音と思っていたのは、外から聞こえてくる砲声だった。
 タイガー戦車がホテル前の道に陣取り、しきりと砲撃を繰り返している。
 警官たちはそれに負けじと無線や電話に怒鳴っているが、うまくいかないらしい。
「もしもし、もしもーし! ……ダメだ、四谷の仮本部との連絡が途絶えた!」
「奴らに飲み込まれたんだ! 自衛隊との通信はまだ繋がらないのか!」
 必死でノートパソコンや回線をいじっているピザ男の姿もある。
 どうやら誰も状況を説明する余裕がなさそうなので、俺は仕方なくメト沢を修理している二人に近寄った。
「なあ、一体何が起きたんだ!」
「女淫兵どもが変異しやがった! 今度のはものすごく硬ぇぞ、五発は撃たないと死なねぇ!」
「やっぱりメト沢ビーム砲がないとダメだ! ……あれはもう女淫兵じゃねえ……〃邪神兵〃だ……」
 それ以上は教えてくれそうにない空気だったので、俺は変身ベルトのスイッチを入れつつ外に飛び出した。


305 :名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 05:42:36 ID:jUgBMOaw
この回には挿絵もあるので晒しておきます。
ttp://w5.oekakibbs.com/bbs/akujolove/oekakibbs.cgi?mode=res_msg&resno=30&author=0&thumb=0&picwid=900&pichei=602&thisfile=30.jpg
これ描いてる最中にも何十回もフリーズしました。ネタじゃなくて。
そしてネタでも何でもなく、夜中の四時に部屋のドアノックされて開けたら誰も居ませんでした。
昔、心霊サイトを運営してた頃でさえこんな目に遭った事なかったのに……

     )、._人_人__,.イ.、._人_人_人
   <´ 邪神じゃ、邪神の仕業じゃ! >
    ⌒ v'⌒ヽr -、_  ,r v'⌒ヽr ' ⌒
/ // |:::     +  ) )|~ ̄ ̄~.|( (       ;;;|// ////


306 :名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 08:22:33 ID:CODUESxM
>305
「クトゥルフ股介」なんてネーミングするから……<祟り


307 :名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 11:57:18 ID:/gPHe0c9
ノートPCの中の人を地獄の底に突き落としたのか!>唯一神


308 :名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 23:16:10 ID:Z5fz4U8r
>305 心霊サイトを運営してた

マジ?


309 :名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 00:51:52 ID:Z4x/iS02
>305
昔テレビでホラーやヒーローものを見てたときと同じような緊張感を味わった。凄い!


310 :名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 02:45:31 ID:1n4a8IGs
>305
今明かされる驚愕の新事実浮上!?
今頃になって「ツケが回ってきた」可能性もありますぜ…


311 :ダークキッドvsブラックレディース :2006/09/09(土) 23:49:25 ID:ldL39qCq

クレイバンの人です。
ご無沙汰しています。今回はブラックレディースですが悪vs悪です。
http://ch1.artemisweb.jp/read1/andre757/4/14/のネタで勝手にコラボです。
お持ち帰りしてみました。できるだけ元ネタに沿ってやってみましたが、どうでしょうか。
悪vs悪だからか、残酷描写がいつもよりキツイのでご注意ください。エロ描写も少ないかも。



   「残虐!!大幹部ケイト、死の制裁」


312 :名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 23:51:48 ID:ldL39qCq
「ふぅん……で、作戦も部下も何もかもほっぽりだして逃げ帰ってきちゃったんだ……」
どことなくふざけた、けれど少なからぬ怒気を含ませて、
ブラックレディースの大幹部であるケイトは目の前でひざまづく女にいう。
ここはBLの司令室。豪華な絨毯が敷きつめられ、
左右には赤いボディスーツの上級戦闘員がそれぞれ五人ずつ直立不動で並び、事の成り行きを見守っている。
「い、いえ、ここは態勢を立て直してから、
 もう一度ダークキッドを倒そうと……そう、せ、戦略的な撤退です」
ケイトをみようともせず、部屋の中央でひたすら地面に顔を伏せながら、
なんとか失態を取り繕うとしている女は名をマリーシャという。
髪を固めて軍帽におさめ、蝶とも蜘蛛ともみえる凶々しいアイマスクで顔を隠している。
ブラックレディースの幹部であり、戦闘員からの叩き上げであった。
ただし叩き上げによくみられる部下の信望が厚いなどといったことは全くなく、
小狡く、怪力だけが取り柄の女であり、BLに所属していた年数だけで取り立てられたといっても過言ではない。
これといった敵がおらずブラックレディースが全世界で暗躍できていた時代からの古株であった。
外見は二十代の後半だが、実年齢はそれより少なくとも十は上である。


313 :名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 23:53:03 ID:ldL39qCq
だからこそ、直属の上司であるケイトが憎かった。
十代にもみえるはちきれんばかりの水も弾くような若い肌、
そして型崩れのまったくない爆乳と形容してもよい胸に代表される、女なら誰もが羨む抜群のスタイル。
不老手術や改造手術を受けているとはいえ、元の体型からそうイジれるものではない。
マリーシャはじめケイトへの嫉妬と羨望はブラックレディースの女たちに共通のものである。
もちろん、そんな肉体や若さへの嫉妬だけが憎悪する理由ではない。マリーシャが何より許せなかったのが、
一年ほど前にどこからともなく大幹部として現れ、自分たちをアゴで使うようになったことだ。
ブラッククイーンの「お気に入り」だそうだが、クソ生意気な小娘に、クダけた口調で命令され、
反抗もせず働く自分がどんどん情けなく、いつしか憎しみばかりが募るようになっていたのである。


314 :名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 23:54:38 ID:ldL39qCq
「えっとぉ……ダークキッドにひたすら数と武器だけで力押しって報告にあるんだけど、
 これって作戦っていえるの?あ、あと負け犬がどんな表情してるかみたいからを顔をあげてね」
『力押し』といってもマシンガンなど各種陸戦用の銃火器に戦車、そして戦闘ヘリまで投入した作戦である。
いくらブラックレディースを脅かす改造人間とはいえ、ただの一人にこれだけの戦力を集中させて負けるなどと、
誰が想像できるか。そうマリーシャは心の中で愚痴をこぼす。
そして顔にくやしさと少しの愛想笑いを浮かべながら、
豪奢な椅子に長く細い脚を組んでおのれを見下ろすケイトにむけた。
「眼がこわいぞぉー。ぼくを睨んでも仕方がないよ。
 リラックスリラックス、さぁレッツいいわけタイーム!」
「はっ、今回は搦め手ではなく、通常の戦力だけでどこまでダークキッドに通用するかの実験でありました。
 結果としては残念な結果に終わりましたが、ダークキッドの今まで知られていなかった戦闘形態を
 確認することができたのは成果だと考えています。この経験に学び、
 次こそは必ずやダークキッドを仕留めてごらんにいれます。」
人を怒らせる才能には事欠かないケイトの挑発に顔をひきつらせながら、
マリーシャはすでに想定していた答えをよどみなくいいきった。
いいわけとして苦しいことは確かだが、小娘一人適当に言いくるめることなど簡単とあなどっているのだ。


315 :名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 23:59:23 ID:ldL39qCq
実際、ダークキッドとの戦闘は一方的なものであった。
百名もの戦闘員を配置につけ、逃げも隠れもできない白昼の荒野。
彼我の戦力差、そして圧倒的な地の利に余裕をみせていたマリーシャの顔が恐怖に歪むのは
戦闘がはじまった数分後のことである。ダークキッドの能力はまだ全容は解明されていない。
ただ、いかな能力だろうと圧倒的な戦力の前では象と蟻のようなものだとたかをくくっていた。
しかし、ダークキッドが平常時の形態から、青色の形態へと変化した瞬間、
肉眼でとらえるには非常に難しいほどのスピードで戦闘員達を蹂躙したのである。
とにかく弾が当たらない。四方八方より撃ち続けられるマシンガンをかわし、BLの戦闘員の柔肌を切り裂いていく。
時には彼女たちを盾にして、銃弾を受ける。戦車はまるで棺桶だった。
主砲も機銃も効果がなく、車内に戦闘員からもぎとられた手榴弾を投げ込まれ沈黙。
空からの機銃掃射や戦闘状況の把握を目的に投入した戦闘ヘリもなす術なく、
ローターをやられて墜落炎上。そんな絶望的な戦闘であった。

銃声と爆音、そして戦闘員たちの悲鳴や嗚咽が入り混じること十数分。
気付けば、おのれ一人になっていたマリーシャは完全に戦意を喪失し、命からがら逃げ帰ったのである。



316 :名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:02:15 ID:B3raoWQl
「……無能だね。あと、いいわけも面白くなーい。もっと開き直ってバカがバカやってすみません。
 今度は少しでもバカじゃないことします。バカだと認めますから、バカにしていいですから、
 今回ばかりはバカにめんじて命だけは〜なんてのを期待したのにぃ……」
バカといいたいだけなのか、ただただバカの連呼がマリーシャに投げかけられる。
「お、お許しを。せめてあと一度、機会をお与えください」
ケイトに頭を下げることでプライドはズタズタであったが、
上司は上司、失態は失態。仕方がないと悔し涙を浮かべながら頭を地面にこすりつけ懇願するマリーシャ。
そんなマリーシャにどんな言葉をかけようかとケイトはニヤニヤしながら、彼女の醜態をみている。
ケイトの心の中ではすでに答えは決まっていた。あとはどれだけ、マリーシャを苦しめるかだけの言葉選びだ。
「うーん、無能の怪力年増女にもう一度チャンスを与えるなんて時間と資源の無駄な気がするけどぉ…、
 反省もしてるみたいだし、長年、BLに貢献してくれてたみたいだし………」
ここで、一度ケイトは言葉をきった。
マリーシャはなんとか名誉を挽回する機会が与えられそうだと文脈から判断し、
安堵の表情を浮かべつつ顔をあげケイトをみる。
そこには形容しがたいほどにサディスティックでいやらしげな笑みでマリーシャをみつめかえすケイトがいた。

「けどやっぱり、バカは何やらしてもどうしようもないよね……うん、死刑ってことにけってーい!」


317 :名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:04:18 ID:B3raoWQl
死の宣告。そして、どこまでもふざけきった口調についにマリーシャは我慢の限界を越えた。
「ふざけるなぁ、小娘がぁぁぁっ」そういうなり、ケイトの細首をへし折らんととびかかる。
彼女の首にわずか数十センチまで迫ろうとした瞬間、マリーシャの視界からケイトの姿が消えた。
「猪女、ま、豚じゃないだけマシかな。脳味噌まで筋肉でできてるんじゃないのぉっ」
ケイトの挑発が後ろから聞こえてきた。ゆっくりとふりむくマリーシャ。
そこには豊かに実った巨大な乳房を抱えるように腕を組むケイトがいた。
そして、事態を飲み込んだ上級戦闘員達がケイトを守るように囲みをつくる。
「はい、これで最初で最後の下克上もお・し・ま・い……少しはいい夢みれた?」
「どうして……」
「教えてあげなーい……バカにいっても意味ないし。
 おばさん、少しは頭使わなきゃ。ここにいる上級戦闘員にも勝てないんじゃない」




318 :名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:09:26 ID:B3raoWQl
その言葉が余計にマリーシャの怒りを増幅させた。
マリーシャにほどこされた特殊改造は『怪力』と『肉体硬化』である。
力に関してはBLのなかでも一、ニを争うが、すべては直接戦闘の肉弾戦に特化した能力だ。
ただ近頃の改造のブームは特殊戦仕様であり、
ケイトの「上級戦闘員にも勝てない」という言葉がマリーシャのコンプレックスを刺激したのである。

「フンッ、ガキがいきがるんじゃないよ。どうせ逃げ回ることしかできないんだろう。
 もうBLも何も知ったことか、みんなみぃんなブチ壊してやるよぉっ」
マリーシャが覚悟を決め、そう叫ぶとパチパチと手を叩く音が上級戦闘員の影から聞こえた。ケイトである。
「ちょっと、カッコいいかも。頑張ってって感じ。けどね……マリーシャ。
 大事な恥ずかしい部分が丸見えだよぉっ、アハハハハハッ」司令室にケイトのかん高い笑い声が響く。
マリーシャが、ハッと下をみると黒革の紐パンツがいつのかまにか切り裂かれ床に落ち、
おのれの濃い陰毛が生えた恥部と、ひきしまったお尻が丸出しの状態であった。
カァッとくやしさと恥ずかしさで顔を赤らめるマリーシャ。
ケイトばかりか周りにいる上級戦闘員からもクスクスと失笑が漏れる。
「バカにするなぁっ!」
そう叫ぶとケイトにむかって少し垂れ気味の巨乳を揺らしながら突進し、
一番近くにいた上級戦闘員の頭と股間を掴んだかと思うと、勢いよく持ち上げた。
「いや、何するのやめっ」
とっさのことに対応できない上級戦闘員をよそに彼女の細い腰部分を頭の軍帽にあてると、
そのまま徐々に両手に力を入れ折り曲げていく。
「ガハッ、苦し、た、たすけっ」
もちろん、マリーシャのその隙を逃す上級戦闘員たちではない。
二人の戦闘員が腰のナイフを抜くと一人が彼女の胸の谷間に、もう一人が首めがけて突進する。


319 :名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:13:56 ID:B3raoWQl
ガキンッ
思いがけないことがおこった。マリーシャの鍛えられた肉体に刺さるのではなく、弾き返されたのだ。
「フフ、あんたたちまだまだひよっ子だねぇ。『美しき鋼のマリーシャ』って二つ名を知らないとみえる」
そういうと彼女の白い肌がどんどんとひび割れた灰色の硬質のものへと変化していく。
「もう、きれいも汚いもないよ。クソ生意気な小娘を八つ裂きにできるなら安いもんさね」
全身に身につけていた黒革の衣装もちぎれとび、筋肉が隆起したマッスルボディへと変化していく。
身に着けているのはすでに軍帽とアイマスクのみだ。
「フフフッ。どうだい、鋼の肉体に超人の力。私がブラッククイーン様に与えられた能力はっ」
誇らしげにいうなり、抱えていた上級戦闘員を真っ二つにへし折った。
「イヤァァァァァァァッ」
断末魔の叫びとともにボタボタと内蔵と血をしたたらせ絶命する戦闘員。
「ケイトッ、あんたはこんなもんじゃすまないよ。足、腕すべて引っこ抜いてから殺してあげるわ」
血を浴び興奮するマリーシャは下卑た笑みを浮かべながらいう。
「ぼくじゃなくてダークキッドに対してやりなよって……
 バカで猪で……あと一つ岩石女ってのもつけたしたげる、ゴツゴツして醜くて直視できないし……
 うん、わかったよ。ぼくが相手したげる。君たちは見物してていいよ。」
呆れた口調で面倒くさそうにいうケイト。ただし、かんしゃくではない純粋な怒りが端々からにじみでていた。



320 :名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:19:52 ID:B3raoWQl
「いい、心がけだよ。小娘ぇっ」
二つになった上級戦闘員の上半身と下半身をケイトにむけて投げつける。
なんなくかわすケイト。そこには巨体を揺らしながら迫ってくるマリーシャがいた。
「ひゃっはぁ、掴まえたぁっ」
「キャァッ」
両腕をケイトの細い腰にまわし、さば折りの要領で持ち上げるマリーシャ。
ちょうどケイトのギチギチに革ベルトで締め上げた柔らかな爆乳が彼女の顔にあたる。
「何が大幹部だ。てんで弱いじゃないか。どうせ、ブラッククイーン様に肉体で取り入ったってところだろ。
 フフしかし、生意気なおっぱいだねぇ、前々から見せびらかしてるようで気に入らなかったんだ」
勝利を確信したのか、余裕をみせるマリーシャ。
「ハァァンッ」
逆にケイトは身をくねらせながら切なげな途切れ途切れの喘ぎを漏らしているだけだ。
その姿態はどことなくエロティックで、その事が余計にマリーシャの怒りに火をつけた。
「さぁ、どうしようか。フフフそうだねぇ噛み千切ってあげるよ」
そういうと、まずは締め上げた革ベルトを歯でひきちぎる。
おさえのなくなった乳房が、勢いよくブルンッとマリーシャの目の前で弾けるかのように飛び出す。
肌艶のよい改造ではなしえない柔らかく弾力のある天然モノの乳房であった。
「ホント、ムカつくガキだよ。さぁっ自慢のおっぱいがグシャグシャになるのを嘆きな……」
マリーシャは男ならむしゃぶりつきたくなる魔性の乳房めがけ、喰らいつこうとアングリ口をあけた。


321 :名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:23:28 ID:B3raoWQl
次の瞬間、彼女が咥えこんでいるのは乳房でも桜色の乳首でもなく……
ケイトの右手、そしていつまにか鋭く伸びた指先の爪であった。その爪は口内から喉を裂いている。
「アグゴゲェェッ」
「あのさ、口を大きく開けるのってレディとしては下の下だと思うんだけど……どう?」
そして、間髪いれずに左手の指先も爪が伸び、マリーシャの両目に突き刺さる。
「グギャァァッ」
痛みと驚きでマリーシャの腕の力が抜け、ケイトは身体も自由になる。
「悲鳴も女の子らしくできないかなぁ……ま、おばさんだから無理か」
眼を潰され何もみえず、恐怖だけが高まるマリーシャはケイトの声がする方にむけ、
やたらめったらに両腕をふりまわす。
「おばさんみたいなザコ、どうとでもなるから、ちょっと手を抜いてあげたんだけどな。
 そうそう、掴む時は身体だけじゃなく両腕ごと掴まないと。まぁ、そうしても実は無駄だったんだけど」
「来ぶな、来ぶなぁぁぁっ」
喉に血が溜まり、上手に発声もできないまま、恐怖に怯え、がむしゃらに腕や足をふりまわす。
「あとはぁ……肉体に頼りすぎなとこかな。頭まで筋肉だからいってもわかんないかもしれないけど、
 強化されない部分があるってのは理解しとかないと、まあ猪バカ岩女だから仕方ないか」
そういった瞬間、ケイトの姿が一瞬消え、
再び現れたときにはマリーシャの秘所に彼女の鋭利な爪が突きこまれたいた。
「例えば、こことかね。あ、オチンチンじゃなくてごめんね。」
「グビャァァッ」
痛みで醜い悲鳴をあげながら、なんとかケイトに拳をふりおろすマリーシャ。
しかし、むなしく空をきる。いつのまにかケイトはさきほどまで座っていた椅子に腰かけていたのだ。
戦闘員たちにもテレポートしたようにしかみえないケイトの瞬間移動、
唯一、両眼を特殊強化している一人の上級戦闘員だけはケイトが超高速で移動しているのがわかった。
もちろん、両眼を失ったマリーシャにはどちらでも関係なく、ただただ恐怖と痛みで混乱している。


322 :名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:26:11 ID:B3raoWQl
BLの改造によって付加される特殊能力は極度の集中を要求する。
マリーシャの肉体強化も例外ではない。痛みと精神的疲労がピークに達し、
灰色のゴツゴツとした肉体が、艶かしい白い肌の肉体へと戻っていく。
眼と口そして秘部から流す血が裸身を朱に染めていた。
「さてと、気がすんだ?上級戦闘員の殺傷に上官反逆。間違いなく死刑は確定だね
 実は、態度次第じゃもう一度だけチャンスをあげてもいいかなと思ってたんだけど……
 早とちりするから。本当に……ばぁぁぁーーーか、アハハハハハッ」
「クソックソッ、クホガヒがっ、ほうしにのってぇぇ」
マリーシャはなおも、戦意は喪失していないようだ。ひたすら悪態をついている。
「何言ってるかわかんないぞぉ。発音ははっきりと。
 ま、命乞いするよか戦闘員としてはマシかなと思うけどね。
 けど、そういう態度はぼくが気に入らないんだなぁ。
 これでカッコいい男の子っていうんだったら、また違うんだけどね」
ケイトの美少年、美青年好きがBLのなかでも有名であり、
後に某国の芸能界を震撼させる若手イケメン大量拉致殺人事件を起こすのも彼女であった。
「さて、あとは方法だけど……うん、さっきマリーシャ、きみがいってたので殺ってあげる」
「ウガァァァッ」
最後まで抵抗をと、マリーシャは再びケイトに掴みかかろうと声のする方向へ突進を試みた…が動かない。


323 :名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:34:47 ID:B3raoWQl
「ケイトォッ、何をひたのぉ、ほむふめがいきがってぇぇぇっ」
「教えてあげなーい。実をいうとまだ実験段階なんだよね、この能力って……。
 さてとお試しお試し。うーん、えっと『八つ裂き』ってさ、やっぱり八つに裂くってことだと思う?」
そういうなり、マリーシャの両腕がボトリッと落ち、腕のつけ根からボトボト血が噴出し、絨毯を濡らしていく。
「ギヒィィッ」
「これで三つ」間髪いれず両脚が切断され、血がとめどなく床に落ちる。
そう、なぜか両脚がなくなってもマリーシャの身体は浮いたままなのだ。
「これで、五つ。引っこ抜いたわけじゃないけど、ま、一緒だよね。あとなんだっけ?」
「ほほしてやる、ほほしてやるぅっ」ひたすら呪詛のようにつぶやき続けるマリーシャ。
「会話になってなーい。バカは嫌いだよ。そう、思い出した、乳房を噛み千切るとか野蛮なこといってたよね。」
その言葉にはじめて、マリーシャは「ヒィッ」と短く恐怖の声をあげた。
「ほ、ほっぱいははめ、はめてよ、はめなさいっ!」
「だぁめ。あとやめなさいっていいたいらしいけど、ハメなさいにしか聞こえないよ」
ケイトは彼女の乳房をすぐに切断することはしなかった。
どういう理屈なのか、乳首をはじめ、少し垂れ気味の完熟の乳房に適度な刺激を与えていく。
「ハァァッ、何これ、ひ、ひもち……ひひ」痛みを忘れるほどの快感がマリーシャの乳房に広がっていく。
そして、乳首が勃起した瞬間、たわわに実った乳房が熟れきって腐るかのように落ちた。
「グギャァァッァァァッ」快絶の悦びが、悶絶の痛みへと変わる。
「これで七つと……もちろん最期はおばさんがさっきまでしてた犬の首輪みたいなのがついてたココだけど」
そういいながら、自分の首に手をやる。
「最期に言い残すことある?」
ケイトの問いに、失血がひどく朦朧となりながらもマリーシャは最後の力をふりしぼる。
喉に詰まった血がとれたのか彼女のハスキーボイスがもどり、発声もきれいだった。
「じ、地獄へ落ちろ、おむつもとれない小便娘」
ザシュッ
首がゴロンと落ち、彼女の身体を支えていた『何か』が解かれたのか乳房を失った身体も地面に落ちた。
「これで、八つ裂き完成。ま、おばさんにしては最後まで心が折れずに頑張ったじゃない。立派、立派」
どこまでも残酷なケイトの責め。もちろん、彼女の誰よりも嗜虐的な心のあらわれでもあったが、
おのれに反抗的な態度がそこかしこにみえるBL戦闘員たちを、
恐怖によって支配しようという思惑も彼女にはあった。
ここにいる十名(九名になったが)の上級戦闘員にケイトの圧倒的な力と残虐性をみせつければ、
彼女たちは部下にもこの惨状を伝え、逆らうものはいなくなるといった効果を期待していたのである。
ケイトが上級戦闘員たちを睨みつけるようにみまわす。すくみあがる戦闘員たち。どうやら、効果は上々のようだった。


324 :名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:40:29 ID:B3raoWQl
「ま、そういうことだから。これからの任務頑張ってね。
 信賞必罰、ダークキッドを倒したら、幹部は間違いなしだしだよ。
 けど、とりあえずは、すっごい部屋汚れちゃったからお掃除が君たちのお仕事ね。
 もちろん絨毯もかえとくんだよ、そうだなぁ、今度は赤くてフカフカのやつね。よろしくぅ」
上級戦闘員は金縛りが解けたかのように、八つにされたマリーシャと真っ二つにされた戦闘員の亡骸を手に持つと、
片付けるために、それぞれが逃げるかのように司令室からでていった。

「フフフッ、これでよしっと。さぁシャワーでも浴びるかな。 マリーシャに触られたとこすっごく気持ち悪いし……」
一人そうつぶやくと、戦闘員とは逆の扉−司令室の後ろの扉−を開き、薄暗い通路へと消えていった……

                                              
                                                                    了


325 :クレイバンの人:2006/09/10(日) 00:50:20 ID:B3raoWQl
慌てて直リンクしてしまった……すみません。
考えたら絵掲示板でもないですね。管理人さん、絵師の方にも申し訳ないです。
今回書いてみて思ったんですが、やっぱり個人的には正義(男)vs悪の女が一番萌えますね。
もちろん、正義(女)vs悪女も悪女vs悪女も好きですが。

あとこの場を借りて。
SSにしても絵にしても私がつくった拙いキャラなら適当に使っていただいて構いません。
大体、自分のSSが絵や他のSSに使っていただけるなんて夢のようで嬉しいし有難いです。
本当は各々個別に感謝の意を書き込まないといけないんですが、ここでまとめて失礼させていただきます。

しっかし、スレが、前スレに比べかなり活性化していて嬉しいです。
ずっと続けられてるSSもパロとか笑いを含めながらも、やる(殺る)ことはやっててかなり好み。
ギャグをいれると余計にやられるキャラに哀愁がでていいですね。頑張ってください。「名無し」で応援します。



326 :名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 01:11:43 ID:xaivdmFH
クレイさんキタ―(゚∀゚)―!
マリバロン式といい、文字通りの八つ裂きといい、激しくGJです。


327 :草鞋屋 :2006/09/10(日) 07:48:34 ID:057kl+Cb
遂にコテハンで来てしまいました(大したことないか)
下らない妄想を見事に取り入れ昇華していただき光栄の極みです。
どんどん増していくケイトのエグさが最期への期待を膨らませますね。
これからも無理をなさらず頑張って下さい。


328 :安奴隷 :2006/09/10(日) 12:51:13 ID:dlVLx5EI
じゃあ私もコテでw
クレイさん、今回も素晴らしい屠りSSを読ませて頂きありがとうございます。
マリーシャがちょっともったいなくて萌えました。
アイデアを使ってもらった草鞋屋さんが羨ましい。
そのうち有志で円谷プロばりに『呉井プロ』とか立ち上げましょうかw
うちの板でよろしければ、直リンでも何でも好きに使って下さい。

そうそう、前にダークキッドをお借りした御礼をすると言ってましたが……
クレイさんだけにではく、ここの全員に対しての御礼ではいけませんか。
さしずめ『強い悪の女戦死を屠るスレまとめサイト』なんてのはどうでしょう。
http://andre.h.fc2.com/matome/
↑あくまで「こんな感じかもよ」という見本です。新たに専用鯖探し中。
pukiwikiも考えたんですが、mixiとかブログでもいいかなと思ってます。
皆様のご意見お待ちしております。


329 :名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 15:27:02 ID:K6lujRRm
>328
GJ!…ってちょwwwTOP画像www


330 :草鞋屋 :2006/09/10(日) 19:25:38 ID:057kl+Cb
>328
実は私もやろうと思ってたんですが、TOP画像見て「負けた」と思ったので諦めますw


331 :安奴隷 :2006/09/11(月) 11:12:39 ID:g4xwOyke
>330
|ω・`)

|´・ω・`)つ□

|ミ サッ

ttp://akujolove.blog74.fc2.com/


332 :名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 12:02:16 ID:WniuBIX7
>331
うほっ。いいまとめ!
やっぱクレイバンの中の人はすごいなぁ。

誰か初代スレ保存してる方いませんか?


333 :名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 13:07:13 ID:K+SuP1R4
超GJ!
なんか、どんどん更新されていってるな。管理人さんお疲れ様です。
なんか、2スレ目にしてかなり一人前のスレになっていってる気がする。
もちろん、職人はじめ絵掲示板やまとめスレつくってくれてる人たちのおかげだけど。


334 :名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 15:41:05 ID:g4xwOyke
>306、>>307
……orz
>308、>>310
(ノ´∀`)ノ⌒○
ttp://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Oasis/4013/
>309
ありがとう、そう言ってもらえると嬉しい。
正直、俺のやつなんてまとめに載せてもらう価値あるのかなって思うけどね。
>332
ありまっせー。どっかにうpりましょか?

ところで、皆さんに心配をかけたノートPCのその後。
(´Д`)「母ちゃん、えむぃのノート壊れた」
J( 'ー`)し「マザボか?」
(´Д`)「いや、たぶん電源」
J( 'ー`)し「取り替えてもらってきなさい」
(´Д`)「いやそれがな、女 が マ ン コ ぶ っ 刺 さ れ て 死 ん で る 絵
とかがデスクトップにあるねんけど……」
J( 'ー`)し「………………」
(´Д`)「…………」
J( 'ー`)し「……〃天狗のしわざじゃ〃言うときなさい」
(続く)


335 :名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 16:51:43 ID:g4xwOyke
 その次の瞬間、俺は侵攻してくる途方もない敵のど真ん中に佇んでいた。
 白ベースボディと黒い手袋、下半身はわずかに女淫兵の名残を残しているが、全くの別物と言っていい。
 右を向いても邪神兵、左を向いても邪神兵、正面を向いても邪神兵。目を赤く不気味に光らせて、
一様に意味不明な微笑みを顔に貼り付け、一糸乱れぬモデル歩きでゆっくり近寄ってくる。
 視界が闇に消える遥かな先まで、隊列がずっと続いていて最後尾が見えない。
 ホテル玄関すぐ右側では初期型タイガーが、砲塔を縦横無尽に振りながら狂ったように撃ち続けている。
 主砲の横には、昨日俺が通風孔から覗いた全身タイツ男が。
「――焼き払えッ!」
 彼が腕を振り上げるたび88mmアハトアハトが火を吹き、邪神兵の最前列がバラバラになって吹き飛ぶ。
 だが彼女らは砲撃で空いた空間をすぐさま塞ぎ、倒れた仲間を構いもせず、ハイヒールで踏みつけてひたすら行進してくる。
「なぎ払えッ! どうした、それでもヨーロッパを血に染めた虐殺兵器かッ!」
「うっせー、だいぶガタが来た骨董品なんだぞ! 良子ちゃんに無理言って取り寄せたんだからな!」
 言い争うモヒカンとタイツを無視し、ひたすら土嚢のバリケードから重機銃を乱射しているのが金髪のオールバック。
 正面の道を見ると、銀髪の少女が手から黒い玉を出しながら戦っている。今日は水銀灯風ではなく、ブレザー制服だ。
 どういう原理か知らないが、玉で邪神兵を十数人づつまとめて威勢よく吹き飛ばしている。
 討ちもらして接近する一人か二人の邪神兵は、あのやつれ美人が格闘で倒すという按配だ。
 今のところ、この二方向への加勢は必要ない。大丈夫だ。しかし続けて左の道を見た俺は、あまりの危うさに目を疑った。
 僅か数人の黒BDと警官が、パトカーを盾に自動小銃やショットガンを乱射している。
 既に何度か撤退を繰り返したらしく、邪神兵の間にひっくり返った装甲車が見える。
 圧倒的な数で徐々に押し切られ、ホテル前まで残すところ百数十メートル。俺が走り寄ると、うちの一人が気づいて叫んだ。
「撃ち方やめろ、ライダーが出るぞ!」
 彼らを通り過ぎ、俺はジャンプして空中で触手を展開すると、着地と同時に最前列を絡め取った。
「尋常に勝負だっ! 片っ端から逝かせてやる!」


336 :名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 16:53:11 ID:g4xwOyke
 俺は今まで通りセックスバトルを挑むつもりでいたが、彼女らの反応を見てたじろいだ。
 全員、キョトンとした顔で自分の股間にうごめく触手を一瞥した後、おかしくて堪らないというように笑い出したのだ。
「ははははははは! お前、畏れ多くも我を犯すと申すか」
「はははこやつめ! あははははははははこやつめ!」
 傲慢さを含んだ、凛としてエコーがかかった声で一斉に笑い出し、締め付ける俺の触手を難なく外した。
「なにっ!?」
 それだけではない。信じられない位に大きく口を開き、上下の牙で合金製の触手をバリバリ噛み千切った。
 人工筋肉がぶった切られ、ライダースーツの神経スキャンデバイスから痛みが逆流し、俺の口から思わず絶叫が漏れる。
「ぐわぁぁああーーーっ!」
 股間だけでなく脊椎や腕にも激しい痛みが何度も何度も押し寄せ、俺は身をよじってもがき苦しんだ。
 激痛のあまり立っていられない。羽をもがれた虫のようになった俺を、彼女らが半円に囲む。
「ほほほほ、愚か者めが」
「ほほほほほほ、脆弱なる人間どもめ。邪神の前にひれ伏すがいい」
 動けない俺を口々に嘲る彼女らの中から、ポニーテールの個体が進み出て俺の前に立った。
 この髪型ということは、元は士官クラスの女淫兵が変化したのだろうか。右腕に何か巨大な武器がついている。
「どれ、死ぬ前に見せてやろう。我ら邪神の力を」
 カシャンと音を立てて武器が作動を初め、見る見るうちに中心部分の銃身が青い光を帯びてゆく。
 それが何なのか理解した時、俺はホテルのほうへいざりながら叫んだ。
「レ……レールガン……レールガンだ! 戦車を下げろ! 戦車を下げろぉーーッ!」
 俺の叫びも虚しく、青いポニーテールの邪神兵はレールガンを発射した。
 バシュッと辺りに閃光が満ち、これまで右翼を守っていたタイガー戦車の後部にボゴンと穴が開く。
 灰色の車体が少し前に移動するのと、砲塔の上で言い争っていたタイツとモヒカンが下を見るのはほぼ同時だったろうか。
 その一瞬後、ホテル前道路は炎に包まれた。誰もが戦うのをやめて振り返り、燃え上がる車体と誘爆する砲弾の山を見つめる。
「ぁぁぁあああああっちぃぃぃいいいいいいいい!!」
「んだぁぁぁああああああああああああああああ!!」
 全身火達磨になった戦車の乗員が、黒煙を上げながらホテルに逃げ込んでいく。
「うわっ、冗談じゃねえ! ライダーも戦車もやられたぞ!」
「撤退、撤退! 全員ホテルまで撤退しろ!」
 黒BDの集団は逃げ出したが、警官の一人が動かない。俺を気遣っての事ではなく、恐慌状態に陥っているのだ。
「あ、あははは、あひゃ! あーっひゃっひゃひゃ!」
 狂笑しながらパトカーの横でショットガンの連射を繰り返す彼に、四方から邪神兵がゆっくりと迫る。
「やめろ……やめてくれ……」
 俺が伸ばす手はそれに届かず、ただ無力に宙を掻くだけだ。警官の正面にいる邪神兵が腕を振り上げた。
 ――バシュッ!
 赤い飛沫が散り、パトカーが赤く染まる。たった一突きの手刀に心臓を貫かれて、警官は絶命していた。


337 :名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 16:53:30 ID:9GpzsN55
>334
供養場見てきた…夜道が怖くなるじゃないかYo!
深淵には何があったのかも気になる〜。

前スレうpヨロ。俺って「うまなとき」しか書かなかったっけ?とか
記憶が曖昧なんで…ちなみにMNLに投稿した小説ネタがデビュー作です。


338 :名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 16:59:42 ID:g4xwOyke
 いざりながら逃げる俺に向き直る邪神兵たちを見ながら、俺は不思議にも無感動だった。
 炎上する戦車、転がる死体、主を失ったまま回るパトカーの赤色灯。すべて、あまりにも現実味がなさすぎる。
 俺はここで何をしているのだろう。陥落寸前のベルリンと、どこか異次元の戦争がくっついたような場所で。
 ここは本当に東京だろうか。現実の世界だろうか。まだ夢を見ているんじゃないか。解らない、何も解らない。
 ただ一つ言えるのは……俺は死ぬということだ。味方は既にホテルまで退き、路上には一人も残っていない。
「だから逃げろって言ったのに」
 俺にレールガンを向けた邪神兵が、思い出したように呟いた。そして、にっこりと微笑んだ。
 静かに目を瞑った俺は、次に来るであろう衝撃と痛みに備えて体を硬くした。
 ――バシュッ!
 やがて肉を貫く音が響いたが、おかしな事に痛みがない。緩慢な動きで瞼を開いた俺の目に、眩しい光が差し込む。
 道路から突き出た、銀色に輝く棒が一本。それを追って視線を上げると、棒は邪神兵の股間へと消えている。
「あ……う……!?」
 遅れること数秒、俺は何が起こったか理解した。彼女は下から串刺しにされ、周囲の兵士が驚いている。
 刺された邪神兵は先程までの傲慢な態度を一変させ、驚きと痛みに目を丸くして牙をガチガチ鳴らしていた。
「う、うわあ、うわああああ! がっ……ぐふっ」
 邪神兵がガクリと頭を垂れると、銀の棒はまた前触れもなく地面へ消え、間髪置かずに俺のまわりを超高速で突き上げ始めた。
 ドスドスドスドスドスドスドスドスと小気味良い音が響き、新たに股間を刺された邪神兵が悲鳴を上げる。
「ひぎぃ!」
「ぐえっ!」
「げふぅっ!」
 たちまち数十人がガラクタと化し、その場でバタバタと倒れてゆく。俺の周りが綺麗になると、地面から誰かが飛び出した。
 アスファルトの破片を撒き散らし、槍に変化させた右腕の血を振り落としながら俺の前に降り立ったのは……
「ダークキッド!」


339 :名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 17:12:10 ID:g4xwOyke
「すまん。ちょいと用事があったんでな、帰りが遅れた」
 黒スーツにワイシャツ、青いネクタイをしてボストンバッグを担いでいる彼は、会社帰りのリーマンにも見えてしまう。
 右の袖から伸びるでっかいスピアと、血のように真っ赤な眼球さえなければ。
「これ、持っててくれ」
「えっ?」
 ずしりと重いバッグを俺に投げ、彼はズボンのベルトをいじった。よく見ると変身ベルトによく似ている。
 〃チュイーン〃という充電の音が終わらぬうちに、彼はベルトに向かって命令した。
「ライダーキック」
 レストランで注文でもするように言い放つダークキッドの両足が、見る見るうちに青い炎に包まれた。
 彼はそのまま走るでもなく、行進してくる邪神兵の前にスタスタ歩いていく。
 そしてパッと飛び上がると、いきなり空中から急降下して最前列の邪神兵の胸を蹴った。
 ――ドゴォォッ!
 衝撃波が隊列に沿って広がり、居並ぶ邪神兵を突き抜けてゆく。
 連鎖は留まる所を知らず、遥か後ろの邪神兵まで胸から火花を散らして次々と爆発する。
 ドミノ倒しのようになった彼女らを見届けもせず、彼は正面と右方向へも同じ事を繰り返した。
 蹴られて舞い上がった邪神兵はバラバラになりながら、ある者はその場で安物の花火のように爆発し、
ある者はビルの窓を突き破って下半身を壁に垂らし、またある者は無傷の仲間を壊しつつ吹っ飛んでいく。
 三方向が見渡す限り残骸ばかりになったのを確認すると、彼は駆け足で戻ってきて俺を引っ張り上げた。
「立てるか? これで少しは時間が稼げたが、そうのんびりもしていられないぞ」
「あ、ああ……」
 俺はというと、バッグを抱えて呆然とするしかなかった。最初に会って以来、彼のすさまじさには度肝を抜かれっぱなしだ。
 一体彼は誰にいつ、何の目的でもって、こんなに人間ばなれした改造をしてもらったんだ?
 助けてもらっておいて失礼な話だが、ともすれが彼は恐ろしい化物にも思えてしまう。
 もしかしたらそれが、彼があまり人と積極的に関わらない理由なのかもしれない……
 そんな思いをひた隠しにしながらホテルに向かって歩き出そうとした時、上からローターの回る音が降ってきた。
 二人で夜空を見上げると、今まさにホテル屋上から、警視庁のヘリが飛び立つところだった。
 それを追いかけてフェンスに激突した黒BDの連中が、ヘリに向かって口汚く罵り、あまつさえ銃撃している。
「てめぇこの野郎、戻って来い腰抜けー!」
「チキンがぁー! 敵前逃亡は重罪だ、貴様それでも軍人かぁー!」
「おーやおや……どうやら副総監殿は俺達を見捨ててトンズラあそばすらしい」
 げっそりした様子で苦笑するダークキッドに釣られて、俺も苦笑いを浮かべた。


340 :名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 17:24:59 ID:g4xwOyke
さすがクレイさんだ! 直後に投下すると俺の文が邪神作品に見えるぜ!
……あ、邪神作か。
>337
どこのロダがいい? 好きなとこに上げてあげるよ。
MNLに投稿したなら、俺も確実に愛読者ですw
『深淵』はレンタルのリンクcgiだったけど、壊れたっぽい。
あと、久しぶりに見るとランプのmidiも壊れてるな……風の音だったんだが。見事に廃墟だw

(ノートPC顛末の続き)
電気屋に持っていった俺はそこで、故障はPC本体ではなくACアダプタのみという事実を聞かされ、喜びながら帰ってきた。
だが家に帰り着いて玄関を開けようとした、その時!!
スタンドで、平らな道に立てておいた自転車が風もないのに転倒。前カゴに入れておいたPCが玄関の石畳に激突。
これはもう呪いとか祟りとかチャチなもんじゃねえ……! もっと恐ろしいものの深淵を味わったぜぇ……!


341 :名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 17:37:51 ID:9GpzsN55
>340
お世話になります m(_ _)m

長持ちするところが良いな…ぐるぐるアップローダーとかどうでしょう。

恐怖系サイト(所々壊れた廃墟)って現役運営サイトより怖いじゃんよ…
つーか連載中に投稿かぶっちゃってスンマセン。


342 :名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 17:55:18 ID:g4xwOyke
>341
あいよー、ぐるぐるの『guru_guru_4032.txt』、米は『お借りします』。
連載なんて気にしなさんな、どうせ駄文だぁw

あのサイトやってたのは何年前になるんだか……もう五年かな?
つーかまだネット上に存在してるとは思わんかった。なんでだろ、幽霊船のくせに。
まだ結構アクセスがあるのかな。


343 :名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 18:36:20 ID:9GpzsN55
>342
乙。実に乙だ!


344 :名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 00:33:00 ID:L/sIds6D
>342
丁度その頃、俺はオカルト系に結構はまってたんだが
お主のところは知らなかった。
ちらちら読んだけど、なかなか良さそうだな!


345 :名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 09:49:37 ID:xpq4bC3V
んー…5年前…。
ネット上でMNLを見つけて日参してたころかなぁ…。

…まあ今でも日参しつつ新作を待ち続けてるわけなんですが。

そう考えると時間の流れってのは早いねぇ…。


346 :名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 13:33:58 ID:uLfupuhq
女やられ役探索は衝撃だった。

昔はゲームや漫画に出る女やられ役に萌える単なるやられ好きだったが、
今ではこのスレの作品に出る女悪役に萌える単なるやられ役になりました。
(エマ7巻あとがき参照)


347 :クレイバンの人:2006/09/12(火) 19:07:43 ID:rG5UanIL
安奴隷さん、まとめサイト本当にお疲れ様&GJです。

名前を書いていない自分が悪いんですが、
「北斗の屠り!」         初代スレ36氏
「女エースパイロットの最期」  初代スレ166氏
「天上戦機−ヤマト」       初代スレ682氏  は私が書きました。

もしよろしければ、まとめサイトの訂正をお願いしたいのですが。お手数おかけしてすみません。


私はMNLの存在を知ったときすごく救われた気分になりましたね。
リアルのオタ友達にも一人も同じ趣味いなかったですし(今でも誰にもいってない……)。まさに神サイトです。


348 :まとめブログの中の人:2006/09/12(火) 20:12:35 ID:Vq/rFJGG
>347
あ〜い、了解しまし……

……は?

( ゚д゚)ポカーン

*1アワワワワ

*2ガクガクブルブル

*4)))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク


349 :名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 22:13:14 ID:uLfupuhq
>348
う、うろたえるな!ドイツ軍人はうろたえないッッ!!!*5ガクブル


350 :名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 23:22:47 ID:pN8Oyo4L
過疎ったな。燃料投下いるか?


351 :名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 23:49:08 ID:VDnCTvdg
盛り上がるならOKだ!ぜひ頼む!


352 :名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 00:03:42 ID:/5rR/LUC
これくらいで過疎ったって…
他の大勢のスレが泣くよw


353 :名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 00:07:55 ID:hL/Xjg/r
近頃の勢いがすごすきたからだろう。
前スレなんて3日なんてザラ、時には10日放置ってのもあったしな。


354 :名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 00:57:37 ID:NUTqItOs
過疎っているかどうかはともかく燃料投下きぼん


355 :名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 02:45:55 ID:LiFfP08N
>344、>>345
私にゃ自分が作ったお化け屋敷なんかよりも、
クレイさんのゴッドパワーの方が怖いw
五年前は自作小説でエロゲくさいAVGとかも作ってたよ。
>349
一瞬自分の存在価値を疑ってサイト畳もうかとまで考えたが、
それはあまりに手前勝手だと気づいてやめた。どうせ俺は俺だw
>350
スマソ、燃料お持ちなら給油お願いします。

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