SAMBAの設定について
他のマシンと共有するための仕組み(ファイルサーバ)を『Linux』で構築する場合には『SAMBA』と呼ばれているサーバソフトをインストールし、その設定ファイル(samba.conf)を設定しなければなりません。
各ディストリビューションでは、あらかじめ『SAMBA』がインストールされていることと思いますが、必要に応じて最新版を入手し、アップデートします。
【SAMBAのアップデート】
root権限で次のコマンドを実行します。
# rpm -Uvh /rpms/samba*
記述内容 | 説 明 |
-Uvh | rpmコマンドの『お決まり』のオプションで、『U』はアップデート、『v』はverbose(冗長な)、『h』はhash(ハッシュマーク:『#』)という意味で、アップデート中に進捗状況を『#』を用いた横棒グラフの長さで表示してくれます。 |
/rpms | sambaのrpmファイルが存在するディレクトリを記載します。 |
samba* | 現時点での最新版は次の二つのrpmファイルを更新すればよい。 |
samba-2.2.4-5jaJP.i586.rpm samba-devel-2.2.4-5jaJP.i586.rpm |
そのため、上のように記述すると一度にアップデートできます。
【SAMBA用ユーザ名の追加】
SAMBAにはLinuxの『useradd』のようなユーザを追加するコマンドがありません。
パスワード設定用のコマンドには『sbmpasswd』がありますが、実はこれを用いてユーザの追加を行います(root権限でを実行させます)。
# smbpasswd -a 『samba追加するユーザ名』
追加したいユーザ名が『user1』ならば
# smbpasswd -a user1
とタイプすればよいのです。
<<参考>>
既存のユーザならば上記のコマンドでSAMBA用のユーザを作るだけでよいのですが、もし、新たにSAMBA用のユーザを追加するためには、Linux用のユーザ名の追加と、そのパスワード設定を先にする必要があります。
また、Linux用のユーザ名とSAMBA用のユーザ名は同一のものを用いた方が管理上便利であることは誰もが考えることと思います。
【SAMBA用ユーザパスワードの設定】
前述のようにパスワード設定用のコマンドには『sbmpasswd』があります(root権限でを実行させます)。
パスワードを設定または変更するためには、『-a』オプションを付けずに
単純に
# smbpasswd 『sambaパスワードを設定・変更したいユーザ名』
samba用のパスワードを設定・変更したいユーザ名が『user1』ならば
# smbpasswd user1
とタイプすればよいのです。
【SAMBAの起動・停止・再起動について】
SAMBAの起動や停止、再起動には、それぞれ次のオプションを付けて起動スクリプトを実行すればよいのです。
SAMBAの起動 | # /etc/rc.d/init.d/smb start |
SAMBAの再起動 | # /etc/rc.d/init.d/smb restart |
自宅ではLinuxマシンにSAMBAを立ち上げて、配下に『Windows2000のクライアント』をぶら下げています。
今回のメモの記述はここまでとして、後日改めて『smb.conf』の設定について書きたいと思います。
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