2009年夏 横浜の片隅に生まれた小さな森がありました。つながりの森は、人と人とのつながりの中で新しいものを生み出そうとする人たちが暮らす場所。人々はその場所を「Y150ヒルサイド・つながりの森」と呼び、歌い、作り、育て、奏で、走り、語り、そして笑いました。このページは、そんな「つながりの森」の住民達の語りを後世に残し、新たなつながりの森へとつなげていくために作られました。

皆さんこんにちわ♪

Y150ヒルサイドサポスタブログ 今回は、ヒルサイドがどのような場所なのか皆さんへご紹介させていただきます。
ヒルサイドがあるのは、ズーラシア第二駐車場の隣です。

よく市民の方から「わざわざイベントのために樹木を伐採するなんて」とお叱りをいただくらしいのですが、ここはヒルサイドのために整地されたのではなく、将来的にズーラシアのアフリカ・サバンナゾーンとする予定で整地されていた場所を先行利用しています。(詳細は環境創造局のブースで!)


入場チケット提示で利用できる無料シャトルバス(中山駅および鶴ヶ峰駅から)を降りると、Y150ヒルサイド・つながりの森の入場ゲート。
「旭あさがおいっぱい運動」で植えられた朝顔が皆様を出迎えてくれます。
ここをくぐればあなたも「つながりの森」の仲間です♪



ゲートをくぐり、スポンサー様の看板を見ながら左手にすすむと、なにやらカラフルな人形が・・・。
これは週別の市民創発プロジェクト出展内容の告知看板です。


裏側が黒板になっていて、来場者がチョークで自由に書き込みができます。
(朝は真っ黒なのですが、閉園時にはほほえましい書き込みでいっぱいになります。)


ミルキーソフト(本当にミルキーの味がする。美味♪)とカキ氷(氷がサラサラ〜♪)が美味しいヤマザキショップ、たねまる&ペリーテイトグッズ売り場などを左手に見ながら進むと、日本最大の竹の建造物である「竹の海原」に到着。


竹の海原は、昼間は青々としたさわやかな建物ですが、夜はライトアップされて、とても素敵なアートになります。


ヒルサイドは、この「竹の海原」を中心にして「丘の広場」「みはらし広場」「いこい広場」「水の広場」「木立の広場」「棚田・だんだん畑」「風の広場」という、屋外出展を行うスペースがレイアウトされていて、全体としてはちょっと大きめの公園といった感じです。(写真は「棚田から竹の海原を見る」の図)


ざっと見るだけなら、10分ほどで1周できてしまいますが、個人的には

タネボランティアさんが丹精こめてくれている植物達を愛でたり、
丘の広場にあるアート系出展に触れたり、出展者とお話してみたり
みはらし広場で竹の海原の「波」を見ながらベンチでビーru・・じゃなくて、お茶したり
水の広場で子ども達と水遊びしたり
棚田でバッタを追いかけてみたり
「ひでじいの畑」で野菜を見ながら、ひでじい本人に出来具合について聞いてみたり・・・

そんな、まったり〜、ゆったり〜とした時間を楽しむことをオススメしたいところですが、「金払ってまったりしてられっか!」という方は、竹の海原内ほかでやっている参加・体験が楽しめる市民創発プロジェクトへどうぞ。
愛・地球博の「戦争から盆栽まで」に負けるとも劣らない、アカデミックからアートから農作業まで、さまざまな体験を来場者に提供しています。

そもそも市民創発プロジェクトっていうのは〜・・・という説明を始めると長くなるので、それは後の回にゆずるとして最後に「竹」についてのお話をちょこっと。
ヒルサイドでは竹の海原のほかに、竹のパーゴラや、竹のスクリーン、果てはパンフレットまで竹100%のペーパーで作られるなど、至る所で「竹」が活用されています。

なぜそんなに竹にこだわるのか?(実はプロデューサーが竹フェチで・・・とかいうオチでは勿論ありません。)
皆さんは、放置竹林が里山を荒廃させる大きな原因となっていることをご存知でしょうか?

その昔横浜は、筍の産地としての一面があり、それが廃れていくとともに、放置された竹が繁茂し、各地域の里山をどんどん荒廃させていったのだそうです。参考:青葉区寺家の里山保全活動
ヒルサイドは、そんな竹に建築材としての需要を生み、地産地消システムを構築する実験場としての一面もあるのです。

特に「竹の海原」は、ヒルサイドにおける里山再生のシンボルであると同時に、日本最大の竹の建造物で、屋根に使用された約5千本の竹は、横浜市内数箇所の竹林から700名の市民ボランティアの手で切り出されたものです。(サポスタもヒルサイド戦隊ツナグンジャーとして登場!)

ほかにもノンエアコン・ノンコンクリート、涼霧システムなど、色々な環境への配慮がされているエコなイベント会場。それがヒルサイド「つながりの森」です。

次回は、市民創発プロジェクトってな〜んだ?です。




【サポートスタッフ 通称:サポスタ、SS】
Y150ヒルサイド「市民創発プロジェクト」を支援するために、横浜市役所職員有志で結成されたお助け集団。
若葉台西中で行われた創発支援プログラムでは、テーブルファシリテーターをしたり、1年前イベントその他で行われた創発カフェではワークショップバリスタになったり、一部のメンバーは、畑を耕し始めたり(笑)するなど八面六臂の大活躍集団。
基本的には、市民が企画・運営する個々の創発プロジェクトではなく、ヒルサイド全体へのコミットが中心だが、人によりその関わり合い方は色々である。
8月からは、ヒルサイドにて「創発ガイド」を実施。創発メンバーと来場者とのつながり促進、ヒルサイドのホスピタリティアップを目指して活動しました!

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