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前編:プラチナな日々 雪歩の本気編

注意:
合宿所を舞台に、アイドル達の性活を描いたSSのシリーズです。
話の都合上、同性愛っぽい描写というかこのパートはそればかりなので
苦手な方はご注意願います。


【ここから本編】

「千早ちゃん、どうかした?」
「……えっ? あ、その、なんでもないの。気にしないで」
「そう、だったらいいんだけど」


参考書に視線を戻した萩原さんを見て内心で溜息をつく。
試験勉強に集中できないと大広間から逃げてきた萩原さんに付き合って
私も課題のレポートに向かっているのだけれど、私の意識はつい不在の
相方に向いてしまい、またしても余計な回想に逆戻りする。

もう、春香のせいよ……
いつもは余裕たっぷりに私を責めるのに、昨夜はどこか焦ったように
せわしなく、少し過激で執拗な愛撫だった。

(ねぇ、指……入れて)

私が撫でるだけでは満足できないのかと思いつつ、求められるまま
人差し指を恐る恐る春香の膣にそっとあてがう。
思ったより強い締め付けに戸惑いながら、力を込めて指先を沈めると
春香は痛がるどころか腰をくねらせて反応する。
生き物のように蠢く生々しい内臓の感触。指先を動かすたび声を漏らす
春香につられ、少しづつ動きが大きくなっていく。

(お願い、もっと奥まで……)

人差し指はもう根本まで春香の中に入っているのにまだ足りないの?
どうにかして満足させようと試行錯誤しながら動かしているうち、
馴染んできたのかそれまでの圧迫は薄れ指がスムースに動くようになる。
もっと強く、もっと早く動かせばいいのかしら……?

(あぁ、いい……もっといっぱい)

春香が私の手をそっと抑える。
もちろんそれは制止なんかじゃなく、驚くような指示だった。
指をもう一本入れるなんて、そんな無理して大丈夫なの?
ほら、顔を顰めて。痛いんでしょ? 続けるの?

春香の表情を見れば返事を聞くまでもなかった。
ほどなく見たこともない蕩けた表情を浮かべて絶頂すると
だらしなく涎を垂らしながらぐったりと崩れ落ちた。
抜き出した指先は風呂上りのようにふやけ、練った水飴のように
とろとろと濡れ光っている。
半ば無意識に匂いを確かめ、それからそっと舌を伸ばして……


「千早ちゃん、指がどうかした?」

テーブルの向こうで萩原さんがじっと見つめているのに気付き
ふと視線を手元に落とす。

春香との行為を頭の中で思い浮かべていたはずなのに
いつの間にか人差し指を咥え、舐めしゃぶっていた。
誤魔化しようのない醜態を見られ思考力を失った私は
無邪気に微笑みながらの問いかけにただ頷くしかなかった。

「春香ちゃんのこと、思い出してたの?」



巧妙な質問の末、春香との関係を白状する羽目になっても
彼女はそれを知っていたのか驚いた顔ひとつ見せなかった。

「ふーん、そういうことがあったんだ。でも気にすることはないよ?
そんなのよくあることだし、別に恥ずかしいことじゃないから」
「……そ、そうかしら」
「そうだよ。だけど春香ちゃんはずるいよね」
「どうして?」
「だって千早ちゃんをこんな風に困らせたから。私だったら」

口をとざした彼女をつい見てしまい視線が絡み合う。

「ふふ、気になる? だめよ、目を逸らしちゃ」

つい何かを期待してしまった自分が恥ずかしかった。
だけど彼女は意に介さず、私の隣に座ると耳元に囁きかける。

「ねぇ、ちゃんとこっちを見てほしいな」
「は、萩原さん……」
「私も千早ちゃんを困らせてみたいな」

それは今まで聞いたことのない程真剣で冷酷な告白だった。

「千早ちゃん、目つぶって」

無駄とは知りつつ首を横に振る。

「春香ちゃんはよくて、私は嫌?」

やはり首を横に振るしかない。

「少しだけだから、ね? こっちを向いて」

萩原さんは、私が自分の意思で応じることを求めている。
それに抗う事が無意味だと分かっていながら頷けないのは
春香を裏切ることに抵抗があったからだと思う。

「だめ? だったら無理矢理でも襲っちゃおうかな」

あぁ、私はその言葉を待っていたのだと思う。
無理矢理襲われたのなら仕方がないから……

「素直にOKしない千早ちゃんが悪いんだよ」

切羽詰った囁きが演技だと分っていても、その言葉の響きだけで
私はもうどうにかなってしまいそうだった。

彼女の手が私の肩をぐいっと引き寄せ。
来る、そう思ったときにはもう唇を奪われていた。
彼女の両手で頬を挟まれ、無理矢理顔を向けられた私は
唇と同じように瞳も彼女に合わせたまま、春香よりさらに
柔らかくてふわふわした感触に心を融かされていく。

甘く蕩けるようなくちづけに体の力が抜けたのを知った途端、
優しく柔らかだった萩原さんが豹変した。
強引に伸ばされた舌を強く吸われ、流し込まれる唾液を飲まされ、
同じことをするよう強いられる。
口の周りが涎でべとべとになると、彼女の舌はそれを舐めまわし
さらには頬や鼻もかまわず唾液塗れになっていく。
その舌が耳に達すると、ぴちゃくちゃ舐めまわす音となまめかしい
吐息が耳に吹き込まれ背筋のぞくぞくが止まらなくなる。

「千早ちゃん、可愛いよ……」

春香が言えば少しくすぐったく感じるだけの褒め言葉でも
今の萩原さんが口にすれば頭が痺れるくらい狂おうしく響く。
このあと本当にどうにかなってしまいそう……
いや、きっとどうにかされてしまうのに違いない。

だけど愛撫の最中に冷静に考えるなど無理な話で、私の好奇心は
恐れと不安を上回り、引き返せない方に足を踏み入れることになる。



貪婪な舌を顔から離し、はぁはぁ息を整える姿はいつもの気弱な
萩原さんなのに、インターバルを終えて私を見上げると鎌首を
もたげた蛇のように私の心を竦ませる。

再開の合図のように重ねられた唇があっさり流されたと思うと
そのまま畳に押し倒され、無防備な首筋に襲い掛かる。
首筋はくすぐったいけど気持ちいいから、されるのは好きなのに
春香の時と何かが違う。
首筋を舐められ、歯を立てられながら頭の片隅でその理由を考える。

パジャマのボタンが外され、乱暴に前が開かれると彼女の舌は
ひとしきり喉元を舐めまわしてからまっすぐ胸に降りてくる。
胸骨と鎖骨をなぞられ、ブラからのぞく小さな膨らみを舐められ
カップの上から乳首を啄まれて声を出してしまうと、すぐにブラが
まくりあげられ硬くなった乳首が咥えられる。
吸われ、舐められ、歯をたてられてはしたない声で喘ぐしかなく
乳房が唾液でべとべとになる頃には何度も頭が真っ白にとんでいた。
胸への愛撫が止んだあと、朦朧としたまま天井を見上げていた私は
春香と萩原さんの違いをぼんやりと考えていた。

春香とはキスもするしお互いの性器を触りあったりもしたけれど
あくまで女の子同士のじゃれ合いの域をでない他愛のないもの。

萩原さんは男の人がするように私を襲い、奪い、滅茶苦茶にした。
だけどそれは男性経験のない私の勝手なイメージに過ぎなかった。
萩原さんの愛撫はまだ始まったばかりで、今からが本番なのも知らず
いつもの穏やかな微笑をみてこれで終わりだと気を緩めていた。

「千早ちゃん、どうだった?」
「え、ええ……そう悪いものではなかったかと」
「ふーん、じゃあ本番はもっとがんばらないとだね」
「……えっ?」

あっというまにパンツが脱がされ、足が持ち上げられる。
視線を向けた先には足首に絡んだパンツと萩原さんの笑顔。
それが沈んだ直後、性器全体を異様な感触が通り過ぎた。

ぬるりとした、柔らかいそれが指では無いのは分った。
恐る恐る顔を上げると、ちょうど彼女も顔を上げたところで
私の視線に気付くと、これ見よがしに舌でぺろりと唇を舐める。

「千早ちゃんの、おいしいよ」
「な、何を!」
「あれ、春香ちゃんにしてもらってなかっったんだ。
じゃ私が千早ちゃんの初めてだね、嬉しいな」
「待って、そんなことだめ、やめて」
「どうして? 気持ちよくなかった?」

再び顔が股間に沈み、今度は舌先がつーっと性器をなぞり始める。
最初に舐められた時点でもう力は抜けてしまっていて、抵抗する
どころではなく、抗議の声も舌が動くたび途絶えそうになる。

「お、お願い……汚れているから、やめて」
「そんなことないよ、千早ちゃんのって凄く綺麗だよ」
「やぁ……そんなとこ舐めちゃ、あぁ、あっ! 舌、いれないで」

春香の指とは比べ物にならない快感だった。
萩原さんの舌はまさに縦横無尽にわたしの性器を舐めつくし
時にはわざと音をたてじゅるじゅると吸い上げてみせもする。
すぐに抵抗する気力は失せ、あとはもうされるがままだった。
何度も頭が真っ白になり、最後に一番敏感な部分を強く刺激されて
意識を失ったところでこの夜の行為は終わりを告げた。



「千早ちゃん、どうだった?」

深夜の浴場で私の背中を洗いながら彼女が問いかける。

「何度も答えたでしょ?」

事実、私の性器を舐めながら萩原さんは何度もそれを聞いた。
気持ちがいい? ここは感じる? 今いったでしょ?
春香ちゃんとどっちがいい? もっとして欲しい?
もっと気持ちよくなりたい? 
その全てに私は肯定しかできないのに、何が不足なのかしら。

「そうじゃないの……あの、私のこと」

さっきまでの強気さは姿を消し、湯気に曇った鏡の中で
不安そうな彼女の顔が私を窺う。
ああ、そういうことかと振り向いて彼女の体を抱きしめる。

「……好きよ、萩原さん」
「うん、ありがと。あとね、千早ちゃん……」
「何かしら」
「名前で呼んで欲しいかなって……だめかな?」

確かに体の関係になって萩原さんなんて呼ぶのも他人行儀だわ。
それから少し考え、抱きしめたまま彼女の耳に囁きかける。



「いいわ、雪歩。でもそう呼ぶのはするときだけよ」


つづく?

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