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<半額勇者王:あらすじ>
モナーク王国は、交易によって栄えている。
しかしここ数年、物価が上がり、人々の生活が苦しくなっていた。
そこでクンシュ王は一計を案じ、新たな人材を求めることにした。
執事ジーヤから、全く価値観の異なる者が良いという助言を受け
召喚士ミコーの力を借り、異世界から人材を呼び集めることにした。

主人公のアルジ=ヒーロは、ごく普通の貧乏学生である。
学業以外の時間は、時給650円のアルバイトで生計を立てていた。
働きづめのある日、アルジは意識を失い、気付くと城の中に居た。

クンシュ王からの依頼を受け、王国の立て直しに向けて
まずは庶民の暮らしに馴染むことから試みるアルジ。
食事(闇鍋)の席で基本給の話題になり、隣国の情報を得る。

アジョイン王国の王、リンゴク王は、貧しい祖国のために
数々の交易を打ち立てた英雄である。
彼は、自国の最大の武器である人件費を戦術に組み入れ
近隣諸国の優れた商品を買っては研究し、技術を手に入れた。
そして同じような商品を低価格で提供することに成功した。
現在の標的は、モナーク王国である。

モナーク王国に、アジョイン王国製の商品が出回るようになり
人々の暮らしは一時豊かになるが、自国の商品が売れなくなり
次第に困窮していった。このからくりに気付いたアルジだが
既にモナーク王国は吸収されつつあった。

しかし、リンゴク王の勝利が確定したかと思った矢先
アジョイン王国で暴動が発生する。

なんと、アルジから時給の話を聞いた闇鍋の仲間を通じて
アジョイン王国の国民が、人件費の値上げを要求したのであった。

飼い犬に手を噛まれる形で、リンゴク王は吸収を諦める。
アルジから、互いの技術を高め合う交易が提案され
この争いは和解を迎える。

役割を終えたアルジは、召喚士ミコーから船のチケットをもらい
元の世界に返される。

何で船?と思って尋ねると、意外な事実が判明する。
なんと、ミコーはアジョイン王国のスパイで、
しかも密入国の手助けをしていたのだ。

これは王様には内緒ね、と念を押され
アルジは複雑な気持ちでバイト先に戻るのだった。〜完〜
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