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なんかabout-15.4-2からの続き




●2015.4.19 違法なんだけど

なんか最近は、テレビのオカルト系をYouTubeでよくて観てる。
門外漢だったけど、空飛ぶ円盤も面白いなと思い始めた。
あんないかにも万能系な乗り物にはこれまで、興味がなかったんだけど。
あとは古代史の謎もいいね。
オカルト言っても心霊とかホラー系はダメなんだけどね。 あとは超能力とかもいまひとつのれない。
いちばん楽しいのは未確認生物か、キャラクターを創造するようなものだし。

それに加えて映画もなるべく観るよう心がけしてるのであんがい忙しいかも。
とまあ、近況。

最近観た映画



●るろうに剣心 京都大火

人気映画の第二弾だっけ。
原作もよく知らないんだけど、まったく読んだことないわけでもないような気がする。
ともかく見どころはチャンバラの映画なので、邦画特有のダラダラしたところは許す。
でもやっぱり冒頭の一連シーンからして、いまひとつ「魂込めていない」絵作りなんだよね、予算の関係もあるんだろうけど、映像で驚かそうという気概がないみたいな。
けどまあ佐藤健がアクションやってるわけで「さすが電王」みたいに盛り上がれるのは確か。
今回はなんか前後編の前だったみたいで、いきなり終わったのにやや不服。
そういう予備知識がなかったせいもあるが、一本の映画として完結して欲しかった。
日本は予算がないのにわりと頑張っていると思うよ。
むろん脚本やら何やら基本から勘違いしてるような作家も多いが、それはハリウッドでも同じだし。
今回のるろうに剣心、おそらく、分かんないけど、たぶん原作ファンが怒るかもしれないみたいなキャラが何人かいるのでは・・・と思わせるところがあって。
まあ敵キャラの何人かがそうではないかと想像したわけで確かでもないし、いいとするか。

●ピラミッド5000年の嘘

この最近観た映画コーナーで書いたっけ? 書いてないよね。
というのもコレ、わざわざiTunes Storeのを借りて観たことがあって。
500円も出して観たのかな思ってログ調べたら、どうも通常料金ではなく200円で借りれた時期があったらしい。
つか去年の中頃だっけと思ったら今年の1月でした。
それをGyaO!無料配信に回ってきたのでも一回観た次第。
だってよく出来ているわりに印象薄いんだもん。
内容的にはオカルトファンはさんざん聞き慣れているもので、ピラミッドの精密さを紹介、分析している。
そして20年で建造とか無理だろといういつもの話だが、これはもう一般的な常識になりつつあるよね、もう一度言うけど「常識」で考えると20年は無理だは。
王の墓なんだから即位してすぐに建設はじめないと、古代の王はだいたい20年位しか在位できてないから急がないとみたいな理論なのかな、5年で退位したら今の物件は次の王のピラミッドになる? それとも完成待ちで葬送を先送り? そうだとすると王が誕生するたびにピラミッドを?
破産するぞ王国が。
なんにせよ無理無理。 うちの町内会だったらあの石ひとつを町のあっちからこっちに移動させるだけで何年かかるやら。 ちゃんとした重機を使うのだが。
そして映画ではピラミッドが数学の塊であるとも伝えているが、これまた昔から言われていること。
今回はピラミッド以外にも、周辺の遺跡や彫像が異常に精密だとも明かしている。
さらにエジプトにある石組み、世界各地の遺跡にある石組みなどの共通点を指摘して。
そこから、どんな結論だったのかが以前の視聴をすっかり忘れてしまったため、いまGyaO!に来ているんで再び観た。
この映画の偉いところは、ジェット機使うような超古代文明や宇宙人を排除して語ったところかな。
まあ最近のトレンドで、超古代文明はあったにせよ、せいぜい気球やグライダーを使う程度で、あとは帆船で世界中を交易していた、というイメージになってるし。
じゃあその超古代文明がなんで巨大な建築物を残したかというと。
地球の歳差運動で数千年、数万年おきに大災害がおこるので、そのメッセージではみたいな。
いまひとつ、明言していないような終わり方をする。
なるほどね、だから前回の視聴でラストを忘れてしまったのかと。
まあ腑に落ちないというか、それを語るには巨大すぎる言語だろ、ピラミッドやら各地の遺跡の配置やらは。
個別な目的があるくらいの説明でないと、少なくとも自分のような小市民にはついてゆけん。
まあともかくピラミッド紹介映画としては、それなりの出来であって、だから二度の視聴に耐えられるみたいな。
それと個人的な意見を言えば、ピラミッドなり周辺遺跡なりの製作者たちは、青銅じゃなくて鉄器くらい作れて、車輪も利用していて、しかもハンドドリル的な回転機械も発明してたと思うよ。
そのくらいないと、あんな大事業をやらかそうという気にはなれないかという心理的理由。
こうしたこと考察するのが楽しいんだよねオカルト系は。
あいやこの映画はオカルト系とも違うようだけど。


●モンスター上司

町山智浩紹介の映画シリーズみたいな感じでもう一本。
三人の真面目な男がそれぞれの上司を殺しちゃおうとゆうお話。
いやーこれは楽しんだわ。
ハリウッドコメディというと向き不向きがあるんで万人にオススメはできないけど。
そんな深刻なテーマでなんでこんだけギャグにできるんだというくらいの作品。
最初に町山解説を聞いておいてよかったのは、向こうじゃヤバい上司を引き当てると再就職もままならないという事実。
なんでもある程度の職業であれば就職活動に推薦状とか、採用を決める担当者は求職者を調べ、前の職場に電話とかして元上司に話を聞くみたいな習慣があるとかで、つまり上司と喧嘩したらあることないこと言いふらされて就職もできないとか。
おまけによく考えずに通っちゃった法案とか山ほどあるから、深夜酔っ払って児童公園で用たしただけで機械的に性犯罪者登録されちゃったりさすがアメリカ。
まっとうな道を歩もうとする市民ほど苦労が多いようで、おまけにこの映画の主人公三人はとんでもない世間知らずに育っている。
5000ドルで殺し屋雇おうとか無知もいいところで、じっさいに雇ってみると殺人コンサルタントであり、しかも悪そうに見えるそいつが殺人経験ないとか。
この殺人コンサルタント、最後の最後にいい感じに再登場してそこもまた面白かった。
途中、上司ハーケンが思った以上にヤヴァい奴と判明して物語も意外なマジ展開になるかと思いきや、やっぱりコメディの範囲内で終わるという。
それにしてもピーナッツで死ぬってアレルギー怖いよな、ふつうは皆に告知して注意してもらうもんだが、隠すのはやっぱ暗殺を恐れていたのか、王様みたいに。
まあ何も考えずに笑って観るのが正解だとは思うが、アメリカの就職状況ってマジエラいことなってるよなという面も見えてきて。
むろん日本も大変だけど、なにか根本的に違う感じがするいうか、日本は社会的同調圧力が怖い国ゆうけどアメリカのほうが徹底してるって。
まあそれはいいけど、ちょい珍しいアクションシーンも用意してある。
アメリカ人得意のバカデカいクルマがプリウスに襲いかかるカーチェイスという、先日観た誰が電気自動車を殺したか?を物理的に表したような場面が。
とまあ個人的には存分に堪能した一作でした。

追記:
この映画、舞台がカルフォルニアだったそうで。 最近観た映画、なにかとつながりあるよね、80デイズではシュワルツェネッガーが一瞬出演ということで誰が電気自動車を殺したか?と関連してるし。 まあ誰が電ではカルフォルニア州知事としての出演だけど。 でもって今度はカルフォルニアにでかい車vsプリウスとか。
とにかく観測するだけなら楽しい国だわアメリカ。


●ヤバい経済学

町山智浩紹介の映画第三弾みたいな。
あの人、日本の大手配給会社が弾いた作品を拾って日本に送り込む仕事しているみたいだね。
それはともかく、あまりお金の話をしない経済学。 しかしけっこうヤバい話題はしますみたいな。
アメリカでは89年くらいが犯罪増加のピークで、なるほどその頃に作られた映画(例えばロボコップ)の未来観は恐ろしく治安が悪いよな。
でも90年代に急激な低下をみせるのだが・・・その理由を探って正直に言ったら、差別的だと怒られました、みたいな。
また昔は白人と黒人、名前だけでは判別できなかったが、今では企業などが送られてきた履歴とかみるとなんとなーく分かるそうな。 いちおう差別撤廃運動みたいのがあって、履歴書などに人種を書かないようガイドラインとかあるんだろうね、でも名前で分かっちゃう。 なんでそうなる、という話が興味深い。
日本じゃキラキラネームとか問題になりつつあるが、向こうじゃエキゾチックネームみたいのがあるんだなと。
そして一番の話題にしてるのが角界の不正。
これを相撲見ないで、データをみて暴けるみたいなことも。 この世界、闇が深いな。
とにかく単純にお金の話じゃなく、人の行動論みたいなものが研究対象。
そして議論の的になるのがインセンティブ、行動の理由や動機になる具体的なものは何か、という事。
いちばんシンプルなのは仕事に対する報酬(給与)が代表的なインセンティブかな。
殺人事件で言えば警察は物的証拠を集め、目撃証言も頼るけど、それと同時に動機のある人間も探している、これもインセンティブを探している一例だろうか。
この映画、一種のドキュメンタリーだろうか、言い換えれば番組だよな。
通常、こうしたものはテレビスペシャルとして放送すればいいのだろうが、映画にするメリットも大きいんだろうね。
まずテレビで放送してもらうには審査基準も厳しいだろうしコネも必要と。 製作は似た環境でも、市場に出すには映画のほうが楽なのかも。
おまけに映画ってあんがい残りやすいから、長期的にはいいかも。 映画として上映すれば必ず映画史に残るんで検索もされやすいし、配信の優先順位だって上だろうし。
先に取り扱ったピラミッド5000年の嘘も、他の古代史系テレビ番組より検索で引っかかりやすいし、iTunesほか配信もされやすいんですぐ観れる。
世の中いろいろ分析できるヤバい経済学。
というわけで、興味深い内容で面白かった。

●アイアン・スカイ

先述したとおり(違法なのだが)YouTubeのUFO番組よく観ている。
ぶっちゃけ宇宙人関連のオカルトはあまり縁がないゆうか、未確認飛行物体であれ古代の謎であれ宇宙人に結びつける設定ってあまり好きじゃないので疎遠というより避けていたわけで。
だってピラミッド他、古代文明の偉業はぜーんぶ宇宙人が設計したとか、古代人なめてんのかって話になるじゃん。
人間の力、見せてやるぜぇえええ!みたいな事になるじゃん。
だから90年代当時、あまり観てなかったUFO番組だったが、矢追純一Pとか独自のフィクションとして楽しむなら、と考えなおして視聴はじめた。
いろいろあるけど、空飛ぶ円盤ナチス起源説は好みのストーリーだな、けっきょく宇宙人絡むけど。
 でもまあそれはいいとして、いつだったかナチスのUFOをマジで映画化しようという件があったが、あれどうなった?と思い出した。
ぐぐったら一発で出てきたのがこの映画、アイアン・スカイとゆうわけ。
今月iTunesに305円しかないので、HD諦めてSDサイズのを300円でレンタルして即観たところ。
困ってしまうくらい面白い。
いやもう笑いのツボしかないみたいな・・・どこをどうツッコめばいいやら分からんスゲえ作品になってるやん。
もう冒頭の月探査船からして動機が不純でやることなすことアメリカらしい思考法で、拉致された有名黒人がナチスの科学力で白人にされる不幸とかブラックすぎる笑いだろと。 ちなハリウッド映画ではなく、フィンランド、ドイツ、オーストラリア合作だっけ。 毒のある笑いがとにかく楽しいみたいな。
チャップリンの独裁者ギャグでは後半の再登場で「来るぞ来るぞ・・」ってな感じで笑いがこみ上げてくるし。
世界中の動画で有名になった総統ギャグのパロディでは変な声出そうになったわ。
この映画でソレをやるか!みたいな。
地球にナチスの艦隊が攻めてくるところとかけっこうしっかりした映像で見せているし、低予算にもかかわらず従来の底辺B級とは明らかに違う雰囲気で、要はモンティ・パイソン級のマジなお笑い映画を目指しているのだろう。
日本で類似のものを探すと漫画「岸和田博士の科学的愛情」が浮かぶが、アレは読者を本気で笑い殺そうと思っていそうな殺気すら感じる快作だった。

そのくらい真面目に(笑いを)やってるわけで、心意気だけでも素晴らしいと賞賛する。
全世界の戦艦が揃い踏みするにも「どいつもこいつも秘密裏にそんなもの建造して・・・」みたいにむっちゃっくちゃ胡散臭い共闘だし、その上っ面の連合艦隊が次の瞬間、月の資源ヘリウム3をめぐって撃ちあうとかもう最高。
いやもういちいち例をあげればキリがない面白さでした。
これってでも、埋もれた映画だよな、もったいない。
情報によれば二作目製作中らしいので、そっちも期待する。

追伸:
この映画の偉いところは、先述したとおり軽い気持ちで宇宙人とか使わないことかな。
けっこうガッカリするんだよね宇宙人出されると。
なにもかもそこで思考停止しちゃうから、話がはずまない。 とはいえ楽しいオカルトのひとつには違いない。
そしてそうした全世界のエンタメオカルトを惜しみなく投入しているのが楽しい作品なのだが、次回作の予告編もそうとうなもんで。
まあ知ってるひと少なくね、というネタを短い予告編に詰め込んできた。
まず南極、月の裏側よりやっぱ南極だよね、そこに地底世界への入り口という、タワゴト系オカルトファンを狂喜させるような設定、そして大統領がレプティリアンとかどんだけマイナーネタだよと、後はもう本命というべき総統閣下がティラノサウルスに騎乗してるとか、台詞は日本語じゃないのでわからんが、密度が半端ない内容でした。
例えばムー大陸とか日本人しか知らないと思われているが、確かに有名ではないにせよ分かる人には分かるわけで、アイアン・スカイの製作者、そして応援しているファンはそういった「分かる人」なのだなあと感心した。


●ギャラクシー・クエスト

一種のパッケージ買い、いやレンタルなんだけどそんな感じで。
ただここで勘違い発生、パッケージに映っているグエンの髪型とかいい感じにダサいので80年代の映画かと思った。
しかし実際観てみると日常シーンでは年代特定できないが、宇宙船シーンから妙に完成度高いので「おや?」となる。 もしかして90年代?みたいな。
宇宙船シーンの見事さはストーリーが進むにしたがって上がっていき、どう見てもCGとしか思えない宇宙人が登場してやっと思っていたより新しいと確信。
正解は1999年でした、かなり最近だな。
つか美人通信士役者のグエンがシガニー・ウィーバーだったんだ、あの人髪型でエラ隠せば相当な美女なんだな、宇宙人ポールで登場した時は一発でわかったのに今回ギャラクシー・クエストでは観終わった後の特典でやっと理解。
なにがどうあっても宇宙船やエイリアンに縁がある御方なんですね。
映像が見事なのはそれでわかったが、内容的にはスタートレック的な架空の劇中劇「ギャラクシー・クエスト」の俳優たちが、本物の宇宙人に戦闘指揮を依頼されるというコメディ。
そーゆーのよくあるよね、スターファイターだっけ、ゲームだと思い込んでいたのが本物になるのって。 他にも電磁戦隊メガレンジャーもゲームと見せかけて実在のヒーローという話だったし。
個人的にはけっこう好きで、なかなか楽しませてもらった。
一見、無理のある設定だけど依頼主のサーミアン宇宙人が科学力高いのに嘘も知らない正直星人で、つまりドラマという概念がないのでショボイテレビSFをドキュメンタリーと思い込み、また正直すぎて戦いが苦手なので指揮官には地球人が向いているとうのもそれなりにうまくできてる。
日本ではあまり知られていない映画なのかなコレ、まあ基本がユルいコメディで、つまりは超大作だが中身はわりと小スケールなんで公開後それっきりになったのかも。
またユルいコメディであるわりに人がバンバン死ぬのでひいたわ〜みたいな観客も多いかもね、死人はだいたい宇宙人だけど。
映画として意図的におかしい部分が多々あり、それはもうサーミアン宇宙人が宇宙戦闘艦つくるのに例のドラマを参考にしているため、ぶっちゃけアトラクションとしか思えない不合理な船になっているという。
現実にサーミアンみたいな高科学宇宙人がスタートレックを真に受けてエンタープライズ号つくったら、さぞかしビックリハウスな艦になるに違いない。
ただ旧い特撮、ドラマを知らない観客がこの映画を観たら「なにこれ」となるに違いない。
そのばやい意識的に散りばめたツッコミポイントにマジレスの嵐、なのではなかろうか。
息をつく暇もないギャグ魂のアイアン・スカイもいいが、ぬる〜いギャラクシー・クエストも好きです。
とにかく面白かった。


●新トレマーズ モンゴリアン・デス・ワームの巣窟

実はトレマーズシリーズとは何の関係もないと噂のこの作品、録画して観た。
いやー思ったほど底辺映画ではなかったよ、思ったほどとゆう前提は必要だけど。
あまりヒネリもないし意外性とかもさほどない映画だったが、ともかくモンスター映画なのでじゅーぶん面白い、かな。
謎とか生態とかそーゆーの描く気はあまりないようで、ドラマ部分も語りがうまいとは言えないゆうか下手な部類みたいな。
まあとにかくだ、人気の未確認生物モンゴリアン・デス・ワームをトレマーズのグラボイズっぽくして、顎とかプレデターのデザインちょい拝借みたいな。
どこがモンゴリアン・デス・ワームだよとか、電撃設定どうしたとか、毒の脅威はどんなもんとか、いかようにして繁殖してるんだとか、疑問は投げかけるだけ無駄ですた。
チンギス・ハーンの墓というインディ・ジョーンズ級の壮大な設定もちょっとした下ごしらえ程度ですた。
デスワーム由来らしい村人の苦難もたいして描写も回収もなく、あっさりしたもんですた。
でも繰り返すけど、モンスターがモゴモゴ動いているだけで及第点ですから。
他にモンゴリアン・デス・ワームを主題にした映画、ないですから。
そういう意味で必見の映画ですから。

●ビッグ・バグズ・パニック

GyaO!で無料。 最近あなどれないなGyaO!は。
一時期はパチンコのCMで止まってしまい、以来しばらく利用してなかったが、今は大丈夫っぽいし。
今回は虫が来襲するB級映画。
B級だからあまり期待して観るもんでもないのだが、とりあえずここ数年の傾向として映像は問題ないというか、80年代だとけっこう有名な映画であっても特撮シーンの色やコントラストがおかしい事は日常茶飯事だったので、それと比べればたいした進歩ぶりだと言える。 ただ映像が進歩といっても外部委託すればモンスターの基本動作がうまくできるようになっただけで、デザインや演出にはやっぱり特別な才能が必要なため、B級はB級なんだけどね。
またモンスターが闊歩する様子はちゃんと描けても、いざ人間と戦うような場面では技術の限界がすぐみえてくるわけ。 それもこのビッグ・バグズ・パニックではそこそこできていたけど。
映像はじゃあ及第点として、ならば脚本はどうかというと、そこが問題で。
しっかし脚本ってたいへんな作業だよな、コレがないと映画ができないという設計図のような存在で、かなりの特殊技術であるいっぽう、テレビドラマなどでは量産もされている。
この巨大虫映画の脚本は目の前に展開するドラマ部分に大きなバカさはなくて、過去の底辺B級とくらべてソツのない造りなのは最近のパターンみたいな。
ただしそれだけで、興味を引くような要素がない、というのも最近のパターンなのだろうか・・・新トレマーズと同じ雰囲気になっている。
つまり巨大な虫がどこから来たのか、どんな生態なのか、舞台になっている町以外の世界はどうなったのか、などなどをしっかり描写する気がないようでして。
襲われた人から虫の足がグバっと生えてきてクリーチャー化するという絵は、この33年間に何十回見せられただろうか的なワンパターンも考えものだし。
ちな「この33年間」と具体的な数字が出たのは1982年の遊星からの物体Xから数えただけ。
また虫の集団が来襲というと日本に「ガメラ2 レギオン来襲」とゆう映画がありまして、これは巨大昆虫ものとして傑作と言えるんですが。
比較すると虫映画の面白さ、その理解度がわかると思う。 どんな生態で次は何を目標にするか、どう対策するか、市民たちはどんな思いでそれを見届けるのか、必要な要素がガメラ2にはすべて揃っている。
それにひきかえビッグ・バグズ・パニックは何もわからんじゃないかという不満があるわけだが。
新トレマーズでも言ったけどモンスターがモゴモゴ動いているだけで及第点、という面もある。
よってビッグ・バグズ・パニック、合格。
としておこう。


●寄生獣

テレビ録画していたのを視聴。
いやあ意外っちゃ意外、うまくまとまっているなと。
原作は連載当時に借りて読んでいたんだけど、後藤との決着がついたところまでしか読んでいないので一部しか知らず、そこから以降はずっと読まずじまいだそのうち雑誌で偶然、最終回読んじゃったみたいな。
まづ原作の魅力から語ると、アイデアはもうターミネーター2やらなにやらを取り込んだだけで、そんな事は誰にでもできる。 問題はそこからディティールを極められるかということであり、先に観た新トレマーズとビッグ・バグズ・パニックはそのへん未完成だったわけ。 その点、寄生獣は合格点であり、単に設定するだけではなく劇中わかりやすくそれを説明している。
また事態のエスカレートという意味でも寄生獣の原作は見事であり、最初が動物に寄生した奴と戦うので偶然ではなく、ちゃんと意図的に作者がやっていること。
RPGみたいなレベルアップするバトルを想定していたのだろう。
次は一般的な寄生体をパターン変化させながら対決していき、順序良く驚きを提供、教師を務める寄生生物、選挙に出馬する寄生生物、五体合体した寄生生物という具合にとにかく魅せる魅せる。
こんだけやれば寄生生物の由来とか不明でも「ああそういう趣向なのだな」となるわけ。
最初から無策のまま物語進行して最後に謎を提示すれば単なる手抜きにしかならず、多くのB級映画はその条件を満たしているのだが寄生獣は違うようで。
さて、寄生獣の映画化だ。
邦画に対して懐疑的にならざるを得ない昨今だが、今度のはまあまあうまく収集がついたっぽい。
決して短くはない原作をあんなにまとめられるんだと感心した。
半分ほど観て気づいたが、もしかして主人公はヒミズの人じゃないだろうか。 ふざけた演劇だったヒミズでも頑張っていたくらいで、さすがによくやっている。
なんか不自然なカットが多いようだがテレビじゃ放送できない場面が多いんだろうね。 中華料理屋で腕を切り落とすとことか。
また島田との決着は観ていておやっと思うほど意外な改変だった。
なるほど単なる投石ではなく弓矢を使うのか、寄生生物は一瞬だったら鉄のようになれるのでさほど無理のないアイデアで、まあ連載当時に読んでたファンの間ではそんな案があったのだろう。
とまあけっこうよくできてた言うか及第点みたいな映画だけど。
前後編ということで、最後はやっぱり途中で終わるんだ・・・・そこは残念。
それにしても無理してテレビ放送しなくても、とは思った。

追記:
なんで今アニメ化?そして映画化なのかと思ったら、ハリウッドに渡っていた映像化権利が企画倒れのまま期限切れしたからだそうな。
起源が切れたとたん、手ぐすね引いて待ち構えていた日本の制作者がアニメと映画の両方で製作、つまりアニメ版とは無関係なのかなこの映画。
ウィキペディアを斜め読みしてわかった事実だが、原作の根強い人気が伺える。

●てなもんや三度笠

伝説とも言えるTVシリーズの映画化。
とりあえず番組は今ほとんど観れないから詳しくはないが、後に登場するどんな舞台番組よりも素晴らしかったと想像される。
断片的な映像をみるとセットの豪華さが尋常ではなく、映画レベルのセットをそのまんまステージに建設、それを利用して出演者が高度な掛け合いをやっていたようだ。
そこまでやるなら16ミリフィルムでぜんぶ記録しておけよと思うのだが・・・・。
そんなわけでこの映画化には価値があるかと。
映画は白黒で逆にお手軽な雰囲気なのだが、コントなどの雰囲気はじゅうぶん伝わるはずなんで。
舞台じゃないんで「当たり前だのクラッカー」は確か聞けなかったと記憶するが。
しかしあんな小さな小僧が大人顔負けの演技するんだな昔の舞台って。
内容は清水の次郎長を倒して名をあげるための道中、なんかヤクザやチンピラが大量に沸いて出る話でむろん退屈しない。
けっきょく主役のあんかけの時次郎が本気で清水の次郎長に勝てるとも思えないしてきとう言ってるだけなんだろうがハッタリで大勢を手下にして、でも最後は次郎長からケンカに強いヤツ1人借りてヤクザ退治みたいな。
このケンカシーンがけっこう感心したというかなんというか、コマ送りでチャカチャカとコミカルなケンカになったかと思うと、次の場面では大勢のヤクザがもうお墓になっているという。
話が速すぎ、でもいいなこういうの。
この映画の話をすると、とにかく舞台に行くつくというか。
まあ劇映画としてはなんかいい加減な一面もあるしね。
繰り返しになるけど舞台を、本当にちゃんと記録しておけばいいのに、となってしまう。





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