Forever 交通博物館まとめサイト
Part 4. “Forever 交通博物館まとめサイト” http://wiki.livedoor.jp/kouhaku_forever/d/
移転のため5月に閉館した交通博物館を惜しむ管理人「こだま食堂」さんが、2chの関連スレッドをまとめたWiki。交通博物館の階ごとの様子など、交通博物館の建物は消えても、その記憶は残したい!という熱意が伝わってきます。
「Forever 交通博物館まとめサイト」のトップページ。「積極的に書きこんでほしい」との思いから、トップページには編集方針に関するお知らせが掲載されている。 |
Wikiについて
――Wikiという形式を選んだ理由は?
2ch内にあった交通博物館スレのまとめサイトとしてこのサイトを作ることにしたのですが、歴史も、また収蔵物や雰囲気も奥の深いものを扱おうとした場合、とてもではないけれど私個人の力で充実したものが作れることはないだろうという考えが、サイト開設前からありました。
そこで、スレの住人の方々をはじめとしたサイトをご覧になった方が適宜補足をしていただける仕組みを持たせることが必要と考え、それを実現する方法としてWikiを選択しました。
実を言うと、私は他のスレに対するまとめサイトも作成しているのですが、これをある時点からWikiに切り替えたところ、私自身も更新する時間や場所を選ばなくなったなどの効果があり、今回もWikiでという考えにいたりました。
――livedoor Wikiを選んだ理由は何でしょうか?
上にあった"別サイト"では、作成時点では通常のレンタルホームページで作成した関係があって、そのサイト内で使用可能なフリーCGを使用していました。
しかし、今回の交通博物館サイトではそのような制約はありません。また、サイトの開設を決めたのがすでに交通博物館の最終開館日より後になってしまったため、より多くの人をサイトにひきつけるにはより早くサイトの開設にこぎつける必要がありました。
この2つの理由から、特別な設定なしでもサイトを開設できるフリーのWikiサイトが良いという結論になり、フリーのレンタルWikiの中でも気軽に手続きでき、手続き後即時に開設準備に入れるのがlivedoor wikiでした。
開設までの期間を最短にできることが、サイト選択の一番の要因になりました。
――livedoor Wikiが使いやすい部分、逆に使いにくい部分があれば教えてください。
使いやすいと考えている点は、コメントや添付ファイルの機能が自動的に全てのページにつけられる点だと思います。
これがあることで、ページ作成者が意識することなく、追加の記述や写真などを添付できる仕掛けを整えることができます。(残念ながら、今のところ十分に活用できているわけではないのですが…)
また、ページに画像を貼り付けるときに添付操作をしたページにかかわらず一覧表示から選択できるようになっているのは、ページ編集時間の短縮に役に立っています。
使いにくいのは、画像のプレビュー機能がないこと(添付として追加したそのページ上にはファイル名のリストしかないので、クリックして画像を実際に表示させてみるまで中身がわからないこと)と、左右のバーによって本文エリアの幅が狭くなってしまい、また画像の表示サイズに気をつけないとレイアウト崩れが起こりやすいことです。
フリーのサイトだからある程度はやむをえないとは考えているのですが、画像サイズが自動的に調整され、本文が一番下に行ってしまう、というような現象が改善されるとよりよいのではないかと思います。
あとは、私自身は慣れつつあるのですが、ページを見ている人からwiki独自のタグの使い方がわかりにくいという意見をもらうことがあります。
「Forever 交通博物館まとめサイト」のトップページを飾る、交通博物館の写真。2chのスレッドに集う誰かが撮影したものだそう。 |
自分と他者の編集について
――コンテンツのうち、ご自身が編集した部分は何%くらいですか?
現時点で、いくつかのページを除けば私自身が作成または編集したページになっています。
ただし、ページに使用している画像は多くがスレ内でアップロードされていたもの、あるいはまとめサイトに投稿されたものとなっています。
――wiki管理者以外の他者が編集することを想定していますか?編集できる設定にしていますか?
最初の方で書いたとおり、積極的に編集していただけるように、という考えで運営しています。トップページなど若干のページを除き、ほとんどのページで編集できるように設定しています。
――他人によって、自分の意に沿わない編集がされたことはありますか?逆に有益な情報を追加してくれてよかったと思ったことはありますか?
今のところ、良くも悪くも他の方による編集はあまり行われていません。(正確には、意に沿わない編集の例はなく、善意の情報提供に伴う編集は数例あったというところでしょうか)
サイトを開設したのが盛り上がりから若干遅かったことが、意に沿わない編集合戦に巻き込まれずに済んだ要因のひとつであるような気はするのですが、周知が至らずサイトの充実度も今一歩のところに甘んじてしまっているのかなという気がします。
参考になったサイトなど
――自分が良く見るwikiサイトがあれば教えてください。
――運営の参考になったwikiサイトがあれば教えてください。
これらについては特に意識はしていません。
あくまで交通博物館閉館前後のありのままをサイトとして残すことを目的にしているサイトですので、他のサイトを意識する必要はないと考えています。
その他
――サイトを拝見して、交通博物館への思い入れというものを強く感じたのですが、それを表現するために気をつけていることは?
一つ前の質問でも書きましたが、交通博物館が万世橋にあったとき、それから恐らく今後行われるであろう鉄道博物館などへの移転搬出などをありのまま記録に残すだけと考えています。
そのためには私のほうで脚色する必要などなく、体系的に整理する(現時点では館内での位置ごとと、時系列ごとの2つの基準で整理しています)ことと、サイトがlivedoorさんに剥奪されることのないよう(笑)という2点にだけ気をつけています。
最後にこの場をお借りして。
交通博物館には今のところ公式のWebサイトがありますが、鉄道博物館への移転作業が始まろうとする中いつまで現在の内容が残るかわからないと考えています。
(公式サイトのミラーを残してはという意見もあり、有用な意見だとは思うのですが権利関係でトラブルになることを恐れて見送らせていただきました)
また、万世橋だけでも80年以上の歴史があり、入館者の視線での「博物館の思い出」もさまざまあると思います。
そういったものを持ち寄って、あの場所にあった博物館での思い出を思い返す場所にできたらと考えています。
そのためにちょっとしたコメントや画像のアップロードだけでも構いませんので、ぜひぜひご提供いただければと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
…と綺麗ごとを言ったところで実態はネタ・編集とも他力本願でいきたいというのが本音なんですが(笑)
livedoor Wikiスタッフより
wikiを拝見していても、解説ページを書かれたり、積極的に情報を持ち寄って、交通博物館の記憶を残していこうという気持ちが伝わってきます。実際、時系列のページと建物のフロアごとのページにはかなりの数の写真が貼られ、当時の様子が分かるようになっています。livedoor Wikiの添付ファイルや画像を貼り付ける機能がお役に立てたようで嬉しく思います。
2006年07月05日(水) 18:55:21 Modified by wiki_interview
添付ファイル一覧(全2件)
132630f730069815.jpg (15.30KB)
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64d89dec.jpg (17.76KB)
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