てきとう怪獣 - about-16.11-2
   

なんかabout-16.11からの続き




●2016.11.11 まだ手はある

11月なのにすでにモコモコ。
これでも釣りしてればけっこう寒い。
本当に冬となれば零度ちかい寒さとなるそうですが、そんな中で釣れるのかと。

駄菓子菓子、まだ手はある。
ラクダのシャツではないが、そんな感じなフカフカのシャツはまだ着込んでいないし、セーターもまだ。
さらに大盤振る舞い、使い捨てカイロの大量使用という手段も、ハクキンカイロをさらに増やしてトリプルカイロ、クアッドカイロという手も。


うーん、スゲえ動きにくそう。

そうまでして冬に釣りたいのかはい釣りたいですいつか腕を上げたらタナゴ釣りもしたいです。

さて、次はどうしようかな、マブナ釣りもしたいのだが。
あとライン1号という仕掛けを使ってみたい。 700号という小さなリールに百メートル以上巻けるというコンパクトさが気に入った。
ゆうても何度も言うように多摩川でマブナ狙うと鯉も釣れるよな・・別に1号のラインでコイ引っ掛けてスリリングみたいなことはしたくないし。

ちなマブナってなんだと自分に問いかけたが、考えてみると身近なところで軽い仕掛けを使った、もっとも大物であると結論。
ウグイやハスは長い竿が必要だろうし、鯉はヘビーな装備が必須、イワナやヤマメは山登らにゃならんし、一般的には川や池が身近な釣り場であり、そこで軽装にて出かけて釣れるいちばんでかいサイズな魚かと。 海のそばに住んでいればまた別な話になるが。


ゆうてもコイ科の魚だしねマブナ。
Youtube動画などで研究した結果、あんがいファイターだし、パワーもある。 むろんコイに比べりゃかわいいもんだが。
ヘラブナはどうもよくわからん、アレも軽装で楽しむべきゲームだと思うのだが、じっさいのヘラ師はとてつもない重装備。

とまあそんな感じで。
本当に寒くなったら釣りに行くのやめて春をまったほうがいいですけどね。


最近観た映画


●となりのトトロ

金曜ロードショーだっけ、録画して視聴。

様々な都市伝説があるトトロですが、それはまあいいとして。
長年、人気の作品ですよね、みんな大好きみたいな。
その理由がわかった気がする。

毎年観ているようで、じっさいは三年ぶりくらいですかね、だいたい今年は11月と遅い放送ですし、毎年やってたかな〜と思い返すとそうでもなかったような。
じっさい1989年の魔女の宅急便(の上映後)から放送局や企業によるスタジオジブリの全面押しがはじまって紅の豚くらいでジブリとゆうブランドが確立した印象ですが、トトロはその時点ですでにブランド力あった気が。 まあ二年前に天空の城ラピュタが、それ以前に風の谷のナウシカが人気あったということもあるし。

なんか90年代はじめのころ高島屋でとなりのトトロ置き時計みたいなのが売っていて、親戚の子供のプレゼントとなったみたいな覚えもあり、街でフツーに関連商品が並んでいるという、現在と同じ状況がそんな昔から。
まずとなりのトトロという映画が上映された当時から振り返ると、なんつかド真ん中なんですよねセンスが嗜好が。
いやかなり素早く流行を取り入れた感じもして・・・とくに夏の描写ですね、アニメの世界ではコレをうまく描くことを競っていたくらいのテーマでした。
むろん懐かしい昭和三十年代を再現することも流行っていたし、カントリーライフという言葉に甘美な響きを覚えた人々多数みたいな時代。
となりのトトロの影響か知らんが他の映像コンテンツ(映画ドラマCM)も夏の描写に凝りだしましたね80年代後半は。
余談ながら「昭和三十年代」という距離感は、1988年と今とであまり変わらない気が・・となりのトトロ自体三十年くらい前なのに。

今では研究も進み、昭和三十年代の片田舎がそんな甘い世界ではないとみな知っているんですが・・・。
そしてファンタジーというジャンルでいかに注力するかも80年代の重要課題で。 他の例をあげると「機動警察パトレイバー」があります、アレもロボットが実在する夢の世界を入念に描いた点で同じ。 じゃっかん離れた話をすると70年代の仮面ライダーみたいな「パキーン!」「キュピーン!」といった効果音すら、80年代では「旧くね?」とされました。
そーゆー時代。
ガチな実力でファンタジーが要求されていた中にこの映画が登場という面もあるゆうわけおそらく。

となりのトトロで、トトロに出会うまでのうまい話運びが実に良くて。
我々すべての大人は、小さな頃みんなメイみたいなもんだったじゃないですか、他愛もない遊びに夢中になったりして。 そのときに何か不思議なものに出会っていたのではないか? 覚えていないだけで・・・という想いにさせてくれる演出力がトトロの魅力なのでわ、などと久しぶりに観て考えたりした。

あ、センスがド真ん中でいえば、サツキが思いっきり泣き顔になるという、従来ではあまりなかった表現もありますね、アニメキャラの女の子は顔をあまり崩さないものだと。
じっさい古いアニメの例で言うと、ナウシカさんやシータさんはどんな状況でも美人ですし。
この演出がいつごろはじまったか不明ですが、一気に市民権を得たのは間違いなく前年の「王立宇宙軍/オネアミスの翼」でしょうね。
ただでさえあまり可愛くないマナが泣き出すシーンで。 まあ昔のアニメファンはどちらにせよドキッとさせられるわけです、今の観客がどう思うか知らないけど。

ちなみにとなりのトトロの続編とか誰かが作るんですかね。
まあ企業とかジブリの経営者とかは作りたいでしょうね、ただどんな話になるのか容易に想像がついちゃって。
サツキとメイが大人になってどこぞの森でトトロと再会するが、サツキとメイの子供たちにはトトロの姿が見えなくて、「最近の若いもんはだらしねぇな」というオチになるでしょうたぶん。
そーゆー若者批判な話はあまり観たいくないな、まあ続編出るとは決まってないし、出るとしてそーゆー話になるとは決まってないが。

という感じで。
むろん好きですねとなりのトトロは。
つか羨ましいわあんな広々とした環境で暮らせるなんて。 あの家の庭から見える広い空き地は、今じゃ他の住宅が建っているんでしょうねえ(遠い目)。
あれで虫が大量発生してなければ最高なんだけど。 室内まで虫だらけでしたから・・。



●ブラザーズ・グリム

なんか録画してあったのを視聴。

タイトルでいま流行りの童話モノだなとわかるがどんな作品かは知らず・・と思ったけど。
コレ確か、予告編で観たことあるわ、2005年ゆうからたぶんゴジラ FINALWARSとか行った劇場でしょう、この頃あまり映画館には足を運んでいないので。
あいや、川崎チネチッタで観たようなうろ覚えも。 じゃーまだまだあぶない刑事の時だろうか。
音響効果の派手さが印象的なんで覚えていました、つかいま思い出しました。

内容的には・・それほど面白くないですね、思ったよりは、という事だけど。
各地の童話を収集したとされる(だっけ?)グリム兄弟を映画化、でもじっさいにはゴーストバスターズ詐欺の胡散臭いキャラ設定に。
やがてウッカリ本物の怪奇事件を引き受けてしまうという。

こうして語るとじゅうぶん面白い話なんだけど、なぜだろうかさほどハマらないゆうか、センスの問題かもしれません。
つうか何となくダサいと思う、様々な童話の引用が。
ラストダンジョンがラプンツェル的な塔かよ・・とか、そこで赤ずきんの台詞かよ・・とか。
じっさい続編があるという話も聞かないので、それほどヒットしなかったのでは。
テリー・ギリアム監督作品か〜実はバンディットQもそれほど感銘を受けなかったという記憶がある。 モンティ・パイソンは好きだけど。

それにしても、18世紀頃の話なんだけど汚い世界観ですな、中世ヨーロッパみたいに。
近代化しつつあるはずだけどフランスはやっぱりドイツやイギリスより粗野で田舎だったのかも。 華があったのはナポレオン時代だけみたいな。
道は泥だらけだし言葉を吐くようにツバを吐く習慣とかボロボロの建物とか・・・まあじっさいこんなものかも。
カバルディだっけ、あのイタリア人クズ野郎、途中から頼もしい仲間になってましたな、いいのかよ。

それにしても多くの人々が感銘を受け、引用し、参照する物語であるグリム童話集。
古事記や日本書紀もそうだし、ギリシャ神話だってヘシオドスが基本設定を完成させた的な印象だし、こうした人為的な作家活動が物語の原典扱いですね今じゃ。
じっさいにはそうした編纂をする前の形があったはずなんですが、聖書なんかもあまりそーした原初の物語を気にする人が少ないような。
あ、ジム・ヘンソンは積極的にそんな原初的物語を拾い上げてたっけ。

しかし映像的には贅沢なもんですね、単純にエンターテイメントとしてはいいかもしれない。
なんだかんだとわりと楽しみましたです。

追伸:
なんかちょいと辛い点を付けたけど、あとになって理由がわかった気がする。
この映画、優れた探偵ドラマ、刑事モノにつきものの「犯罪のリズム感」が美しくないというか・・・変な造語作っちゃったけど、そんな感じがする。
犯罪のリズム感とは例えばどうでもいい件がふたつ(ブラザーズ・グリムのばあいはニセの幽霊詐欺とか)が続いたあとに本命の事件が来るとか、そーゆー構成がまったくない。
じっさい本命であるラプンツェル的な女王が蘇るために若くて生命力のある生贄十二人を集めるくだり、まったくキレイにまとまってなかった。
事件がいつまで続くかわからん時点でも、これは盛り上げられるもんですけどね、「いったいいつまで続くんだ・・・」「物語によると十二人だ!」みたいにすれば。
でもこの作品、残り人数あとふたりみたいな中途半端なところではじまってたし・・・。
その十二人という数字を繰り返し強調してサスペンス盛り上げ、ということでもなかったし。

あとはグリム兄弟の思想が違うのはわかったが、なんで常にケンカしてたんだっけ。
むろんクライマックスで急に理解し合うっぽい感じになったが、ぼんやりしてたせいかうまく読み取れず。

とまあそんなことをふと思ったわけ。


●広告

↑広告というテーマでAmazonリンクが思い浮かばなかったので80年代コカ・コーラCM集を


最近は映画を観る数を減らしてます、Youtubeなど観るのに忙しいし、HULUなどでもテレビ番組も観るし、釣りはじめて忙しいし。

そのため映画以外も語らないとページが埋まらない次第。
今回はついに横道もここまでそれたかという、Youtubeなどの広告。
要はCM。
いやー無料で動画を観ている立場から偉そうに言うのはアレですが、つまらないのが多いですね〜。
ドラマ仕立ても多いですし、なんだかわからないのも多いですし、フザけるな!つう長尺なのも多いし。

最近だとなんの広告だったかな・・「今日から私がママになるんだ」という少女を描いたCM、つまらなかったですね、作業中で切り替えがめんどいので最後まで観たが。
基本的に、5秒で視聴者(つまり自分のことです)のハートを掴まなければスキップという姿勢なんで、ほとんどのCMスキップです。
以前は8秒とか悠長な感じでしたが、ADSL回線を1メガから8メガにかえて、いつでも好きなだけ動画サイトが観れる環境になってから5秒猶予になった。
そもそも、テレビ放送の初期は5秒CMとかが普通にあったわけで、現在の三分以上あるCMとかアホか? としか思えなくて。

まあでも、たまに面白いのもありますね、アオキのスーツCMだっけ? 以前Youtubeなどでよくあった異常に身体性能が高い追いかけっこ的な人たちが走るだけの内容なんだけど、とにかく動きがあるんで普通に見れるわ。 壁でも障害物でもなるべく減速しないで走りきるという、掴みはオッケーみたいな。
こういうのはテレビCMの製作者が作ったのかもしれませんね、なんか映像作家希望者はたくさんいるっぽいが、映画学校の生徒が作る作品は退屈というイメージで、そーゆーのが動画サイトCMにもあるような。
いや映画学校レベルならいいほうで、普通に学生映画みたいなのもあったりするな。
商業映画でも時々あるが、変に冗長なタイプ。

しかし映像作品って恐ろしいものですね、最近想うんだけど。
なにが恐ろしいって、例え15秒CMであっても、多くの場合「ストーリー」が必要になるという。
ゲームでもテレビ番組でも映画でも・・ストーリーが思い浮かばないと、ひねり出さないと、映像の才能がいくらあっても見向きもされない現実。
よっぽどグラフィカルな才能があればストーリーなど必要ないようですが、そーゆーのは例外。
別な言い方をすればスゲえ映像の才覚がある人員を押さえても、ストーリーを生み出す人間も同時に捕まえておかないとCMさえうまく作れない。

思い出すのが「燃焼系、燃焼系、アミノ式〜♪」という旧いテレビCM。
これまたスゲえ身体能力の人が運動しているとこを写して、でもそれがストーリーというか、「こんな運動しなくても〜♪」って健康食品の宣伝に結びつけるという。 身体能力高え! というそんだけの映像をちゃんとCMに昇華しているのは偉いですね、こんな感じで映像才能だけじゃ映像作品作れないみたいな。

いまも作業(つまりこの文章を書いている)しているためスキップ操作がめんどいという理由で、なんかコーヒーメーカーかなんかのYoutube広告を三分間、モニタに映りましたが。
うーむ、つまらんです。 家族の日常的な絆を描いた的なヤツはたいてい面白くない。 だからどうしたという場合が多い。
そのテーマでも面白い作品は面白い(ゲーム、マンガ、小説、映像作品などジャンルは問わず)ので、単純に腕の、脚本力の問題かと。
実はテレビCMでもけっこうセンスの悪いのが多いというか、名作CMのほうが難しいのかもだが。
逆に昔ほど(70年代から80年代くらい)センスが悪くないみたいな印象があって。 むろん気のせいである可能性ありますが。
ちょい話ずれるが、自分用語で白子海苔タイプというのがあって。
白子海苔の古いCMがありまして・・・内容としては「白子海苔?なにそれ」「えっ?白子海苔知らない人が存在するの?」的にみんながひくという。 それ自体は面白い、コントのような作品なんだけど、後々コレをパクったCMが登場、そのセンスの悪さに驚いたことがある。 何のCMかもう忘れたが。


自社の製品を知らないとハブられて社会不適合者扱いという、微妙な内容なのだから、面白おかしく料理しないと不快なCMになるんですわ白子海苔タイプは。
要はセンスがないとつまらないという・・なんかうまい例えではないがそゆこと。

そいやYoutube広告は通常「5秒後にスキップできます」なんですが、この前その5秒が8秒になって、すぐに5秒に戻りましたな。
企業論理からするとスキップという選択すら視聴者に与えたくないが、広告流しっぱだと皆が暴動おこしかねないのでスキップ可能のまま、そのタイムを5秒から8秒にしてみようと恐る恐る試したんだろうけど。
8秒はさすがに苦情殺到したんでしょうね〜。
それこそフザけるな! という話ですし。
まあ5秒にもどってよかったです。

GyaO!は30秒CMスキップ不可というのが当たり前ですね。
それがGyaO!疎遠の理由な気がする、個人的に。
また近年では動画を観はじめて、予想してないポイントでCM、というパターンも。
いちばん迷惑なのは音量がめっさ大きいCMですね、やかましいわ! ってすぐスキップします。
あとは動画の中に貼り付ける広告、多くの動画投稿者は編集ソフトでその位置に字幕をつけるため、これまた迷惑。
いっそ上か、横にすればいいのに・・と思ったりもします。

とまあ、別にちゃんとしてれば広告はかまわんのです、じっさい数秒の小気味いい広告もあるわけですし。
ただこの世界、なーんか不手際がデフォルト状態で、気に入らないこと多し。
むろん、広告のおかげで動画サイトが存在するので、全面否定はしませんが・・。

そういうわけで、前から言いたかった愚痴を並べてみました。


●ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 Episode4: 豪傑たちの黄昏〜勝利の鐘、未だ響かず〜

タイトルなげえよ!!

いわゆるアニメ版ジャイアントロボ、ふたつあるけど今川監督版の四話です。
なんで四話だけ、通常は映画を語るこの場所でとりあげるかというと、そんだけのボリュームがあるからに他ならない。
いちおう、簡単に解説すると・・・・。

全七話のジャイアントロボ THE ANIMATIONは、むっちゃ大雑把にふたつの大決戦で描かれていて、つまり前編、後編みたいな。
そのふたつの中継ぎするのが四話と五話なわけです。
つまり中間話、全話の中でもむっちゃ薄いエピソードということです。

だがこの「むっちゃ薄い」という表現は適切かどうか・・・確かに他のエピソードに比べると間違いなくそうなんだけど、世にある通常の(並の)アニメーションと比較すれば50倍は濃いぞ。
これが、アニメ版ジャイアントロボの魅力なんです。

もともと異様に濃いキャラクターが大量出演し、それぞれにちゃんと活劇の場があるという凄まじいアニメ作品だし。
例えて言うなら北斗の拳みたいなもんですね、それでいてSFでもあるという。
もう二十年以上前なのに、十傑集ぜーんぶ覚えてるし、まあホントスゲえアニメでした。
七話でふたつの大決戦を描くと言ったが、それもまたBF団と国際警察機構の最終決戦ではないわけで、ストーリーまで濃いです。

この四話では、さいしょの決戦で敗れた国際警察機構の大作が敗走するだけの話。
なのになんで、こんなに盛り上がるんだろうと感嘆する。
そしてキャラクターの何気ない演技が素晴らしい。 これもシリーズの魅力となっていて。
通常なら退屈になる、敗軍の艦橋シーンばかりなのに、よくもまあ魅せるものだと感心せずにいられない。

ひとつにはダイナミズムとでもいうのか、作劇方法が優れているせいもあるんでしょう、アニメを観た! という満足感は半端ない。

他にも一話一話、文字通りイチイチ毎回、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団で収録した新曲というのもスゲえ。
完成したフィルムもって楽団に見せるんでしょうね、絵と音のシンフォニーは尋常ではない。
むろん声優さんも力入ってますし、語り尽くせないほど盛りに盛ったアニメ作品。
何もかもが「心を砕いて作り上げた」という感じでして。

あと、「Episode3: 発令! 電磁ネットワイヤー作戦 上海に墜つ…」についても少しだけ。
この三話に関しては、毎回ラストの10分くらいを何度も何度も観返しているため、その延長みたいに、このたび四話を視聴したという経緯。

なんでラストの10分をそんなに繰り返し観てるかというと・・・ラストの10分からエンディングを省いた七分くらいかな、音楽がひとつなぎみたいで。
それを確認するために何度も観るのだが、やっぱり途中で区切られたようには聞こえないんですね・・オーケストラみたいな楽団音楽だと盛り上がる部分のフォルテシモ、逆に静かなピアニッシモとかあるし、転調とかもあるのでそれで複数の曲に聞こえるが、区切られてはいないっぽいなと。 つまり一曲でクライマックスぜーんぶ通しているのかと。
つか一話のジャイアントロボ登場シーンから勝利までもじっさい繋がってるし、このアニメの曲はそーゆうものなんでしょう。

というわけで、第四話だけをとりあげて語っただけでこれですよ。
しかも積もり積もった想いがあるため、キャラクターなどの話題を割愛して。
いつ何時、アニメ技術が発達した今現在になっても、ホント魅力的なシリーズです。


●ビッグ・アイズ

コレ観たかったです。

なんとなく物理レンタルと疎遠になって、じゃあiTunesストアで観よかと思ってたんですが、HULUに登場。
観たかった理由は町山智浩映画解説で、聞いてみると驚愕のゴーストライター、いやゴーストペインター事件でして。
確かにビッグアイズとよばれる例のイラストは、なんとなく見覚えがある馴染みのものですが、ソレにそんな背景があったとは。
余談ながら映画は2014年でしたっけ、公開規模は小さかったですね、それでも根性があれば観に行けたはずなのだが。

映画は史実に基づいて1950年代を描いてますが、いまどきの若いアメリカ人が納得できるよう、それとなく時代背景を解説。
女性が芸術家として開花しても、軽くみられて評価されなかったんだよとゆう。
なんで絵を描いたマーガレット・キーンではなく、夫のウォルター名義になってしまったのか、かように理解できるようになってる次第。
そしてあの作品群が世に出る様子も映し出し、ここではウォルターの営業活動をちょい応援しちゃったり。

だって面白いじゃん、新しい時代ということで、ラジオ、テレビなども活用し、芸術家のユニオンには属せず、時には酒場で喧嘩するフリをして話題性とし、ペリー・メイスンとか観て偽証の勉強をし、額縁の絵ではなくポストカードなどを大量に印刷して売るなど、なかなか興味深い。
ポップアートの時代なんで、絵画の売り方もかように印刷主体となったんですかね、当時のことは知らないけど。
でも気に入った絵はポストカードで買いますよ自分も、今現在の人々も。 経済的〜。
ウォルターに関しては、なんだかんだでマーガレットの才能を見抜いたという功績もあるが、まあ調子に乗りすぎたのが罪ですね。
つか最初に嘘を言わず、地道に営業してマーガレットを売り込めばよかっただけの話、時代がどうだろうと。

クライマックスは逆転裁判劇、最後にとっておきのサプライズが・・・といってもとくべつ凝ったトリックではなくで、もっとも素朴な疑問、単純な解決方法ですが。
ま、大岡裁きみたいなスゲえ!! って展開ではないが、それだけにかえって楽しい。
そんな史実をもとに(脚色臭プンプンですけど)した映画ですが、事実はどうだったのか。
まあ夫のウォルターは裁判後に絵を描かなくなり、逆にマーガレットは未だに描いているというから、現在科学の常識でいうとマーガレットが正しいとしか思えない。
もし真実が逆なら、マーガレットが魔女で、夫の才能を吸い取ったのだ、という解釈しか。 つか後年の人々が思うのは「よく考えたらウォルターはテレビ出演や宴会ばかりで、絵を描く暇なんてないじゃん、やっぱマーガレットが正しいとしか思えない」という話になるわけでして。

ちなあるシーンで気になったのは構図が公園で座っている老婦人をとらえている点で(ピントはあってない)、けっきょくストーリーには無関係と思ったら、ネットで知ったがマーガレット本人だってさ。
うーむ気づかなかった・・・やっぱりこの前、スティーブン・キング出演を見破ったのはマグレだったんだ。

この作品がティム・バートン監督であることは、恐ろしく疑問がないですね。
なんというか・・このストーリーをこの監督という組み合わせ、なーんの違和感もないです、はい。
むしろ適任かと。
筆洗い油の火災はどうなったとか、妙に細かい点でアバウトなところはあるが、映画としては自然に観れました。

というわけで、自分的にはかなり面白かったです。





日記など


●2016.11.13 作戦変更〜
マブナ狙いというより。

小魚から鯉まで、釣れるものはなんでも釣ろうという仕掛けで挑みました。
結果的にはなんも釣れず。

とゆうかダウンショットリグ使ったのに、やっぱ根掛かりするんですね・・それが嫌でウキ釣りに変更しました。
ちょい前から語ると、ドバミミズ探しに行きましたがこれも捕れず。 けっきょく買っているシマミミズ数匹を動員。
あいや、この話は別なところにしておこう。

今日は防寒を試すために早朝釣りだったんだけど、そこはじゅーぶん機能しました、インナーウェアとしてホカホカシャツみたいなのを足して、今ぐらいの季節ならまだまだ余裕みたいです。 したら薄暗い水面に複数のコイが、けっこう活発な動きをしていたのを確認。
これまた、まだまだイケるみたいですコイのパン釣り。
じゃあマブナやブラックバスに移行しようと思っていた時期だけど、次もパン釣りにしようと作戦変更。
朝でも夕方でも、水面さえ凪いでいれば必ずアタリはあると確信してます釣れるかどうかは別として。

あ、ライン1号、リール700番、ヘラ鮒スレ針にハリス0.8という、小魚からコイまでなんでも釣る態勢でウキ下50センチというブラックバスやブルーギルで定番のタナ、シマミミズというエサで、なーんもアタリがなかったですね今回は。
シマミミズは数匹だけなんで、使い切って早めに切り上げようと思ったら、水中でずーっと生きていてエサ持ちバツグンでした、やっぱ使いやすさは最高で、結果的に5時間も釣ってました。


ブラックバスにブルーギルという魚がいれば、なにかしらアタリくらいあると思うんだけど、シマミミズじゃアピール度がアレなのかな。
水中で生きているだけじゃ弱くて、ドバミミズはウネウネ動くっていうから、そっちがいいのか。
いやどっちにせよエサの近くに魚がいれば、つっつくなどの反応があると思うけどシマミミズ。

やっぱフツーに底狙いのブッコミ釣りがいいのかね、根掛かりはもう覚悟の上で。
でもって野釣りグルテンのほうが匂いが広範囲なのかもと思ったり。 ミミズ万能主義にならないようにして。

天気はいいし、釣れなくても楽しかったが釣れるにこしたことはないし、アタリがあるほうがより楽しい。
ということで、先に言ったようにアタリが見込めるパン釣りの準備します。

とまあそんなわけ。


●2016.11.13 ドバミミズを探しに

近所の公園とか行ってきたんですがね、久しぶりに。
アレはアカンわ・・ドバミミズが住める環境じゃない。

昔から、地面がカチンコチンな公園でしたね、踏み固められて、雑草さえ生えない状況。 なんでだよ、と思う。
そうした植生に関する意識は低いくせに、妙なところで几帳面で・・落ち葉のたぐいを徹底的にかき集め、業者か市か区役所か、ビニール袋に詰めてもっていくんですよ、ソレを花壇の中に入れないと土地が、物理的に視覚的に痩せていくだろ。 もうカチコチなんで手遅れだろうけどさ。

側溝の落ち葉や泥もキレイにしてあるもんだからドバミミズは壊滅状態です、一匹だって住めるとは思えない。

と思いきや、一匹いました、積み上がった腐葉土の上にだらーんと長々と・・デカイな、ドバミミズ。
子供の頃から見慣れているつもりだったが、こんな巨大な生物だったっけ。


写真では縮んでいる状態だけど、じっさい伸びたらこの折りたたみバケツの直径以上、つまり18センチ以上あると思われ。
ただ、このドバミミズはアレですねアレ、よく路上で死んでいる類のはぐれミミズですね、要は死にかけ。
つかじっさいすぐに死んだので釣りには使えず。

まあそんだけの話なんですが。

もちっとこう、公園の寂しい感じ、なんとかしろよと。
高低差のある公園なんで、花壇も斜面があって、管理するには踏み固められた今の状態がいいのだろうが、そこ立体的な花壇にして、豊かな土を育てなさいよと言いたい。 見た目が荒廃してて楽しくないやん。


ちなみに大型のドバミミズは、まあ試さないとわからんが通常のマブナが釣れる大きさではないようですね。
尻尾からチョン掛けして、マブナが長いミミズを頭からはむはむしていたら「アタリか」って竿を上げるし、そしたら逃げられます。 一気にぜんぶ吸い込めるコイやブラックバスなど、口のでかい魚でないと。

まあそこは中くらいなサイズのドバミミズを選んで採取すればいいのだが、選べるほどたくさんいる場所あるかな。
多摩川を歩いて落ち葉をかき分けてもほとんどいないし。

という。


●2016.11.14 やっぱ釣れるわ

まだまだパン釣りいけるんじゃね? という件。

やっぱ釣れるわ、前回で水面を回遊するコイを複数見たので、同じく朝の5時半ごろ多摩川で糸をたれたら3匹も。
うち最初の二匹は久しぶりに良いファイトで、あんがいコイが元気な季節なのかもしれない。

この時間に出撃すると、なんつても気分がいいのは空いていること。
川を独り占めみたいな感じ。
でもって一匹でも釣れれば上等というのが鯉釣りの常識だが、二投目でさっそく釣れたので、まだ暗いし帰るには早いんでそのまま続けて、そのうち二匹目がヒットというわけなんだけど・・・時間をみたら7時で、まあじゅーぶんすぎる釣果なんで帰ろうと思ったら。
ふと小田急線をみると、満員電車じゃないですか、逆光なんでスモークガラスでも満員御礼なのがわかるんだけど。
ああそうか、出勤時間帯か・・・・・と気づいた。


行きはスイスイとバイクを走らせてきたけど、帰りに渋滞とかあったらやだなあという理由でさらに続投。
三匹目を釣って、時間をみると八時五十分だったっけ、まだ混みそうだがいい加減もう帰る頃合いというか、食パンも撒き餌に使い切ったし、納竿。
しかし賞味期限切れの食パンとはいえ、使い切ったのは失敗でした。
というのも荷物をまとめてバイクの方に歩いていくと・・・複数の鳩が地面をついばんでいて、見事に目があってしまったので。
まあいいか。

また、今はこの季節にしては暖かいほうなのかもだが、ともかく11月なら寒さに関してはよゆーと判明。 むろんスキーに行くのか? と思われかねない重装備で出陣すればどうとでもなる程度、という話であり、コレ以上の防寒はかなり苦しい。
やはり1月、2月が思いやられる。

あ、渋滞の懸念だけど、あんがい空いてました9時頃は。
不思議なもんですな、そいや土曜日の夜7時とかでも国道246が空いていることもあるし、交通のことはよくわからん。


他にもいくつか語ることあるけど。
なんか日記でもテーマを絞ったほうがいいかもなんで、次の機会に。



●2016.11.14 パン釣りのアレコレ

毎度毎度、釣りに行くたびに発見があります。
例えば今季もう28匹コイを釣っているわけですが、パン釣りしていてヒットした瞬間ってあんがい覚えていないというか。
基本的に向こうアワセな釣りなんですが、まったくアワセが必要ないわけでもないし。

今回3匹釣って思ったのは、釣れた瞬間に引っ張られて、無意識に引っ張り返しているっぽい。
それが結果的にアワセとなり、コイの口に針が食い込むのではないかと。
ちなみにそれは、コイがパンを食って泳ぎ去るところにアワセるため、しぜんと口の横に食い込みます。 ヘラ師の戸井田祐一氏が口の真上に引っ掛けて「センターガッチリです!」とよく言っているが、コイのパン釣りでは難しい。

さらに余談ながらウキが逆光で見えなくなり、どこだ、今どこを流れている? と探しているうちになんかグイグイと引っ張られるという、珍しい体験もした。 まあそれはバラして釣果にならなかったんだけど。

あとは今回から、新しい仕掛けを考えてもっていったんだけど。
リールから出た3号ラインに大きなシモリウキと中通しオモリをつけまして、どちらもぐるりと二度ラインを通してあまり動かないようにして、さらにその先にハリスを使わず、直接ヘラスレ針をつけたという。
なんでそうなのかというと、理由は複数あって。


まず第一に仕掛けのシンプル化がありますね、これまではヨリモドシなりマルカンなり計3つ使っていたのが、まったく無くなった。 軽いし簡単。
続いて、もう現場で仕掛けをつけるのめんどくせ、という横着。
コンパクトロッドに仕掛けをつけっぱにして、針はロッドの手元にあるスポンジみたいなグリップにさして持っていくという。
それと、ハリスというかラインに巻きぐせをつけたくないというのもある。
仕掛け巻きにせよリールにせよ、巻いておくとラインにクセがついて流し釣りにおいて不都合が生じる。 具体的にはウキとエサの距離が縮まるともつれやすい。
使わないとき畳んだ竿のガイドからスポンジにさした針まで、一直線になるためラインがまっすぐになりクセがつきにくい・・はず。
さらに言うと、コイのパン釣りにはハリスは必要ないかもと思ったため。
道糸が途中で切れると長い糸が釣り場に残って環境にも良くないし、だから通常は道糸より細いハリスをつけるんだけど、ヘラスレ針でコイを釣る場合、想定外の、例えば80センチクラスの巨鯉が来ても、3号ラインが切れる前に針が伸びて外れるでしょう。
つか針の結び目、あるいはぐるりと巻いてあるウキやオモリの部分から疲労して切れるかと。

とまあ理由を並べるとそんな感じで、じっさい二匹はこれで釣れたんで悪くないアイデアだとは思うが。

デメリットというものもあるもんですね、むろん針が取れたら現場で結び直すのめんどい、というのも含めて。
このたび、テトラに乗り上げているでかい丸太を釣ってしまいまして、まっすぐ引っ張って切るといういつもの作業になるわけですが。
3号ラインの丈夫さが改めてわかったのもそうだけど、針の結び目から切れるというのも確認した。
それはいいが、ラインが切れた瞬間、勢いでシモリウキと中通しオモリもぜーんぶ飛んでったw


なるほど、そういう弱点もあるのだなと感心した。
ちなその後は手持ちの発泡素材ウキで続投、さらに一匹釣ったという。
でもまあこの程度のデメリットはいいとしよう。
次からもラインに直接仕掛けと針を取り付けます。 この1.8メートルコンパクトロッドと3号ライン巻いたリールはパン釣り専用ということで。

話はまだまだ続きます、パンの付け方も新たな発見と言うか、今までがウカツすぎたんですが。
食パンの耳ではないところ、主に食うところ、何ていうのですかね、ぐぐっても明確な答えがわからんとです。
まあ仮に白身とよぶことにして。

パン釣りでしょっちゅうアタリがあるのに逃がすのは、この白身だけ吸い込まれて食われるためかと。
あとに残るのが耳の一部、ほとんど皮の状態という。
この現象に対応するには・・白身の部分から針を通せばいいのではと、今になって気づいた。
要はいままで、耳の部分から針を通していたんですわ、何となく丈夫で、針もち良さそうに思えたんで。
しかしそれだと白身の部分だけがスパッと吸い込まれてコイは去ってゆく。 この吸い込まれやすい白身が後になるように、そっち面から針を通すことに。


結果的に、取り逃がすことは少なくなったような気がする。
じっさいこのたび、3匹釣れたわけだし。

あとひとつ、撒き餌というより、パンを食うコイがいるかいないか気になるので、釣りサイトなどで言う「サーチパン」をします、食パンの白身とかちぎって投げ込むという。 これも本気出せば寒い時期に温まるいい運動になるかもしれませんね。 やりすぎると肩を痛めそうですが。

おっとまだあるな、釣りに使う手袋の話が。
バイク用には5000円以上のちゃんとしたグローブ使いますが、釣り用に千円とか二千円のを買いたくないのでゴムイボ付き軍手の小指と薬指以外を切って代用したけど、なんかいいねこれ。 手袋して釣りとかいろいろ作業しにくいだろうと思ったがあんがいそうでもなく、釣りに不都合もなく、暖かいのでありがたい。
それでもいづれ、立派なものを揃えたいもんです。


そんなとこですかね。

でもって味をしめたというか、やっぱ釣りはアタリがあるほうが、できれば釣れるほうが楽しいので、次もパン釣り予定。
もうパン釣り季節過ぎたかな〜と根拠もなく思ってたけど、ぜんぜんいける。
こんだけパン釣りに特化した馬鹿者は自分くらいではないでしょうか。
釣り師ではなくフィッシンガーと自称する所以です。
しかしおそらく、ブッコミ釣りよりは確実に釣れるし、吸い込み釣りよりぜーったい安上がりに違いないので、良い釣法かと。

とまあそんな話でした。


●2016.11.20 ホワイトデーか

なんか今日も朝からコイのパン釣りに行ったのだが。

5時頃に出てみるとスゲえ濃霧で一瞬、雪でも降ってるのかと思ったくらい。
これは珍しいというか、霧はなんどか経験したがこんだけ濃いのはなかなか見れないのではないだろうか。
いやーそんだけでワクワクが止まりません。

 ↑行きの途中、コンビニで撮影したりしたが、雰囲気まったく伝わらないですね

5時半ごろ釣り場についたがやっぱり晴れないというか、よけい真っ白になってきてないか? くらいの勢いで。
かろうじて対岸が見えるくらいで、いつもの多摩川が新鮮に見えます。
ちなその時間帯だと交通量は少ないので危険はあまりありません。 あるとすれば歩行者の飛び出しでしょうが、暗ければヘッドライトはかえって見えるので、まー飛び出すヤツもいないかと。 ちなみに明るくなってからはますます酷くなったというか、光の加減でよけいに何も見えない真っ白状態に突入、このときに運転すればわりと危ないかもしれない・・・。

 ↑小田急線がまったく見えん!


 ↑別な日に撮ったほぼ同じアングル

でもまあ、車が増える八時頃には晴れてきたんでないの? 早朝だけの現象なら事故とかもそんな無かったのではないだろうか。
多摩川の方は濃霧の時間帯はわりと貸切状態だったが、晴れてきてから釣り人で混雑してきたためパン釣りではもう食いつくコイもいないと判断して9時半納竿。
釣果は一匹でしたが、コレに関しては思うところがあるので後述。
釣れたのは登戸駅ふきんでよく見かける白い鯉でした、アイツ水面下をすごい勢いで走り回るだけで浮いているパンには見向きもしないと思ってたが、釣れるんだ。
しかも遠目には細くて小さい個体に見えたが、釣ってみると丸々と筋肉質でけっこうでかい。
これがまた良いファイトで。


華麗な雪女と思ってたら実は筋肉隆々のイエティだったくらいには驚いた。

というわけですごい濃霧に白い鯉、まったくもって季節外れのホワイトデーというオチで。
とにかく濃霧という面白い体験を満喫していい型のコイも釣れて晴れてからは暖かいので良しとしよう。



●2016.11.20 釣りの邪魔をされた

濃霧というだけで珍しい日だが、大量の水鳥まで寄ってくるとは。
なんでこっちに来るんだよ、釣れないだろ、という。


あ、先程のパン釣りの続きです。
鴨の軍団にかなり邪魔をされて、それがなければもう一匹釣れていたと思うんですけどね。
水面の餌を狙うコイは複数いましたから。

とにかくしつこく寄ってきました鴨が。
コイがいるかどうか確かめるためのサーチパンを食いまくるし、ラインに引っかかったら危ないので非常に気をつかう。
鳥は魚よりはるかに目と頭がいいので、間違って釣ることはないと思うが・・・それでも針についたパンに寄ってきてじーっと見つめる鴨が次々と。
そのたびにちょいと引っ張って、危ないパンだぞと教育するわけです。
ほとんどの鴨がウキの近くにあるパンはダメと一度で覚えるが、なんせ十数羽いますから、繰り返しそんなことをしてた次第。

この鴨軍団、霧が晴れてからは人気のない向こう岸に行ったようですが、濃霧となにか関係があるのか? 行動原理がわからん。
そうして鴨がいなくなってから釣り人でごった返すまでの短い時間で白い鯉を釣ったわけ。
どうでもいいけどなんでみんな、7時とか8時以降とかに来るんでしょうね、特にルアーで挑む人たちは。 それ以前の早朝だとブラックバスらしいデカイ魚が水面ちかくで小魚を追いかけているらしい活発な様子なんですが、そーゆーのは狙わないんだ・・・。

 ↑8時頃、急に晴れてきたら向かいのマンションが見えてきたという写真
 パズーの父親がラピュタを撮ったみたいな雰囲気でした

話を鴨にもどして。

いやーホントしぶとかったですねアイツらは。
そりゃ何か食いたいならパンでもわけてやりたいですけどね、十数羽の鴨が腹いっぱいになるほど食パンを持っていかないので、別なところで普通に餌をとるのがいちばんだと思うのだが。
ちな鴨が寄ってくるのは自分のところだけらしく、というか他の釣り人を敬遠した結果、こっちにやってくるようでもあり・・・。
やっぱパン釣りだからか? パンが浮いているかもと期待して来るのか? 鴨だけに。

余談ながらコイという魚は他の小魚に比べると知能とか高い印象があります。
というか感情があるっぽいと感じることが時々あって、このまえ目撃したちょい珍しい出来事は、投げ込んだパンをカモメが狙うという。 釣り人の近くにはこないんですけどね、いつものカモメは。
その時、集まって水面のパンを取ろうとするカモメの下ではデカいコイが複数、巨体をうねらせて暴れまくっていて。
なんですかね、カモメが来ると怒るんですかねコイという魚は。

世の中わからんことが多いです。


●2016.11.21 自分メモ:風速四メートル

なんかいろいろ記しておくべきことがあるような気がして。

今日も多摩川でコイのパン釣りです。
先日から気になっていたのが天気予報で、風速が4メートルとか書いてあって。
それは、パン釣りに不利な強さなのかなと気になっていた。 風が強ければ波も高く、凪であることが至上のパン釣りなれば、とうぜん気にする。

結論からいうと、ぜんぜん余裕。
確かに波はあるが、こんなものかというのが感想。
今後は4メートルていどの風速が予報されても気にしなくて良さげ。

あとは、今回いつもの登戸駅ふきんで、もーすこし進んで橋の向こう側に行ってみたが。
いますね〜コイがうようよ、朝の5時半出動で、明るくなってから、いやその前から活発にパクパクやっていて、釣り放題に見えたが。
なかなか釣れませんでした、そのへん対策の必要ありげなんで、またまた自分メモを。

 ↑過去に撮った下見写真

まず、テトラが多い環境はパン釣り、つまり流し釣りには不向きではないかいう。
なんせ投げ込んだパンは必ず弧を描いて岸にたどり着きますからね、ラインはテトラにまとわりつきやすい。

あとはタックルの不備がいろいろあって反省すべきと思ったり。
まずラインですね、古くなってるし、ライントラブルあるたびに、あるいは仕掛けを変更するたびに短くなっていてもう50メートルもないかと。 ヨレヨレにちぢれて、パンがうまく流せないというか、ちぢれたらウキとパンの距離が小さくなるんで、不器用なコイだとうまく食えない。

実は前回、シモリウキ仕掛けで挑んだけど、後の方になってウキが沈むという珍事があって。
なんですかね、水を吸うんですかねシモリウキ。
なわけで今回は中通しウキを使ってみたわけだが。 コレが妙なんです、何度もアタリがあったのにパンを食わないというか・・・むしろウキの方をかじっているくらいで、なんでだよ、という。
とにかく変です、あのウキは。 そんなに美味しそうに見えるのかね、けっきょくは「食えねえじゃん、ペッ!」とコイが去ってゆくという。
上州屋の激安三百円中通しウキだが、もっとカラフルなの選んだほうがいいのだろうか。


いちおう今日は一匹釣れて、今季30匹を達成しましたが、ようやくパン釣りが理解できてきた。
パンだけ食う器用なコイが多いと思ったが、アレ逆だ、不器用なコイが結果的にパンの一部だけ食っていくんだと推測。
それとパンを食わずにバシャッと去るコイもいるが、何かを見破った出来るヤツと思ってて、でも実はこれまた違うんじゃないかと。 アレが普通の行動と言うか、ヒット・アンド・アウェイが基本みたいですコイが水面の餌を食うときは。 うまく食えなければ諦めて去る、そんだけのことかと。

新しく発泡素材ウキ2号を造ってもっていったが、これまた不備で。
軽すぎて餌より先に流れていくという欠点発覚。 まあけっきょくガン玉ふたつ足してなんとか調整。
それでも遠くに飛ばないという弱点はくつがえせず、意中のポイントまで流せなかった。
あとは位置がすぐズレる・・・・ハリスはなくラインに直接、スレ針をつけてるけど先述したとおりラインがヨレヨレでくるくるちぢれてうまく流れないし。

早朝、スゲえ活発だったコイたちが、8時頃には目に見えてスローモーに、緩慢な動きになって、仕掛けのアレコレで手間取っているうちに機会を逃したみたいな。
なんとか仕掛けを調整したのも先に言ったとおりで、そして最終的には流した餌がテトラの見えない影、コイが来そうなポイントに来たところで完全向こうアワセに賭けたら釣れた。
そこでもテトラにラインが引っかかってちょい手間取ったが、なんとかうまいこと引き寄せて。
ファイトはまあまあだが、わりと大きめで重量感のある個体だったのでそれなりに満足度は高い。


発泡素材ウキが軽すぎる、ラインやリールのメンテナンスもしっかりしていない等、とにかく反省ばかり。
またコイがうようよいるあの場所も、ちょーっと考えものですね、釣りにくいから。
でも早朝にすべてを賭け準備万端で挑めば、やはり良いポイントなのかも。 多少不便でも魚が多いなら釣れる望みがある、という点で。

ここで余談だが、ブラックバスらしきものもテトラにけっこーいました。
ああだからルアーアングラーがいつも陣取っているんだと納得。 最初はずいぶん小さいコイだと思ったんですがね、幅が薄いしヒレの形がぜんぜん違い、上下幅もあるがヘラブナほどではなく、逆にブラックバスでなければ何なんだと。
アイツラも群れるというほどではないが、複数が並んで泳いだりするんだ。
アレなら3.6メートルの渓流竿とミミズ餌、あるいはワームでもいけるんでないかな、いづれ釣りたい。

とまあそんな反省日記でした。




●2016.11.23 改善案

前回のパン釣りでいろいろ不便があった点を改善。

とりまやっぱりシモリウキを数珠つなぎにしてたのは、まあ水を吸って沈んだのはアレだけど悪い考えではないと思った。
なんつても安いしねシモリウキ。
中通しウキもまた、悪いものじゃないと思うわけです、アレは高価だが客寄せパンダ的な激安中通しウキだけ買ってりゃいいわけですから。
投げればかなり飛ぶ、というのも魅力ですしシンプルです。
しかしコイが餌のパンより中通しウキにかじりついてうまく釣れないとなれば、答えは簡単、瀬釣りウキを足して数珠つなぎにすれば。


こんだけ人工的な雰囲気をプンプンさせれば、あえてパンよりウキを優先してかじりつくことはないかと。
まあ浮いていればペットボトルでも空き缶でもつっついてみるのがコイの好奇心らしいので、完全ではないにせよ。

ウキの位置が動きやすい点も爪楊枝さしてウキ止めにしたし、ラインも新しく巻き直して万全。
しかし500メートル巻の3号ライン買ったときは一生分と思ったが、半年でもう残り僅かになってきた。
あんがい消費するんですね道糸って。

それもまたせいぜい五百円くらいなんでいつでも買えるし。
激安中通しウキとその半分くらいな値段のシモリウキ、さらにそれより安い瀬釣りウキとか使って、激安フィッシングです。
そもそもロッドとリールなんて激安コンパクトロッドセットでじゅうぶんですし。

鯉釣りってあんがい安いですね、例外はでかいタモ網だけど、それすら安い代替品があって。
細すぎず、かといって海の荒波で大物釣るような大掛かりでもないんで、いちばん安くて扱いやすいタックルだと思う。
例えば3号ラインは1号ラインほど細くなくて、5号ラインほど硬くもないんで結びやすいし。

とまあそんな話でした。



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