なんか怪獣イラスト/怪獣の話などのてきとうwiki

タグ検索で電波小説12件見つかりました。

【電波小説】3人の探求者-第5-8話

ン ◆ほがらか戒人 ◆おおらか迷子 【電波小説】3人の探求者:第5話 裏にまわると、そこも芝生のある庭だった。 その真ん中に、デジタルピアノはあった。ケーブルの類いは引かれていない、スタンドアローンの状態だ。 「まずは自己紹介しよう。俺は偉大なる演奏家で優れた発明家でもある、楊楽師という者だ。いやいや、恐れ入る事はないぞ、俺は気さくな人間だ」 「俺・・・いや僕は鏡音レンです。バンドでベースギターをしています」 「あたしは初瀬音アルマ・・・」 「彼女は初音ミクです! アルマと言うのは喫茶店勤務の芸名でし…

https://seesaawiki.jp/w/xabunta/d/%a1%da%c5%c5%c7%... - 2008年08月12日更新

【電波小説】3人の探求者-第29-32話

ン ◆ほがらか戒人 ◆おおらか迷子 【電波小説】3人の探求者:第29話 男は、岩場にクーラーを置き、それを椅子にして座っていた。 深くくぼんだ目は、海をじっと見つめている。 その風体からして、釣り人のようだ。 口にくわえた煙草の煙が、まっすぐ上に伸びていた。 風が止まっている・・・。 そして、男がつぶやいた。 「大海狂・・・」 そんな男の後ろから、声をかける者が居た。 「だいかいきょうって、何かしら?」 「むう?」 男はわずかに体を動かして後ろを見た。 若い女性がそこに立っていた。高校生である自分…

https://seesaawiki.jp/w/xabunta/d/%a1%da%c5%c5%c7%... - 2008年09月02日更新

【電波小説】3人の探求者-第1-4話

◆ほがらか戒人 ◆おおらか迷子 【電波小説】3人の探求者:第1話 5人のバンド仲間の中で、迷子は一番弱い。 身長と体格だけは女性にしては立派で、少年である鏡音レンよりも長身なくらいだったが、体力がなく、腕力もか細かった。 性格は快活で、よくレンの背中をどやしつけたりしていたが、蚊を殺せるのか疑問に思うような張り手は、レン少年に気づかれないこともしばしばだった。 それだけなら問題はないが、最近楽器の持ち運びがつらくなって来たと言う。 朽ちるには若すぎる女性が、である。 心配した弟の戒人は、姉を拳法の…

https://seesaawiki.jp/w/xabunta/d/%a1%da%c5%c5%c7%... - 2008年08月12日更新

【電波小説】3人の探求者-第13-16話

◆ほがらか戒人 ◆おおらか迷子 【電波小説】3人の探求者:第13話 利根川で、3メートルものアオウオがかかったのは、これが初めてだろう。 もとより巨大魚であり、川釣り師にとって最高峰なので、大物が釣れればネット上に写真を載せて自慢する。当然の話だ。 しかし、1.7メートルクラス以上の利根川アオウオは、聞いたことがない。 それを言うなら先にかかった立体的人面魚、2メートルの野鯉だって『聞いたことがない』部類に入るが、3メートルのアオウオは非常識だった。 そのような大物と格闘する戒人も大変だ。 岸…

https://seesaawiki.jp/w/xabunta/d/%a1%da%c5%c5%c7%... - 2008年08月28日更新

【電波小説】3人の探求者-第33話-最終話

◆ほがらか戒人 ◆おおらか迷子 【電波小説】3人の探求者:第33話 海の中、穏やかな顔で漂う鏡音レン・・・。 その腕を、固く掴むものがいた。 レンが目を開けて見ると、初音ミクが視界いっぱいに映った。 自分の人生に満足し、死を受け入れようとするレン少年の目を、じっと見つめていた。 『初音か・・・俺を引き戻しにきたのか・・・?』 ぼんやりとしたレンと、マントを脱ぎ捨てて海に飛び込んだ初音は、一瞬ネズミの群れの中で見つめ合った。 少年の腕を握る初音の手に、さらに力がこもる。 『・・・俺に、まだまだ“世…

https://seesaawiki.jp/w/xabunta/d/%a1%da%c5%c5%c7%... - 2008年08月28日更新

【電波小説】コルネリア・ヤンデリトフ・レオナルド

作:てきとう怪獣 地下の用水路で、ふたつの異形が激突した。 タートル怪人とレノパルド・・・人知を超えた力がぶつかり合う。 踏み込むごとに水柱が立ち、壁が天井が鳴動し、崩れ落ちた。 人間をはるかに超えた次元の戦いだったが、この勝負、どうやらレノパルドに分があったようだ。 強烈な左の超振動ナックルが、タートル怪人の胸甲を粉砕した。 怪人は壁に叩き付けられ、すぐには立ち直れない様子で胸を押さえた。 レノパルドの右手拳が炎のように輝いた。 必殺拳、パンツァーファウスト・・・戦車の装甲すら貫く大技である。 流…

https://seesaawiki.jp/w/xabunta/d/%a1%da%c5%c5%c7%... - 2008年08月19日更新

【電波小説】3人の探求者-第25-28話

ン ◆ほがらか戒人 ◆おおらか迷子 【電波小説】3人の探求者:第25話  &ref(https://image02.seesaawiki.jp/x/a/xabunta/7cd5074225369814.jpg) ※注:画像は内容とは関係ありません 通路の果てに行き当たった。 そこは、5メートル四方の正方形の部屋。 落ち着いた美術館の一室を思わせる調度。 左には小さな風景画が一枚額縁に飾られ、右には簡単だが快適なベンチと観葉植物・・・部屋の隅には綺麗なゴミ箱と灰皿。 そして、正面には映画館のような…

https://seesaawiki.jp/w/xabunta/d/%a1%da%c5%c5%c7%... - 2008年08月12日更新

【電波小説】3人の探求者-第9-12話

ン ◆ほがらか戒人 ◆おおらか迷子 【電波小説】3人の探求者:第9話 鳥たちがさえずり出すと、とたんに音が戻って来たような気がする。 遠い音が街の隅々まで流れ込み、朝のすがすがしい空気感が満ちてくる。 さっきまでの虚無のような深潭にいた自分自身の記憶が、夢のようだ。 戒人は、ずっと車の中でノートパソコンで調べ事をしていたが、熱心と言うより夢中になっているように見えた。 初音が車の屋根をノックするまで、二人の帰還に気づかなかったくらいだ。 戒人はすぐにドアを開けて、パソコンを持ったまま外に出てきた。 …

https://seesaawiki.jp/w/xabunta/d/%a1%da%c5%c5%c7%... - 2008年08月12日更新

【電波小説】二人の冒険者 10-11話

を使用した二次創作小説のページです。 電波小説/二人の冒険者 著者:てきとう怪獣 -全11話- ☆完結しました 【電波小説】二人の冒険者:第10話 案の定、トリケラトプスは追って来た。 そして、頼みの綱である温泉ニワトリはいない。 絶体絶命だった。 頼れるものは・・・。 自分の足と運、そして3本のニンジンだった。 トリケラトプスに悪意はないようだ。 ただニンジンを持っているかも知れないという理由で人間を、馬で言うところの速歩、つまり軽く走って追いかけてくる。 しかし恐竜に悪気はなくても、その巨体…

https://seesaawiki.jp/w/xabunta/d/%a1%da%c5%c5%c7%... - 2008年06月02日更新

【電波小説】二人の冒険者 7-9話

を使用した二次創作小説のページです。 電波小説/二人の冒険者 著者:てきとう怪獣 -全10話- ☆完結しました 【電波小説】二人の冒険者:第7話 はるばるやって来た北海道。 未確認生物ハンティングに使命感を燃やす初音ミクと鏡音レンは、とうとうその姿を目の当たりにする事になった。 「ヌマッシー!」 「70年に一度くらいしか見れないのに、ついているわね。あら?メモリ容量とフォーマットと電池が・・・」 「機材はちゃんと管理しろと言っただろうが〜!!」 「よし、と・・・あらら?真っ暗」 「レンズのフタ…

https://seesaawiki.jp/w/xabunta/d/%a1%da%c5%c5%c7%... - 2008年06月01日更新

【電波小説】二人の冒険者 4-6話

を使用した二次創作小説のページです。 電波小説/二人の冒険者 著者:てきとう怪獣 -全11話- ☆完結しました 【電波小説】二人の冒険者:第4話 クマが大量に出没する夜の森。 普通ならもっと怯えていいのだろうが、意外と落ち着いているのは初音の薫陶というものだろう。何の役にも立たないどころか、迷惑な初音ミクでも、存在すること自体が心強いのは、数少ない美点だろう。 単に危機を忘れやすくなるだけ、とも言えるのだが。 その初音が、山の方角に視線を向けた。 「さて、行くわよ」 「何を言っている!夜の行軍は…

https://seesaawiki.jp/w/xabunta/d/%a1%da%c5%c5%c7%... - 2008年06月01日更新

【電波小説】二人の冒険者 1-3話

用した二次創作小説のページです。 【電波小説】二人の冒険者:第1話 何となく黄色い少年は、ふと回りを見回した。 東京よりも明らかに広い間取りで作られた街は、何故か西部劇のセットを連想させるものだった。 なんと言うか、中央の通りが異常に幅広いのだ。 自動車は、ほとんど走っていない。というか、舗装していない。 町並みはいづれも低い木造建築で、2階以上の建物がみあたらない。 かつて日本映画界の天皇と言われた、某監督がデザインに関わっているとも言われるこの街の造りが、自然と西部劇を思わせるわけだ。 「こ…

https://seesaawiki.jp/w/xabunta/d/%a1%da%c5%c5%c7%... - 2008年05月30日更新

どなたでも編集できます