ブラコン天才に秘められし獣性
19歳、女性。
横田大学文学部国文学科の1年生。(高校時代に1年間浪人している)
"四凶"の一角、『東風湯』を守護する『罐守』の一族、四方田家の人間であり、
"仙湯"と呼ばれる
『東風湯』を守る七代目
『罐守』、
一檸檬(にのまえれもん)の実の娘。
兄である
冽(れつ)とは二卵生双生児。
栗色のクセのついたショートカットとちょっと太目の眉が目立つ童顔がトレードマーク。
通称、『一兄妹の天然の方』。
基本的にぽやーっとした天然気質で、いつも笑顔を浮かべている。猫と日向ぼっこと昼寝が大好き。
その掴みどころの無い言動で周囲を煙に巻き、何もかも有耶無耶にしてしまう。
言葉に出来ないカンに大変優れており、人一倍それを感じる能力が高い。(兄の冽によれば『野性』と呼ばれている)
相手に対して必ず敬語で話す、照れると両手で頭を掻き毟る、舌足らずで「あの人」を「あのシト」と呼ぶ、などのいくつかの特徴的な癖がある。
一日のおよそ6割強、兄の事を考えているという真性の(そして
重度の)
ブラコン。
横田大学を選んだのは、轟忍群へ修行に行った兄の傍に居たいと思ったため。
何度も何度も兄に想いを伝えているが、伝え方がいまいち真剣味に欠けるために全く伝わらず、
本人的にも微妙らしいのだが、それを愚痴る姿さえもぽけーっとしている為に真剣味に欠けている始末。
(なお、兄の冽は「ウチの兄妹は仲良くて何よりだ」ぐらいの感覚)
なお、合歓によれば兄の窮地(殆ど無いが)を察知できるらしく、その際に合歓本来の姿を現す。
合歓は武術において天性の才能を持っており、一族内から選ばれる『罐守』候補の最有力者である。
その天賦の才能と不完全ではあるが奥技である『十二支』は、『赤鬼』喜屋武火神と渡り合えるほど。
(なお、本人は「あのシトは怖いから逃げるのが一番です」と言って絶対に立ち向かおうとはしない)
現在は横田市内のアパート『南嘉手荘(なんかでそう)』に独り暮らし。
時折ベランダにやってくる虎縞の野良猫に『アブラミ』と名付けて餌付けし、可愛がっている。
大きな物に包まれていると安心するらしく、自分の体型より大きめの服を常に着ている。
凹凸の少ない自分の体型にコンプレックスを抱いており、ぴったりした服を着せられるとあからさまに不機嫌になり、凶暴になる。
兄のセーターをぶかぶかに着てコタツでほっこりするのが最近のブーム。