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粗筋
滝沢馬琴作『南総里見八犬伝』が史実として存在した世界。
八犬士の子孫達は修行もそこそこに故郷を捨て、好き勝手に暮らしていたが…
ある事から主家の家宝である「伏姫の珠」が盗まれた。それを取り返す為に八犬士たちは奮戦する。
それは主家への忠義でも、その責を負って割腹した自分の親達への弔いでもなく、憧れの姫君―村雨のために。


■講談社文庫

• 原典からの換骨奪胎具合、言葉遊び、そしてなによりも原作知らなくても楽しく読める。忍法もシモ系から技術系まで奇想天外なもの揃いときてます。女装の美少年、信乃の一人称「おいら」に悶絶した読者も多いと聞く。